幸せ、さがそ。幸せ、さかそ。〜Myuのhappy diary

ある時はコピーライター・中村美夕紀。 またある時は占星エッセイスト・みつみゆう。  “好き"を仕事にすればどんなに苦しくても幸せの種は見つけられる・・・ そう信じて。

星読み

風寒 〜11月の星読み&月読み。

「風寒(ふうかん)」とは陰暦11月の異称。
読んで字の如く、風が吹いて寒いこと、
また寒気や悪寒の意味もあるとか。
折しも風邪やインフルエンザが猛威を振るい出す頃、
悪寒のシグナルにも気をつけたいところです。
25363937_s
地上では紅葉前線が高山から里山、そして、街中へ、
一気に秋が深まってきています。
天空では夏の大三角、秋の四辺形が西へ傾き始めると
東から冬の星座の代表格、おうし座やオリオン座が登場。
こちらもそろそろ晩秋の様相です。
25247632_s
11月は流星群の当たり月。
5日にはおうし座南流星群、12日にはおうし座北流星群、
さらに18日にはレオニーズとしてお馴染みのしし座流星群が
それぞれ極大を迎えます。
ただ、今年はどれも1時間に数個程度の観測予想とか。
願い事をたくさん呟くのは難しいかもしれません。
そのかわり、5日の満月はパワー強大のスーパームーン。
2025年で最も地球に近づく満月で、
今年最も遠い位置にあった4月13日の満月と比べて
約14%も大きく見えるそう。
流星は見られなかったあなたも、
スーパームーンなら眺めることができるはずです。
(・・・雲の邪魔さえなければ!)
24878103_s
占星術における星の動きを見てみると---
蠍座を運行中の太陽は22日に射手座へ。
射手座にある水星は10日から逆行し、19日には蠍座へ逆戻り。
さらに30日には順行に転じます。
天秤座にある金星は7日に蠍座へ。
蠍座にある火星は4日に射手座へ。
蟹座にある木星は12日から逆行。
魚座で逆行していた土星は28日から順行に。
双子座で逆行していた天王星は8日に牡牛座へ逆戻り。
海王星は魚座で逆行中。
冥王星は水瓶座で順行。
月は5日、牡牛座において満月・スーパームーンに。
20日には蠍座で新月となります。
各星の動きが目まぐるしい中、
分けても蠍座-射手座感を行き来する水星と
牡牛座へ逆戻りする天王星、この2星は注目度大。
1ヶ月を通して交通、通信分野の混乱と
進み始めた改革の揺り戻しが懸念されます。
22990948_s
牡羊座は秘めたるパワーの出しどころ。
人選も買い物もインスピレーションに従って。

牡牛座は大どんでん返しあり。
敵が味方に、ピンチがチャンスに大化けしそう。

双子座はちょっぴり拍子抜け。
大きな期待を抱かず、何事もコツコツ着々と。

蟹座はとっても楽しい! けど、不安。
華やかな大舞台で活躍しつつも器は小さめ。

獅子座は「こう来たか」の連続かも。
予期せぬ出来事はマイナスばかりとは限らない。

乙女座はわちゃわちゃと忙しい。
たくさんの人と関わり、たくさんのモノをゲット。

天秤座は安定感抜群。
下手に急ぐより、人のあとについていく方が福多し。

蠍座はリスタートの機運。
やり直す、結び直す、生き直す、真っさらな思いで。

射手座はフライングしがち。
心身のパワーは満タンでも、運はまだ充填中。

山羊座は意外なところから反応が。
呆気にとられている間にも物事はどんどん進む。

水瓶座は重い。とにかく重い。
責任も、足取りも、周囲からの圧も。耐えて忍んで。

魚座は行動範囲が広がる。
と同時に、可能性とネットワークも広がっていく。













開冬 〜10月の星読み&月読み。

「開冬(かいとう)」とは10月の異称。
旧暦では冬は10月から12月まででしたから、
10月はまさに冬の幕開け。
そこから、この名が付いたよう。
冬の初めとして「新冬」とも呼ばれてきました。
25157219_s
現在の10月と言えば、ようやく秋めいてくる頃。
日中の気温が30℃に迫る日もあって、
秋を名乗ることさえ憚られるかもしれません。
紅葉の便りも待ち遠しくなる時期ですが、
その前に街中ではあの香りが・・・。
30736239_s
そう、金木犀です。
どこからともなく漂ってくる甘やかで爽やかな香りに
秋の気配を感じる人も多いでしょう。

