【ブランドHP】おもちそふと

【概要】
異世界の「ランスロール大陸」には3つの王国があり、それを収める女王がいました
その女王の上には三国の代表者から選定された「ハイクイーン」が存在します
ハイクイーンの統治により大陸は平和を保っていましたが、大陸に危機が訪れます

50日後に「魔王の卵」が襲来することが解りますが、ハイクイーンは力を失い対抗できません
このため、各国の第一王女を集め、力を高めることで魔王の卵に対抗しようとします
未熟な第一王女が魔力を高める方法は地球の「飯伏大和」の精を受けることだといいます

そして、現在のハイクイーンを超える魔力を手に入れたことが分かるようにと
ハイクイーンにより呪いが与えられ、これを凌駕することが指標であることが伝えられます

果たして、王女達は飯伏大和に愛され、魔王の卵を退ける力を手に入れることが出来るのか


デビュー作で性格診断の結果によりHシーンのモードを切り替わるのがポイントになります


【システム/仕様など】
・画面比率は16:9
・キャラ別音声設定
・性格診断?によるシーンの分岐

ヒロインは3人、複数プレイや複数人と結ばれるルートなどは存在しません
選択肢は解りやすい3択で、ヒロインの名前が基本的に書いてあるので難しくありません
ゲーム開始時に性格診断が行われHシーンのモードを決めることが出来ます
もし気に入らない結果であればもう一度診断を受け直すことが出来ます


【評価ポイント】
○紳士と妄愛による2つのHシーン
最初に簡単な性格診断があり「紳士」と「妄愛」2つのモードのいずれかが提示されます
このモードはHシーンに影響を与えて、同じシーンでもヒロインの反応などが違います
紳士は主人公主導で妄愛はヒロインが主導です、あくまで積極的というレベルですが
一応性格診断は結果を提示された後やり直す事はできます(直接選択はできません)


✕ヒロイン毎にシナリオの差があまり無い
魔王の卵を撃退する魔力を手に入れるために大和と恋愛して愛し合うのが基本プロット
撃退がゴールであり、それ以降の展開がないため、ヒロイン毎の個別展開が弱いです
モードで差異が出来るのはHシーンとその前後数クリックだけで、やり直し感が強いです



【ヒロイン】
■セレアネーグ・クラウン(セレア)
クラウン王国の第一王女、皆を愛し皆に愛される、魔力も高いハイクイーン最有力候補
魅了の魔法を得意としておりその魔法から多くの人に愛される性質を備えている
性知識には乏しく、非常に素直な性格もあり、愛され精をもらうことに全く躊躇がない
掛けられた呪いは、本当に愛した相手に愛の言葉を告げることが出来ないというもの

基本真っ直ぐな愛情を向けてくるヒロインばかりの作品ですが、この娘はもっともたるもの
呪いが発動してからが本番といいますか、漸く人を愛することを知ってから本番の娘で
そこから独占欲なり、愛してもらうことに自信がなくなったりといじらしい部分を見せます
シナリオ的にもHシーン数的にも他より長め、多めに取られている印象のヒロインでした


■ファティシオン・スワロー(ファティ)
スワロー家の第一王女、動物の言葉が解る為、諜報活動に長けていたらしい
あまり裕福な国ではなく、皆が助け合って生きており、ファティ自身も手伝いをする
その為、地球に来てからも家事を積極的に手伝い、文化に馴染んでいくことになる
掛けられた呪いは、眠ると鳥になる解りやすいもの、いい雰囲気で発動することも

家事などは出来るが、まだまだ幼い部分があり、性知識は当然のように一番疎い
動物から偏った知識を受け最初のHシーンがまさかの腋コキになるのは笑いました
基本的に知識の無さから割とぶっ飛んだ発想にたどり着くのが特徴でしょうか
そんな少し一生懸命だけどおっちょこちょいなファティを愛でるお話になっていますね


■リアンフェス・スケール(リアン)
スケール家の第一王女、物を元に戻す魔法に長け、中立の立場で大陸の最高裁判所を持つ
本人は知識に長け、研究などを進めており近い将来の魔王の卵の再来なども予見していた
セレアやファティと共に大和のもとへ来たが、2人のサポートの立場を取ろうとする
唯一最低限ではあるが性知識を持っており、精を受けるということに抵抗を覚えている
激昂をすると熱が出るという、いまいちそのペナルティがわかりにくい呪が掛けられる

2人のサポートに徹しようとするリアンをあくまで選んでいくことで展開していきます
本(主にマンガ)などで得た知識を持とに2人と大和の距離をくっつけようと画策します
あくまでも中立の立場で2人をサポートするために動いていたが気づけば自分も……
という感じで素直に告白するまでが本番という印象もあるヒロインになっていますね
あと呪いが解けたことを解るシーンが割と酷い感じの娘だと思います、面白いですが
付き合ってからは、基本的に尽くしてくれる良妻タイプという感じになってますね



【Hシーン】
・セレア:10(18)
・ファティ:8(16)
・リアン:6(12)

回想はシチュが一緒でも紳士モードと妄愛モードで別登録となります(回収も別です)
紳士モードは主人公が積極的になる、妄愛モードはヒロインが積極的にしてくれる
という感じで極端に責めと受けやSとMで揺れ動くわけではありませんので注意が必要
妄愛で言えば本番ともなれば主人公が動いてヒロインがいっぱい感じてくれます
また、基本はCGが共通ですが2シーンだけ紳士と妄愛で差のある部分があります

プレイは前戯→本番のセットが基本となっています
前戯は腋コキや玉揉み、おもらしなど割とマニアックなシチュが存在します
ヒロインもノリノリでやってくれたりと、割と濃さがあると思いました

回想モードでは1戦毎に登録されるため回想数はだいだい2倍の枠になります
(セレアのみ1戦のみで終わるシーンがあるので実際1モード9シーンとなる)
紳士あるいは妄愛の一方だけでみると3~5のキャラゲーの平均値というところになります
Hシーンにこだわりを見せる作品ですが、抜きゲーという程でもないという塩梅です
少なくとも圧巻のHシーン数というほどのボリュームはないと思います



【まとめ】
ミドルプライスとは言え少しお話のバリエーションに欠ける部分が見受けられる作品です
流れが決まっているので、個別に分岐後も遊園地のデートなど共通したイベントが共通し
このヒロインならではのイベントというのが殆どないのは少し物足りなく感じます

設定などは作り込まれているので異世界でのイベントなども欲しかったところですが
魔力がハイクイーンを凌駕したら直ぐに魔王の卵へとイベントが移行してしまいますし
それ以降はHシーンなどもないので、全体的にもったいなく感じる部分が多かったです

性格診断による盲愛と紳士の違いもHシーンだけでなくイベントにも影響すると面白そう
ですが、あくまで本作ではシーンの差分にしかならず、回収は作業になってしまいます
Hシーンについては意外とマニアックなシチュもあり、ツボにハマるものもありました
紳士と妄愛でもう少しHシーンに大きな変化が欲しいですが、ボリュームと相談ですかね

せっかく色々と世界の設定を考えたのだから、もう少し部隊を活かしてほしかったですね
ミドルプライスとは言え全体的に小さくまとまり過ぎた印象を受けてしまいました
設定とHどちらも光る部分はあるものの活かしきれていないという感じになっていました
次回作があるようならどちらもより突き詰めた感じの作品になってくれると面白いかなと