【ブランド】Karin Project

【概要】
冒険中に自分以外の全員が怪我をしたことが原因でパーティが解散してしまう中で
一人だけ冒険や迷宮を探索をする楽しさを捨てられず冒険者を続けていた「カズト」
再起も難しく路頭に迷っていたところへ不思議な少女「フウ」に声をかけられる

内容の割には高額な報酬をくれるその依頼をこなすとフウに才能を見いだされ
1000年前に封印された「魔王カリン」の封印を解く手伝いを依頼される

それは魔王の封印を解くカギを集めるのに必要となる資金を集める目的で
冒険者からお金を巻き上る為の迷宮を作って欲しいという依頼だった

人を傷つけず、さらに迷宮に挑む冒険者たちを楽しませるという前提があり
さらに迷宮に携われるという条件からカズトはこの依頼を受けることに

かくしてカズトは魔王復活の資金集める為、迷宮作りを行うことになるが……



【システム/仕様】
・画面比率16:9
・キャラクター別ボイス設定
・周回要素あり
・シーン回想機能
・イベント評価機能


ヒロインごとにエンディングがあるというのが謳い文句です
恋姫シリーズのエンディングが勢力毎であることを受けてだと思いますが
恋姫シリーズのヒロイン毎の最後エピソードをエンディングとして区切りに使った
ぐらいの意味合いで、個別のしっかりとしたシナリオが存在するわけではないです
さらに言えばシュンランとシュウランがEDではセットな辺りも恋姫スタイルです

ちなみにEDはエンディングの条件を満たしたら自然に発生するのではなく
ヒロインの選択画面からEDを迎えるを選択することで見ることが可能になります

周回引き継ぎが可能なシステムですが、どのEDを見たかは引き継ぎに影響しない為
ED条件を複数満たしておいてセーブロードを繰り返すのが効率が良いと思います

EDはカリンが途中エンドなどの中途半端なのを含めて5種類あり、フウは2種類
他は1種類となっています、先に書いたシュラン、シュウランは二人で一つのED

シーン回想はHシーンではなくすべてのシーンについて回想が可能です
一応Hシーンか否かはシーンのタイトルを見ると判別可能となります
ゲームパートの結果が悪い時にのみ回収できるシーンが存在しているため
複数周回を繰り返していると逆に回収が困難なシーンも存在します

各イベントの評価機能がついており、5段階評価可能
評価は別枠でシーンを整理する時に役立つものでネット連携などはありません
但し、スキップボタンの近くに存在するため意図せず評価をつける場合があります



【雑感】
恋姫の巣作りドラゴン版ではなく巣作りドラゴンの恋姫キャラ版という塩梅
キャラデザインや性格はある程度元ネタに合わせていますが実際は別物となります

ゲームとしては序盤は厳しいですが周回を重ねればどんどん楽となっているため
初期状態でクリアするなどの縛りをしない限りはかなり易しいバランスになります
スキップはゲーム部分にも適用されますし全体的にテンポよくゲームを進行します
何度となく周回すると煩わしく感じる部分もありますが1周あたりはお手軽です

登場するヒロインはパッケージに並んでる面々が全てになっています
個別エンドがあるために増やしていても攻略がややこしくなるだけでしょうが
個別エンドは、恋姫の個人エピソードの最終エピソード程度の内容となっています
ヒロイン単位のしかっりとしたシナリオがあるかというとそうではありません
チョイスはこの中でカロンが選出されたのは個人的に不思議な部分ではありますね

周回をすると気になる部分はありますがテンポよくお手軽に遊べますし
ヒロインとのやりとりは恋姫の拠点パートみたいなノリで楽しむことができます


【ゲームパート】
タイトルの元ネタとなった「巣作りドラゴン」に「多分」似たゲーム……
如何せん元ネタの記憶が遠く詳細な部分は記憶していないので「多分」に留めます


□目的と進め方
魔王カリンを期限までに完全復活させるというのが一番大雑把な目的となります
ゲーム内の言葉に直すと終了ターンまでに迷宮レベルを60まで上げることで
迷宮レベルを上げる為に、派遣で迷宮へ冒険者を呼び込み倒す必要があります

