【ブランドHP】シルキーズプラス

【概要】
「小海雅孝」はイートインスペースで鯖の味噌煮の缶詰を食べる少女に目を奪われる
缶詰の少女「更紗サリ」はプレッパーとして活動しその一環として缶詰を収集していた
サリの境遇を知った雅孝と面倒見の良い先輩「八乙女華江」は終末と向き合う部活
「プレッパーズ部」を立ち上げサリを部活動に引き込み、交流を深めていくことになる


【システム】
・画面比率16:9
・ヒロイン別音声設定
・バックログジャンプ

シナリオは一本道の脱落型ともいえるがこれは厳密には正しくない説明となります
ヒロインはHシーン換算だと4人ですがこちらも厳密には正しくない説明となります
道中の選択肢で本編を進める以外の選択をすると数クリックでゲームが終了します
死亡系BADENDだってもう少し描写するだろうというあっけなさでCGなもどなく
ヒロインを攻略する概念がなく道中に4ヒロインにHシーンはあるが精々の説明です


【雑感】
こういうタイトルのSFとして楽しめば一番ギャップがないかと思います
あるいはセカイ系ですが、この辺りのジャンルは厳密に語れないのでパス

先にも書きましたが、シナリオは一本道で脱落式のヒロイン個別攻略はありません
パッケージに描かれた全員が一般的なエロゲでいうところのヒロインとして怪しく
最低限の個別ルートやEDもないので、特定のヒロイン目的はお勧めしにくいです

勿論ヒロインそれぞれの魅力が描かれている部分はあり、可愛い部分もあります
ただ、それだけを目的とするならば、なかなか厳しいものがあるかと思います

タイトルに終末世界という文字が書かれていますが、暗い部分は少ないです
当然シリアスな部分もあり全編コメディというわけではありませんが
終末世界を生き抜く溜めサバイバルな日々を送るハードな内容でもありません

本筋の途中で書かれる様々なネタを考察しながら楽しむタイプでしょうか
少なくともパッケージで気に入ったヒロインを攻略するからは程遠い作品です


【ヒロイン?】
■更紗サリ
コンビニのイートインコーナーでサバの味噌煮の缶詰を単体で食べていた少女
プレッパーズとして活動しておりその一環として保存の効く缶詰を収集している
実際の言動からプレッパーズということを除いて缶詰が好きなのでは疑惑はある

他人とのコミュニケーションに慣れておらず基本的には口下手な部分があり
部員の下ネタなどの無茶ぶりや冗談でも素直に受け止めてしまうきらいがある

何でも終末に話を結び付けてしまう癖がありことあるごとにその知識を披露する
その結果、最初は常識的な辻花咲と衝突することになるが徐々に打ち解けます
それを起点にプレッパーズ部という活動で引きこもり気味なサリが成長して……
というのが本作の最終的に見たところでの話ですね、間に色々ありますが

サリというキャラは見た目やら反応で可愛いヒロインではあったのですが
個人的には小動物的な可愛さで攻略ヒロインとしてはそこまで印象はありません
これについては本作の大半のヒロインに言えることではあるのですけどね


■辻花咲
アウトドアーショップの跡取り娘、サバイバルの知識を買われプレッパーズ部に勧誘
サバイバルには一家言あり、素人の他部員たちに某軍曹のような口調で基礎を叩き込む
多少熱しやすい性格だが、下ネタ要員二人と終末要員一人を前にしたら常識人です

リアクションが激しいですけど話は通じますし普通にヒロインしていたキャラでした
一番ヒロインらしい活躍をしたあたりも常識枠ですね、結ばれるまでの流れは急ですが
真っ当なヒロインとしての見せ場も多く、比較的結ばれるのも受け入れやすい娘でした

咲も竜生九子の一人ですが、ギミック説明要員以上の意味合いは薄かった気がします


■八乙女華江
誰にでも分け隔てなく接する背の高い先輩、エロに寛容というか下ネタ好き
背が高いというより長いと評されメトロノームのように体をゆらすらしい
面倒見がよい性格で結果的に雅孝やサリといった変わり者とかかわっていく

