幸せ、さがそ。幸せ、さかそ。〜Myuのhappy diary

ある時はコピーライター・中村美夕紀。 またある時は占星エッセイスト・みつみゆう。  “好き"を仕事にすればどんなに苦しくても幸せの種は見つけられる・・・ そう信じて。

2017年07月

空から降るもの 〜梅雨の雨、のち蝉時雨。

青空ガレージに停めている
我が家のクルマ。
ふと助手席側のウインドーを見ると
この時期ならではの客人が…。
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 雨を避けてちゃっかり居候している
アブラゼミです。
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外出して家に帰ってくるまで
じっとそのまま、 
必死にしがみついておりました。
どうやらこの蝉は啞蝉(おしぜみ)、
鳴かない雌の蝉のよう。 
「たった数日間の短い恋の季節、短い命、
こんな所にいたら素敵な彼氏に巡り会えないよ…」
最後はちょっと強引に追い出して
空に放してあげました。

啞蝉も鳴く蝉ほどはゐるならむ 山口青邨


梅雨が明けて夏。
空から降ってくるのは
雨から蝉時雨へと変わります。

「蝉しぐれ」と言えば
藤沢周平の長編時代小説にして
ドラマや映画、舞台化もされた名作。
宝塚では「若き日の唄は忘れじ」というタイトルで
いく度も上演されました。
私が観たのは初演となった1994年、
紫苑ゆうさんと白城あやかさんの星組公演。
宝塚の和物(日本物)は琴線に触れる
傑作がたくさんあるのですが、
中でもこれは私が初めて大号泣した
忘れられない舞台です。
ラストの文四郎とふくの場面が切なすぎて
ハンカチがびしょびしょに
前々年の雪組、杜けあきさんの退団公演
「忠臣蔵〜花に散り雪に散り〜」も
「思い残すことはござらん」で勘極まったものの、
それ以上の涙量でした

蝉しぐれの季節が
今年もまたやってきたのですね。。。 

土用 〜春夏秋冬それぞれに。

「土用」といえば「土用の丑の日」 、
真っ先に鰻の蒲焼やうな丼を
連想するかもしれませんが、
実は、土用は夏だけではないのです。

古代中国の五行暦において
立春・立夏・立秋・立冬
それぞれの直前約18日間が土用で、
いわば季節の変わり目に当たる期間。
春土用は4月17日前後〜5月5日(立夏前日)、
夏土用は7月20日前後〜8月6日(立秋前日)、
秋土用は10月20日前後〜11月6日(立冬前日)、
冬土用は1月17日前後〜2月3日(立春前日) 
が目安とされます。 

 土用期間は“土”に関すること、
例えば整地、土いじり、引越し等は凶とされ、 
新しいことを始めるのも控えた方が
良いとされてきました。
祐気取り(吉方位への旅行やお水取り)も
土用以外と比べて効果が出にくいと言われ、
中でもお砂取り(土を持ち帰ること)は
厳禁なのだそう。

何やら禁止事項がいっぱいで
気持ちが重くなりますが、
ここは逆の発想で。
季節の変わり目だからこそ落ち着いて
暮らしや体調を整えたり、
気持ちの切り替えをしたり、
そんなインターバルにすれば良いのでは。
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ちなみに。
「土用の丑の日」 は、
かの平賀源内が考案した
日本初のキャッチコピーと言われています。
もともと鰻は冬が旬。
あっさりしたものが好まれる夏場には
売り上げが落ちるため
何とか店を繁盛させたいと
鰻屋に頼まれて作ったものだとか。
これが真説かどうか
意を唱える方々も多いのですが、
夏バテ予防に栄養価の高い鰻を食すのは
確かに理には適っています。
鰻でなくても“う”のつくものなら良しとされ
瓜、梅干し、牛、馬、うさぎ等も
食べられたよう。

土用期間は約18日間あるので
丑の日が2回巡ってくることもあり、
今年は7月25日と8月6日。
7月25日に食べ損なってしまったなら
8月6日に“う”リベンジを

近年では「寒の土用の丑の日」もあり、
冬の土用期間も鰻を食べようと
うなぎの町としてPR中の
長野県岡谷市を中心に
様々なイベントが開かれているそうです。


 