迷宮レベルが上がるとボーナスでアイテムなどが手に入るほかに
終了ターンが延長されます、終了ターンを迎えると途中エンドとなります
カリンさま復活やヒロインの個別エンドを狙う場合はターン延長が必須です

迷宮レベルを効率よく上げるにはレベルの高い冒険者を呼び込む必要があります
しかしレベルの高い冒険者は無名の簡単なダンジョンにはやってきてくれませんし
仮に来たとしても弱い魔物たちや施設が貧弱なダンジョンでは対抗できません

よって冒険者を倒す為にダンジョンの施設や仲間を置いて順次強化していきます
但し、ダンジョンに挑んでもらうのはただ厳しいだけでは冒険者が寄り付かない為
強い施設でガチガチに固めるだけでなく少し遊びの要素を入れる方が効率的です
(前半で足止めを含む遊び要素を用意しつつ後半に固めた仲間でたたき潰すのが基本)

ダンジョンを強化し効率的に迷宮レベルを上げてターンをどんどん延長していき
魔王カリンの復活を果たす迷宮レベルの60まで上げるのがひとまずの目標となります


□ゲームのポイント
ゲーム開始時点ではダンジョンが4フロアしかありません
話が進み増築するごとに+3フロアされてい最終的に13フロアになります

施設も最初戦闘部屋1つのみです、冒険者と戦う部隊を配置できる唯一の施設です
戦闘部屋に置ける部隊は1部隊のみで、最初からいる2部隊すら所在がありません

これを解決するには空きフロアに戦闘部屋を設置するしか方法はありません
トラップなどの施設を置くこともできますが戦闘部屋以外に部隊はおけません

ダンジョンの各フロアには1つの部隊あるいは施設しか置くことができない為
ダンジョンを拡張しないとフロアに余裕がない構成になってしまいます
13フロアまで拡張できるのはかなりゲームに慣れてきた段階だと思いますし
何周も周回した状態でもすぐにそこまでたどり着けるわけではありません

最終的に13フロアまで増えますが部隊は6部屋使うので半分は埋まる計算ですし
ひとつ前の段階は4部屋しか空きがなく施設を工夫する余地が殆どないです

またフロアや資金に余裕のない序盤を超え自由度が生まれたと思えば敵が強くなり
ダンジョンの施設で遊ぶ余地が戦力的な意味合いでなくなるジレンマとなります
財宝前にカリンさま像を中心に6部隊で囲むシフトがほぼ鉄板の配置でしょうし
あまりダンジョンを工夫する余地がないというのが正直なところとなっていますね


□防衛時の立ち回り(そんなのない)
仲間のスキルもほとんど選択肢がないというのが正直なところになっています
実際に攻め込まれるとスキル以外ほとんど干渉できる部分が存在しませんが
スキルは連発できるような余地がないので基本的にほぼ見ているだけの印象
仲間のいるフロアに踏み込まれた瞬間にカロンのスキルを撃つぐらいですかね

相手がランダムで挑んでくるのではなく、各拠点に勧誘をしてきてもらう形です
財宝に寄せ付けず撃退すると拠点からやってくる敵のレベルが上がっていきます
レベルは無制限ではなく、街道と王都がLv50、それ以外が30かと思います

レベルが上がりすぎると引継ぎなしでは対処が難しい強さになっていきます
キャラが育ってないと敵のレベルを上げなくても王都の敵に対抗できません
プレイング次第で可能かもしれませんが1周での王都の冒険者に対応する手段が
思いつかないレベルです、そんなプレイヤーのため?に周回要素があります

序盤にできることはダンジョンをトラップなどで工夫することではありません
相手に防衛を突破されない程度の拠点から呼び込んで仲間を育てることです
この為、周回前提で勝てる相手を呼び込みレベリングをして育成していきます


□周回要素
本作は時間切れだろうとエンディングだろうとデータを引継ぎ可能です
引継ぎデータ自体はエンディング後にセーブするか聞かれるの管理可能です
引き継げるのはキャラやモンスターの強化状態と羅針盤の開放状況です
あと、女の子モンスター2体の仲間フラグがありますが細かい部分ですねね

