【ブランドHP】COSMIC CUTE

【概要】
空に浮かぶ無法者の街「迦具夜(カグヤ)」で喫茶店を営む「常盤木司」は
裏では店員や常連客と共に何でも屋をやりつつ日々を騒がしく過ごしていた

そんなある日、「常盤木雪」と名乗るお姫様のような出で立ちの少女が
兄である司に会うためにカグヤへとやってきて周囲は賑やかになっていく

更には、2500年間も寝坊していた抜けているけど強力な魔王も復活して
様々な厄介なトラブルに巻き込まれてにわかに騒がしくなっていくのだった

デザインなどから分かる通り、空のつくりかたと世界観を同じくする作品
前作と直接的あるいは間接的に繋がりのあるキャラや設定が多く登場します
前作プレイは必須ではないですが、あるとまた違う見方の出来る作品ですね


【システム/仕様など】
・画面比率16:9
・キャラ別音声設定

前作のタイトル画面を思わせるフラットデザインなボタン群ですが
よくわからないレイアウトではなくなり嬉しいような寂しいようなという所

システムは最低限ですが、そもそも選択肢が最小限なので困りません

攻略対象のヒロインは4人、隠しルートや攻略制限はありません
フラグ折り方式とか言われるタイプの分岐方式で選択肢は3回と最低限
攻略順はありませんが、分岐順に選択くしていくと理解はしやすいかと


【評価ポイント】
△前作と変わった雰囲気
世界設定を同じくする「空のつくりかた」を彷彿とさせる部分はありますが
作品の雰囲気としては前作の陰のあるな部分は粗消えてコメディ成分が強いです
前作と同じ気分でプレイをしてみると違和感を覚えるかも知れません


△身内の間の狭い世界
登場人物が身内や顔見知りばかりで固まっています
それでいてサブキャラはこの世界でもトップクラスの強さを持つキャラばかりで
ほとんどの問題が身内感でのトラブルで終わってしまう印象があります
カグヤという街を扱うには登場人物が最小限で実質カフェのみと狭い気がします



【ヒロイン】
■ダリア・キルジャプキナ
前作ヒロインのハイブリッドの様なデザインのエルーと(獣耳)の女性
4人の中では一番の大人でありアダルトな雰囲気を漂わせるヒロインではあるが
当然のように処女であり、恋人になると素直で可愛い面を多く見せてくれる

容姿を含めて高い人気を誇る歌姫、這い上がるための手段だった歌が大切なものに
ということで悩んでいたが、とあるアクシデントで声が失われてしまう事に……

多少の葛藤はありつつも、内輪のトラブルに巻き込まれたのを内輪ネタで解決
という感じで、シリアスがシリアスになりきらないのは本作の傾向でしょうが
あまりヒロインのパーソナリティが関係ない方向で問題が解決するのはなんとも


■安養寺真琴
かぐや最強の剣士であるエルフの少女、その容姿とは裏腹に名前が凄い和風
コミュニケーションが得意ではなく、常に遠慮しがちで自身なさな態度を見せる
かぐやに流れ着いた司が最初にお世話になった女性であり、友人でもある

些細なことに一喜一憂する気の弱さと、近接戦での強さのギャップがウリ
……もっと単純に和服エルフの剣士いいよねぐらいの意味合いな気がします

魔法具の起こしたトラブルがキッカケで二人の距離が縮まって付き合い始めて
呆れられるほどいちゃつき、サブキャラいずれかに起因するトラブルが発生
そのトラブルでヒロインが抱えていた悩みやら問題が解決するというパターン
リリィの立ち絵が欲しかったところですが、本作は素材が少ないのがネックですね


■常盤木雪
司の妹、真面目で芯が強い部分があり適当な態度のダリアとは馬が合わない
前作には居なかったタイプでしょうか、見た目の可憐さに反した気の強さを持つ

このお兄ちゃんまた描写もなしに死にかけてる……谷間の表現を避けているのか
悪いことが起こりましたというときにやたら簡略化される傾向にある気がします
一度ぐらいなら良いですが、何度となくやられるとやはり気になってしまいます

