2009年01月

2009年01月30日

ハッテン場の男 T便所−05

19d57ec9.JPG彼は僕を壁に、壁と言ってもまだ断熱ボードが剥き出しの状態だが、に手をつかせ背後に回ると、しゃがみ込み、僕のチンポを扱きながら、穴をいきなり舐め出した。

舐められるとは思っていなかった。思わず喘いでしまい、自分の唇を噛んだ。自分の体から出ているとは思えないほど、卑猥な音が聞こえてくる。彼の舌先は、ほどなく僕の内側に達した。指でいじられるのとは違う感覚に身をよじる。

硬さが一定の指先に対して、舌先は硬くなったり柔らかくなったりする。物ではなく者に攻められている感触にそそられる。

おもむろに立ち上がった彼は、
「イクぞ」
と、チンポを押し付けてきた。

rを吸い、ケツの力を抜く。

ほぐしてもらったとはいえ、硬く上反ったそれをローションなしで受けるのはきつい。たまらず呻くと彼の左手で口を塞がれてしまう。犯されているような雰囲気に僕のチンポは汁を垂らしたままだ。

3歩進んで2歩戻る的な彼の腰の動きでようやく全てを咥えこんだ。

乳首を抓まれる。
 自分の手を彼のケツにまわし腰を引き寄せる。
  チンポが最深部にあたるたび声を上げそうになり、彼の手で口を塞がれる。
   そして扱かれる。

こんなことが、とある日常生活のすぐ脇で行われていることに、欲情を高めた。

僕の穴は既に完全に開き、グチュッグチョッと粘着質な音を立てている。彼の長いチンポを根元まで受け入れ、玉まで入れるつもりで、さらに奥まで届くよう腰を振る。

「そんなに扱かれたらいっちゃうよ」

そう囁くと、彼はチンポを引き抜き、僕を向き合わせた。

「まだだめ」

しゃがまされ、たった今まで自分の中に入っていたソレを咥えさせられる。苦い味がした。上反ったソレでの容赦のない突きは、のどちんこを直撃する。…嗚咽。

頬をぶたれた。

「静にしゃぶれよ」

えずく代わりに涙を溜めながら、尺八を続ける。

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2009年01月29日

ハッテン場の男 T便所−04

632ccd01.JPGジーンズの中の勃起が痛い。チンポから口を一度離し、全裸になる。相手も、ケツ割れを脱ぎ捨てた。もし誰かが入っても、どんないい訳も通用しない状況だ。僕のチンポが一層固くなり、熱く脈を打ちだす。

再び彼のチンポを咥える。彼は手を伸ばし僕の乳首を責め始めた。思わず声を漏らす。すると、その声を自分の体に吸収させるかのように、僕の頭を強く腰に引きよる。

かなり多い陰毛が鼻や口の周りにまとわりつく。ちょっと汗ばんだいい臭いがする。竿とたっぷりとした二つの玉を同時に頬張った。口の中がチンポで満たされる至福の時だ。飴玉を転がすように、彼の玉を転がす。縦に二つ並べたり、横に二つ並べたり。我ながら器用だと思うくらい舌をくねらせ、玉を味わう。腰を振る彼も思わず声をたててしまった。

目を合わせる僕たち。一瞬冷静になり、隣人が気付いていないか、視線を台所の窓の方に向けた。

……。

包丁がまな板をたたく音が蛇口から水が流れる音といっしょに聞こえる。さっきまでと変わらない、食事前の様子だ。

傍らに置いてあったrを吸い、立ち上がり抱きついた。僕の頭の後ろで、彼がrを吸う音がする。お互いのうつろな目を見つめあい、激しく口を吸いあう。

「ケツ出来るか?」
彼が囁く。

背中に回っている相手の手を自分の穴に持っていき、だまって頷いた。

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2009年01月28日

ハッテン場の男 T便所−03

d423c96e.JPG建設途中とはいえ、すぐ隣も奥も人の住んでいる家である。僕たちのほんの1m隣は、腰ほどの高さの塀をはさんで隣の家の壁なのだ。ビニールシートは薄く、隣の家の人影は曇りガラスを通してよく見える。

ちょうど台所らしい。包丁で何かを着る音、食器を出す音、水道の音。晩飯を準備する音が手に取るように聞こえる。

僕たちのいる方が暗いので向こうからはたぶん何も見えないが、音は筒抜けになるはずだ。通報されたらアウトである。しかしこの状況が、興奮を掻き立てた。

唇が近づく。
  唇を近づける。

     「…っちゃーん、お手伝いしてく…」
     「はーい」

舌が絡んでくる。
  舌を絡ませる。

     「はい。熱いからね」
     「うん」

乳首を噛まれる。
  乳首を抓む。

     「それが終わったらねぇ…」

彼が自分のベルトに手をかけ、ズボンを下ろす。
  僕はしゃがんでケツ割れの上から舌を這わす。

     「ねぇママぁ、今日お父さ…」

手渡されたrを吸い、ケツ割れからチンポを出ししゃぶる。

もう、隣家から聞こえる声は、日本語としては聞こえてこない。ビニールシートの内側に、尺八の音が響いた。

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2009年01月27日

ハッテン場の男 T便所−02

02462129.JPG咥えたい。

顔を個室の方に向け移動を促すと、「別なとこでやろう」といってナニをしまいはじめた。頷く。

このあたりで別な場所と言うと、幹線道路をはさんで向かい側のH神社かG公園になる。どちらにしても薄暗い場所が多く、じっくりやるには好都合だ。便所を出た彼の跡をつける。

