9月23日 「秋分」
 二十四節気の第16で、
先の白露から数えて15日ほど。
太陽黄経は180度となり、
春分と同じく
昼と夜の長さが等しくなる日として知られます。
(実際は昼の方が10数分ほど長いようですが・・)

秋分の頃の季語で有名なのは
「龍淵に潜む(りゅうふちにひそむ)」 。
中国古代の『説文解字』にある
「龍は春分にして天に登り、秋分にして淵に潜む」
・・に起因する言葉です。

龍・龍神は水を司る神様。
春には天に昇って
春雨やら梅雨やら夕立やら
たくさんの雨を降らせ、
秋には淵に降りて
雨の季節の幕を引きます。
また、生物界全体の勢いを
龍に擬えて表現しているとも。
秋も半ばを過ぎ、
深く静かな冬がまた一歩近づきます。

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旅の途中、夕日を浴びてきらめく雲の中に
龍にも似た一筋を見つけました。
高速運転中だったため
次のパーキングエリアまで写メできず、
だいぶ風に流された後なのですが。
この何分か前、最初に見つけた時は龍の頭や
胴体の流線形がくっきりと。
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みるみるうちに秋の空に溶けて
光る雲の縦筋だけになってしまいました。

龍雲は吉祥雲と言われます。
単に形が似ていただけでなく、
この雲は光り輝いていたのが凄いっ
以前「空は自分の心を映す鏡」と
仰る方がいましたが、
確かに心が荒んでいる時には
なかなか美しい空と出会えないような。
良いことの兆し・・ではなく、
龍雲を見られたことがすでに良いこと
なのかもしれません。
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ちなみに、こちらはいつもお世話になっている
接骨院の先生が送ってくださった鳳凰雲。

占星術では秋分は天秤座のスタート
牡羊座が始まる春分を元旦とすれば、
この日で一年の半分。
いよいよ後半戦へと突入です。