【ブランドHP】BaseSon

【概要】
三国志演義の英雄達が女性化!?……という設定が騒がれて気づけば10年
「革命」と名付けられた本作は、おなじみのキャラに新キャラに加えた全く新しい……
ということはなく、真・恋姫†無双をベースにした力の入ったリメイクというところです

既存の要素も書き直されるなど、力の入り具合が垣間見れる反面、それが逆にネックだったり
また、力が入っていようと結局はリメイクというところが、評価が分かれそうなところです


【システム/仕様】
・画面比率は16:9
・シーンジャンプ機能
・キャラ別音声設定
・ミニゲームあり
・地図あり
・おまけシナリオ

シナリオは一本道で、華琳こと曹操がヒロインというか主人公のうような扱いですね
ヒロインとの関係はシナリオの節目に拠点フェイズでのヒロイン毎のイベントがメインです

拠点フェイズで選べるイベントは一周目は制限されておりそ5回までとなっています
選べるヒロインは最大13となるため、1度ですべてを選ぶことが出来ない仕様です
また、拠点フェイズで毎回選んでも、最後の拠点フェイズで漸く最後のイベントが見られる
というヒロインが複数いる為、同時攻略というのがほとんど出来ない仕様になっています

但し、2周目は選択の制限がなくなり拠点フェイズで全員分のイベントを追うことが可能です
面倒な仕様ですが、1周目から全員終えると非常にテンポ悪くなるゆえの配慮でしょうかね

また拠点フェイズで選択できるヒロインは関係の深い者同士はセットになっています
例えば夏侯惇と夏侯淵という感じですね、個別で分けるとその数が大変なことになりますし
その点については仕方なし部分もあり、寄り個別が薄くなる部分もありというところ

合戦をしているので、大きな戦いではミニゲームとなり、プレイヤーが操作します
真・恋姫†無双とはまたルールが違うものですが、正直元のゲームを覚えていません
カードゲームのようなゲームになり、相手をスタンさせて行動を回させないようにする
と、ある程度戦略性が出来るようになりました、ただ、解説は最低限の操作を教えるだけで
どうすれば有利かなどがわかりません、最後まで弓と槍と騎馬の効果の差がわかりません
とりあえず、武将はの同じ攻撃属性を持つキャラで固めたほうが有利という位でしょうか

地図というのは、本作割りと気軽に、中国の地方名で、どこからどこに攻め込むとか
どこどこにある国に向かう必要があると、言葉だけで説明するようになっています
正直日本人の地理感覚だとイメージがわかない為か、地図が見られるようになっています
但し、会話中にその図を利用することはありません、あくまで補助資料という感じです

クリア後おまけシナリオ漢女編が出てきます、いつものアレです


【評価ポイント】
○:個性豊かなヒロインが多く登場し活躍する
本作は所謂魏編のみで全体の登場キャラの1/3ぐらいになっていますが、それでも多いです
その殆どに複数のイベントがあり大抵の場合は複数回のHシーンが有りという構成です
これだけの数の女性キャラが「ヒロイン」となる作品はあまりなく、贅沢な作品かと思います

△:あくまでリメイク
真・恋姫†無双の魏編をベースに新キャラのエピソード追加や幾つかの補足を加えた作品です
既に過去作をプレイ済みであれば新鮮な展開というのが少なくともメインや元からのメンバー
などではなく、新作として楽しめる部分がおおきく目減りしてしまう部分が存在しています

△:リメイク部分の違和感
スチルは元あったものを描き直しているものがあったり、声も再収録していたり
力の入ったところが見られるモノとなっていますがそれが必ずしも良い方向とは限りません
特に音声などは声優の変更や演技の変化もあり引っかかる場合もあるでしょう


【ヒロイン】
■華琳(曹操)
魏編のヒロインと言うより主人公というのが一番しっくり来る表現かなと思います
主要メンバーは基本的に華琳様第一で、半分ぐらいは普通にラブな感情持ちになります
実際シナリオを動かす上での便利な能力は全部持っているようなチートキャラですね
そんなチートスペックも曹操だから仕方ないで納得出来たり出来なかったりですね

一刀はそんな華琳に認められる人物となるように成長していく形になっていき
華琳も他の名だたる武将のようにハイスペックでも美少女でもない筈の一刀に惹かれ……
メインキャラだけあって、本筋を追うだけでも一刀との関係に決着が見られる形ですね
真・恋姫†無双そのままの結末は嫌いではないものの革命では別の回答が見たかったです


■春蘭(夏侯惇)・秋蘭(夏侯淵)
魏を代表する武将であり最大戦力、同時に仲の睦まじい姉妹というところです
革命前と大筋は変わってないと記憶していますが、春蘭ってココまで色ボケだったかなぁ
どちらも華琳にかわいがってもらうポジションなのですけど秋蘭のクールさに相反して
春蘭は非常にわかりやすいので、割りととろけた顔が多いのが印象に残りました
お話としては、最終的には華琳さまと姉妹に続く3番めとして認めてもらうことができます
この三番目という何とも言えないポジションが魏編を良くも悪くも表しているかと思います