夜空を見上げれば、
夏の大三角は大きく西に傾いて
代わりに秋の四辺形が南の空高くに輝きます。
秋の星座も次々と登場する頃ですが、
一番の見ものは何と言っても中秋の名月。
暦上、今年は10月6日となりますが、
実際の満月は翌日7日。
27702909_s
名月の近くには土星もあり、
宵空の南東で揃って眺めることができるそう。
また、満月を過ぎて下弦の月となる13〜14日には
マイナス2.2等で輝く木星との共演も。
空が高く澄み始めるこの時期、
思いのほか涼しい(冷たい?)夜風対策をしながら
星空散歩を楽しむのもいいかもしれません。

占星術上の星の動きを追ってみると---
天秤座を運行中の太陽は23日に蠍座へ。
天秤座にある水星は7日に蠍座へ移り、
29日には射手座へ。
乙女座にある金星は14日に天秤座へ。
火星は蠍座で順行中。
木星は蟹座で順行中。
土星は魚座で逆行中。
天王星は双子座で逆行中。
牡羊座で逆行中の海王星は22日に魚座へ逆戻り。
水瓶座で逆行していた冥王星は14日に順行に。
月は7日、牡羊座において満月に。
21日には天秤座で新月となります。
10月のトピックは海王星の魚座への里帰り。
医療・福祉関係、海洋関係、社会的思想、人々の情など
別次元へ進み出したことがいったん白紙に。
あるいは元に戻ってしまうかもしれません。
良きにつけ悪しきにつけ、
何かを見直す、あるいはやり直すタームとなりそうです。
22473050_s
牡羊座はポーカーフェース(むっつりスケベ?)を貫きつつ、
自分の欲望には忠実に。密かに成し遂げる。

牡牛座は敵と味方がはっきり分かる。
メンバーが入れ替わることで思わぬ大逆転もあり得る。

双子座は些細な事柄で心が揺れがち。
もっとドンと構えて。時には何もかも忘れてヒーリング。

蟹座は食べて、喋って、とにかく楽しい。
ただ、食べ過ぎによる弊害も。後悔する前にダイエット。

獅子座は一人勝ちのツケが回ってくるかも。
支えてくれた身近な人への恩を忘れず、きちんと返すこと。

乙女座はあまり深く考えず、スイスイ渡っていける。
正確さには欠けるものの、得る情報は多い。

天秤座は量より質、速さより確実さ。
まどろっこしい思いをしても、日々の充実度は高め。

蠍座はカリスマ性が増して、何事も思い通りに。
ライフワーク探索とリセットにもツキ。

射手座はやる気は十分。でも準備不足。
フライングして後悔しないように。パワーを温存して。

山羊座はこれまで抑圧されていた自分を解き放つ。
意外な才能や魅力を引き出してくれる人が。

水瓶座は重荷をしっかり受け止めて、次のステップへ。
身軽に行こうなどと思わず、ここは一歩一歩。

魚座はスリリングな挑戦が自分を成長させる。
迷ったり、悩んだりする前に、とにかく飛び出して。

 