すると、H神社やG公園とは反対の方に向かって歩きだした。どこに行くのだろう? 車で来ているのだろうか? 近所に住んでいるのだろうか? そんなことを考える余裕がないほど速く歩いていく。

横断歩道を渡り、住宅街に入っていく彼。歩くペースは変わりなく、僕の不安などはお構いなしだ。

新宿からも渋谷からも程近いこのあたりは、昔からの古い住宅が、立て売りの真新しい家と混在している。一軒の土地は30坪くらいから100坪はありそうなものまで様々だ。マンションも見受けられるが高さは3階建までがほとんどで、空は広い。

一方通行の広くはない道を右に左に慣れた感じで曲がっていく。やはり彼のウチに向かっているのだろうか。と、一軒の家に入って行った。建物全体が、足場に張りつけられたシートで覆われている。 

何?

シートを潜ると、現れたのは家は家でも、建設途中の家だった。木の柱は2階まで組まれ、屋根も付いているが、内装は手つかずで骨組しかない。壁もまだほとんど取り付けられていない。

あまりの予想外さに何も尋ねることができなかった。彼は、当然といった感じで奥まで進んでいき、立ち止まった。僕が追い付くのを待って、彼はシャツとTシャツを脱ぎはじめ、そのまま抱きついてきた。僕も、そうしなければいけないような気がして、上半身に着ているものを慌てて全部脱ぎ、抱き返した。

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2009年01月26日

ハッテン場の男 T便所−01

uw1いつものようにG公園に向かう。しかし今日は何故か人が少ない。一刻も早く相手を見つけたい僕は、公園を突っ切り線路沿いの道に出て、Tの便所に向かうことにした。

花見の季節が終わって間もない。その時期はかなり遅い時間まで、公園の街灯の下近所の学生連中が酒を飲んで賑やかだった。反動、という訳ではないだろうが、20時前だというのに、公園はひっそりとしている。桜や梅の木が、ほっと溜息をつく音までが聞こえてきそうだ。

線路沿いの道を歩くと、T駅からこちらに向かってくる帰宅者達とすれ違う。僕がズボンの下を半分膨らませ、トイレで男を漁ろうとしていることには、もちろん誰も気づいていない。

頻繁に行きかう電車の車内の明かりが、街灯の少ない暗い道の灯り替わりだ。乗客の顔がはっきり分かるほど線路は道のすぐそばだ。乗客からは僕の股間の膨らみが照らされて見えているのだろうか。

そんなことをふと考えたりしながら、幹線道路との立体交差をくぐり便所にたどり着く。人影は、やはりない。便所の上のベンチに腰を降ろす。

斜面に半分埋まるように便所がある。便所小屋脇の坂道からは、その天井部分に小さな階段が掛けられている。四畳半ほどのスペースにはベンチと灰皿が置かれただけで薄暗い。このベンチに この時間に座るのは、我々しかいない。

ほどなく長身の男が、僕の方を見ながら便所に入って行った。一呼吸おいて続く。

中は、小便器が3つと、大の個室が一つ。20代後半と思われる彼は、一番奥の小便器の前に立っていた。細身というよりは、スジ筋系だ。バスケットの選手を思わせる。

中に入ると、すでにズボンからナニを出して、こっちを見ていた。迷わず隣に立ち、チャックを降ろす。僕は既に7分勃ち。彼は半勃ちの長いそれをたわませている。

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2009年01月24日

既婚の男 きっかけ−06

83f76cf2.JPGそう言いながら鍵をあけ、玄関に入ると、

「大丈夫、大丈夫。すぐ帰るから、ほら、怪しくないでしょ」

鞄をモゾモゾしている。何してるんだろ? 

