【ブランドHP】HOOK SOFT

【概要】
恋愛禁止の校則を撤廃した学園の生徒会長「二宮肇」は革命児として
元からカリスマ的人気も相まって一躍時の人となってしまう

恋愛が解放されたことで、恋愛対象として肇に興味を持つものも少なくなく
1人の告白をキッカケにしてなし崩しに彼を思う人達に告白されていき
気づけば学園屈指の美少女5人ばかりに同時に迫られることになる

まずは互いを知ることということで答えを伸ばす肇を前にして
ヒロインたちのアピール合戦が始まるのであった、肇が選ぶのは果たして……


【システム/使用】
・画面比率16:9
・キャラ別音声設定
・Hシーンフィニッシュの選択肢固定あり

攻略ヒロインは5人、ハーレム状態ですがハーレムエンドなどはありません
「パートナーセレクション」、「新クロスビューイング」、「おかわりイベント」
HOOK独自のシステム用語が並びますが、大体は既存のシステムの言い換えです

「クロスビューイング」は任意で行える視点切り替えになっています
但し、主人公がいない視点で、メインヒロイン以外のキャラも対象となります

「おかわりイベント」は共通ルート中の小さい分岐選択のようなものです
但し、ヒロインのフラグや好感度の蓄積など意識する必要はアリません


「パートナーセレクション」が解りにくい要素で、展開に多少影響を与えます
「キュンポイント」を多くあげたヒロインは選択肢の告白の第一候補として表示
他のヒロインと結ばれることも可能ですが、相手の告白を断ることが可能となり
断った場合には強制的に第一候補のヒロインと結ばれるという流れになります
告白までの流れが多少変わる程度で他のヒロインを振れる方の意味合いが強いです

いずれも攻略に大きく影響を及ぼすこともなく、差分もそこまで多くないです
展開をコンプリートした場合は目当てのヒロインにキュンポイントを重ねる位で
それすら必要がないなら分岐直前のセーブデータ一つで事足りる内容ですね

また、制限時間付きの選択肢もあります、基本的に一択しか存在せず
思わず腕を掴んでしまったのを離すか否かといった衝動的な行動を示す演出です

色々ややこしそうですが、やってみると軽い差分や演出程度のものが殆どです


【評価ポイント】
△とにかくモテモテ
ヒロイン5人の好感度がMAXなだけでなく、他のキャラも主人公を慕っています
サブキャラやモブキャラ含めて評価が高く周囲から信頼され恋愛も応援されます
ここまで過剰に持ち上げられる環境は割と個人の好みの差が出るかも知れません

△ハーレムだけどハーレムじゃない
最初からヒロインどころかサブキャラの好感度も高いモテモテの主人公ですが
恋愛自体は普通によく知り合ってというタイプなので基本は1対1の付き合いです
HOOKの作品に複数プレイなど期待する人はあまりいないかとは思いますが……

△意味がありそうでないシステムの数々
「パートナーセレクション」、「新クロスビューイング」、「おかわりイベント」
と数々の演出があり、プレイ中は能動的に操作する必要がある場面が多いです
特に新クロスビューイングは変えられる視点が多く全部を見ると時間がとられて
割と気が散りますのでプレイスタイル次第では面倒に感じる部分かもしれません

攻略だけで言えば攻略対象のパートナーセレクションさえ押さえればいいので
解ってしまえばなんともないですが、気づくまでは集中しにくい仕様かと思います




【ヒロイン】
■花守栞織
幼馴染、人見知りする態度がクールな大和撫子として好意的に捉えられている
肇の一番の理解者を自称しているが、その裏では肇に対する恋心を持っている

不意の宣戦布告をするなど親しい相手にはいたずらな部分を見せることもあるが
基本はベタベタしすぎず絶妙な距離感で肇をサポートしてくれるよくできた娘です
一番の理解者に恥じない堂に入った幼馴染ぶりを見せてくれる良い幼馴染でした


■小清水香純
再会するなり突然告白をしてきた昔馴染み(?)の編入生
良くも悪くもな裏のない真っ直ぐな好意のアピールは周囲を巻き込んでいく

シナリオの起点ともなっており、仕掛けを含めてメイン格のヒロインでしょうか
プロローグこそ誘惑してくるイメージがあり、そのキャラ性や演出、設定などから
悪い方向に誤解を与えがちな娘ですが他に劣らずのいい娘であったと思います
実際力加減が難しいのか、初期の飛ばしぶりからいきなり大人しくなっていますし
扱いあぐねている感もあります、それ含め特別なヒロインといえばそうなのかも


