【ここに注目!】
その構成全体は、同じ書体、同じ大きさ、等間隔をもって外観上まとまりよく一体的に表されているものであって、これより生ずる「エルバッテリー」の称呼もよどみなく一連に称呼できるものである。

そうすると、本願商標は、原審に説示のように、商品の品番、型式又は規格等を表示する記号、符号と商品名を表示した文字を結合してなるものと認識させるとはいえず、かかる構成においては、むしろ、その構成全体をもって特定の意味合いを有することのない一体不可分の造語として、理解、認識されるとみるのが相当である。

【実務への応用】
出願に係る商標が「一体不可分」かどうかは識別力の判断において極めて重要になります。一体不可分であれば「造語」となり、識別力が認められる一方、構成各語に分離されてしまうと、それぞれの構成要素から観念が生じ、その結果、識別力が認められないケースが出てくるからです。

本件は、一体不可分の造語の根拠として外観上のまとまりと称呼の一連性を挙げています。

【適用条文】
3条1項6号