LS後な日々の覚書

法科大学院未修一期生卒業後の日常です

2006年02月

すっかり時機に遅れてますが…

荒川選手、金メダルを獲得しました。
おめでとうございます。

もともとフィギュア好きなのですが、
最近は特にスルツカヤを応援していて、
去年から続くグランプリシリーズ、ほとんど見ました。
また、コーエン選手も大好きで、
英語オンチながら公式サイトをチェックしてしまうほどです。
その二人がトップを争う今回のオリンピックは、
去年から楽しみにしてました。

フリーは早起きしてコーエン、荒川、スルツカヤを見ました。
荒川選手は、落ち着いていました。
曲が始まる前の氷上での立ち姿、表情が凛としていて美しかったです。

コーエン、スルツカヤは、尋常でなく緊張しているのが伝わってきました。
どうしてもどうしても金メダルが欲しかったんでしょう。
そのための努力を十二分に重ねてきたのですし。
ただ、緊張のあまり平常心ではなかったように思います。
本当に残念でした。

今回の女子フィギュアは、お姉さん選手(といっても若い)が活躍したので、
なんだか励まされました。
若いだけじゃなくて、努力と重ねた年月が、より人を輝かせるのだと。

ところで。
赤は闘争心をかきたてるので、勝負に向いた色だそうですが、
平常心が大切な、一人で行う種目は、
気持ちを落ち着かせる青のほうがいいのではないでしょうか。
女子フィギュアで、青いコスチュームが3回連続で金メダルを取っているのは、
偶然ではないかもしれません。

感情のセーブが効きづらい私も青系を着るようにしようかな…。

なるべくテレビを点けないために、
気の散らない音楽を流すようにしています。
しばらくは、イージーリスニングにしていたのですが、
ここ数週間、クラシックに挑戦しています。

クラシック、聴くのもうんちくを読むのもすきなのですが、
我が家のCDはダイソーの名曲集ばかりなので、
BGMとして聴くのは有名なサビのところばかり。

近所の図書館のCDコーナーが充実しているので、
本だけではなく、音楽も週代わりで楽しむことにしました。
何を聴いていいのか分からないので、
まずは知ってる人の曲を。

ラフマニノフ/ヴォカリーズ
ロンドン交響楽団:アンドレ・プレヴィン
 交響的舞曲 作品45(かっこいい。吹奏楽のための楽曲みたい)
 交響詩”死の島”作品29
 ヴォカリーズ 作品34の14(ゆったり静かな曲なのでBGMに良い。眠くなるかも)
 歌劇「アレコ」より

しばらくブログが書けませんでした。
再試があったのです。

本試験の答案を見せてもらいました。
必要なことが書けておらず、中心軸のずれた答案でした。

それで、再試を受けたのですが、こちらもやってしまいました。
膨大な範囲を一通り目を通し、重要論点を集中的に読み込んだのですが、
全範囲から満遍なく問われた問題に、正確に答えることができませんでした。
単位がなくても文句言えません。
知識が足りないことを再々確認しました。

自分では、自分のできる限りの努力をしたつもりでした。
「他人」よりは勉強しているつもりでした。
でも、蓋を開けると再試。
ほとんどの人がパスした試験を。

やはり、どこかで過信していたんでしょう。
勉強の仕方もまずいのかもしれません。
「能力」が足りないことにして逃げてしまいたいですが、
努力、努力によって得られる知識力、それから
自分の身についた力を見極める状況判断能力、
分析能力が欠けているのでしょう。

また頑張るしかありません。
ここでやめたら今立っている場所より前に行けません。
違う道に行って進んでもいいけれど、
もう少しこの道で頑張って進んでみようと思います。

やめない。

自分自身のふがいなさが情けなくてなりません。
そして、支えてくれる周囲の人に申し訳ないです。
特に夫にはひどく迷惑を掛けてしまいました。
ごめん、夫。

テスト前というのに、読みたい本を我慢することなく過ごしました。
書き出してみると意外に少ないかも。


苦い祝宴/S・J・ローザン(リディアシリーズ5作目)
チルドレン/伊坂幸太郎(伊坂さんらしい短編連作集)
春を待つ谷間で/S・J・ローザン(リディアシリーズ6作目、続きが待ち遠しい)
物乞う仏陀/石井光太(アジアの物乞い事情。すさまじい)
怪文書/六角弘
全盲の弁護士竹下義樹/小林輝幸(折角の人生、熱く生きたい)
死ぬまでにしたい10のこと/斉藤薫、角田光代他(正直期待はずれ。横森さんのは特に手抜きがひどいと思った)

漫画
ドラゴン桜/三田紀房
OL進化論24/秋月りす
のだめカンタービレ13/二ノ宮知子

後期の授業はどれもとても勉強になりました。
その中でも特に勉強になった科目で、
個人的にその先生のことが好きなのですが(照)、
試験について個人面談つきで講評がありました。

甘く採点してくださっていたおかげでまずまずの点でした。
面談では、間違った箇所を丁寧に指摘してくださいました。
そして最後に温かい言葉をかけていただきました。
「このままがんばれば受かるよ」と。

