【ブランドHP】ういんどみるOasis

【概要】
御咲市では10年に一度桜の花が長く咲き続ける桜の年がある
桜の年には春の祭である式年祭がいつもより盛大に開催されることになっている

御咲市全体で桜の年の桜の開花を前にして盛り上がりを見せており
「一条和綺」の通う魔法使いの学園「桜ヶ丘学園」もその例外ではなかった

更に留学していた妹「一条熾月」の帰郷と新入生としての入学
雑誌でも紹介される有名な魔法使い「姫川花恋」の桜ヶ丘学園編入もあって
和綺の周囲は賑やかになり春の祭以外の面で盛り上がりを見せることに
しかしその一方で学園で爆発事件が起きるなど色々と裏で起きているようで


2005年に発売されアニメ化もされたういんどみるの出世作とも言える「はぴねす!」
その正統続編とも言える本作は、キャラクターや舞台は一新されていますので
はぴねす!」の知識がないとプレイに支障となるシーンなどは無いと思われます
但し作品に散りばめられた「はぴねす!」ネタはプレイ済みだとより楽しめるかと


【システム/仕様】
・画面比率16:9
・キャラ別音声設定
・バックログジャンプ
・次の選択肢へ/前の選択肢へ
・ルートロックあり
・クリア後おまけあり

攻略ルートはメインヒロインの4+グランドで5つ、クリア後におまけシナリオ追加
最初は花恋ルート固定で、その後他の3ヒロイン、4ヒロイン攻略後グランドの構成

オートは左クリックだけでなく、日付をまたぐカレンダーのシーンでも止まる仕様
タイトル画面は階層が2段階になっており、データロードがSTART GAMEを選択した先
CONTINUEは正直どういう条件で出てくるのかわからない機能になっていますね
SUSPENDで終了した場合は起動時には自動復帰ですい、ルート層なのに使う頻度が低い
この辺りの足回りは個人的に他と勝手が違って使い難かった部分になっていました


【雑感】
ライトな雰囲気と明るい色使いはまさにはぴねすといった作風となっています
魔法学園モノで魔法の設定はありバトルもありますがそこは非常にあっさり気味
激しいバトル描写を期待する人はいないと思いますが、かなり弱い部分ですね

裏では割とハードな設定もあるのですがそれを感じさせない話になっていました
スルー具合を物足りないと感じるか、良い処理だと判断するかは好みが分かれそう

ヒロインは最初から好感度高い娘が多く、恋愛の過程となると弱い部分があります
軽いハーレム展開で、付き合ってからイチャラブという少し古い作風でしょうか
その点も含めて「はぴねす!」らしいという作品と言えるかもしれません

体験版等で雰囲気が合えばその雰囲気は最後まで損なわれず楽しめるかと思います
逆に退屈だったり空気が合わないと思えばそのまま合わない作品だと思います


【ヒロイン】
■姫川花恋
二年生になり転入してきた業界でも有名な魔法使いであり優等生
10年前に自分を助けてくれた男の子を探しており、和綺のことのようだが
和綺の記憶が朧気であることや、花恋が「ゆうくん」と呼んでおり……

可愛くて優しくて胸が大きい如何にもメインなヒロイン
好感度も最初から非常に高く、好意的で一途に和綺を思ってくれます

初回固定であり他のヒロインのチュートリアル的な役割も果たすヒロイン
固定に引っかかる部分もありますが他を機能させるためには必要ですかね

花恋にとって思い出の男の子は間違いなく和綺だったけど
和綺にとっての思い出の女の子は花恋ではなかったが前半のメインとなる部分
ゆうくん呼びを含めて前作の春姫シナリオを膨らました感じの展開ですね
下手にドロドロさせないためにこの辺りの面倒なネタはあっさり片付いたので
結局仕掛けとして全体的に不発気味だったのは気持ち悪さの残る部分です