常盤木家の伝承にまつわるシナリオで、カグヤにそのまま繋がる設定説明シナリオ
アスマザシナリオともいえるぐらいアスマザをメインとしたサブ3人が目立ちます
設定掘り下げる間にサブのほうが書いていて面白くなったとかありがちですね
雪はお姫様の服でエッチに積極的なの良いよねって感じですかね


■白崎=ナツ
見た目からして前作のハルを彷彿とさせますが、ナツ=五十海、前作の2人の娘
自称将来の偉大な魔女で調子に乗りやすい性格で生粋のトラブルメーカーである
自信家だが自己評価は低くこと恋愛にいたってはかなりのヘタレ具合を見せる

カグヤが2回位大変なことになる話、カグヤが大好きという前提の話ですが
シナリオで描写される範囲では正直住むのはご勘弁くださいって感じなのが
こういう住めば都的な内容は割と登場人物の思いの乖離が激しくなります

雪に続いてのカグヤ全体の話ですが、こちらはアスマザや常盤木関連ではなく
カグヤそのものの話ですね、ナツがカグヤと繋がってありがた迷惑でトラブル
一度は消えたけど違和感を覚えて復活はちょっと手順を簡略し過ぎかなと……

ヒロイン自体は恋愛に対してヘタレ可愛い感じですがビジュアル的な面では
普通の人間で他の3人より地味目になるのがこのシリーズの弱点です


【Hシーン】
・白崎=ナツ:5
・安養寺真琴:5
・常盤木雪:5
・ダリア・キルジャプキナ:5
・ネモ・ボミナブル・コルチュマリョフ:1
・アスマザ・ライヒナームリントヴルム:1
・シモーネ・バドゥアヴェーラ:1

メインは5シーンずつ、個別分岐後まとめてなので一箇所に固まるタイプ
プレイ自体は特殊なものはなくノーマルなプレイばかりになっています

らぶらぶえっちあぺんどでぃすくえくすとらの適用でサブが1シーンずつ追加
らぶらぶ言っていますが割とその場の勢いでHシーンが有るだけですね


【まとめ】
前作の雰囲気を残しつつも、キャラゲー方向に舵を切った感じでしょうか
選択肢や構成についてもそうですが、何をするにも最小限に抑えている印象
描きたいこと(キャラやイベント)を最優先で描いてそれ以外のながれの部分を
最低限機能する程度に削ぎ落とした感じ……というのは少し言い過ぎでしょうか

あれやこれやの作品みたいな大騒ぎな日常を想像する設定ではあるのですが
いざという事件は過去形だったり、一言で説明されたりと非常に簡略化され
登場人物もペイ・バックメンバーとカグヤの実力者3人組だけとなっています
実際話もこの8人で回るので、街全体の話としてあまり見ることはできません
その割に最後がカグヤという街に関わる話をされてもという感じはあります
個人的にはナツやメンバー程カグヤという街に思い入れは生まれません

前回のハーヴィのような陰のある設定がわりと好みが別れたのでしょうか
制御不能ではあるけど敵対することがないキャラで固められているので
事件が日常みたいな言い方をされてもその辺も違和感を覚えてしまいますね
無法者の街自体をある程度ネタにしたいのならもう少し小物に凝って欲しかった

街の設定にこだわらなければ、キャラということでデザインは非常に魅力的
イチャラブについては一点集中タイプですし、その割に描写は似通って
という部分はあります、バカップルに呆れられつつ祝福するのを何回やるのか

という感じで、各素材は良いですが、無駄なく敷き詰めてしまった為に
全体的に余裕や遊び心のない作品になってしまったなという印象でした
キャラは別ですが、ファンディスク的と言えば確かにそうかもしれません