梢秋 〜9月の星読み&月読み。

梢秋(こずえのあき)とは旧暦9月の異称。
その昔、秋は7月〜9月でしたから、
そろそろ秋も終わりを迎える頃。
一説にはスエ(末)とコズエ(梢)をかけた言葉とか。
現在はまだまだ夏真っ盛りですが、
暑さ寒さも彼岸まで〜という言葉の通り、
小さな、小さな秋は少しずつ近づいているようです。
27814296_s
9月の夜空で一番のトピックは何と言っても
2022年11月8日以来、約3年ぶりとなる皆既月食。
天候にさえ恵まれれば食の始めから終わりまで
日本全国で観測できるとのことで
楽しみにしている方も多いでしょう。
月が欠け始めるのは9月8日の1時27分〜
皆既食となるのは2時半からで食の最大は3時12分、
その後3時53分まで赤銅色の月が眺められるそう。
27476525_s
ただ、深夜のため8日は通常通り朝からお仕事という方は
どうしたものかと迷うかもしれませんね。
ご自分の体力と気力、日程ともよく相談して
くれぐれも無理なさいませんよう。。。
24831085_s
占星術における星の動きを追ってみると---
現在、乙女座を運行中の太陽は23日に天秤座へ。
獅子座にある水星は2日に乙女座へ、
さらに駆け足で18日には天秤座へ。
獅子座にある金星は19日に乙女座へ。
天秤座にある火星は22日には蠍座へ。
木星は蟹座で順行。
牡羊座で逆行している土星は1日に魚座へ。
双子座にある天王星は6日から逆行。
海王星は牡羊座で逆行中。
冥王星は水瓶座で逆行中。
月は8日、魚座で満月となり皆既月食に。
22日には乙女座で今年2度目の新月となります。
遠方の星、トランスサタニアンが全て逆行しているため
世の中全体の流れが滞ったり、戻ったり。
1日に土星が魚座に引き返すことで
何か具体的な事件や発表を伴って多くの人が
実感することになるかもしれません。
そうした中での、同じく魚座における皆既月食は
医療や薬物、海運、精神世界など
魚座の関わる分野でのニュースを引き起こしそう。
完全なる完成、終焉への区切り、、、
そんなイメージが湧いてきます。
3957923_s
牡羊座はとにかく忙しい、精神的にも実務的にも。
でも、煩雑な中だからこそできる区切りのつけ方もあるはず。

牡牛座は何をやっても楽しい、誘われても自分主催でも。
目いっぱい遊んで、きちんと後片付けを。

双子座は外へ出たい、出たいと願いつつ。
実際には内へと引き留められて・・・でも、それも良し。

蟹座は友達いっぱい、欲しい物もいっぱい。
触れ回っているうちにあちこちから届けてもらえるかも。

獅子座はまだまだ賑やか。そして華やか。
ずっと頑張ってきたことが実になって、ちゃんと満足。

乙女座はいよいよ出番、スタートの合図。
1回だけと思っていたチャンスが再び巡ってきて喜ぶ人も。

天秤座はじわじわと場が整って、気持ちも整う。
反面、体力は減退気味でタイミングの悪さを感じることも。

蠍座は心を空っぽにして、刺激を受け入れる。
今までの自分ではない、新しい自分になるイメージで。

射手座は耐えて、忍んで、もうひと頑張り。
決してラクはできないけれど、その先の希望が見えてくる。

山羊座は勇気と元気、チャレンジあるのみ。
自分の枠と限界をぶち壊して、未知の扉を開きたくなる。

水瓶座は見えないもの、見えない力に引かれる。
「あれ?」と思ったら、敢えて手を伸ばしてみるのもアリ。

魚座は思い通りにも、予定通りにも行かない。
イライラしたり、ガッカリしたり、でも最後は意外と満足。

清秋 〜8月の星読み&月読み。

「清秋(せいしゅう)」とは旧暦8月の異称。
現代では夏真っ盛りですが、
昔の8月は立秋を過ぎて早くも秋。
清く澄み渡る空に秋の訪れを告げる風が吹き、
日に日に爽やかさが増したことでしょう。 
23757746_s
10年ほど前でしたら、
お盆を過ぎれば少しは凌ぎやすくなる・・・
そうも言われていましたが、
暑さばかりか長さも超ド級となった昨今の夏。
せめて「清秋」という文字を眺めて涼みたいところです。
3788413_s
夜空では夏の大三角が天頂へ。
3つの星の背景では南北を突っ切るように
天の川=銀河が流れます。
11日〜13日の未明には東の空で木星と金星が大接近!
マイナス4.0等の明けの明星=金星と
マイナス1.9等の木星が日の出前の空で
ひときわ輝いて見えるはずです。
同じく11日〜13日の夜には土星と月が共演。
最も近づくのは12日ですが、
日毎に細っていく月が土星に寄り添う姿を
数日間眺めることができるでしょう。
さらに、13日の夜明け前には三大流星群のひとつ、
ペルセウス座流星群が極大に。
月明かりに邪魔されるのは仕方ありませんが、
13日なら1時間に30個程度、
前後の日なら15〜20個程度は眺められそう。
寝苦しい夏の夜、いつもより早起きして
もしくは貫徹して!? 星空散歩に出かけませんか。
1796791_s
占星術における星の動きを追ってみると---
現在獅子座にある太陽は23日に乙女座へ。
同じく獅子座にあって逆行中の水星は11日、順行に。
蟹座にある金星は26日に獅子座へ。
乙女座にある火星は7日に天秤座へ。
木星は蟹座で順行中。
土星は牡羊座で逆行中。
天王星は双子座で順行中。
海王星は牡羊座で逆行中。
冥王星は水瓶座で逆行中。
月は9日、水瓶座で満月に、
23日には移動直後の乙女座で新月となります。
遠方の星たちの大移動がひと段落し、
今月は束の間の中休みといった感じ。
来月には土星が魚座へ逆戻りする上、
天王星も逆行に転じて再び混乱が始まるかも。
今は星が与えてくれた夏休みをしばし享受しましょう。
2885364_s
牡羊座は意欲と闘争心に火がつきそう。
人との競争もどこか楽しく、遊びながら上を目指せる。