羅針盤はキャラクターのレベルアップ以外の強化要素ぐらいの概念ですね
解放には専用のアイテムの勾玉が必要でこれは基本的に迷宮レベルのボーナスか
たまにダンジョンに挑んでくる相手がもっており完璧に撃退すると手に入ります
勾玉自体は入手数が限られているため、解放自体が周回向けのコンテンツです

一方お金やダンジョンは引き継げないので毎回作り直していく必要があります
最初の4フロアに戻るわけで、周回ごとに戦闘部屋をまず配置してを繰り返します
施設も特殊なものを含めてリセットされるため序盤にとれる行動は少ないです

よって本作は普通に攻略する分には周回を繰り返しキャラを育成していくことで
弱い設備の段階でも部隊の強さで冒険者を叩き潰して評判を効率よく稼いでいき
攻略のスピードを上げていくことで魔王かりんの完全復活をめざす形になります

ただ慣れるほど部隊が6つそろうまでの流れが完全に作業となってしまうのが玉に瑕
なんなら13フロアに増築される後半になるまでやることが固定化されてしまいます

周回を使わずに魔王かりんが復活できるかもしれませんがそれは他の人に任せます



□会話パート
部隊の仲間と会話して仲を深めていきます、恋姫の拠点パートに近いですね
会話ポイントを消費することで1回会話でき、ポイントがある限り何回でも選べます
とはいえどのヒロインもイベントを進めるためには条件が個別に存在しており
満たさない限りはポイントがあっても会話をすることができない仕様になります

ポイントは基本1ターンで1ポイント加算され、最大5ポイントまでスタックされます
防衛を行わず1ターン休むと2ポイント加算、ダンジョンを増築すると1ポイント加算

基本攻略ヒロインのみが会話の対象ですが、女の子モンスター2種も会話可能です
会話コマンドが解放されるのは一人目の仲間であるカロンが加入した時であり
早くても数ターンは選択できませんが、女の子モンスターが仲間になっていると
ゲーム開始からすぐに会話ポイントがたまっていくことになり攻略が加速します

イベントを最後まで見て条件を満たすと「エンディングを迎える」ことができます
これを選択するとゲーム中の進行状況にかかわらず対象とのエンディングになります



【ヒロイン】
■カリン
三国志世界の曹操ではない為、自分の信ずる道を征くカリスマあふれる覇王ではなく
少し我儘な部分はあるが部下には優しいかわいい魔王カリンさまとなっています
女の子にセクハラかますのは相変わらずですが今回は対象が限られてますね

ヒロインとしてはゲームの目的であってあまり攻略対象という印象がありません
エンディングも魔王としての側面が強く出されているのでゲームの目的ですが
カズトにとってのヒロインという感じでは本作でもないという印象はあります

デザインがリファインされていますが立ち絵の印象が恋姫と一番変わっている印象
デザイン的な意味でなく原画さんの描き方の問題なのでしょうけども


■フウ
カリンと契約した魔界にあるというギュンギュスカー商会に所属する魔族
カリンを復活させるために、路頭に迷っていたカズトに目をつけて声をかけた
魔王カリンを復活させるための共犯者として顔を合わせることになるパートナー

本作のカズトのヒロインという点ではフウかなと思わせる相棒キャラクターです
エンディングが2つありどちらもフウ個別のエンディングとなっていますしね
体の関係を持ったため意識したノリはほとんどのヒロイン共通なので誤差です


■カロン
かつての魔王の部下の一人の子孫で実際に仕えた部下は寿命でなくなっている
まだまだ未熟な戦士で、周りが見えないことがある猪突猛進の戦士であるが
素直な性格である分他のメンバーよりも制御しやすいタイプかも知れない

基本的に最初で仲間になりエンディングも一番簡単に見ることができるはず
ただし仲間の中では唯一Hシーンが2回というお色気方面では弱い娘である
エンディングでのビジュアルはいい感じにセクシーで好みなんですけども

一方でスキルが非常に便利で正直このスキルしか使った覚えがないレベルです


■ケイファ
魔王に心酔し魔王の封印を解くため行動していた魔法使い
魔王カリンの伝説をいいように解釈しており、男を軽視ししている言動を見せる
男のカズトに対して辛辣だが他の仲間についてはそういった敵視する雰囲気はない