「ほら、怪しくないんだって」
「名刺!? 自分のなの?」
「ほーら、たくさんあるもん」
「こんなに簡単に見せていいの?」
「だから怪しくないんだって。これ免許証ね」
「わかったから、しまってしまって。落としたら大変じゃん」

根負け。結局彼は六畳二間の僕の部屋に上がり込み、結局僕は彼ともう一度してしまい、気がついた時には、昼近くまで一緒に寝てしまっていた。

「おはよう、もう11時過ぎてるけど、大丈夫なの?」
「ふわぁぁ、はぁぁ…。あのまま寝ちゃったんだ。ごめんごめん」
「別にもういいけど。大丈夫なの、奥さん。」
「エッ!!」
「何驚いてんの?」
「言ったっけ?」
「言ったも何も…。名刺まで出してたじゃん」
「エエッ!! どこで?」
「玄関で。免許証も見せてくれたでしょ。覚えてないの!?」
「はぁ……。あと何かしなかった?」
「…もう一回ヤッたのは、覚えてるよね?」
「あ、あぁ…」
「人のケツに入れておいて、あぁはないでしょう」
「ごめんごめん」
「どうするんですか? 無断外泊で奥さん怒ってない?」
「今帰省中だから」
「…」
「大丈夫」
「ウチに来るとき、家に嫁がいるからって言ってませんでしたっけ?」
「そんなこと言った? 普段はいるって意味じゃないかな」
「…」
「いやー悪かったね。…そうだ、これから暇?」
「…はぁ」
「お詫びに御馳走するよ。お昼」
「え、本当に!? じゃぁ、遠慮なく」
「1時間半後にG駅の改札でどう?」
「なんなら社宅まで迎えに行きましょうか?」
「エッ、そんなことまで言ったんだ…」

待ち合わせ場所に現れた普段着の彼は、シャワーを浴びてさっぱりしていた。昨晩はあまり意識しなかったが、かなりの長身だ。185cmちかくはあるのだろう。ジーンズもよく似合う。憎めない人だ。愛嬌があるというか。こういう人、好きだ。

連れて行ってもらったのは寿司屋。地元では有名な店だ。テレビや雑誌にも度々とりあげられている。今日はタイミングよく並ばずに入れた。日曜日の昼。家族連れやカップルで賑わう寿司屋のカウンター。どう見ても変な組み合わせの僕たち二人は、日常のなかで微妙に浮いていた。

ビールを飲みながら、自己紹介が始まる。すでに、お互いの身体を味わっているのに、特定の部分はよく知っているのに、あらためて名乗りあうことから始まるこの会話は、滑稽な感じさえする。

迎え酒にうまい寿司。気だるい昼下がり。これで終わるはずが、やっぱりなかった。今日も嫁がいない、と言いだした彼に、強引に彼の家に連れて行かれることになった。そして夜までさらに…。

会ってまだ一日も経っていないのに、なんと濃い付き合いだろう。

このまま今後もずるずると会うんだろうな。そんな予感は大当たりした。

<「既婚の男 きっかけ」おわり>

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2009年01月23日

既婚の男 きっかけ−05

wc5b「ありがと。気持ちよかったよ」
「僕も」
「よく来るのか」
「まあ、結構近いんで。先に行きますよ」

リーマンはまだ酔いが醒めていないようだった。多少ろれつが回っていない。僕は、もう一度シャワーが浴びたくなって、ビールが飲みたくなって、足早に離れようとした。すると、リーマンがついてきた。既にチンポ咥えちゃった訳だし、今さら逃げる必要はない。が、ただ黙ってついて来られても困る。

僕はなんとなく並んで歩き始めた。

「ウチこっちなんですか?」
「あ、ああ」
「ふーん。そうなんですね。…結構飲んでますよね?」
「付き合いでな。匂ったか?」
「いや。あ、ちょっと。それに、顔、赤いですよ」
「そうか。…キミんち近いんだよね」
「え、まま。10分かからないですよ」
「…行ってもいいかな?」
「え、ウチに? 今から?」
「うん」
「ダメですよ!」
「変なことしないから」
「え? って、変なこともうしちゃってるし…」
「おねがい」
「ダメだって」
「本当に変なことしないって」
「する、しない、じゃなくて、いきなりはダメでしょう。」
「怪しい奴じゃないって。ホントだって」
「怪しいとは思わないけどぉ」
「ならいいじゃないか」
「いやいやいやいや、酔ってるでしょ。」
「酔ってるさ。だから、お願い。」

このままでは、ウチの前まで来てしまう。かといって走って振り切るのはダルイ。どうしようか…。でも悪い人じゃなさそうだし…。

「じゃ、そっちのウチに行ってもいいですよ」
「だぁーーめ」
「なんで?」
「嫁がいるから」
「はぁ? マジで!」
「真面で」
「なら、もう帰った方がいいってぇ」
「今日はいいの」
「いいの、じゃなくてぇ」
「キミんち行きたいの」

どうしよう。既婚者かぁ。その方が安全かな…。って違う違う。そういう問題じゃなくって、ハッテン場で会った人をいきなり家に入れるのは…。ったく面倒くさいことになったな。ってもうウチじゃん。OKしてないのに、来る気マンマンじゃん、この人。

