2007年12月17日
終わった つながった はじまった
竹内です。
15日(土)、連続5回にわたる市民事業起業講座の集大成となるアドバイスフォーラムが開催されました。
講座受講生さんの代表による、事業プランの発表を、一般参加の方の前で公開で行うアドバイスフォーラム。
多くの方が見守る中、緊張感のなかにもわきあいあいとした雰囲気で開催されました。
アドバイザーとしてお願いしたのが、シニアSOHO普及サロン・三鷹顧問の堀池さんと、小平・環境の会はじめ、多くの市民活動で活発に活動されている馬場さんです。
堀池さんは、ご自身が複数の市民事業プロジェクトを立ち上げ成功させた実体験をもち、さらに多くの事業のサポートもてがけていらっしゃる立場から、机上の空論ではない的確な指摘、アドバイスを寄せていただきました。
たくさんの引き出しをもたれているからこその、生きた言葉の数々でした。
また馬場さんからは、実践から来るきめ細かな「立上げの注意点」をいただきました。
女性ならではの視点からのヒントの数々は、すぐに実践にうつせる具体性がありました。
一人目の発表者は、国立在住の浜田さん。
テーマは「ワクワクコネクション」
事前に事務所にもお越しいただき、ご一緒にプランを練ることができました。
石や貝殻など、さまざまな素材を使った「ものづくりワークショップ」の活動を通して、学校、商店街、企業など、多様なセクターとつながりながら、大人から子どもまで、いきいきとくらせる国立のまちづくりのプランを語ってくださいました。
一般参加者のなかには国立の商工会、商店会とのつながりをもつ方もいて、さっそく交流がはじまっていました。
二人目の発表者は、西東京在住の安田さん。
テーマは「主婦の力で立ち上げる地域に根ざしたコミュニティカフェ」
PTAで知り合った8人の仲間による勉強会、カフェ見学会を通して準備をすすめ、今回の講座受講につながっています。
夢を語り合う中から、地域に「縦・横・ななめ」のさまざまなネットワークをもつ主婦の立場だからこその発想がちりばめられたプランが生まれました。
事業としては「はじめの一歩」ですが、その一歩は次につながる大きな一歩でもあります。
実現のための資金計画など、次のステップへのあゆみも始まろうとしています。
3人目の発表者は、地元小平市から渡辺さん。
デザインも手がけるコピーライターとしての実績と、商工会女性部副部長という人脈、経験をベースに、まちをつなぐクリエイティブワークのプランを発表しました。
すでにいくつかの事業がスタートしていることもあり、実現性ということからいうと、3例のなかでは一番進んだ事業プランでした。
なかでも、小平の地域資源である「丸ポスト」をいかしたまちづくりプランは、今後、大きな可能性を感じさせるもので、アドバイザーさんたちとのやりとりも、自然にパネルディスカッションになる盛り上がりでした。
終了後は有志による交流会。
地元の藤乃さんのお惣菜、藤の木製パンさんのサンドイッチをつまみながら、ビールで乾杯!
緊張から解放された発表者のみなさん、同じく、6週間にわたる自主事業を無事終えた安堵感でいっぱいのMystyle@こだいらスタッフは、一般参加の方たちとご一緒に、ほっとしたひと時を過ごしました。
交流会では、さっそく名刺交換。
単なる懇親会ではない、次のステップへのネットワークがつくられていました。
アドバイザーの堀池さんからは「集合知」について、次のようなコメントをいただきました。
『一人一人の発表者の学習と努力が何よりですが、これを取り巻く、前向きに議論している主催者、講師、関連する行政や商工会、市民の皆さんに、意見交換の輪が出来、その中から「集合知」が作り出されることが大きな意義があると思います。』
そうした集合知の芽吹きが、このフォーラムとその後の交流会から感じられました。
Mystyle@こだいらにとって、今回の講座は起業講座としては、初めての主催でした。
昨年の設立以来、Mystyle@こだいら自体がコミュニティビジネスとして自立・継続できるNPOとして挑戦の日々でしたが、そのなかでも私たちNPOの存在意義を問う講座でもありました。
Mystyle@こだいらは、ここに集ってくださった皆さまが、かなえたい思い、ビジョンがしっかり根をはりたくましく地域に花や実をもたらすまで、サポートを続けたいと思います。
これからも相談などなんらかのサポートが必要な場面があれば、私たちを思い出していただければうれしいです。
そしてご連絡をいただければ幸いです。できるかぎりのサポートをさせていただきたいと思います。
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…と、ほんとうならここで終わるはずのきょうのレポートですが、続きがあります。長いです。
この日はほんとうに盛りだくさん。
交流会終了後はNPO法人としての臨時総会、その後、会場をうつして忘年会までありました。
講座・フォーラムの打ち上げも兼ねていた忘年会は大盛り上がりでした。
とにかくいっぱいおしゃべりして笑ったことだけは覚えているのですが、さて、何を話したっけ?となるとおぼえていません^^;。
「小川にカラオケないの〜〜?」といっている私に「帰るよ!」と引っ張って連れ帰ってくれた、心強いNさんの姿だけはしっかりやきついています。
そのあたりのレポートは、理事のSさんのブログでご報告!