そのときはうれしかったのですが、すぐに深く落ち込みました。
私よりもよい成績をもらった人は厳しい言葉をもらっていたのです。

私の能力ではこれ以上どうにもならないから、
やさしい言葉をかけて下さったのだと思いました。

私は…
法科大学院に入るのにとても苦労しました。
今所属している学校に補欠繰上げでようやく拾ってもらいました。
そのときもひどく落ち込みました。
自分の「頭」が悪いから適正試験の成績が振るわず、
どこの学校からも足きりされてしまうのだと。

何とか滑り込んだ大学院生活も、なじむのにこれまた苦労しました。
努力しても思うような成績がとれず、
私よりもがんばってなさそうな人のほうがよい成績を修めたりして。
今回のテストもそうでした。
私は普段から努力してますが、手抜きな予習で
適当につじつまあわせしている人のほうがよい成績をとってました。

私、向いてないんじゃないか。
「頭悪い」私が司法試験は目指すことはおかしいんじゃないか。
やめたほうがいいんじゃないか。
…帰りの電車で涙が出てきました。

でもでも。
私が落ち込んでいる理由は、他人と比べて「頭が悪い」ということです。
どうやら。
でも、そんなもの比べてどうなるんでしょう。
私が目指してるのは司法試験合格、学者になろうというのではありません。
司法試験に合格することは、オリンピックで金メダルを取ったり、
ノーベル賞とったり、グラミー賞とったり、そういうのに比べると、
抜きん出た「頭の良さ」や「才能」は必要ありません。

普通でいいから、きちんと目標を見失わず、自分を見失わず、
努力を重ねればいいんです。いいはずです。

結局、「頭が悪い」と受からない、と決め付けてるから、
他人と比較して「頭が悪い」と思って落ち込むんです。
もちろん「地頭が良いこと」は司法試験合格において有利です。
合格に必要な能力・技術は、地頭の良さや精神力の強さの上に
努力を重ねることで身につくからです。
でも、地頭が良いことイコール合格ではありません。
それだけでは合格できません。

結局、手を抜いて楽して受かろうと思うから歯がゆく思うのです。
賢い人を見て。
私はどうもがいたって私なのですから、
私なりに合格を目指してがんばるしかないのです。
地頭が足りないなら、努力でカバーすればよいのです。

先生はそれらすべてが分かった上で、
私には「このままがんばれば受かる」と言ってくださったのだと思います。
私の頭の悪さをあきらめて、
優しい言葉をかけてくださったのではないと思います。
勝手にひねくれた解釈をして落ち込んだ自分が滑稽です。

…と、つらつら考えているうちに、落ち着いてきました。
先日の日記にも書いたばかりですがあらためて。

がんばるぞ。

テスト終了でございます。
今回は割にまじめに取り組んだと思います。
それが結果に反映されているかは分かりませんが…。

色々と思うところがあったりなかったりで、
ついポロポロと悪愚痴(誤変換ではない)をこぼしたくなりますが、
言ってもせん無きこと。
目標に向かって悔いの無いよう、楽しく勉学に励みましょう。

そろそろ花粉の季節です。

 暖かな風に春を感じずに
 恐怖覚える花粉症の悲しさ(字余り)

ちょっと前のことです。
我が家の主要暖房器具はコタツです。
最低気温は普通に氷点下になる北関東ですが、
近代的建物(といってもアパート)は機密性にすぐれているため、
コタツと大人二人で何とかなります。

とはいえ、PC机に向かうのに何もないのはちと寒い。
しかも、1月中旬はかな〜り寒い日が続いたので、
サブ暖房器具であるちっこい電気ストーブ(2千円くらいのやつ)を
使ってました。

ところがっっ!
あの寒い日続きの真っ只中、いきなりミニストーブが昇天してしまったのです。
平年の冬だったら、「そのうち買いに行こう…」となってたでしょうが、
今年の冬はとにかく寒い。
なので、即行、市内の電気屋さんに走りましたが。

ところがっっっ!!
電気を使う暖房器具は軒並み売り切れなのです。
普通の電気ストーブでいいや、と思ってたのですが、
3軒まわってもひとつもない!(マジで)
どこのお店にも一つずつ、2〜3万円相当のヒーター(?)があるだけでした。

買いました。
3万円の電気ヒーターを。
こんな高級(?)電気製品を買ったのは久しぶりです。
予算の十倍でした(笑)
まあでも、大金出した甲斐あって、
あったかいし、あまり電気を食わないし、静かだし、
やはりお金を出せば出すなりに良いのですね。

久しぶりに寒さが戻ってきたのでありがたく使ってます。
やっぱり買ってよかったです。

地震だ!
ようやく揺れがおさまりました。
NHK、揺れてる間に速報が出る。早い!
近所が震源かと思ったら、都内も結構揺れたようですね@NHKの速報。
あ、やっぱり近所が震源だ。

このくらいの規模の地震には慣れました。
関東の住人になって六年ですから…ようするにもうすぐ結婚七年目に突入ということ。
親と生活した年月を、あっという間に夫との生活年数が抜かすんでしょうな。
というか、あっという間だ、と思うくらい、何事もなく平和に過ぎればいいですな。

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