【ブランドHP】SMEE

【概要】
トラブル続きで進路を決められずにいた「織辺一季(名前変更可能)」
親戚の伝手で学生寮に住まわせてもらい地方の専門学校に通うことになる
紹介された寮の住人は自分以外は全員女性という一見恵まれた環境であった
更に、トラブルもあって寮のメンバーの印象が軒並み悪くなってしまう
なんとか状況を改善しようと、住人たちの信頼を得るべく行動するが……


【システム/仕様】
・画面比率16:9
・キャラ別音声設定
・前の選択肢へ戻る
・バックログジャンプ
・名前変更可能

ヒロインは4人、序盤に選択して後は分岐もなく一本道となっています
役割セレクトというものがヒロイン選択暫く後に登場しますが分岐には関係せず
共通ルートの一部パートに変化が起きる選択肢という認識で良いと思います
もう一点のシステム「ルームアクション」は、ある程度親しくなったヒロインの
部屋を漁れる機能で、こちらも反応を楽しむもので当然分岐には関係ありません

システム周りは一通り揃っているかと思います、次の選択肢へはありませんが
一本道なのでそこは困りません、あえて言えばスキップの継続機能でしょうか


【雑感】
ゲームの流れを阻害しないための配慮と見られる部分が裏目に出ていた印象
システムでも紹介した本作のウリっぽい「役割セレクト」が最もたるものです

4パターンありヒロインと結ばれるまでの共通部分でヒロインのパート以外が
スキップとなってしまう共通での作業感を減らす方策に見られるのですけど
この部分は個別ルートに絡まない独立したコメディパートとなっています

確かにこのブランドの出す作品のコメディパートは人気があると思いますけど
本筋に絡まないコメディパートをいくつも見たいかというと疑問が残ります
付き合う直前までヒロインの関係が進んでいる中でこのパートが挟まれるのは
正直気持ちがリセットされますし話のテンポも悪く感じてしまいます

気づけば告白ムードにはなっているのですが、直前の流れなどを考えると
素直にヒロインとのラブラブな関係に入っていくことが出来ません
下手すれば何故主人公がここまで好かれているのかと引っかかったりします

そんなこんなで、全体的にテンポが悪く気持ちも入りにくいという感じで
共通ルートは今回のシステムが悪い方向に噛み合って厳しい印象でした
ネタ的に厳しいのか下ネタも多く感じられ、そこもきつさを加速します

個別に入ればヒロインは可愛く感じられイチャラブも楽しめるのですが
共通で素直に納得できなかった部分を個別まで引っ張ってしまって
個人的には引っかかる部分があり素直に楽しめない部分が多かったです



【ヒロイン】
■森角初楓
寮では一番のしっかり者で常識人ポジションかつ料理が得意で家庭的な女の子
その一方で妄想癖があり、一人Hに耽るなどムッツリスケベな部分もある

ムッツリスケベという属性のためやたら下ネタ振られていた印象があります
ルームアクションについてもこのヒロインについては相性が悪かったですね
自慰シーンがあるものの回想には入らずHシーンも突出するわけでもなし

後半の多少シリアスなパートの話についてはそんなマジな話?と思ったら
マジな話なわけ無いでしょみたいなオチでした、全体的に感情の置き場がない


■楠木晴
体育科のスポーツが好きな女の子、テニス選手として良い成績を収めている
一方でインストラクターとしての夢を持っており進路に迷っている部分がある
気がよく効く側面があり、効きすぎるのが足かせとなっている部分も……

他のヒロインのような派手な魅力ポイントが無い娘ですが個別で化ける娘です
エロ担当として駆り出された初楓よりもエロ担当適正がある強みも
一番素直に夢に向かって頑張る女の子を応援している感じがするお話です
本作のポイントとヒロインの設定がうまく噛み合っていた印象でした


■皆見真央
ひとつ下の後輩となる女の子、元気で明るいムードメーカー的存在
寮でのトラブルが重なり主人公を変態とみなして一番警戒する娘になってしまう
しかし基本的には素直な良い娘である為、打ち解けることができれば……

個別とそれ以外で態度がかなり変わるヒロインになっていると思います
個別分岐すれば共通ルートから既に素直に可愛い後輩ぶりを見せてくれて
告白シーンを含めて魅せ場も多く素直に可愛さが楽しめるヒロインでした


■冬月かなめ
主人公の2歳年上のお姉さんだが学年は同じで音楽科に通っている
常に余裕を持った優雅な態度で憧れの的として見られているカリスマ的存在
才能にあふれる部分も確かだが、その実態はかなり癖のある性格をしている

少し難儀だけど基本的にはとても後輩思いである姿見られるシナリオ
ヒロインがボケもツッコミもできるのでやり取りを楽しむヒロインでした
シリアスはあったような無いようなという感じでお気軽な感じでしたね

声の演技が独特……そこが少し自分には合わなかった部分でしたかね
ヒロインとしてはかなりお気に入りの部類だったのですけども



【Hシーン】
・森角初楓:4
・楠木晴:4
・皆見真央:4
・冬月かなめ:4

全員仲良く4シーンずつですね、
傾向としてはノーマル、手や口や胸でしてくれるシーンがあります
このシーンについては初楓が割と特殊なプレイで頑張っている印象です
偶に崩れる絵があるのは気になる部分でしょうか立ち絵でもありますが
やはり使うときはがっつり見るHシーンでその傾向が出ると気になりますね


【まとめ】
付き合い始めた見れば一部は気になる部分はあれどヒロインは可愛く
キャラゲーとしては今作も楽しめる部分があるかなというところですが

ただ、告白までの流れが先に書いたようにシステムとの相性が良いと言えず
付き合うまでの流れが納得しにくいものとなっているのが気になりました

せめてといっても私の好みとなりますが、共通が終わってから
ヒロインの選択をすることは出来なかったのかなというのが一つあります
選択した後に、ヒロインの悩みやら可愛い部分を見せられても何も出来ません

役割セレクトで見えたヒロインの魅力も個別にはつながらないのですが
ヒロインを選択する前ならヒロインのアピールタイムぐらいになったのになと
さらに言えば役割も被る部分ありますし下手にセレクトなどさせずに
雑用係として活躍するすべを書けば無理をして複数の話を書く必要も……

というと、結局共通が2周目以降飛ばされることになるんでしょうけども
そこまでして共通を何度も見せる必要があるのかというと疑問ではありますね

話を分岐させるのは良いですけど、せめてヒロインとの関係に結びつくもの
という形で書いてほしかったですね、貧乏性なので全部見ましたけど

そんな個人の好みもあって告白まではおそおそと話が進まない状態でした
まさかSMEE系の作品でそんな事が起こるとはというのが本作の一番の衝撃
何事も足りないぐらいが良いのだなと、今回の話としては適切か不明ですが

ということで、告白までのひっかかりがずっと足を引っ張った作品でした
それはそれと割り切ってヒロイン目的で楽しめるなら問題ないかと思います
全体の流れを気にするならば、いつもとかなり違う印象を受けるかもしれません