後半はこのシナリオの一番のメインとなる「呪い」についてですが
ラスボスの展開も含めてこちらはやはり一作目を強く意識させるシナリオです
未プレイでも問題ないですが、全体的に前作プレイ済みのファン向けの展開ですね


■桐ケ谷璃乃
和綺のクラスメイトで学園きっての魔法使いであり街のちょっとした有名人
何故か和綺の魔法使いとしての潜在能力を強く買っており囃し立ててくる
何かと和綺を評価してかまってくるその態度の裏にあるものは

ということで、花恋ルートで9割方発覚していますが、思い出の女の子枠です
このルートは呪い?なにそれで和綺の思い出に始終している部分があります
指輪とか聖域とか軽く触れますけど、他の二人のほうがより多く語りますからね

キャラとの交流全振りだけあって、璃乃の可愛さが存分に楽しめるシナリオです
その可愛さはコテコテでみんなの前では相変わらずの関係を見せてくれますが
二人きりになるとデレデレになり呼び方まで変わるというわかりやすさに出ます

話も二人の思い出話と璃乃の成長にメインの焦点があたっており
魔法仕合を二人で頑張る、イチャイチャして頑張るという話です、良いと思います


■一条熾月
和綺の双子の妹の一人、魔法のために留学していたが桜の年にあわせて帰ってきた
魔法使いとしての実力は非常に成長していたが瑞月のように胸は成長しなかった

言葉が少なく誤解されがちだが、本当は家族思いで仲間思いな優しい女の子
当然お兄ちゃんが大好きという辺は前提条件な訳で語る部分はありませんね

呪いへの解決を誰にも相談せずに単独行動でして失敗しそうになるお話です
Project Happinessにつていの話はこのルートから具体的に語られていきます
特に過去の事件に関わった家族の話が出てくる辺りがこちらの特徴でしょうか
グランド見るとこのシナリオで語りたいことがよく分かるようになっていますね

ヒロインとしては割と強引な性格がHシーンに出ていてバリエーション豊か
というのが一番のウリとなるかもしれないヒロインになっています


■九重楓子
美咲神社の娘で和綺の家の一条は九重の輔弼家という形で面識がある
偶に顔を合わせる程度だが、かつて母親の間で許嫁という間柄が結ばれており
半ば冗談のような話であるが、楓子には度々それをダシにからかわれている
占いが得意で、楓子が占った不幸な出来事の予測については非常によく当たる

熾月とは別アプローチで呪いに対策を打つお話となっています
聖域の話も語られたり、過去の話も出て確信に一番近いルートかもしれません
楓子は実は魔法使いではなかったなど設定が盛りだくさんのルートになります

からかい対象だったのが本当に異性として意識するようになっていくヒロインで
本作では珍しい初期からの好感度が高過ぎないヒロインとなっているのですけど
その流れを書いてイチャラブを書いてというには尺が足りなかった印象です
設定が多いためヒロインとしての魅力として描かれる部分が少なかった印象です

楓子の成長自体は本作で重要な部分なのですが、設定や仕掛けに持っていかれた
というのを感じるシナリオとなっていました見た目は一番好みなのですが……


■グランドシナリオ
4ヒロイン攻略後に登場するルート、ヒロインとしては瑞月と真白になります
花恋ルートの延長上にあるようで誰とも結ばれず、全員といい雰囲気になっている
そこまではお決まりの展開だが更に、各ルートの記憶を全員が継いでいる展開
各ルートの問題などを踏まえて改めて場つなぎではない呪いへと挑むことになる