牡牛座は私生活でトラブルや問題が続出。
要求はひとまず持ち帰り、提案のタイミングを見て。

双子座はコミュ力を発揮し、本来の自分に。
ナイスな情報をゲットして、旅行やレジャーを楽しめる。

蟹座はどっしり腰を据え、マイペースで。
何事もスピードよりクオリティを重視することが大切。

獅子座は成功率、注目度ともにアップ。
新規の仕事、初めての挑戦、どれも満足できる結果に。

乙女座は気持ちが乗らず、現実逃避しがち。
優しくするのは良いけれど、自分の首を絞めないよう。

天秤座は思い切った転身、決断ができる時。
人にどう見られようと、自分の主義と好みを貫いて。

蠍座は身動きが取れず、不自由な感覚。
スケジュールを見直し、身体と時間にある程度の余裕を。

射手座はまわりも驚くほどポジティブに。
失敗を乗り越えることで自信がつき、最上位レベルへ。

山羊座は珍しくコンプレックス過多。
むやみに人と比べず、オリジナルの魅力で勝負しては。

水瓶座は人生がプラスに転じる転換期。
今月出会う人、初めて手に取る物、全てから影響あり。

魚座はやる気がわかず、退屈モード。
危険なことこそ人任せにせず、自身でやり遂げるべき。


 

餞暑 〜7月の星読み&月読み。

「餞署(せんしょ)」とは陰暦7月の異称。
現代の7月は夏真っ盛りですが、
旧暦では早くも秋。
餞=はなむけに暑さを見送る思いを込めて
そう呼んでいたのでしょう。
32727384_s
7月に入ると各地から花火大会の話題が。
これから8月、9月にかけて様々な夏祭り、夏フェスで
昼夜を問わず大いに盛り上がるはず。
色とりどりの打ち上げ花火の上空では
天の川を跨ぐようにして夏の大三角を作る
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ、
下方では赤い心臓・アンタレスを持つさそり座など
夏の星たちが負けじと輝いています。
27452503_s
昼間の眩しい青空も良いですが、
夕涼みがてら眺める夜空も乙なもの。
花火の煙が消えた後は七夕の物語に思いを馳せつつ
漆黒に描かれた星座を辿ってみましょう。

占星術における星の動きを追ってみると---
蟹座を運行中の太陽は22日に獅子座へ。
獅子座を運行中の水星は18日から逆行。
牡牛座にある金星は5日に双子座へ移り、31日には蟹座へ。
火星は乙女座で順行中。
木星は蟹座で順行中。
牡羊座にある土星は13日から逆行。
牡牛座にある天王星は七夕の7日に双子座へ。
牡羊座にある海王星は5日から逆行。
冥王星は水瓶座で逆行中。
月は11日に山羊座で満月となり、
25日には獅子座で新月となります。
7月の一大トピックは何と言っても天王星の移動。
革新の星・天王星はおよそ7年ほどひとつの星座に留まり
社会や国家、人々の意識や生活様式にも
これまでにない変化をもたらすと言われます。
2019年に牡牛座へ入ってからは
牡牛座が司る経済・金融を中心に様々なイノベーションが。
今や当たり前のキャッシュレス決済や個人投資も
牡牛座・天王星の為せる業と言えそう。
11月上旬にはいったん牡牛座へ戻るため
本格的な影響はまだ先になりますが、
双子座担当の通信、交通、コミュニケーション等の分野で
全く違うシステムやテクノロジーが
今後続々登場していくかもしれません。
一方、逆行を始める土星と海王星も気になるところ。
ようやく進み出したもの、固まりかけたものが
再びうやむやに・・・とならなければ良いのですが。
2608325_s
牡羊座は感情の振り幅が大きく、敵を作りがち。
スタンドプレーを慎み、身近な人への配慮を忘れずに。

