【ブランドHP】HOOKSOFT

【概要】
親の転勤で6年間を海外で過ごし女性と縁のない日々を送ってきた「篠崎遼太郎」
幼馴染「花園亨」の協力もあり、ルームシェアして日本で生活が送れるようになる
可愛く育った妹分の「花園瑛美」もいて久しぶりの日本の生活に胸を躍らせる
そんな遼太郎が一番やりたいことは恋、せめて女友達をつくることであった


【システム/仕様】
・画面比率16:9
・キャラ別音声設定
・前の選択肢へ戻る
・バックログジャンプ

ヒロインは7人、最近の作品としてみるとかなりヒロイン数が多いですが
そのうち3人は他よりもボリュームなどが控えめなサブヒロインポジションです

選択肢が多いためスキップを使用してもたびたび止められることになりますが
攻略については目当ての娘をストーカーしていけば問題ない単純なものです
ただしシーンジャンプなどは使えないのがわりと煩わしい部分ですかね

独自システムは2種類?一つは登校時間を選択するというもの
早寝をすると早起きして早めに登校するヒロインと出会え会話できます
遅刻ギリギリだったりすると遅めに登校した生徒と会ったりします
また遅すぎるとBAD ENDにいくものもあります、この遊び要素いる?

「StandTalk+」はクラスメイトなどの噂話でヒロインの会話の話題を作るもの
これにより直後のヒロインとのイベントでその話題を用いるか選べます
なくても問題ないですが、ヒロインをより詳しく知るためにはというところです
2周目以降は誰に話しかければ誰の情報が得られるかわかるようになっています

プレイ時に無視はできませんが攻略には影響なしのためにテキストをコンプする
という癖がないならば適当にプレイしてもCG回収などを漏らすことはありません

ただ、どちらも選択は必須の為ことあるごとにスキップやオートが止まります


【雑感】
設定は色々ありますが基本的にはほぼ初対面の女性と仲良くなっていき恋愛する
といういつもの感じです、女の子と恋愛するというモチベーションがHOOKらしさ

話としては各ヒロインとのイチャラブに力を入れておりそれ以外はないレベル
分岐前も共通部分は最低限でキャラの紹介と修学旅行ぐらいでしょうか
学園生活も最低限でヒロインのイベントを重視するスタイルとなっています

一年間というお題目で服などの素材の豊富さは流石というところですが
学園行事や季節ごとのイベントなどは殆ど描写されておらずあってもあっさり
スクールライフを感じさせるような話の運びはなかったかというのが正直なところ

基本的にヒロインとは1対1の関係で、ヒロイン同士の絡みがほとんどありません
先輩の二人が友人同士である描写が特筆事項になる程度には関係がばらけています
その先輩同士も軽く一部で絡む程度で横の広がりは全くない印象となっています

最低限の共通以外はほぼ個別ルートのような扱いでそれがヒロインの数だけある
舞台設定などを凝っているように見せて活かせていないような気がしますけど
構成としてはこういった割り切ったほうが良いという方も多いかと思います



【ヒロイン】
■花園瑛美
6年ぶりに再会した幼馴染で妹的存在、羽生学園の一年で遼太郎の後輩になります
昔はヤンチャなキャラだったがそれを黒歴史としており表面上は優等生です
遼太郎を昔から慕っており兄の亨と比べて露骨に贔屓した態度を取ってくれます
今はかしこまって「さん」付けで読んでいるが、油断してお兄ちゃんと呼ぶことも

日常パートが基本的に花園兄妹が関わるので、なんだかんだ出番があるのが強み
過去の思い出があり、それがあまり恋愛につながるようなものでもありませんが
他のヒロインと比べると十分なアドバンテージになっている部分もあります

強すぎる想いはコメディな部分もありますが同時に魅力でもあります
透けて見える好意を楽しむヒロインで共通ルートからもそれは明らかです
放課後など嬉しそうにこちらに話しかけてくるさまは素直に可愛い娘です

個人のルート以外だと同居しているために、思わぬ事のフォローに回されたり
割とひどい目にも合うのですが……そういうの含めて美味しいキャラクターです

過去の関係が唯一あり、メイン格だけあって他より山場が長めに描かれています
転校が原因で一度離れ離れになっているのが瑛美にとってトラウマと言う話で
瑛美の思いの強さを補強する上で描かれているのでそこまで気になりませんでした


