【ニューヨーク=松尾理也】大地震から21日で9日となった中米ハイチでは、生き埋めになった被災者の生存率が低下する発生から「72時間」を大幅に過ぎた今も、“奇跡の生還”が相次いでいる。20日には首都ポルトープランスで全壊した家屋から5歳の男児と14歳の少女が助け出された。国連によると、これまでに121人が救出された。

 米CNNによると、5歳の男児は、自宅跡で探していた親類が、がれきの下から助けを求める声に気づき、救い出された。激しい脱水症状があるものの骨折はなく、亡くなった母親を恋しがっているという。診察した医師は、子供特有の体力と回復力が、8日間も生き延びた理由だと話している。

 14歳の少女も、自宅跡のがれきの間に挟まれていたところを、立ち寄った家族に発見された。

 一方、欧米を中心に、ハイチの震災孤児たちを養子縁組する動きも加速している。米政府は特別措置で、孤児たちの入国手続きを緩和した。オランダ、ベルギー、スペインなども、現地に特別機を飛ばし迎え入れる準備を進めている。

 現地では緊急治療が必要な重傷者は数千人規模にのぼるとみられ、20日には米海軍の病院船が、首都の沖合で受け入れを開始。医師や看護婦ら600人が、ヘリコプターで搬送されてきた負傷者を治療している。

 一方、国連は20日、ハイチ国民22万人を復旧作業などのために臨時で雇用すると発表した。

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