牡牛座はフットワークが軽くなり、体調も上々。
様々なコミュニティに顔を出し、情報収集とコネ作りを。

双子座はマンネリ沼からの脱出がテーマ。
自分のペースを保ちつつ、感性を刺激するものを探して。

蟹座は活躍の機会ががぜん増えそう。
従来のスタイルにこだわらず、自分らしい新しい手法で。

獅子座は誤情報と周囲の思惑に振り回されがち。
明確かつ確実なGOサインが出るまで、しばらく様子見を。

乙女座は自分を上手にプロデュースできる時。
まず見た目、次にライフスタイルと対応術を変えてみて。

天秤座は意欲と体力が噛み合わないよう。
やる気があっても体が動かず、もどかしい毎日となる予想。

蠍座はチャレンジ精神に火がつきそう。
不思議な自信に裏打ちされ、高い目標を楽々クリア。

射手座は物と人への執着心がトラブルの元凶。
思い切って手放せば、寂しさや不安の代わりに手に入るものが。

山羊座は思いもよらない出会いと出来事が。
それをきっかけに今後の人生の色合いがガラリと変わるかも。

水瓶座は出番が少なく、少々拍子抜け。
人の活躍を羨ましがるより、次に向けての準備を着々と。

魚座は楽しいこと、面白いことがいっぱい。
資金難さえなんとかできれば、誰よりも夏を謳歌できそう。
1664866_s
 

長夏 〜6月の星読み&月読み。

「長夏(ちょうか)」とは陰暦6月の異称。
一年で一番日が長くなる夏至を迎える6月は
気温だけでなく湿度も高くなります。
中国では同様の気候的背景から
夏から秋にかけての時期を長夏と呼んだそう。
1696993_s
暦の話から逸れますが、
近年は春や秋が極端に短く…というか、ほとんど無くなって
冬から夏へ一足飛びに季節が移りがち。
四季から“二季”になってしまうのではという危惧も
あながち絵空事ではないような。
数年後には長い夏が当たり前になっているかもしれません。
32383677_s
本格的な梅雨シーズンを迎え、
星空を眺めるチャンスにはあまり恵まれない6月。
だからこそ、雨雲の邪魔がない夜は貴重です。
春の星座がだいぶ西へ傾いて、
東からは夏の星座たちが続々と登場する頃。
夜半には空の上で二つの季節が交錯しています。
5月末から6月初旬にかけては西空で上弦の月と火星が接近。
月の軌道の先にはしし座の1等星・レグルスが輝き、
ツーショットに華を添えます。
夜のお散歩ついでに、ぜひご覧あれ。
32159992_s
6月の花といえばアジサイ。
星を集めたようなガクアジサイや白が眩しいアナベラ、
お馴染みの紫、青、ピンクerc..
色も形もそれぞれで.まるで地上に落ちた星や星団のよう。


占星術における星の動きを見てみると---
現在双子座を運行中の太陽は21日に蟹座へ。
同じく双子座にある水星は9日に蟹座、27日には獅子座へ。
牡羊座にある金星は6日に牡牛座へ。
獅子座にある火星は17日に乙女座へ。
双子座にある木星は10日に蟹座へ。
土星は牡羊座を順行中。
天王星は牡牛座を順行中。
海王星は牡羊座を順行中。
冥王星は水瓶座を順行中。
月は11日に射手座で満月に、25日に蟹座で満月となります。
一番のトピックはおよそ1年ごとに星座を移り、
歳星とも呼ばれる木星の移動。
遠方の巨星がダイナミックに動く注目イヤーにあって
木星の影は少々薄れがちですが、
ここに来て一気に存在感が増すはず。
世の中のトレンドや人々の関心の行方にも変化があるでしょう。
32472090_s
6月といえば、忘れてはいけないJune bride。
ギリシア神話で結婚を司る女神ヘラの月だったことから
6月の花嫁は幸せになれるという伝説が生まれたとか。
雨と一緒に幸せも降り込む…とも言われます。


