【ブランドHP】エスクード

【概要】
魔族の住む世界に3人の魔女が攻めてきて、魔族はぬいぐるみに帰らえ無力化された
なんとかぬいぐるみ化の難を逃れた「ヴィルフリート」は魔女を打倒するために動き出す
最初は魔女から魔界を取り返すだけだった戦いは気づけば様々な思惑が絡むことになり……

Re;Lordシリーズもついに三作目となり「厄災の魔女編」が完結となります
「厄災の魔女編」というのは3作をパッケージしたソフトの名前になっています
わざわざタイトル以外に「編」と名打つということは……


【システム/仕様】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定あり
・ゲーム要素あり


シナリオは一本道、攻略ヒロインという概念はなく、話を追うことになります
2ボタのマウスで操作可能な簡易ガンシューティングのようなゲームがメインです
特に魔女というボス格と戦う場合は、細かい単位で服を破くことが可能であり
これは同ブランドの「あかときっ!」等をより作り込んだものとなっています

ゲーム自体は難度調整しだいで変わりますが、NORMALでもある程度歯ごたえがあり
気軽にプレイしたいようならEASYで遊ぶのも選択肢にはいるぐらいの難しはあります
(NORMALのクリア特典はより高難易度の開放となっているので、好みでどうぞ)


【評価ポイント】
△:良くも悪くも脱衣ゲームに全力が注がれている
脱衣部分の気合の入れ方はかなりのものですが妙にゲーム部分が厳しくなっています

△:ゲームのやりこみ要素の増加
ショップの登場や育成などで前作よりもやりこみ要素が増えています
ゲームとして少しずつパワーアップしているのは確かですが、その分煩雑になり
肝心のSTGがあまり大きく変わり映えもなくさっとプレイしたい人には面倒かなと


△:一つの話のまとまりとして
多少ネタバレを含みますが、本作ではある程度の話の区切りは見られますし
多分このシナリオを追っている人には予想ができたであろう結末になっています
しかし、今まで3部作として分割で続けたオチがコレかというと思う所があります



【キャラクター】
■ヴィルフリート・ハイゼンベルク
本作の主人公、州知事の父を持つ、汚職まみれの父親を崇拝するレベルで慕っている
彼の父親に対する尊敬ぶりと立て襟マントの執着の理由は本編で一を語られることになる
少年の頃幽閉されていた「リア・カロッサ」の鎖を解くために魔女との戦いにとどまらず
魔王となり魔界のみならず天界をも巻き込んだ戦争へと突き進んでいくことになる

同時に、何度となく魔王となったヴィリフリートが殺される姿が暗示されており
何故魔王となったか、そして誰によって殺されるかが本作で描かれることになる

Hシーンについては相手から力を奪う、或いは尋問する以外は全く手を出さない困った人
本作もリアという絶対的ヒロインがいるが、恐ろしいことに全く手を出していない
全3作をあわせても今の萌えゲーより少ないのではないかというシーン数になる


■リア・カロッサ
本作のメインヒロインであり、大半の元凶であり、混乱の元となっているヒロイン
どれだけエーリカがアピールしようとも、ヴィルフリートにはリアがいるのであり
そのくせヴィルフリートはリアを救うことだけに執心しており、全くHがない悲劇

常にヴィルのそばにおり、終盤は個人でも魅せ場がありということでもう一人の主人公
他にヒロインらしいヒロインが敗北が決定しているエーリカしか無いのもありますが
結果を見ればシナリオが全体を通してほぼ彼女のための物語となっていました
更に言えば次の編が作られるなら本当に主人公にのし上がりそうな感じでしたね


■エーリカ・アンデルス
第1章で対峙した魔女、大雑把な性格で気分屋ではあるが基本は人が良い
ヴィルフリートに敗北して以来、素直な態度でないながらもサポートをしてくれる
3章に格っては完全に恋する少女のような態度で、一番ヒロインしている娘でしょう
3章の序盤で既に失恋どころではない結末を見せられるんですけどね……

同時に魔王となったヴィルフリートや天界の王子を狙ったテロの記憶を持っており
そのことからヴィルフリートがテロを犯す危険人物ではないかと疑っている
テロを止めるがゆえに行動するが、甘さから最悪の方向に向かっていくことになる

何か何まで報われない娘です、アリシアが何もない放置的な扱いの酷さとすれば
こちらは愛されキャラゆえの酷さって感じはしますね、踏んだり蹴ったりですよ

ヴィルフリートに好意を持っていたなどは関係なしに、最悪の結果ですが
エーリカの生き様とかは他の2魔女よりもずっと魅力的に感じましたね、他の2人が……
本作自体ヒロインがどうって話ではないのでしょうがエーリカの存在に随分救われました


■フィーネ・クラッセン
運が悪いエリカの従者、今回はずっとサポート枠で居てくれる
出番はエーリカのことを常に応援する立場です、それが叶わぬとわかっていても
エーリカへの気遣い方は多くを語らずですが、いい主従関係だったと思います
多くを語らないせいで出番らしい出番が殆どなかったのも事実なんですけどね