「ええー、ホントに一休みしたら帰ってね」
「変なこと しない、しない」
「もう…」

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2009年01月22日

既婚の男 きっかけ−04

d07d0ce1.jpgふと視線を周りに向けると、いつのまにかギャラリーが集まっていた。他の三人も同時に気付いたようだ。

タバコを吸いながら見ている奴、自分の股間を扱きながら見ている奴。しかし誰も近づいては来ない。4人の異様な密着ぶりに、手の出し辛さを感じているのだろう。

ジットリとした視線が、僕たちの女優魂に油を注ぎ、演技のような本気の尺り合いを続けていく。時間が経つごとに、一層激しく、一層大きな声で、絡みあった。

rがもう一回りしてくると、僕はもう限界が近かった。

「俺、もうイクぞ」
「かけてやれよ。俺もイキそうだ」
「もっとしゃぶってくれよ」
「イクぞ…」
「アア、アッ」

そん言葉をきっかけに、四人が次々と発射した。

隣のタチはウケの体をめがけまき散らし、ウケはその精液を自分のチンポに擦りつけながらイキ、僕はそんな様子を見ながら足元に発射し、リーマンは隣のタチに扱かれながら果てた。

満足感とともに脱力感が漂った。

ティッシュとウエットテイッシュを手渡すタチ。それぞれに汚した部分を拭きはじめる。なんとも滑稽で、かわいらしい。

「またな」
「また」
「じゃ」

それだけの言葉を交わして先にいた二人が去っていき、僕たちが残された。

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2009年01月21日

既婚の男 きっかけ−03

e6113bd4.jpg「しゃぶれよ」
スーツリーマンのビキニの間から肉棒を引き出す。間近で見るそれは一層太く、グロテスクだ。
「すげぇ」
「ほら、早く咥えろ。こいつらにお前のしゃぶってる姿見せてやれよ」
横を見ると、さっきまで盛っていた二人がいつの間にか結合を解消し、僕たちのすぐ脇に立っていた。

見られている。エロモード全開だ。リーマンのチンポの先にはガマン汁が滲んでいる。舌先ですくい取り、深く頭を沈めた。前後に頭を揺らし、唾と肉棒がすれる音を立て、自分のチンポを扱く。

脇で見ていたウケもしゃがみ、タチのをしゃぶりだした。

「うめぇか」

「もっと奥まで咥えろ」

「てめぇのもちゃんと扱けよ」

「おー、気持ちいぃ」

「休むんじゃねぇ」

咥えさせる側二人の声が、咥える側二人の口から洩れる唾液の音と、深く、熱く絡まる。僕たち四人の周りだけ、気温が上昇した。汗が背中を伝わり、股間の下にたれ落ちていった。

横目で隣のウケを見ると、目が合った。チンポから口を離し、顔を彼に寄せる。左手は自分を扱いたまま、右手でリーマンを扱く。彼も同じようにして、顔を寄せてきた。口をつける。唾液が混ざる。

四人がくっついた。僕が隣のウケを扱けば、そいつがリーマンのチンポをしゃぶり出し、僕が隣のタチをしゃぶれば、やはりそいつが僕のチンポをしゃぶり出す。僕はそのままリーマンと隣のタチの二本のチンポを一度に口に入れる。終盤戦を迎えたツイスターゲームのように入り組んだ体勢だ。

いつの間にかrの瓶がまわっていて、僕も吸う。4人の喘ぐ声が次第に大きくなっていく。誰にしゃぶられ、また、誰のをしゃぶっているのか。もう分からない。そんな汗だくの時間が過ぎていく。

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2009年01月20日

既婚の男 きっかけ−02

wc2引き出されたそれは、重量感のあるタマを黒く太い竿が覆っていた。釘づけになっている僕に、外に出ようと目で合図をしてきた。まだチャックの外に出しきっていなかったチンポをしまい込み、リーマンの後を追った。

テニスコートの脇には小さな建物が建っている。昼間来ることがほとんどないので、何に使われているのかは分からない。しかし、我々はこの建物の裏の死角を日頃から大いに利用している。

我々がたどり着くと、既に一組がヤッている最中だった。全裸のウケを、パンツを膝まで下ろしただけのタチが掘っている。我々に気づいてもお構いなしだ。むしろ結合部を見せつけるように向きを変えてきた。

満月の月明かりは明るいのだが、木々が入り組んだここまでは届かない。彼らの体に映る枝葉の斑な影が、その動きに合わせていやらしく揺れている。

リーマンは、壁に背中をつけて寄り掛かった。僕は無言で跪き、股間に顔を埋める。隣の二人は、早く始めろよと我々に言わんばかりに、よがり声を上げ始めた。

チャックをおろすリーマン。蒸れた臭いが立ち込める。鼻に押し当てられた白のビキニはじっとりと、大きく膨らんでいた。端から飛び出る陰毛とともにビキニに舌を這わせる。

「直接しゃぶりたいか?」

頷いた。

頭の上でベルトをはずす音がする。口を離した。スーツパンツを脱ぎ下ろすと、足元へと放り投げた。上半身はシャツを着たままで、下はビキニだけ。そのエロさに頭に血が上る。

