February 13, 2008

衿のドレーピング

確定申告の準備も終わったので、心置きなくブログの更新に入ります。


私はテーラー・ド・カラーが好きです。
この話を会社で同僚とした数日後、テーラーの絵型(デザイン画)がたくさん回ってきたことがあります。テーラーは好きですが、テーラー以外も好きですよぉ〜!とチーフに伝えておきました(笑)それでも担当する数が多かったです。

テーラー・ド・カラーは、元々は紳士服のスーツの衿なので男性的ですが、そこに女性らしさを表現するのが好きなのかもしれません。首に吸い付くように衿腰が立ち、そこから流れるように剣先、ラペルと続くラインが魅力です。


学校の衿のカリキュラムでは最後のほうで習いますから、難しい衿になるのでしょうか。他の衿のドレーピングが出来ればテーラーももちろんできますが、「きざみ」と「衿とラベル」のバランスの決め方は難しいかもしれません。トワル作りでは、考えることがいっぱいある衿と言えるでしょう。

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余談はこの辺にしておき、どんな衿にしましょうか?
明確なイメージが無いとドレーピングが出来ません。今回は「台衿付きシャツカラーをオープンで着た」イメージにしてみます。

・衿腰は少し高め
・シャープなライン
・衿先が少し尖った感じ
・ラペル部分はやや小ぶり

こんなイメージでドレーピングしてみました。

テーラー・ド・カラー1

ちょっと、衿が大き過ぎ?ですよね。。
少し手直しします。これくらいかな?

テーラー・ド・カラー2

写真を撮った角度が微妙に違うから、違いがわかりにくいですかね。衿先で7ミリくらい削りました。

カッコイイのが1つ出来上がりそうな予感なので、もうひとつは違うイメージで作りたいと思います。

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テーラーに限らず衿のドレーピングは初心者には難関だと思います。
衿のドレーピングを上手にするコツは、

・衿付け縫代をキチンと適切に切り落とす。
1センチ以上あったら間違いなくズレます。

・衿付け縫代の切り込みは針のギリギリまで。
怖がって浅く切り込むと、これもズレる原因になります。

ドレーピングに失敗すると、衿の折山線に「角(つの)」が立ったり、衿腰にたるみが出ます。


他の注意点は「衿の外回りが足りているか?」や逆に「外回りが余っていないか?」です。
「足りない原因は」衿のドレーピング中に衿の生地を伸ばしてしまうのが多いです。
「余る原因は」衿付け位置がずれている場に多いです。初心者に多いのは「余る」ほうです。
「ハサミをしっかり使い、切り過ぎたら新しい生地でやり直す」この繰り返しが一番上達します。

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コメント

1. Posted by ちくわ   September 11, 2009 09:55
3 とても綺麗ですネ(。・ω・。)
2. Posted by silkpin   September 11, 2009 15:01
ちくわさん こんにちは。
ありがとうございます(^^)

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