観月 〜8月の星読み&月読み。

8月の異称といえば「葉月(はづき)」。
旧暦における8月は今の9月頃で秋も半ば、
木の葉が紅葉して落ちる
“葉落ち月”が転じてという説が有力です。
他にも、稲の穂が張る“穂張り月(ほはりづき)” 、
南から台風がやってくる“南風月(はえづき)” 、
越冬する雁が初めて飛来する“初来月(はつきづき)
様々な語源説があります。

初来月と同じ意図で“雁来月(かりきづき)” 
雁と入れ違うように、
帰っていくツバメを見て“燕去月(つばめさりづき)” 。

中秋といえば
美しい月を愛でる頃でもあり、
“月見月(つきみづき)” や“観月(かんげつ)”との異称も。

実際のお月見はひと月先になりますが、
8月は月のトピックスが多く、
注目を集めそう。
まず8日の満月は部分日食となるもの。
日付が変わって2時間後の南西の空、
2時22分くらいから欠け始め
3時20分頃には食が最大となって
1/4ほど欠けて見えます。
そして1時間後の4時20分前に元の姿に。

残念ながら日本では見られないものの、
22日の新月は皆既日食に。
北アメリカ全域と南アメリカ北部で
観測できるようです。

月明かりが少々邪魔になりますが、
13日には三大流星群のひとつ
ペルセウス座流星群が極大に。
12日の夜半過ぎから13日の明け方まで
1時間当たり30〜40個くらい
星が流れると予想されています。
前後数日間は観測最適期間なので、
寝苦しくて目が覚めてしまったら
蚊除け対策など万全にして
夜空を眺めるのもいいかもしれません。
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さて、星の動きを見てみましょう。
太陽は獅子座にあって
23日には乙女座へ。
水星は守護星座・乙女座にあって
14日から逆行。
金星は蟹座にあって26日から獅子座へ。
火星は獅子座に滞在。
木星は天秤座に、
土星は射手座にあって27日から順行に。
天王星は牡羊座で5日から逆行、
海王星は魚座で逆行中、
冥王星は山羊座で逆行中。

何と言っても太陽と火星が同座して
牡羊座の天王星、射手座の土星
(・・どちらも逆行中ではあるけれど)
見事なトライアングル。
3つのマレフィック(凶星)が協調して
一筋縄では行かない強さと熱さ、
良いことも、悪いことも
究極は「過ぎたるは及ばざるが如し」と
思い知らせるかもしれません。

牡羊座は楽しんじゃったもん勝ち!!
だけど、火遊びとヤケドには重々注意。

牡牛座は戻るべきところへ戻る。
重い足かせにも何がしかの意味があるはず。

双子座は全方位へ広がっていく。
その中で選び取る作業は面倒でも有意義。

蟹座は無駄なことはひとつもなし!
見て、聞いて、触れて、味わう…貪欲に。

獅子座は見られて、うれし恥ずかし♪
だんだん快感になってきたら、本物。

乙女座は真っ直ぐには行けない。
戻ったり、曲がったりしながらゴールへ。

天秤座は新しい幕が上がる予感。
未熟でも、練習不足でも、何とかなる!

蠍座は暑い、重い、狭いの三重苦。
大丈夫! 抜け出す力と道があるはずだから。

射手座は意気込みすぎないで吉。
ちょこっとやってみよっかな〜でスイスイと。

山羊座は深く静かに潜行する夏。
お宝は意外なところから転がり込む。

水瓶座はモノゴトが180度変わる。
凶が吉に、嫌いが好きに、敵が味方に。 

魚座はちょっと…痛い。
でも、おかげで敏感に、鋭利になれる。 

「心に居残り」 〜笑、涙、笑、、、ちぎみゆラストデー。

とうとうこの日が来てしまいました。
宝塚の雪組史上最強・最愛と言われた、
名トップコンビ最後の日。
そう、男役トップスター早霧せいなさんと
娘役トップスターの咲妃みゆさん、
通称ちぎ・みゆの退団公演の千秋楽です。
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(公演パンフレットより)
宝塚人生の最後をコメディで締めくくることに、
ちぎさん自身も戸惑いがなかったわけではないよう。
現に、雪組のトップスター退団と言えば
杜けあきさんの「忠臣蔵」
一路真輝さんの「エリザベート」
現理事、轟悠さんの「愛燃える」
一代前の壮一帆さんの「前田慶次」等
大作、もしくはシリアス物がずらり。
落語を題材にした「幕末太陽傳」で果たして・・と
思ったのは舞台に立つ雪組生はもちろん、
ヅカファンの大方がそうだったはずです。
 でも、笑えば笑うほど
別れの悲しみは増していくのだと
ムラでの観劇で身にしみた私。

