June 11, 2006

19.ポロ衿のカットソー

前回まで作っていたのは「台衿付きシャツカラー」と「スタンドカラー」のスキッパーですが、台衿を縫うのが苦手な人も多いかと思いまして、台衿の無いタイプを作ってみました。

いわゆるポロ衿ですが、全体のイメージに合わせて、優しい印象の衿に仕上げてあります。

普通の身頃にポロ衿を付けても面白くないので(私がですが)、身頃と袖もアレンジしてあります。台衿付きスキッパーがクールなイメージだとしたら、こちらはラブリー系です。でも甘々は苦手なので、ちょい甘のポロ衿カットソーです。


ポロパフ

最初に。すみません、この画像は衿が失敗してます。作り直した衿は下にあります。

::身頃について::
身頃に少量のギャザーを入れてあります。これくらいのギャザーですと、バストカップの影響が受けにくいと思います。また、ギャザーは入っていますが身頃がブカブカではありません。シルエット的には前回の台衿スキッパーと同じラインです。

::袖について::
袖は袖山に少しだけギャザーを入れて、袖口にもギャザーが入っているパフスリーブです。画像は袖口を始末していませんが、メローミシン(巻きロック)をしてシャーリングゴムでもいいですし、パイピング始末や細い別布仕上げでも。
または、袖口はギャザー無しでメローミシンのみのフレアースリーブにすることも出来ます。テロンとした生地の時にお勧めです。

長い袖のバージョンを作る予定なのですが、まだ型紙が出来上がっていません。


::修正済みの衿について::

芯なしポロ

まずは芯無しの衿からです。芯無しにする場合は柔らかい生地は避けます。理由は衿がつぶれるためです。また、芯無しの場合は衿先は「角」とします。丸にすると縫製が難しいからです。使用生地については、リブ衿などのテンションが高い生地を使用する設定にはしてありません。共布設定です。


芯ありポロ

2枚目の衿には芯を貼ってあります。生地が柔らかくて自立しない場合はこのように芯を貼るのをお勧めします。芯有の場合の衿先は、角でも丸で構いません。お好みで。

丸衿のラインはとても微妙でライン決めは繊細な作業になります。それは、丸衿の形によっては子供っぽくなってしまうためです。集中力があって気分が乗っている時でないと決められません。

どちらの衿もニット生地専用の衿です。見た目は少し大きく感じるかもしれませんが、ニット生地を縫い合わせると布帛よりも厚み分が多いため、衿が小さく仕上がるのを見越した衿になっています。縫製すると少し小さくなります。

スキッパーと共通になるパーツについて

・台衿シャツカラーもポロ衿も、どちらの身頃にも付きます。

・袖に関しては精密なところでは別々なものですが、付けることは可能です。
ただし、ギャザー身頃は肩幅を狭くしてあるためノーマル袖をつける場合は、テンションがある程度必要になります。違う言い方をしますと、肩幅が狭く袖もピッタリするのが好きな場合はそのようになります。
また、両方購入して肩幅と袖ぐりをもう片方に写すという方法もあります。

個人的には「クールスキッパー」と「ちょい甘ポロ」と呼んでます。
アレンジがあまりにも多過ぎるので、もうひとつの身頃アレンジは別に書きますね。

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