僕は一度立ち上がり、Tシャツを脱ぎ棄て、短パンとビキニを脱ぎ、全裸になる。両肩に手をあてがわれ、しゃがまされた。

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2009年01月19日

既婚の男 きっかけ−01

5037357a.jpg記録的な暑さを経験した東京の夜は、9月の終わりを迎えてもまだまだなまぬるい空気に覆われている。コインシャワーを出て部屋に着くまでのわずか70歩の間に、着替えたばかりのTシャツは汗で背中にべったりと張り付いた。

クーラーのない部屋は、窓を開けていても蒸し暑いままだった。

テレビにスイッチを入れる。砂の嵐の画面に入力1と示された。そうか、学校に行く前にビデオ見てたんだっけ。ビデオデッキは電源が入ったままだ。再生のボタンを押すと、顔射された直後の男の顔が映し出された。あ、自分もここでイッたんだ。白濁が口に流れ込み、首筋を伝っていく。目はうつろなまま舌を出し、口もとの精液を舐めとっていた。

股間が熱くなってきた。寝苦しい夜、無性にやりたくなる。

停止のボタンを押し、玄関の扉を開け、G公園に向かった。

習慣みたいなものだ。部屋からは歩いて7−8分。電車でのアクセスも良く、周辺は下宿街を含む住宅地なので、早い時間から朝方まで人出が絶えることはない。

この街に住んで5年目。この公園をメインとしてハッテン場で触れた、咥えた、入れたチンポ、もちろん数知れず。1本×2日×4週×12カ月×5年=480本。これほど多くはないような気もする。が、こんなに少なくはない、そんな気もする。

いつもなら公園中央部に位置する、ベンチや木製のテーブルが点在する茂みに向かうのだが、今日はテニスコート脇のトイレに足が向いた。この時間にしては珍しくスーツ姿で年齢が比較的上そうな人がトイレに入るのを見たのだ。

時間は深夜1時を回っている。公園にいるのは、近所に住む学生か車で来ている若い私服リーマンがほとんどだ。スーツの人とやろうと思ったら、狙い目は9時か10時だ。予想外の年齢と服装を見かけ跡を追った。

トイレに入ると、目標のスーツリーマンは一番奥の便器の前に立っていた。チャックは降ろしていないようだ。体を便器に向けた姿勢のままこちらを向く。タイプだ。面長顔のジャンルの中ではど真ん中に近い。でも、結構酔っ払ってるな…。顔は赤く、目も半分眠そうだ。

ちなみに、猿顔、犬顔、熊顔、面長、強面…。イケるタイプは幅広い割に、その中でのストライクゾーンは極めて狭い。面食い系ダレ専を自負している。

リーマンから一つ空けた便器の前に立ち、チャックを降ろす。すでに半勃ちでうまく出せないでいると、彼が隣にやってきて見せつけるようにゆっくりとチャックを降ろし始めた。―――エロいチンポだ。

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2009年01月17日

Sの男たち はってん−07

10a7818e.JPGなんだか奥が深そうな世界だ。これはハマるな。そう思いながら部屋を出た。受付にいたマスターの脇を通り過ぎる時、小さく頷きながらマスターが微笑みかけてきた。まるで、さあ、ようこそいらっしゃい、とでも言うように。

その後もやはり、この店には何度か足を運ぶことになった。

縛られたい、甚振られたい。そんな欲求で体がはちきれそうになると、抑えきれずに足が向いてしまう。

いろいろなプレイを経験した。その人たちによって、僕のMの部分はまさに発展をしていくのだ。

吊るされたまま掘られたり、蝋燭を垂らされたり。ガスマスクを被せられたまま、あるいは「オレの臭いを覚えろ」と言われて強烈な臭いのケツ割れを被せられたままされたりもした。店内の道具を使った責め、あるいはSが持参した道具での責めを、僕はたいていの場合勃ちっぱなしで受けていた。

Sの人はみな、僕が相手をしてもらった人はだが、見た目の大人しい、優しそうな人が多かった。それがプレイになると目つきが変わるのだ。その瞬間にくるゾクッとした感がたまらない。

待ち合わせて店に行くようなことはなかったので、たいていの場合その人とは一度きりだ。時間も長くて2時間といったところか。

いろんな人とプレイするころは楽しい。縛る行為一つでも、縛る人によって微妙に違う。太い縄を選ぶ人、長い縄を選ぶ人、短い縄を組み合わせる人。縄の最後が首のあたりに来る人、そうでない人。出来上が模様の細かい人、大きい人。普通のセックス以上に個性が出るように思う。しかし、毎回毎回、その人が信用できるかどうかで不安になるのは、プレイの本質とは別なような気がする。

