March 05, 2008

ダブル・テーラー・ド・カラー

大変お待たせしました。
連日の除雪作業で、利き腕を痛めてしまいました。

裁ちバサミが握れなくなったのを皮切りに、ピン打ちも不可、カメラも構えられませんでした。今も腕の表裏(?)に湿布を貼っています。ブログは臭わないのが幸いです(苦笑)。型紙をたたむ作業は湿布を貼っていない時にしています。

物を握ることが出来るまでに回復したのでトワルの写真を撮りました。長時間の作業はまだ無理なので、腕の状態を見ながら作業を進めていきますが、サンプル用の地直しが問題かもしれません。

大雪が続くと、こんなことも起きたりします。

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前回は「シングルテーラー」のトワルでしたが、今回は「ダブルテーラー」です。雰囲気を変えて角(かど)を丸くしてみました。

ラペル部分に黒と赤の2本の線が入っています。かなり迷いましたが個々で似合うラインが分かれるので、2本の線を型紙に入れる予定です。

私は赤いラインが似合うタイプですが、黒いラインが似合う人もいます。もちろん、どちらも似合う人もいます。基準は私ではないので、両方のラインを入れたいと思います。

使う生地や、顔の輪郭、首の特徴、肩の特徴等が関係して、似合うラインが変わっていきます。生地によっても印象が変わるので、絶対こっち!とも言いがたく、生地を変えて両方作ってみると面白いと思います。

テーラードカラーW


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「シングル」と「ダブル」のテーラー・ド・カラー。
好みが分かれる部分でもありますが「シングルだから出来る衿の形」「ダブルだから出来る衿の形」があります。

ダブルのほうが打ち合い(前端が重なる部分)が多くなるので、衿幅が広くなるのと同時に衿の折山線も長くなります。これにより、ダブルだから出来る衿の形が出てきます。

また「インに着る服の衿」と「アウターに着る衿」では衿元のあき具合も変わってきます。例えばブラウスならば、衿元は詰まっていたほうが一枚で着ることが出来ますから、衿の折山線が短くなり、作れる衿の形に制約が出てきます。アウターに着る用の衿のほうが制約が少ないとも言えます。

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