果たして---
東京宝塚でのオーラスは笑いたっぷり
そして、涙はそれ以上にたっぷり
千秋楽ならではのアドリブも随所にあって、
ちぎさんの軽妙洒脱なお芝居にも
ますます磨きがかかり、
客席では笑いの渦があちこちで。
でも、終盤のトリデンテの歌唱では
早くも涙腺崩壊

さよならショーで聴くと
おなじみのあの歌、この歌、どの曲も
素晴らしさが増して
特にローマの休日の「約束の場所」は
神々しいまでに心に響きました。 

数え切れないアンコールの中では
「いつまでも皆さんの心に居残り〜〜」と
幕末太陽傳に引っ掛けての名言も飛び出し、
“絆”と“ありがとう”が
いつまでも、いつまでも、こだましていました。

四半世紀にわたる雪組ファンのひとりとして
もう一度、ちぎさんとゆうみちゃんに
心から「ありがとう
 

NO END SUMMER 〜懐かしい、新しい。

夏はまだ始まったばかりだけれど、
ふと聴きたくなって
検索した先のYouTube。
数年ぶりに耳にしたのは
角松敏生「NO END SUMMER
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いろいろなバージョンがあるけれど、
そのどれもがそれぞれにKADOMATSUらしい。

時はいつも同じ速さで流れ
今年の夏もまた夕陽と消えていく
すべてがうつりゆく中で
変わらぬもの見つけたなら
両手広げ精一杯の優しさを君にも
このままずっとずっとずっと二人
波に抱かれたまま
あなたのこと離さずにいたいんだ
次の夏にも変わらぬ愛を届けよう
次の夏にも変わらぬ愛を届けよう


せめて今宵は終わりのないNO END SUMMER
Love is you, Love is me
Love is neighbor, Love is everything


あの頃のキラッキラした思い出が
あまりに眩しすぎて
見るのが、聞くのが、思い出すのが、
すべてイヤになってしまった時期も
あったけれど。
・・・やっぱり、いいっ

というか、
やっとKADOMATSUを普通に聴ける
みつみに戻ったということが
何よりめでたい

 

獅子座の新月 〜大暑、そして獅子座のスタート。

7月23日、この日は宙も暦も
すべてが切り替わるタイミング。
目まぐるしく、慌ただしく、
でも何かを期待せずにはいられない
森羅万象の動きです。
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まず「大暑」。
二十四節気の第12、
小暑から数えて15日目頃で
『暑気いたりつまりたるゆえんなればなり』の意。
文字通り、暑さが極まる時期ですが、
温暖化が進む現代では
次の節気「立秋」を過ぎてなお
酷暑が続くのは周知の事実。

天文学的には太陽黄経が120度となる、
その瞬間が「大暑」。
世界時で22日15時15分、
日本では9時間遅れの23日0時15分で、
この時から2017年の獅子座の幕が
切って落とされます。

さらに、17時半過ぎに
蟹座から獅子座へ移った月は
18時46分には太陽と重なり新月の相に。

ルーラー(支配星)である太陽を
迎えたばかりの獅子座で
月も生まれ変わって、
スタートの気が満ち満ちた1日となりそう。

初々しくて、パワフルで、
楽しくって、ヤンチャで、
ほんと夏らしい星配置。
今年は獅子座の新月がもう一度、
8月22日にも巡ってきます。
 
仕事が立て込んでキリキリしている人も、
人間関係でトラブってうんざりしている人も、
〜悩み事はとりあえず帰ってからの宿題〜 
この際パーっと遊んじゃえっの気分。
まぁ、遊び方にもよりけりですが、
獅子座期間は楽しんでなんぼ
恋してなんぼ 。

