【日経平均は暴落、一時17,000円台をも割り16,690円まで下落した。売りの力は強く調整場面の動となっており、下げ止まり買いに転じる動きを待つ場面】

日足(短期的視点)

暴落と言ってよい大幅な下落が継続、20,000円をあっさりと下に切り、一時17,000円台をも割り16,690円まで下落した。19,000円を割ったところでは反発する場面もあったが続かなかった。売りの力は強い。

 

週足(中期的視点)

週足では20,343円から17,431円の実体を値幅とする特別長大陰線が示現、今回の下落で長大陰線が2本示現、売りが売りを呼ぶ下落が続いた。投げ売りの状況であった。

 

チャートから考えられる今後の動き

(株価の動きに対する考え方)

日経平均は23,000円~24,000円を値幅とする高値圏での保ち合いを下に離れ、調整場面の動き。(継続)

(観測の視点)

先週の日経平均は暴落、一時反発する場面もあったが、16,690円まで下落した。

投げ売りによる暴落で大幅に下げたため、今後値ごろ感からの買戻しも考えられるが、売りの力が強かったため、確実な下げ止まりの確認のためには、日足では安値を切り上げる動き、週足では大陽線等下げ止まりのサイン・シグナルの示現を待ちたい。

週末の米国株は大幅に反発、週足では下げ止まりの可能性を示す下髭の長い陰線が示現、CME日経平均先物は1,075円の反発となっているので、週明けの日本市場で反発の動きが継続し、買いサイン・シグナルが示現するか注視したい。

 投資の考え方

買いは下げ止まりを確認し、買いサイン・シグナルが示現する時に検討することになる。大きく下がった後、相場が反転する時の買いは中長期的には利益を伸ばすチャンスとなるのでしっかり観測したい。

先週のオーバーシュートを狙って買った買い玉は、損切価格に達した時はルール通り損切を実施することを前提に持続し、反転上昇する時には利益を伸ばしていきたい。

売りサイン・シグナルの示現で売った売り玉は、下げ止まりが確認される、又は買いサイン・シグナルが示現する時に利益の確定を検討することになる。