牡羊座は一つ所にとどまらない、軽快さが鍵。
サクサク片付けて、あちこち飛び回って、とにかくやりきる。

牡牛座はマイペースに徹しすぎるのも良し悪し。
気づいた時には既にチャンスは通り過ぎていた…ということも。

双子座はハッピーイヤーの総仕上げ月間。
悔いのないよう、やりたかったこと全てにチャレンジしてみる。

蟹座はいよいよ「待ってました!」の声がかかる。
それまではしれっと。決して自分からしゃしゃり出ないこと。

獅子座は鎧も殻も放り出してみる。
自分を覆っていたものを全て剥がした時、真の個性が輝き出す。

乙女座は律儀すぎ&真面目すぎ。
一定の評価は得られるものの、それ以上の手応えは期待せず。

天秤座は夢を夢のまま終わらせない。
必ず実現する手立てはあると試行錯誤すること自体がお楽しみ。

蠍座は見えないものに振り回されがち。
人の秘密、事実の裏側…知るのは面白いけれど、深入りは禁物。

射手座はまるでオセロ。白から黒へ、黒から白へ。
予想とは反対の結果となっても落胆せずに、プラス要素を探す。

山羊座は視野が狭まり、行動範囲も狭まる。
その分細やかで丁寧な仕事ができるようになり、結果的には満足。

水瓶座はクリエイティブな才能が開花。
日々の暮らしの中にも作り出すこと、工夫することの醍醐味あり。

魚座は足元の地雷を踏んでしまう。
遠くばかり見ていないで、身近な問題や不条理に目を向けて。

 

星火 〜5月の星読み&月読み。

星火(せいか)とは陰暦5月の異称。
24030736_s
また、流星の光という意味も持ちます。
端午の節句を迎えて鯉のぼりが元気よく空を泳ぐ頃、
夜空ではみずがめ座のη(エータ)流星群が
勢いよく駆け抜けます。
極大予想は5月6日12時で日本では昼まっただ中。
ですが、この流星群は活発期が比較的長いため
3日から9日頃までは観測可能。
ピーク前後の6日、7日の夜明け前なら
1時間に5〜10個程度は眺められるそうです。
気候も良くなって早起きも苦ではなくなる時期ですから、
天気予報を考慮しつつ、ここはぜひ!
22504790_s
一方、地上では藤の花が見頃を迎えつつあります。
5月のそよ風に揺れる上品な紫の花房はなんとも優雅。
そして、その甘やかな香りも素晴らしい。
藤棚の下で五感を癒される人も多いでしょう。
29036038_s
香りといえば、もう一つ。
この時期を代表する橘も忘れてはなりません。
学名はズバリ「Citrus tachibana」。
古来より日本に自生していた柑橘系の植物で、
その花の香りはまさにスッキリ爽やかなシトラス。
古今和歌集には読み人知らずとして
「さつき待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」
という歌が収められていますが、
香りが過去の記憶に結びつくのは今も昔も変わらないよう。
あなたに過ぎ去った日々を思い出させるのは
どんな香りでしょうか。
32059733_s
さて、占星術における5月の星の動きを見てみましょう。
現在牡牛座を運行中の太陽は21日に双子座へ。
牡羊座にある水星は10日に牡牛座へ移り、
26日には双子座へ。
金星は1日に牡羊座へ。
火星は獅子座を順行中。
木星は双子座を順行中。
土星は25日、魚座から牡羊座へ。
天王星は牡牛座を順行中。
海王星は牡羊座を順行中。
冥王星は4日、水瓶座において逆行に。
月は13日、蠍座において満月となり、
27日には双子座で新月となります。
一番のトピックは土星の移動。
今秋、一時的に魚座へ戻ることはあるものの、
牡羊座には2028年春まで滞在します。
しかも、海王星との揃い踏み。
どちらにとっても牡羊座は決して居心地が良いわけではなく、
本来の良きパワーを発揮できるかどうか・・・
社会的にも個人的にも心配は尽きません。
32404808_s
牡羊座は安息モードかつ足固め期間。
自分の心身を癒しつつ、確実に手が届く目標だけ狙って。