ヒロインは全員好感度が高い状態ですが、このルートでHをするのはサブに甘んじた
瑞月と真白ということで、ハーレムではないですが、1ルートで2人に手を出します

多少のご都合主義はあれど、各ルートに横たわった呪いという問題の根本解決を
ハーレム展開や各ルートの反省点をうまく活かして導くという構成は良かったです

最後の集合した状態の締めはやはり前作を意識したものでこの締めは前作から好きで
そのシーンだけである直前のご都合展開も忘れて程度満足した感じもあります

不満といえばこれがも少し抜きゲーならハーレムH的なのがあったのかなと
土壌が有るのに手を出さないのは不満ではありますね、求める作品が違うかもですが

グランドの実際のヒロインは弥篝先生だと思います、これは意外な伏兵でした


■一条瑞月
双子の妹の片割れ、熾月のような魔法の才能はないが体の成長には恵まれている
熾月に負けず劣らずのお兄ちゃん好きであり、その女子力で兄をサポートする
魔法の力もなくメインのルートもない為、グランドに入っても外様だったが……

グランドルートでは比較的重要な役割を与えられますがやはり外様感は拭えず
菜生同様の癒やし要因としてのポジションが強いように感じました
なにかと熾月とセットで見せ場を奪われている感じもあり、扱いが軽く感じます


■弥篝真白
桜の年に編入してきた予科生の2年、若いながら魔法の実力は非常に高く
クラスで言えば璃乃達と同等であり、実践で言えば璃乃すら圧倒するほどである
弥篝先生の娘でありそれならば納得してしまうが、色々と秘密がある

本作のキーキャラとも言える立場、AAカップなあたりもわざとなのでしょう
とはいえ、何段階も仕掛けがあるキャラで、グランドで明かされる設定は
流石に初見では少し驚くことになりました、、どのルートでも大活躍の娘です

その立場からあり色々難しそうと思ったのですが普通にHシーンが存在します
設定やら年齢やら深く考えると色々アウトになりそうな感じのあるヒロインです



【Hシーン】
・姫川花恋:4
・桐ケ谷璃乃:4
・一条熾月:4
・九重楓子:4
・一条瑞月:1
・熾月+瑞月:1
・弥篝真白:2

メインは本編で3シーン、クリア後のおまけで1シーン追加
サブ二人は本編で1シーン、クリア後のおまけで1シーン追加
瑞月はおまけが熾月との3Pとなります、熾月は二回処女を喪失する

Hシーンは足や胸を使ったプレイが一部にある程度で殆どノーマルですが
体位などは割と特殊なモノが多く、その点では見せ方にこだわっている印象でした

シーン数は今となってはキャラゲーの平均程度という感じですが
構図などに凝っておりそこが刺されば実用度は上がるかもしれません

菜生や母親系のヒロインについては本作ではHシーンがありません


【まとめ】
前作の雰囲気を大切にしつつ、幸せをテーマにしっかりと話が描かれていました
色々と裏でハードな設定やら面倒な部分がありますがあまり表に出すことはなく
ライトなノリで最後まで書いたのは本作としては正解であるかなと思いました
最近の作品が妙に変化球が多かった中で、今作は非常に直球な作品でした

ヒロインについては璃乃が可愛く描かれておりそこは満足度が高方です
あえて言うのであれば璃乃ぐらいのイチャラブを他のヒロインでも見たかった
というところで、設定が多いヒロインはどうしてもそこが巻かれていました

途中まではもう少ししっかり描くつもりがあったのかなと言う部分については
設定などで色々あったように見受けられますが、テンポや雰囲気を重視して
軽く流した印象がありました、この辺りは痛し痒しというところですかね

初回のルート固定やグランドという不自由な展開も本作では終わってみれば
上手く機能しており、不安に思っていた部分がうまく回っていた印象があります
グランドの結論の持って行き方も他のルートを踏まえてで納得度は高かったです

システムについてはタイトル画面の階層と、アイキャッチのオート停止が不満
他のシステムが揃っているだけにこの辺りの不便さは割と気になる部分でした

と、キャラゲーとしてはもう少し掘り下げてほしいヒロインがいた点は不満ですが
はぴねすの空気を壊さずテーマを活かして上手く今風に落とし込まれた内容でした
前作が好きな人や体験版での雰囲気が楽しめれば問題ない作品かと思います