■結城彩楓
ミスコン2連覇中の学園のアイドルで肇たちの先輩にあたり、妹の親友の姉でもある
学園のアイドルである自分にふさわしい相手として時の人である肇にアプローチ
全ヒロインの中で唯一過去の関係がない辺ですでに不利を被っている娘です

自信の塊であるアイドル的存在と家族思いな努力家というギャップがウリでしょうが
これはこれで定番の属性ですが、香純との絡みもあって噛ませ臭が凄いですね
スタート時のアドバンテージが肇がファンだったことだけで非常に微妙な位置ですし
本来ならサブヒロインぐらいに収まりそうな難儀な性質を持っているヒロインです


■古塚由依
兄弟校(他の作品で言えば付属などの扱い)である「海咲浜学園」の生徒会長
言葉遣いの丁寧なお嬢様であるが、フリーダムな肇の妹青葉の友人でもある
学園が違うはずだが割と頻繁に顔をだすため、あまり立場的不利はない
口がたまに菱形になったり、青葉のキャラと合わせてコメディ要素が豊富です

本作では唯一の年下ヒロイン、変化球が多い中で真っ直ぐに慕っている枠です
お嬢様らしく言葉遣いなどがしっかりしている所から大人びた部分もありますが
年相応の可愛らしさも見せたりというアンバランスさが魅力な部分でしょうか
発明家としての側面や会長としての側面もあり割と属性の欲張りセットですね


■山吹芳乃
肇をサポートする生徒会の副会長、一応「恋愛否定派」代表でもあった
肇のことは非常に気にしている事は自覚しているが恋心であるという自覚はなく
一方で周囲には恋愛感情であると確信を持たれており生暖かく見守られている

恋愛解禁を撤回させる為には規範となる自分たちが過ちを犯せばいい
という「設定」の元で迫っている、その様は周囲にも生暖かい視線で見られている
基本的にはムッツリスケベないじられキャラでどのルートでも美味しいポジション
個別でも遺憾なくその面白ぶりで暴走してくれます、一番の壊れキャラです



【Hシーン】
・花守栞織:3
・小清水香純:3
・結城彩楓:3
・古塚由依:3
・山吹芳乃:3


全員公平に3回ずつ、プレイ傾向はノーマル
個別分岐後の中盤に固まる傾向にあり、終盤の山場を迎える頃には登場しない
ハーレム状態であるが複数プレイはなく、抜け駆けによるプレイもない
序盤のごく一部にハプニングがある程度、それが終わればおとなしい内容です


【まとめ】
非常にストレートで解りやすい学園ハーレムものというカタチになっています
それが、魅力的に映るか他の学園モノと何が違うのかと思うかで印象は違うかなと
あくま学園モノのハーレム状態にとどまり、エロゲー的ハーレムではありません

独自性としては「パートナーセレクション」や「おかわりイベント」のように
プレイヤーから働きかける要素を増やしているように見られるのですが
殆どが共通ルートまでの演出で個別に入ると普通のキャラゲーになります

ハーレム状態というのも個別となれば関係を応援してくれる展開となります
「告白されて始まるADV」は告白を受け入れると同時に普通のADVになるのです
Hシーンも3回ずつ、香純との思わぬ接触からの誘惑描写があったりしますが
以降体を張ってアピールするヒロインはおらず全体的に健全な感じですね

ブランドカラー的にハーレムになるとは元から考えてはいませんでしたが
やはりこういう皆に慕われているという美味しい設定があるのですから
もう一段階踏み込んでこの美味しい状況を活かしたエロゲーにして欲しかった
というのが正直な所でして、その点が本作の物足りなく感じた部分でした

キャラゲーとして見るとどのヒロインも良い娘ではあったと思います
幼馴染の関係のさじ加減などは程よく、やり過ぎない感じのキャラ付けですかね
コメディ部分もそつなくこなしますが、このイベントという強烈な印象は無いです

コレ位の塩梅が良いか、もっと濃い方が良いのか、好みが出る部分かなと思います
個人的な好みで言えば、先に語ったとおり、せっかくのハーレム状態なのだから
という思いが強くどうにも振り切れていないなという印象が強く残りました