中国の北京へ旅行した時に、ツアーの一環で、天然石店に行きました。とても、安いツアーで、不思議なくらいでしたが、そういう宝石店や、大きなお土産店に観光客を連れて行くことで、ツアーにお店から資金が出ているのかもしれないと思いました。

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北京は昔から天然石がたくさん掘り出される地域で、美術品としても財産としても貴重がられてきた歴史があります。特に水晶は高価なものとされ、昔から皇族やその周辺でも珍重されたようです。その天然石のお店でもたくさんの工芸品がありました。

その中で小さな2羽の鶴の水晶の置物に目が止まりました。向かい合せになっている2羽の鶴の置物です。価格は3万円ほどということで話を聞いていると、中国らしく、それが縁起がよいことを力説していました。福を招くということについての中国の古くからの意識は相当なものがあります。

2羽の鶴は綺麗な水晶だったのですが、「値段が高くてちょっと買えない。」という話をすると、「それなら1羽でもよい。」というので、「1羽というのは片割れになるから縁起が悪いのではないか。」と言うと、「そんなことはない。」といろいろ説明していました。結局、その鶴は買いませんでした。しかし、その店もそうですが、ツアーで回るお店には日本語が流暢な人が結構たくさん居て、 感心しました。

水晶は、英名でクォーツと呼ばれています。
 
クォーツの他にも呼び名があり、別名をクリスタルとも呼ばれています。
 
水晶とは日本独自の言い方で、日本の水晶のイメージはガラス玉のようなイメージが強いですね。

クリスタルという呼び名には、透き通る氷と言う意味のクリスタロスから取られたと言われています。
 
そしてもう一つの由来とされているのが、氷のように冷たいという意味の言葉からギリシャ語のクリオスから来ていると言う由来もあります。

一般的には無色透明の物を指していますが、原型は氷のつららのような状態が多いです。
 
原産国はブラジルやアメリカ、スイスに多く、日本に入ってくる水晶の多くはブラジルから入ってくるそうです。
 
現在では日本原産という水晶はないようですが、昔は日本でも水晶の原産があったようです。

水晶はパワーストーンとしても有名で、一番初めのパワーストーンとも言われています。
 
持つとヒンヤリしていることから、冷気のようにパワーを感じたのかもしれないですね。
 
置物としても、肌に身につけるにしても大いに力を発揮してくれる、身近な石だと思います。

水晶というとパワーストーンの定番の1つでもあります。無色透明のものが基本で、癖がないので、大抵の天然石との相性が良い石です。
 
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パワーストーンのブレスレットやストラップなどでも、よく他の天然石と組み合わせて使われるのを見かけます。水晶自身の持つパワーも、浄化や開運、生命力の活性化など、非常に使い勝手が良いので、
単体でもパワーストーンとしての役目をしっかり果たしてくれるでしょう。

また水晶の浄化の力は、石に溜まったマイナスのパワーを浄化するのにも使われます。浄化の方法は簡単で、浄化したい石を水晶のすぐ側に置いたり、水晶のさざれ石の中に埋めたりするだけです。天然石のなかでも、さざれ石は比較的安く売っていますので、他の石を購入する場合でも、水晶のさざれ石はセットで買っておいたほうが良いかも知れません。
 
また水晶自体は、自身が浄化作用を持っているので、特に悪いエネルギーに晒されたときなど以外は、
あまり浄化をしなくても大丈夫だといわれているようです。
そういう意味でも扱いやすい石でしょう。

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