■華侖(曹仁)・柳琳(曹純)
華琳の従妹で姉妹枠、革命での追加ヒロインになります
華侖は英雄譚から続いての登場で許褚などの純粋系の元気キャラになっています
柳琳は魏において数少ない癒やし枠であり、個性が強いメンバーに引っ張られる気苦労の人
魏の夏凛様一番、一刀は種馬という空気に合わない人にとって憩いとなるヒロイン達です

話は雨降って地固まるみたいなところです、いい娘は爆発するものなのです
新キャラかつ2人セットとは言えHシーンでは枠数が一番多いのも特徴です


■栄華(曹洪)
華琳の従妹、英雄譚にも登場していました男嫌いで華琳を強く尊敬している
と桂花と被る部分もあるが、環境故にそうなったとフォローされており致命的ではなく
可愛いものには目がなく、年下組に対して怪しい視線を送るが多分そっちの気はない
個別エピソード後半のデレは強く、ツンデレの域で済ませられるヒロインでしょうか
Hシーンの数は複数プレイ要員でもないため、控えめなのが少し残念ですね


■香風(徐晃)
革命での追加ヒロイン、例によって英雄譚でも登場していた
導入部で一刀と最初に出会った少女、正しくは空から落ちてきた一刀と頭をぶつけている
右も左もわからなかった一刀を心配して何かとフォローをしてくれるなど序盤は大活躍
お兄ちゃんと呼び懐いてくる、序盤においては数少ない憩いのヒロインともなっている

序盤は何かとヒロイン力を見せつけるが、ポジションがポジションだけに
最終的には物静かでマイペースな妹枠に収まってしまった感があるのも残念なところです


■季衣(許褚)・流流(典韋)
魏の年下枠、小さいが魏軍の貴重な戦力であり夏侯惇と夏侯淵のセットで活躍の場が多い
流流は特にですが、一刀には最初から好意的な部分もあり、革命の前は癒やし枠でした
髪を下ろすと割りと別人になるヒロインだと思います、Hシーンだと割りと誰?状態です
髪で遊んでいるシーンが多く、意外な姿に好感度がアップする可能性も有りや無しや


■桂花(荀彧)
魏の軍師、華琳への心酔具合は春蘭も越えており、同時に一刀への嫌悪も強いです
多少認める場面はあるものの、最初から最後まで華琳第一で、それ以外の部分が強く
極端な尖り具合を見て楽しむヒロインという感じになっています、こういうのも個性
それと関係あるのか関係ないのか、個別エピソードが全ヒロイン最速で完結したりします

個人的な印象としては、絵の崩れが多いように見えました……好みの範疇でしょうか


■凪(楽進)・真桜(于禁)・沙和(李典)
一刀の部下となる三人娘、真面目すぎるきらいのある凪に、自分の興味優先の真桜
ムードメーカでおしゃれな普通の(一刀よりずっと強い)女の子の沙和という仲良しトリオ
部下ということで基本的に一緒に行動することが多く、イベントや魅せ場も多いです
発明が趣味な真桜は少しオーバーテクノロジー過ぎて、魏軍にたくさん貢献してくれます
空を飛びたがらう徐晃が加わることで歯止めが効かなくなった印象がありますね

ヒロインとしてみると凪の扱いが非常によく、張遼(元ネタの因縁も兼ねるのでしょうが)
シナリオでも登場したりして活躍の場が多く用意されているヒロインになっていました


■燈(陳珪)・喜雨(陳登)
革命での追加ヒロイン、英雄譚にはいなかった、魏編では唯一の親子枠となる
燈は計略などで上手く立ち回った人物であるためか、どこか含みを持たせる物言いをする
とはいえ個別エピソードでは基本的には娘である喜雨との関係がピックアップされるため
その性格上素直になれずにいるお母さんみたいな枠になっており、普通にいい人枠ですね

喜雨にも母との関係はありますが、一刀を慕う流れもあり恋愛方面の魅せ場もあります
とはいえ一刀はどちらも平等に手を出します……当然親子丼も存在するわけです


■天和(張角)・地和(張宝)・人和(張梁)
黄巾党の指導者の兄弟だが、本世界では巻き込まれただけの旅芸人というかアイドル3人姉妹
真・恋姫†無双には登場していたが逆に英雄譚にはいなかったという特殊な経歴を持つ
アイドルのマネージャーとして3人に振り回されることになり半ば強引に関係が結ばれる
1対1は1回ずつですが4Pが2回ありこの構成は北郷隊と並ぶ形になります、つまりH枠ですね