牡牛座は気力が充実して上々の出だし。
健康面の心配さえなければ、GWもたっぷり楽しめそう。

双子座はハッピーイヤーの総仕上げ。
前半のうちにしっかり準備し、後半は迷うことなく実行を。

蟹座は変えたい、変わりたい願望が増幅。
理解ある友人もいるけれど、活躍の本番はしばらく先に。

獅子座は有り余るパワーをどうするか。
見切り発車や暴走で後悔しないよう、今はひとまず待って。

乙女座は冒険の続きを始める頃合い。
一度は挫折したことにもチャレンジする意欲が湧いてきそう。

天秤座は何か心に引っかかるものあり。
どんなに推奨されても、気持ちが乗らなければ別の方法で。

蠍座は戻るか、進むか、迷いどき。
失敗してもいい、損してもいい… と気楽に考えて英断を。

射手座は一歩ずつ、ちょっとずつ。
パーフェクトまではほど遠くでも、日々やり続けることが大事。

山羊座はワクワクすることがいっぱい。
GWはもちろん、夢中になれることさえあれば、ずっと楽しい。

水瓶座は憂鬱な悩みを抱えがち。
相手は変えられなくても、自分は変えられることに気づいて。

魚座はまず興味、次に勉強・情報収集。
あれこれ知識を増やすうちに進むべき道が見えてくるかも。

 

清和 〜4月の星読み&月読み。

「清和(せいわ)」とは4月の異称。
旧暦4月は現在の5月頃に当たりますから、
澄み渡る空は清らかで、陽気は和やか。
一年で一番過ごしやすい時期と言えるでしょう。
31650734_s
ただ、昨今の気候変動を見ると、
4月と言うのに夏日、真夏日が続出して
別の異称「孟夏(もうか=夏の初めの意)」や「新夏」の方が
しっくり来るかもしれません。

春は空が霞んで星空散歩には今ひとつ。
・・・ですが、ぼんやり霞んだ夜空に浮かぶ春の月は
風情があってまた良いもの。
実は、4月13日の満月は2025年で地球から最も遠くにあり、
今年一番小さく見える満月です。
桜の盛りは過ぎているかもしれませんが、
舞い散る花びら越しに控えめな満月を眺めるのも
なかなか趣があるのでは。
花見酒など片手に夜空も眺めてみてください。
31644214_s
占星術における星の動きを追って見ると---
現在牡羊座にある太陽は20日に牡牛座へ。
魚座にある水星は7日に順行に戻り、16日に牡羊座へ。
同じく魚座にある金星は13日から順行。
蟹座にある火星は18日に獅子座へ。
木星は双子座で順行中。
土星は魚座で順行中。
天王星は牡牛座で順行中。
海王星は牡羊座で順行中。
冥王星は水瓶座で順行中。
月は13日に天秤座において満月となり、
27日には牡牛座で新月となります。
今月のトピックは火星が座を変えること。
振り返れば、一時的な獅子座への先行移動はあったものの、
昨年9月から半年余に渡り蟹座に滞在していた火星。
牡羊座の支配星にして火の星座の象徴、
情熱や闘争を司る星が水の星座で足止めを食らい、
随分居心地の悪い思いをしていたはず。
今回、満を持して火の星座・獅子座に移ることで
本来のプラスの力を発揮しやすくなるのではないでしょうか。
3月末の魚座-牡羊座間の星往来、そして海王星移動と
ダイナミックドラマの余韻は続いているものの、
それも徐々に清く和んでくると予想します。
26237504_s
牡羊座はビッグチャンスほどリスクの顔をしてやって来そう。
失敗していい、損してもいい、くらいの心意気で。

牡牛座は見えているのに届かない、もどかしさが募るかも。
遠回りもまた楽し〜と思い直して、慌てずに。

双子座は新たなコミュニティーに幸運が待っているよう。
自ら飛び込む、自ら立ち上げる、どちらでも。

蟹座は対人面のトラブルが多発し、感情が乱高下しがち。
守れない約束やルールなら、最初から辞退するべき。

獅子座は手を伸ばしさえすれば、棚ぼた式に幸せが落ちてくる予感。
もらって満足せず、どう活かすかよく考えて。

乙女座は自分の心の奥の奥を覗き見るようなシーンあり。
案外、本人が一番分かっていなかった事柄かも。

天秤座はこの先の人生を大きく左右する出会いや出来事が。
4月から新環境へ飛び込んだなら、その確率はさらに大。

蠍座は「木を見て森を見ず」的なシチュエーションが多々。
人の批判をする前に、我と我が身を振り返って。

射手座はスターであり、カリスマであり、とにかく目立つ期間。
下手に隠そうとしないで、何もかも堂々と。

山羊座は居るべき場所、戻るべき場所に何らかの変化が。
大切に思うなら、日頃から気にかけ、手をかけて。

水瓶座はフットワークよく動き回って様々な成功を収めそう。
趣味でも勉強でも興味を持ったなら、即行動を。

魚座は身のまわりが落ち着き始め、自身もほっとひと息。
自分の好きなことにどっぷり没入できるはず。




 

