【ここに注目!】
コンティヌウム社(商標権者)は,流通業者であるGSIを介してして本件審判請求前3年以内に指定商品である本件商品「レーザー光発生装置」に,本件商標と社会通念上同一の商標を使用していたことが認められるから,GSIが被請求人の専用使用権者又は通常使用権者であるかについて判断するまでもない。


【実務への応用】
商標法第50条第2項においては「商標権者,専用使用権者又は通常使用権者のいずれか」と定められていますが、これに該当しない第三者たる流通業者の使用が商標権者の使用に該当するかが問題となります。

この点については、H24(行ケ)10310号において「流通業者等が商標権者等の製造に係る当該商品を販売等するに当たり,当該登録商標を使用する場合を含むものと解するのが相当」と判断して以降、特許庁・裁判所ともこの立場を堅持しています。

個人的には疑問がある判断ですが、現在のところ実務上はこの考え方に従うほかないようです。

なお、先日紹介した中古品の審決をみると、オークションへの中古品の出品者は流通業者には当たらないようです。 

【適用条文】
50条