【ブランドHP】Whirlpool

【概要】
「北条春希」は至って普通であることを自覚するどこにでもいる学生であった
そんな春希の前に猫耳と尻尾を生やした亜人の「風魔ゆら」「風魔たま」が現れる
忍者である彼女達は約定により春希を護衛するためにと家に転がり込んでくることに

とはいえ、時代が時代、誰かに狙われているわけではない春希には迷惑な話であった
しかし、必死に慕ってくる姿と可愛さにほだされて、2人を受け入れていくことになる
そして、こんな時代なのにどうやら3人を監視する怪しい影が存在して……


【システム】
・画面は比率16:9と4:3で選択可能
・キャラ別音声設定

ヒロインは2人、選択肢によって途中の展開は分岐するものの結末は一つです
選択肢も2回で、直後の展開が分岐するのみで、特に意識せず二周すればコンプ可能
サブヒロインが二人いますが、攻略の対象ではなくHなシーンはないです
ちなみに立ち絵の耳が時々動きますが、目パチなどのよくある方はありません


【評価ポイント】
△どちらかと言えば萌えよりの構成
ロープライス枠ですが萌えの路線をメインとしているらしく抜きとしては弱め
ただCGはSDを含め29枚と値段の割に多く、手抜きという感じではないです

△個別のエンディングがない
途中選択肢があるものの、結局2人をどちらも可愛がる結末となります
3Pがある点は良いですが、各ヒロインとの個別展開も個人的には見たかったです



【ヒロイン】
■風魔ゆら
春希のもとに押しかけてきた姉の方、使命感は強く、忠誠心も強いが天然で隙が多い
強引に春希のもとに転がり込もうと、勢いで押し切ろうというちゃっかりした一面もある
春希を慕う気持ちは強く、主従を越えた関係になることを妄想したりする場面も有り
体術は優れているが忍法は得意ではなく、あっさりと敵の不覚を取ったりする場面もある


■風魔たま
春希のもとに押しかけてきた妹の方、最初はゆらのように春希の忠誠はなく
いっぱい可愛がってもらえるという姉の言を信じてでやってきたような雰囲気がある
懐いてからは非常に素直に甘えてくるかわいい妹キャラとして活躍してくれる
忍法は得意で、したたかな性格も有り、姉よりよほど忍者らしい活躍を見せてくれる


【Hシーン】
風魔ゆら:2
風魔たま:2
ゆら+たま:1

回数は多くないですが3Pがあることが意外と光ります
各自の二回目は選択肢でどちらか片方に分岐する形ですが、1回目はどちらも抱くため
一途なプレイというのがありません、最後の3Pあわせてどちらも手を出すスタイルです
プレイ自体は基本は本番行為で、一部口や胸のような前戯がある程度になっています


【まとめ】
Whirlpool版のねこパラ……こちらはよりコメディ方面を押し出した感じですが
軽いノリで進む話なので、深く考えずゆらとたまの可愛さを楽しみましょうというところ
かなりマイペースな2人なのでそのあたりは多少好みが出るかなーと言う感じです

シナリオは短くて、二人と出会い慣れ親しんだと思ったら終盤になっています
値段なりのボリュームといえますけど、もう少しイチャラブ展開が欲しかった所
サブも掘り下げて出来ればシナリオにもう少し関わって欲しかったですね

個別エンドがないのも気になるところで、Hシーンで分岐するぐらいなら
そのまま片方を少し贔屓する展開があっても良かったのになーという所
もうひとまわりボリュームを増やしてくれたらと、食い足りなさを感じる作品でした

軽く楽しむ程度には向いていますし、コストパフォーマンスなどは不満ないのですが