カリンさまのために色々行動していて巻き込まれるうちにいつの間にか……
という感じでヒロインの感情変化も含めおいしいヒロインとなっているかなと


■シュンラン
魔王幹部の娘で姉妹の姉、特に目を失うエピソードもなく最初から隻眼である
カリン様第一ではなくなり、脳天気なパワータイプになった…語弊を生む表現
力こそ全てという脳筋である為カロンとは気が合い、カズトを最初は軽視している


■シュウラン
鬼の姉妹の妹の方、戦いが生きがいの姉と違い冷静で優秀な戦士
姉を気遣うあまり表情に出さず奇行をするシスコンキャラとなっている
親しくなってからはカズトにも真顔でセクハラをする困ったキャラである


■ミンメイ
街道で登場するなんでも屋のをしている少女、職業は盗賊で身軽さが強み
お猫様に心酔しておりそれ基準で動くためかなり言動が危ない部分もある
猫耳を合法的に生やせる世界というのが一番の採用基準な気がする娘
ケイファと相性が良いのかイベントでないかと絡むのが新鮮な印象がある


■シシュン
ビキニアーマにフルフェイスヘルムというアンバランスな恰好のベテラン冒険者
冒険者としてシビアな考え方を持っているがかつては冒険に夢を持つ一人だった
カズトとの対比という点もあり割とおいしいポジションの娘となっている


■シャオレン
勇者の末裔であるレンファの妹で相応の実力を持つが、れ以上にわがままな娘
かなりの戦力をもって迷宮に挑むが未熟さもあり返り討ちにあう
それをバネに冒険者として成長していくことになる成長枠の娘
カズトにフォローされて以来何かと理由をつけて王都では会うことになる


■レンファ
勇者の末裔である少女、魔王の気配を感じ取り迷宮に挑むことになる
王都にある高級な宿でほぼ飼い殺し状態であるため、漫画が娯楽となっている
出会いの段階では互いの身分がわかっていなかったのは恋姫と同様
ただ関係が接近するのはレンファが漫画脳だった以上のことが言えません

登場が終盤だけありダンジョンに挑んでからの距離の詰め方が早いです
後半イチャイチャしてるだけだとなる娘、冒険者大体そうだった
一番Hシーンに積極的まである押せ押せの態度で動いてくる怖い娘です


【Hシーン】
・カリン:3
・魔族ハーレム:1
・フウ:4
・カロン:2
・ケイファ:2
・ケイファ+カリン:1
・シュンラン:2
・シュウラン:2
・シュンラン+シュウラン:1
・ミンメイ:3
・シシュン:2
・シャオレン:2
・レンファ:3
・シッポ:2
・ミダリ:2

一人2、3回ぐらいです、2シーンの娘はだいたいお色気シーンがあります
フウは素股を1枠として数えたために他より1枠多い4枠となっています
複数プレイがあまり多くないです、H目的のゲームとしては弱い印象

傾向はほとんどイチャラブですがシシュンだけ相手を動けなくして
みたいなプレイになりますが、プレイの範疇でわざとかと思います


【まとめ】
お手軽に遊べるけど、区切りを見つけないと時間が延々と奪われる作品でした
ゲームとしては周回前提のバランスかなということで割りきれば
レベルの高いユニットで殴ればいいというかなりシンプルなゲームとなります
周回だとほぼ作業ですが目的に行くまでに回数をこなさないといけないので
それに付き合っていると想像以上に時間が奪われる不思議な作業ゲームです

登場人物のデザインやある程度の性格はあくまで魔王カリンちゃんのモノ
ということで恋姫系列の特に魏の面々を期待すると少し解釈違いとなりそう
これはこれで独自の魅力を出しているヒロインもいますねフウとケイファとか

恋姫シリーズの延長としてみるといろいろ別物で厳しいけど
ゆるいスピンオフとして見るとこれはこれで楽しめるかなという印象です
お気軽に遊べるゲームがほしいのであれば選択肢としてどうぞというところ