■東金望愛
クラスメイトになるクラス委員兼図書委員をしているお節介焼きな同級生
しっかりしたタイプではなく抜けているところもある為親しみやすい性格
お人好しで頑張りすぎる部分もあり周囲には逆に心配されている部分もある

図書委員をしているだけあり本を読むのが好き、運動は非常に苦手としている
話題的には本に関するものが非常に多い、あと図書館では静かにネタが多い

この作品は同学年が7人中2人でクラスまで一緒なのは望愛のみなので
一緒に学園生活を送るという面では望愛が最適といえるかもしれません
修学旅行前後あたりから互いに好意を意識しつつも告白までは行かずに
互いに距離を測っているもどかしさがいい感じでその期間が好きでした

小説が好きなだけあって割と物語風の恋愛展開に憧れている面もあるのか
少し変わったわがままというか要求をしてきたりするのが可愛いところです
わりとHに積極的な面もあり……流石に病人とするのは良くないと思うよ

基本的に山らしい山もなく、将来を考えながらこれからもって感じですね
1年という期間で制限したゆえに2年生だとオチがつかなかった説もあります



■陣内莉佳子
陸上部に所属している同学年だがクラスの違う少女、コミュニケーションが苦手で
朝練で走っている姿が一際綺麗だったと目に写り(スケベ心もあり)興味を持つ
最初は反応なく引かれていると思われたが後に出来る範囲で対応してくれるいい人
初対面で異性から走る姿が綺麗と言われたらコミュ力関係なしに怖いと思います

少し口下手だったり間の取り方が悪かったりするぐらいだと思うのですけど
この話の場合は遼太郎の距離の詰め方が色々と強烈でインパクトに残りました
これぐらい受け身な娘にはこれぐらい強引な方が良いのかもしれません
相手がそんな行為でも素直に受け止めて喜んでくれるのは助かりました

クールな見た目と違って恥ずかしがり屋の可愛い女の子みたいなポジション
望愛のような派手なアピールはないですが所々の可愛い反応がウリの娘です

陸上については真摯であるがゆえに二人でいる時間のほうが楽しめることに悩む
というのが急に湧いた感じもしますが個別入ってからほぼ陸上話はなく
ある意味で説得力の有るエピソードとなっている部分はありました
不満があるのは割と最初から陸上部の服がHという話であったというのに
陸上部のユニフォームでのHシーンがないことです、水着もないです



■鈴山美里
何事にもポジティブで行動力のある先輩、「花園亨」とはクラスメイト
ノリ重視のようで、要領がよいのか勉強もできる優等生の高スペックな先輩
海外で生活をしていた編入生の遼太郎に興味を持ち亨の紹介で知り合う

気に入られた遼太郎は美里の思いつきに度々巻き込まれることになる
強引な様でついてこれる相手はしっかりと見分けており気遣いはできる娘
自分について来れない人が多いため色々と裏では遠慮している部分がある

基本は一緒にはしゃいで楽しむことができる女の子という感じでしょうか
持ち前のハイテンションで好意をぶつけてきたりお姉さんぶるかと思えば
不意打ちを受けて急にしおらしくなったりする弱い部分も見せてくれます

3年の先輩であるために卒業を控えてというのが一番のイベントとなります
普段は誰よりも明るく務めている先輩の見せる弱さというところですね
全体的に表面上のキャラと実際のギャップが魅力のヒロインでした



■狭山恵梨奈
遼太郎のクラス担任となる教師、生徒と距離が近い親しみやすい性格をしている
基本的に真面目で面倒見の良い先生だが、たまに抜けた部分もあり可愛いところも
行動力のある遼太郎が少し危なっかしく見え放っておけないと気にかけている

本当に親しみやすいどころか恋愛方面では年上であっても教師は感じさせない距離
かなり職権乱用してますが遼太郎に対する好意と考えれば可愛い部分でしょうか
多分先生に悩み相談の形で本人に相談するというシチュがやりたかったんだろうなと

