「餞署(せんしょ)」とは陰暦7月の異称。
現代の7月は夏真っ盛りですが、
旧暦では早くも秋。
餞=はなむけに暑さを見送る思いを込めて
そう呼んでいたのでしょう。
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7月に入ると各地から花火大会の話題が。
これから8月、9月にかけて様々な夏祭り、夏フェスで
昼夜を問わず大いに盛り上がるはず。
色とりどりの打ち上げ花火の上空では
天の川を跨ぐようにして夏の大三角を作る
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ、
下方では赤い心臓・アンタレスを持つさそり座など
夏の星たちが負けじと輝いています。
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昼間の眩しい青空も良いですが、
夕涼みがてら眺める夜空も乙なもの。
花火の煙が消えた後は七夕の物語に思いを馳せつつ
漆黒に描かれた星座を辿ってみましょう。

占星術における星の動きを追ってみると---
蟹座を運行中の太陽は22日に獅子座へ。
獅子座を運行中の水星は18日から逆行。
牡牛座にある金星は5日に双子座へ移り、31日には蟹座へ。
火星は乙女座で順行中。
木星は蟹座で順行中。
牡羊座にある土星は13日から逆行。
牡牛座にある天王星は七夕の7日に双子座へ。
牡羊座にある海王星は5日から逆行。
冥王星は水瓶座で逆行中。
月は11日に山羊座で満月となり、
25日には獅子座で新月となります。
7月の一大トピックは何と言っても天王星の移動。
革新の星・天王星はおよそ7年ほどひとつの星座に留まり
社会や国家、人々の意識や生活様式にも
これまでにない変化をもたらすと言われます。
2019年に牡牛座へ入ってからは
牡牛座が司る経済・金融を中心に様々なイノベーションが。
今や当たり前のキャッシュレス決済や個人投資も
牡牛座・天王星の為せる業と言えそう。
11月上旬にはいったん牡牛座へ戻るため
本格的な影響はまだ先になりますが、
双子座担当の通信、交通、コミュニケーション等の分野で
全く違うシステムやテクノロジーが
今後続々登場していくかもしれません。
一方、逆行を始める土星と海王星も気になるところ。
ようやく進み出したもの、固まりかけたものが
再びうやむやに・・・とならなければ良いのですが。
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牡羊座は感情の振り幅が大きく、敵を作りがち。
スタンドプレーを慎み、身近な人への配慮を忘れずに。

牡牛座はフットワークが軽くなり、体調も上々。
様々なコミュニティに顔を出し、情報収集とコネ作りを。

双子座はマンネリ沼からの脱出がテーマ。
自分のペースを保ちつつ、感性を刺激するものを探して。

蟹座は活躍の機会ががぜん増えそう。
従来のスタイルにこだわらず、自分らしい新しい手法で。

獅子座は誤情報と周囲の思惑に振り回されがち。
明確かつ確実なGOサインが出るまで、しばらく様子見を。

乙女座は自分を上手にプロデュースできる時。
まず見た目、次にライフスタイルと対応術を変えてみて。

天秤座は意欲と体力が噛み合わないよう。
やる気があっても体が動かず、もどかしい毎日となる予想。

蠍座はチャレンジ精神に火がつきそう。
不思議な自信に裏打ちされ、高い目標を楽々クリア。

射手座は物と人への執着心がトラブルの元凶。
思い切って手放せば、寂しさや不安の代わりに手に入るものが。

山羊座は思いもよらない出会いと出来事が。
それをきっかけに今後の人生の色合いがガラリと変わるかも。

水瓶座は出番が少なく、少々拍子抜け。
人の活躍を羨ましがるより、次に向けての準備を着々と。

魚座は楽しいこと、面白いことがいっぱい。
資金難さえなんとかできれば、誰よりも夏を謳歌できそう。
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