プレイを重ねるに従って、一人の人にじっくりと、寝ても覚めても責められたい。まさに身も心も任せられる人に調教されてみたい。次第にそんなふうに考えるようになっていた。人間の欲望とはすごいものである。

ノーマルな彼氏の居る身としては派手な行動をとることができない。というより浮気は禁物だし、もちろんしてもこなかった。ただ、プレイとしてのSMを彼氏に求めることができない以上、SMのハッテン場に年に数度通うことは、許されるのではないか。もちろん身勝手な考えだが、そう思っていた。

ところが、身体を満足させるためのSMを重ねるうちに、心を繋げられるSの人が欲しいと思うようになると話は別である。誰にも打ち明けられない思いに、新たに悩むことになった。

<「Sの男たち はってん」おわり>

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2009年01月16日

Sの男たち はってん−06

7f44ec86.JPG「バイブ落とさないよう、しっかりケツ締めろよ。自分の姿ちゃんと見とけ」

今までビデオで見ていたような光景に、自分がなっている。隣のオープンルームからも、喘ぎ声がいつの間にか聞こえていた。SMが映像の中の出来事ではなく、みんな?がしていることだと思い、どことなく安心もした。

バイブが抜かれた後は、それまで口に咥えていた張り型での責めがたっぷり続く。僕の声は、待合室にもオープンルームにもマスターがいる所にも筒抜けだ。

個室なのは視覚的な部分だけだ。すぐそばには5−6人の男たちがいるはずで、それが一層興奮を誘う。声を押し殺すことはせず、素直に喘ぐ。

「そうだ、もっと声出せ。みんなに聞いてもらえよ」
アァーー、ハァ、ウウン…
「どこが気持ちいいんだ」
ハァァ、ァング…
「はっきり言わないならやめるぞ」
「ケツが……、アァ……」
「やめるか?」
「ケツに… り型ぶちこま……て、…気持ちいい…」
「聞こえねえな。でかい声で。隣の部屋にいる奴に聞こえるように言えよ」
「ケツに、ァッ、張り型 ハァ、入れられて、出し入れ、…ンッンされて、気持ちいいです」

張り型の抜き差しが一層激しくなった。アングルが軋む音と僕のあげる声がフロア全体に響き渡っていく。

張り型の他にも、プラグや数珠が繋がったようなもの。Sは僕のケツをただの穴として、僕の意思とは無関係に使う。そしてやはり僕の意思とは無関係にガマン汁が流れ出る。

何種類目かの張り型を入れられたまま、吊るされて身体を揺らされたまま扱かれ、全く初めての感覚のうちにイッた。

学生の頃のように、遠くの方まで畳を汚した。

縄をほどきなら、Sが聞いてきた。
「気持ち良かったか」
「はい」
「ずいぶん飛ばしたもんな」
「初めてだったので」
「え? 何が」
「ココに来たのが」
「そんな感じは全然しなかったけど。…吊るされるのも初めてか」
「はい」
「そうかぁ。素質あるよ」
「え?」
「ほら、いいからシャワー浴びてこい」
「はい」
「あとはやっとくから」
そう言うと、Sは僕の出した精液をティッシュで拭き取り出した。思わず、
「あ、僕やりますよ」
と声が出た。すると、
「いいから、これも役目だから」

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2009年01月15日

Sの男たち はってん−05

6dc0e6c8.JPG壁際の棚に向かうS。並べてある張り型の中でもとびっきりでかいやつを手に
「どれがいい?」
と聞いてきた。もちろん目は笑っていない。思わず、本気で首を振る。
「じゃ、これか? これか? …これか?」
僕は、なるべく小さいのを手にした時に頷いた。しかし、
「って言うことは、これくらいはいけるってことだな」
と、僕が頷いたものより二回りはでかい張り型を手に近づいてきた。
「たっぷり唾付けとけ」
猿轡の六尺と唇の隙間にいきなり突っ込まれる張り型。それだけで顎が痛い。落ちないように口を締める。
「ちゃんと濡らしておかないと、後で痛いからな」
頷く僕を鏡の中の僕が見ている。

細く短い赤色の縄を取り出した。竿と玉が根元で括られた。余った紐の両端は、雁の部分で再び縛られた。チンポが反応するたびに、紐が食い込む。

今度は、細長い楕円上のバイブにコンドームをかぶせ、ローションをたらしている。そして、ケツに突っ込まれた。

スイッチが入る。バイブを使うのは人生で初めてだ。ウーーンという低い音が耳に届く。いや、震動が体の内部を伝わって耳の奥に直接響いている気もする。自分も誰も手を触れていないのに、ケツに与えられる刺激。不思議な感覚だ。