表面上付き合っていることを隠しますが、あまり面倒なことはないお話です
とはいえ街の中心地的なショッピングモールで堂々とデートしたりしますし……
少し疲れた大人のお姉さんという感じで、割とSMEEでは見るタイプのヒロインです



■烏丸裕香
大企業「烏丸製菓」の社長令嬢、サングラスをかけた付き人武藤が常にそばにいる
付き人がいることもあり周囲が遠慮して近づけず特に男子は寄せ付けない
裕香はその環境下では友達を上手く作ることが出来ずストレスをためている

跳ね返りな部分もあるが基本はヘタレな箱入り娘といういじられキャラ
純粋に慕っている様子で嬉しそうに話しかけてくるのがわかるの可愛い娘です

最初に武藤に話しかけることで興味を持たれるという変化球な出会いがあります
瑛美を紹介して友だちになったことを告白されるが特にその様は描写されません
武藤の理解があり遼太郎と裕香の関係を全面的にサポートしてくれます
全体的には武藤の活躍が目立つ印象でどうしても裕香との関係より目立つ印象

要所要所で遼太郎が大胆に距離を詰めるので、こじれず安心して見られる話です
これもサブ故なのかストレスフリーを目指した結果かは微妙なところですね


■吉村凛
羽生学園のメデューサとあだ名がある、髪で目が完全に隠れてしまっている先輩
美里とはクラスメイトで友人関係にある、学園の男子は苦手としているようですが
編入してきた事情を知らない男子である遼太郎に対しては問題がない様子

話してみると親しみやすい性格で、キャラ面で面白い人であることがわかります
落ち着いているようで割と騒がしいタイプでわりとぐいぐい来る場面もあります
割とイケイケ目な姉がいるらしくその言動に髪型含めて色々と振り回されている
髪型は勿論ですがテストの点数が必ず平均点になったり、設定が割とギャグ多めです
季節イベントが無視されがちな本作でバレンタインイベントがある珍しいヒロイン

付き合い始めると片目を覗かせるか両目を覗かせるか選択できるようになります
差分でHシーンとCGが枠を2倍とっています、このため枠だけでみるとメインと同等
逆に言えばメインとサブで2倍ぐらいCGとシーンに差があることがわかります
完全な目隠れを期待するとがっかりですがさすがにそれはマニアックすぎますね


【シーン】
・花園瑛美:4
・東金望愛:4
・陣内莉佳子:4
・鈴山美里:4
・狭山恵梨奈:2
・烏丸裕香:2
・吉村凛:4

メイン格は4シーン、サブは2シーンという構成で髪型の影響で凛のみ4シーンです
プレイ内容などは変わらず基本的に髪型による差分以上の意味がないです
凛のシーンはどちらか片方だけシーンを回収すればどちらも登録されタイプです
濃さ的には標準的なものとなっています、相変わらず裸体だと不安になる絵もあり


【まとめ】
広く属性がカバーされたヒロイン達との学園生活をそこそこに恋愛をメインに楽しむ話
ヒロインの設定や背景に強いフックがあるでもなく現実的な範囲で年相応の問題があり
互いの関係の中でイチャイチャは崩さない程度に解決していくのが全体的な流れですね

実験的に導入したシステムが実際殆ど本編に絡まないのはいつものことではありますね
システムでいたずらに選択肢が増えている部分がほとんど意味がないというのはご愛敬
攻略には影響しないので効率など気にせず気楽にプレイしましょうという感じですかね

一年を通しての話ですが付き合い始めるとヒロインとのイチャラブが重視されており
夏休みやクリスマス初詣などの美味しくなりそうなイベントを殆どスルーしており
その点では物足りない部分もありました、修学旅行はありますがそれすらも最低限
あくまで日常でのヒロインとのイチャイチャを重視したスタイルなのでしょうかね

7人いるヒロインから何人のヒロインを気にいるかがポイントでしょうか
いずれのヒロインも魅力的に描かれており設定に惹かれるならば問題なく楽しめます
個人的にいえば個性が強めなヒロインが殆どサブポジションで短めで少し残念でした
気にいったヒロインのシナリオを気が向いたときにプレイする作品かと思います