ネットをしていて、文字の表記が気になることがあります。

例えば、「capsule(正)」を「Capsule」と書いてあったり、
「iPod(正)」を「i-pod」や「ipod」と書いてあったりします。

たぶん、ほとんどの人が気にしていないこと。
しかし、私はそういう「細かい間違い」や「細かい乱れ」がとても苦手です。
この性格のせいで、不必要にイライラすることが多いです。

しかし、逆にこの性格が役に立ったこともあります。
それは大学時代に所属していた委員会での記事作成です。
主に校正の段階で、この性格が発揮されました。

段落のずれや、フォントサイズの違い、太字など、「誰もそんなとこ気にしねえよ」というところまで直しを入れました。

「書かれた方はウザいんだろうなあ」と思いつつ、自分の気持ちが許さないので、どんどん直しを入れていきました。
当時の方々、迷惑かけてごめんなさい :-p

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こんな周りから見たら迷惑千万な性格ですが、この性格の極限にある人がいます。

Apple Inc. のCEO であるスティーブ・ジョブスです。

彼には、多くの逸話が残されていますが、私が気に入っている話があります。
それはこんな話です(以下、引用)。

スティーブ・ジョブスは初代Macを売り出すときに、当時とても非常識なことを言いました。
それは「ユーザーに筐体を開けさせるな」ということと、「基盤の配線は極限までシンプルに、美しく配置しろ」ということでした。
今、PCのユーザが筐体をあけることは極めて希ですが、当時のPCは、ほとんどが組み立てキットで、ユーザーは新しい部品を買ってきては自分で筐体をあけ、取り付けるのが当たり前でした。
また、ユーザーが筐体をあけないのに基盤の配線をシンプルに美しくすることに何の意味があるのか、と技術者は反発したそうです。
「筐体があけられないんだったら、誰も中身なんて見ないよ」
それに対してジョブスはこう答えたそうです。
「俺が見るんだよ」

CMSとモバイルとフィードと四畳半社長:KISSとiPhoneとブログとニュートン方程式

ジョブスという人間の完璧主義ぶりを表しているいいエピソードです。
他にも、彼の細かいことにこだわる完璧主義者ぶりがわかるエピソードがたくさんあります。
このような細かいこだわりがあったからこそ、今のApple があるのかもしれないですね。

私が300年生きても彼のようにはなれないでしょうが、細かいところに気づくこの性格を突き詰めていけば、私も何かしら、役に立つ人間になれるかもしれません。

<memo>

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