桃浪 〜3月の星読み&月読み。

「桃浪(とうろう)」とは旧暦3月の異称。
春の花といえば、何と言っても桜ですが、
同時期に咲く桃もまた美しいもの。
23178255_s
桃は桜と違い、枝に直接花を付けます。
その枝が幾重にも重なると
まるで花の波が押し寄せるような景色に。
それを称して「桃浪」となったのでしょう。
25771337_s
英語のpinkは日本語で桃色。
桜のソメイヨシノより一段濃いその色合いは
まさに桃の花の色です。


桃の花が咲き誇る、遥か上空では
冬の星座から春の星座へと移行する最中。
東にはしし座のデボネアや
おとめ座のスピカが形作る春の大三角、
西では名残の冬の大三角が同時に観測できます。
3月2日の日の入り後には新月明けの細い月と
マイナス4.8等を誇る金星=宵の明星が西空で共演。
広く開けた場所ならば、
2つの真下に当たる低空に水星の姿も。
また、5日には珍しい「すばる食」が展開されます。
すばるとはおうし座のプレアデス星団のことで、
それが膨らみかけた月に隠される「食」が起こるのです。
食の始まりは22時ごろ。
この日の月の入りは24時前後なので、
すばるを隠したまま西の地平へ沈むことに。
夜更かしOKならば、その顛末を見届けましょう。
26353946_s
桃の花にはピンクのほか、白や濃ピンクも。
さらに同じ木に白とピンク、
両方の花が咲く源氏桃という種類もあります。


占星術における星の動きを追ってみると---
現在魚座にある太陽は3月20日に牡羊座へ。
同じく魚座にある水星は3日に牡羊座へ移り、
15日から逆行して30日には再び魚座へ。
牡羊座にある金星は2日から逆行し、27日には魚座へ。
火星は蟹座で順行中。
木星は双子座で順行中。
土星は魚座で順行中。
天王星は牡牛座で順行中。
海王星は30日に魚座から牡羊座へ。
冥王星は水瓶座で順行中。
月は14日に乙女座で満月となり、
29日に牡羊座で新月となります。
今月一番のトピックは海王星の牡羊座入り。
海王星は一つの星座に13〜14年ほど滞在し、
12星座を160年余りかけて一巡する星です。
今回の牡羊座入りはなんと165年ぶり。
イマジネーションの星の呼ばれる海王星は
人々の理想や夢を司ると言われているので、
今回の移動によって人々が目指すもの、
社会全体の流れを大きく変えることになりそう。
ただ、10月にはいったん魚座へ戻るため、
今回は予行演習的な側面も。
本番に備えて自身のユートピアを思い描くには
良いステップとなるでしょう。
4438777_s
3月3日は雛祭り=桃の節句。
古くは人型を川や海に流して穢れを祓ったそう。
それが雛人形のルーツとされています。


牡羊座は後方支援のポジションへ。
目立たない分やりやすく、思わぬ役得などもありそう。

牡牛座は環境改善のチャンス。
一新すれば、気分も変わり、新たな生き方が見つかるかも。

双子座はプレッシャー直撃。
重責を背負わされるのは期待されている証拠。奮闘して。

蟹座はステップアップの兆し。
頑張ってきたことが認められ、ワンランク上のステージへ。

獅子座は振り返りのタイミング。
過去、背後のサポートなど後ろを見ると意外な気づきが。

乙女座は一大ターニングポイントへ。
今月出会う人の中に未来を左右するキーパーソンがいるかも。

天秤座は「木を見て森を見ず」。
目の前の些細なことにとらわれて大局を見失わないように。

蠍座は自己アピールが大成功。
得意技や才能をさりげなく披露して、一躍人気者になれそう。

射手座は自己チューになりがち。
時に、相手のためにとしたことが余計なお世話という場合も。

山羊座はフットワーク良好。
やりたいことも、行きたい場所も、思いついたら即行動して。

水瓶座は手間と時間を惜しまずに。
自分が納得できるまでとことん取り組むことで充実した日々に。

魚座はビッグな幸運をゲット。
今月スタートさせた事柄は予想以上の結果をもたらすかも。

 
プロフィール

みつみゆう

月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