キリギリスも案外いいかも・・と
働きアリたちに思わせてしまう、
そんな空気感が漂いそうです。

ちなみに、
ヒマワリは獅子座のラッキーフラワー。
太陽神アポロンに恋をして
彼が駆る日輪の馬車を追い続ける、
一途で情熱的な乙女の花。
あっけらかんと明るくて
面倒見が良くて
帝王・女帝の星座ではあるけれど、
頂点に立つがゆえの孤独や寂しさを
ヒマワリは暗示しているようでもあります。

向日葵の眼は洞然と西方に 川端茅舎 

梅雨明け十日 〜待っていた、夏。

7月19日午前に関東甲信、東海、近畿
そして中国、
午後には四国に梅雨明け宣言が。
平年に比べると2日早く、四国は1日遅く
・・・ということはほぼ平年並みと
見ていいかもしれません。 

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俗に「梅雨明け十日」という言葉があります。
梅雨の末期の豪雨から一転、 
梅雨が明けてから8月初旬までの10日ほどは
天候が安定して晴れ渡ることが多く、
猛暑となることもしばしば。
一気に、夏がキターーーーーーッ
となるわけですね。 

梅雨冷えや雨続きにウンザリしていた向きには
待ちかねた季節。
でも、先ごろの集中豪雨の爪痕が残る地域では
暑さがまた苦しみの種にもなりかねません。

どうか、どうかご自愛のほど。 

いよいよ! 〜Myu-Officeサイト新装開店♪

7月17日 海の日、
Myu-Office コピーライター中村美夕紀の
新しいウェブサイトが公開されました。
こちら

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サイトを作り直すことになって早数ヶ月。
本業をこなしながら
webデザイナーさん達と打ち合わせをし、
サイト用の原稿を作り、
ビジュアルを考え、
何度も動画の手直し等してもらって
この日を迎えることができました。

サイト制作のことはもちろん、
サーバーの諸々まで手配してくださったMさん、
ど素人の私の要望に根気強く応えてくださったUさん、
新サイト・オープンにあたり
改めてお二人に心からの感謝を。
本当にありがとうございました

そして、Myu-Officeのホームページ
これまで訪問してくださった方、
これから訪問してくださる方、
すべての皆さんに改めて
どうぞよろしくお願い申し上げます
 

La Marseillaise 〜「フランス、万歳!」

今日、7月14日はパリ祭
 フランスの建国記念日であり、
フランス革命の発端となった
バスティーユ牢獄の襲撃が起こった日。
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ベルばら世代の方々なら、
バスティーユに掲げられた白旗を見て
オスカル様が「フランス、万歳」
という言葉を残して力尽きた
・・いえ、アンドレの待つ天国へ召された、
あのクライマックスシーンを
思い出されることでしょう。
7月14日はオスカル様の命日でもあるのです

高校時代の世界史の授業ではなぜか
フランス革命の革命歌であり、
今はフランス国歌となっている
La Marseillaise」を歌わされた記憶が。

La Marseillaise 」・・そう、ビートルズの
「愛こそはすべて 〜All You Need Is Love」の
イントロ部分に使われた、あの曲。
もともとはマルセイユの義勇兵たちが 
歌って広めたそうですが、
正式な国歌となるまでは紆余曲折があったよう。

さすがにもう全編は歌えませんが、
高校時代のいろいろな思い出や
ベルサイユのばらの名場面とともに
耳馴染みのあるあのメロディーが
記憶の彼方から。


余談ですが。
マリー・アントワネットは11/2の蠍座。
ルイ16世は8/23の乙女座。
(境界線上になるので、もしかしたら獅子座?)
愛人と言われたフェルセンは9/4の乙女座。
オスカルは12/25の山羊座。
アンドレは5/2の牡牛座。
(一説には8/26の乙女座とありますが、
個人的にはあの実直さと時折の頑固さは
やはり牡牛座ではないかと。。。)
いずれにしても地の星座の多いこと!
架空の人物ではあるものの、
大人が堪能できうる漫画であったのは
こんなことにも起因するのかな〜と
改めて思った次第です。
 
プロフィール

みつみゆう

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