「ほら、よく鏡見てみろ。どうだ。穴が丸見えだぞ。恥ずかしいか? バイブすっぽり咥えこんでんだぞ」

これ以上ない位に勃起しようとするチンポに、雁の部分の紐がさらに食い込む。千切れそうだ。

「こんなにガマン汁出して、嬉しいのか」

Sが雁の部分を縛っている赤い紐を手にする。と、いきなり引っ張り出す。思わずうめき声を出した。

さっきから、片足のつま先が辛うじて床につく程度で吊られている。チンポの紐を引っ張られると、そのつま先すら浮いてしまう。チンポの痛みと、縄に全体重を預ける痛みに、体の奥から興奮した。

赤い紐を持つ手が緩められると、体は反動で体は後ろに戻る。そしてまた紐が引かれる。僕の体はブランコのようにゆらゆらと揺らされる。チンポはきつく勃ったままだ。

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2009年01月14日

Sの男たち はってん−04

91e64ccd.JPGふすまが閉められる。Sは一本の縄を選び取ると、無言で縛り始めた。笑顔はない。実に慣れた手つきで結び目を作り縄を這わせていく。人によって縛り方が違うのだろう。その動きの中に、Aさんとは違うものを感じた。

きつく結び終えると、僕を股間の前にひざまずかせた。たっぷりとあいさつさせてやる。そう言いながら、チンポを六尺から引き出し、僕の顔を荒々しく引き寄せる。

必死でしゃぶる。膝が畳に擦れて痛い。ちょっとでも舌を休めると、とたんに罵声が飛び、髪を引っ張られる。そんなことが10分ほどだろうか続けられた。

「疲れたか」

頷くと、咥えさせられたままの状態で、押し倒された。背中と首が畳と擦れる。お世辞にも新しい畳とは言えない。ところどころに染みのついた畳は、擦り切れているところもある。この畳が吸い取ってきた、汗と、ローションと、ザーメンに一瞬思いを馳せ、僕も完全にぶっ飛んだ。

僕の肩の辺りにまたがる格好で、なおも続けさせられる尺八。気が遠くなってきた。腕は腰の後ろで縛られている。Aさんの言っていた通りだ。自分の体重が手首にかかると痛いし、痺れてくる。

ここがホテルだったら2時間でも3時間でもしゃぶらせてやるんだけどな。よし、立て。

Sの六尺で猿轡をされる。ついで左足首と右膝に手拭いがあてがわれ、その上から縄が巻かれた。既に巻かれている腰のあたりの縄と右膝の縄がそれぞれ滑車に繋がれる。Sが縄を引くと体が少しづつ浮き、さらに、膝が腰よりも高い位置に吊り上げられ固定された。不思議な感覚である。まるで手品のよう。かろうじてつま先立ちが出来る位置で、こんどは左足の縄が足元のアングルに固定された。鏡を僕の正面に移動するS。自分に似た他の人がいるように見えた。

開かれた股は自分では閉じることがもうできない。興奮が体を駆け巡った。

「どうだ、嬉しいか。もっと嬉しいことしてやるよ」

n3103 at 09:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「Sの男たち」 

2009年01月13日

Sの男たち はってん−03

「縛られに来たのに、悪かったかな?」
「いやっ、そんなこと…」

僕は、下手(したて)に出られるのが苦手だ。無条件で、自分が悪いような気がしてしまう。彼の六尺に顔を寄せ、舐めた。悪いことなんてないですよ、そう伝わるように、丁寧に。六尺の下のモノが次第に形を変えるのが分かる。モノが伸びる方向に合わせて舌を這わせる。

六尺を外すと、すでに完全に固くなったチンポは、長く、上反っている。太くはないが、力強く血管が浮き出ていた。体つきとのアンバランス感が卑猥だ。ケツの奥で疼きが走った。

こうして、SMハッテン場での一発目は、ケツ堀ぶらんこでのごく普通のセックスで終わってしまった。

シャワーを浴び、二人が待合室に戻ってもまだお客さんは来ない。彼は、あまり時間がないからお先に、と帰り支度を始めた。もちろん僕は、縛られる気マンマンである。淡泊気味だった今のセックスにもあまり満足していない。今度こそ、Sの人が来るのを期待して、ソファで再び雑誌を読み始めた。

さらに30分ほどたって、次の客がやって来た。ロッカーのあたりで、マスターと会話をしている。着替えを済ませ部屋に入って来た人は、Sだった。顔より先に六尺に目がいってしまう。彼は、僕のすぐ足もとの床に座り、とりあえず雑誌に手を伸ばした。さらに続けて何人かのMが部屋にやって来た。

するとSの人が僕の足に触れながら、行かないか?と声を掛けてきた。行くというのは貸し切りのプレイルームに行くということだろう。あまりタイプの見た目ではなかったが、ベテランぽい雰囲気に惹かれOKする。そもそもこの場で断っていいのかどうかも分かっていない。たっぷりかわいがってやるよ、と耳元でささやかれ、部屋に向かった。