■霞(張遼)
武人気質で姉御肌な武将、名だたる武将と渡り合える実力を持ちながら理性は効くなど
強い武将=イノシシの傾向が強い本作において安定した実力を見せる、非常に便利なキャラ
書いている方も使いやすいのか、お気に入りなのか、魏編では随一の活躍を見せてくれる
Hシーンも凪との3Pを含めて回数が多く、全体的に優遇されているのは間違いなかなと


■傾(何進)・瑞姫(何太后)
革命での追加枠、肉屋の姉妹だったが、何太后が宮中に入り権力を得て何進が大将軍となる
何進は名だたる実力者からは大したことがないという評価を受けるが、一応そこそこに戦える
増長するのが玉に瑕で、漢王朝での描写など序盤の憎まれ役というポジションになる
身分を失ってからは喜雨が色々と画策して、なんとか暴走を抑えようと四苦八苦することに

瑞姫の誘惑に中々なびかないことで執着されて、あの手この手で誘われることになります
追加Hシーンの役割を担うなどH枠としての活躍が期待されるヒロインたちだったのでしょうか
傾は最初こそガンガンこちらを攻めますが、気質を見出されMに反転することになります
強気な女性を征服してガンガンやりたい人には良いのではないかなと思います、ガンガン


■稟(郭嘉)・風(程昱)
軍師にしてネタ枠の2人です、どちらも間違いなく優秀なのですけども
妄想激しく華琳との閨を想像するだけで血をふく田してしまう稟のキャラクターが強烈で
ひょうひょうとした捉えどころのない不思議枠の風のが相対的地味になってる印象です
風は個別で動かしても光るヒロインと思うだけにその点は少し残念な部分がありますね


【Hシーン】
・華琳:3
・春蘭+秋蘭:2
・華侖:3
・柳琳:2
・華侖+柳琳:1
・栄華:2
・香風:3
・季衣+流流:3
・桂花:2
・桂花+華琳:1
・凪:1
・真桜:1
・沙和:1
・凪+真桜+沙和:2
・燈:1
・喜雨:1
・燈+喜雨:1
・天和:1
・地和:1
・人和:1
・天和+地和+人和:2
・霞:3
・霞+凪:1
・傾:2
・瑞姫:1
・傾+瑞姫:1
・稟:2
・風:2
・稟+風:1

ヒロインが多い分、1人1人のシーンは多くても3シーンというところですね
全部足すと抜きゲーと遜色ない回数になりますが、掘り下げることがあまりないため
ヒロインとの関係を進めてよりマニアックなプレイというのはあまりありません
特徴としては口による前戯と仲の良い者同士の複数プレイが多いのが特徴でしょうか
華琳さまは側近を色々しているようですが、具体的に描かれるのは桂花ぐらいですね
(どちらかと言うとこの作品では大喬と小喬を侍らした周瑜のイメージのほうが……)

バイブとペニバンが出ますけどそのあたりは今更なので突っ込まないでおきます


【まとめ】
一本の作品として見た時に十分に値段分を楽しめるだけのボリュームはあると思います
但し、本作はどう見てもリメイクです、リメイクの範疇ではないほど作品に手を加えた
「革命」ということかと思いますが、本筋はかわらず、最後の結末まで殆ど一緒です

真・恋姫†無双という3編が入った作品と比較してその1/3、ヒロインが増えているとはいえ
純粋に話が3倍になるものではありません、比較対象が悪すぎるのもありましょうが
その辺りと比較するとどうしても引っかかるものもあるのは避けられませんでした

素材の差し替えについて、音声の撮り直しもあり、どうあっても過去作とは異なります
それが純然とした進化や改善であれば良いですが、癖がついて変わるものもあります
中には前の方が良かった気がするものもありました、このあたりは好みでしょうが
それを見ると純然なパワーアップとして受け止めがたい部分もあるのは確かです

新武将については概ね好印象です、今の時代ならもう少し個別のHシーンの充実
といった肉付けが欲しかった気もしますが、気に入ったヒロインは多くいました
キャラクターの横のつながりも増え寄り豪華で騒がしくなった掛け合いも嫌いではなく

そのような、良さが垣間見られる作品であり、過去作にほぼ同じ筋の作品があった
という点を気にしなければ本作は十分に楽しめる作品と言えるかと思います
あくまでリメイクという点を念頭に入れておけば、そういうものと楽しめるかと思います

真・恋姫†の新たな物語として期待すると物足りないのは確かです
特に本作の結末はアレなわけで、アレは解釈を追加したとはいえ変わらないわけで
そういった「革命」を期待すると弱いでしょう、呉も引っかかる部分ありますよね……

ということで、単品としてみると悪くなく、リメイクとしてみると引っかかる部分あり
完全新作のようなものとして考えると肩透かしを食らう作品という感じになっていました