■イリス・クルーク
第2章で対峙した魔女、皮肉屋で口が悪い、散々引っ掻き回しヴィルフリートから逃れるも
猟兵部隊を前にトラウマが発生しあっさりつかまり、心が壊され自暴自棄になり敵に回る
2章~3章までずっとこちらの妨害しかしてなかった印象のあるヒロインになっていますね
話も自己完結シている感じで、アリシアをとりあえず皮肉で口撃するのが印象深いです

アリシアでもいえますが、二章以降の魔女は基本ずっと敵対している状態ですし
イリスは常になにかしら邪魔してくるのでヒロインとしての魅力が殆ど見えてきません
魔女の役割を考えればあまりヒロインされても困るのかもしれませんが、それにしても
変身ヒロインの陵辱者だとしてもずっと調教Lv1みたいな状況はなんとも食い足りませんね

終盤の口は悪いけどだけど、他人を気遣えるみたいなのが、本来の姿のでしょうが
それ本編中にはほとんど登場せずになんかイヤミばっかり言ってたんですよねこの娘


■カヤ・ファルトマン
武人気質なイリスの従者、猟兵部隊に連れ去られたイリスを追って協力関係となる
情緒不安定な魔女に似て本人も不安定、最後以外特に迷惑をかけないヒロインですけど
心の移り変わりや、仲間との交流で少しずつ自分の道に目覚めていく展開については
王道を走っている、少なくとも主人よりはメインを走っているヒロインとなります

交流を深めるのが専ら部下のクルトですし、Hシーンは勿論脱衣シーンもないので
扱いとすればサブもいいところですけどね、描写的には登場キャラ随一だと思います


■アリシア・クローズ
3人目の魔女、従者を連れていない単独ながら、一番の重要拠点を制圧した実力を持つ
考えていることが読めない部分もあるが、非常に穏やかな性格で、話をすれば通じる
謎めいた雰囲気をもち、彼女の持つ情報などが物語を大きく動かす!
と思っていた時期が2章ぐらいまでありました、どう見てもただの「駒」になっています
パッケージを彩るキャラクターですが、ヒロインと言うのも微妙な存在になっています

謎めいた雰囲気がウリなのに、天界の皇子が出てきてからは、言うとおりに動くだけで
ヴィルフリートも途中から魔女の先を見ており、アリシアのことは全く見てません
シナリオは博愛主義者のようなアリシアをイリスがひたすらイヤミでいびるだけです
キャラデザインは良かったですが、このヒロインのどこに魅力を感じれば良いのか……

別にヴィルフリートに好意をもてとはいいませんが、最低限見せ場は欲しかったですね
アリシアが第三章の敵としてワケアリの魔女として退場するのはあまりにも早すぎました
最後の最後でも結局何をやるでもなく、無駄に生涯を閉じたようで……扱いひどくない?


■聖女
髪の色と第3章序盤の展開で正体わかるよね


【Hシーン】
アリシア:2
エーリカ:1
イリス:1
聖女:脱衣のみ

例によって4シーンです、本作で一先ずの区切りとなりますが
リアのシーンはなくあくまで倒した魔女のに対して折檻するシーンのみです
シーン自体も1シーンに2枚、尺も2回戦程度と特別濃いわけでもないです
一応、各ボス戦で全てを脱がせてとどめを刺すとシーン分岐が見られます
その労力に見合うかは不明ですがトレーニングで最低難易度だと楽です

おまけとして聖女の脱衣ゲームが楽しめますが、Hシーンはありません

脱衣状況がシーンに反映されるなど細かい芸が目立ちますが
そちらのちからの入れ具合に対してHシーンはそこまででもない微妙な塩梅です


【まとめ】
オチはある程度読めていましたが確変もなく、3作続けた結果がコレというのは……
スタッフとしてやりたいこと(この悲劇のシナリオと脱衣ゲームパート)は
全面に押し出されていますが、反面すっきりしない結末だったり、エロが薄かったり
と、エロゲーとしてのサービス部分は非常に弱くなっているなという印象です
何をしたいのかは、わかりますが、何がウリになるかが不明確なゲームだったかなと

魔女のデザイン自体はいいんですが、魔女のキャラクター自体は余り楽しめず
エーリカは結末が酷いですが、このヒロインだけ唯一エロゲーっぽくヒロインしてました
章を重ねる毎に魔女がただのお邪魔虫にしかなっておらず、アリシアに至っては
今回のサービス要因ぐらいの印象しかないです、本当にただの「駒」でしたこの娘

こだわりたい部分はわかるのですが、その結果として面白さになるかは……
脱衣システムは楽しいので他に活かせればというの思うところではありますけど
とはいえ、すごい作業量が多そうで、今回みたいなペースになるのですよね

ゲームももう少し余裕を持って遊べるようにしてほしいのと、もっとエロに寄せてほしい
というのが、こんないかにもエロゲーっぽいバカなシステムを使っているのにという所
それぞれの拘りが上手く刺激し合うでもなく、微妙に振り切れていない感じでしたね

要望があれば続編をと匂わせていましたが、出すのならついていく所存ですけども
強く望むかというと中々微妙なところですね、程々に期待してまとうかなと