日常シーンは基本的に下ネタばかり、シリアスではツバキとの絡みが大半である為
結果的に雅孝が好かれていたといわれても反応に困るヒロインとなっていました
ツバキと雅孝の良さを語り合う場面は性急で割と蚊帳の外に感じました
サバイバルのところで片鱗は見せていたのですけど華江とは結びつく部分ないですし

ヒロインとしては一番手に登場しますが、扱い的には話が動き出したことを知らせる
合図のようなポジションであるように感じました……見た目は好みなのですけども
最終的に日常のボケ分の多くを占める下ネタ要員という印象が強く残りました


■烏森亜実花
ツバキ視点にてメインで登場する落ち着いた年上の女性のようでかなり歪んだ人
竜生九子のヤズを管理している団体の宗家ということで関わってくる元より裏の人
割とずれている部分のあるツバキを以て怖いと評されるような、深い愛情の持ち主
その愛は純粋なのか、普通に想像できるような関係ではないことは確かですね

一応雅孝視点では従姉という形で登場しますが、そういう風に接しているという
設定説明上のものはなく、ヒロインとして交流することは全くありません
本人はツバキにしか興味がなく、こだわる理由がわからないと吐き捨てますし

ただ、最終的には本人の中で最後は折り合いを見つけて歩き出すあたりは
サリ(や雅孝)と対比できる部分があり、わりと重要なポジションな気もします
最も雅孝視点で見るとよくわからない凄みのあるお姉さんで終わるのですが


■ツバキ
もう一人の主人公、ダークウエブで殺人動画を鑑賞することを趣味としている
雅孝が学園生活を送り続ける中で話の合間に登場する謎の存在であるが……

本来は自然現象である竜生九子の「ヤズ」に人格が与えられたもの
他勢力にマークされる存在故、カモフラージュするため植え付けられた
ごく普通(?)の男子の人格である雅孝を「私の少年」と呼び深く愛している
管理するふるべの会を始めとした周囲に縛られる不自由な存在だる自分から
遠くへ向かおうとする少年を解放する為、自分を殺せる存在を探している

本作の話を良くも悪くもかき回した人物です、最初にHシーンがありますけど
後々わかりますがお尻をいじられているのは体が男です、心を弄ばれた人は多数
烏森亜実花の相手は必ずツバキで、個人的にはそちらがひっかかりました(我儘)

雅孝が選んだ服をプレゼントされて思わず喜ぶシーンがかわいかったです
本作で一番美ヒロインらしい反応をしていたかもしれません、言いすぎました


【Hシーン】
・更紗サリ:3
・辻花咲:2
・八乙女華江:2
・烏森亜実花:3

シナリオを消化している間に全員と結ばれるスタイルです
烏森亜実花の時相手となるのはツバキですが、体は男ですので一応ノーマル?
プレイ傾向も全体的にノーマル、1シーンにスチルは2~3枚ありますが
華江にパイズリがなかったり片方アナルだったり、咲は片方がフェラまでだったり
と別に1シーンで非常に濃厚なプレイが用意されているわけではないです


【まとめ】
雑感にも書いた通り、そういうタイトルのSFとして楽しめば割とありかなという内容
この作品に対してどういった展開を期待するかで大きく印象は変わるとかな思います
ブランドやライター的に変化球はある程度覚悟しておくべきことだったかもしれません

これも先に書いた通り個別のヒロインとの関係を目当てとすれば厳しい内容でした
ヒロインの魅力が描かれる部分もありますが、堪能するほどの尺が割かれていません
結ばれるだけ結ばれて次の状況という感じで関係も途中で途切れる割り切ったスタイル

余韻に浸る暇もなく、ヒロインが気に入っても入れ込む間もなく次という感じです
咲とサリはある程度は魅せ場もありますが、年上組は本当に難しいポジションです

道中に散りばめられた本筋とは絡まないけどいろいろ仕込まれているネタなどを
考察してみると面白い部分があるかもしれません、個人的にはそこまでの気力はなく
どちらかというとヒロインとの関係などを仕込んでほしかったところですね
獄山照男についてはなんでしょうね、流石にヒロイン一人でシモネタは辛かった?

そのあたりを踏まえて、割り切れて楽しめればという感じでしょうか
楽しめた部分もあったのですけど、最後までイメージとのギャップを引きずりました