初めて会って5秒でセックスを始めることは、今までにあった。何度も。しかし、見ず知らずの人にいきなり縛られるのは初めてだ。興奮よりも緊張が先行する。

n3103 at 09:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「Sの男たち」 

2009年01月10日

Sの男たち はってん−02

待合室のほかにオープンのプレイルームと貸し切りのプレイルームがある。トイレと浴室の使い方を説明され、コンドームと浣腸が置いてある場所を教えてもらった。見たこともない大きな張り型が並び、白や赤の縄が手すりに掛けてある。ケツ堀りブランコや滑車の取り付けられた鋼材のアングル。棚には、蝋燭、バイブ、鞭、クリップなどが置いてある。見ただけで満足してしまいそうな設備だ。

時間は午後3時5分。開店して5分しか経っていない。まだ他にお客さんはおらず、ソファに座って待つことにした。本棚にはG誌、B誌、S誌が並んでいる。それらをめくりながら待っていても、なんだか落ち着かない。奥の部屋の張り型達も気になってしまう。

雑誌の小説をひとつ読み終わってしまう頃、入口の方から、いらっしゃい、と声が聞こえてきた。耳を澄ます。さっきしたような会話が繰り返されている。この人も初めてのようだ。ひと通りの説明がなされ、部屋に入って来た。

目が合った直後、お互いの視線が六尺に向く。リバか…。リバって言う奴に限ってバリネコだったりするし。どうせならSの方が…。

彼はソファには座らず、床に腰をおろした。軽く会釈をしただけで、彼もまた雑誌に手を伸ばす。そして無言の時間が続く。お互いの股間に何度となく目をやっていることには、気づいている。

自分よりも5−6歳は若い感じだ。細身で体毛はほとんどない。あまり六尺が似合う方ではない。でも、その中心部分は大きく膨らんでいた。

「初めてですか?」
思い切って声を掛けてみた。
「あ、はい。」
「僕も初めてなんです。」
「なんだ、てっきり常連の方かと」
「全然そんなことないですよ。ドキドキしっぱなしで。」
「自分も、もうずっと…」
「両方できるんですか?」
「え、まぁ。縛ったりはできないんですけど、タチは出来るから、両方って言っちゃったんですよね。まずかったかなぁ」
「その時は、六尺を変えてもればいいだけだから、大丈夫じゃないのかなぁ」
「そうですよねぇ。それにしても、人来そうにありませんね。時間が早いのかな」
「ですかね」
「どうしますか?」
「え?」
「僕、縛れないけど、掘れますよ」
正直悩む。掘られるだけではせっかくSMのハッテン場に来た意味がない。でも、しばらくは誰も来ないかもしれない。
「じゃ、とりあえず、やりますか」

なんて会話だ。とりあえずやる、だなんて、一体何してるんだろ…。自分にあきれながら、彼の後に続いてオープンの部屋に入る。

n3103 at 10:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「Sの男たち」 

2009年01月09日

Sの男たち はってん−01

kuchiその後は、Aさんと二人で時間を過ごすことは無くなった。年に数度、昼間に会って一緒に食事をする以外には。好きであることに変わりはないが、それを口にすることも文字にすることもない。

Aさんの功績は大きかった。縄の快感を刻み込んでくれたのだから。ただ、Aさん以上に信頼できる人に巡り合う機会がない。どこでどうやって探せばいいのか分からないのだ。単にSの人を探すだけなら、方法はあるのだと思う。その人が、身体をゆだねるに値するかどうか、そこの判断がつかないのだ。

そう悩むうちにも欲求が募っていく。よくよく考えた末、SM系のハッテン場に行くことにした。SM歴の長いマスターが経営するマンション系のハッテン場らしい。ここならSの人と二人っきりになることはない。少なくともマスターが必ずいる。もし、何事かが起きても止めに入ってくれるのはないか。マスターと話す機会があれば、SMのあれこれを聞くことができるのではないか。そう考えてのことだ。

最寄りのJRの駅につき、店に電話をする。丁寧に教えられた道順通りに進むと、5分ほどでそれらしき建物にたどり着いた。すでに胸は高まっているが、アソコは緊張のためか萎んだままだ。

エレベーターで指定された階まで上がり、扉の前に立つ。さらに鼓動が速くなる。普通のハッテン場には、もちろん行ったことがある。10回や20回ではない。毎日のように、狂ったように、義務であるかのように通った時期もあった。しかし、この扉は今までのものとは違う扉だ。

開けたら最後、今の自分には戻れないのではないか…。そんなためらいから、30秒ほどしてようやくドアノブに手をかけたとたんに、「いらっしゃい」と声がかけられた。

ドキッとした。ドアを開けるとすぐに受付があって、マスターが座っていたのだ。ごく普通のマスターにごく普通の内装。ハードではない雰囲気にちょっと拍子抜けする。

「あ、あのぉ、さっき電話した者ですが」
「いらっしゃい。脱いだ靴はそこに入れてね。」
「あ、はい」
「空いているロッカー、えーと、2番のロッカーを使って。よく来たわね。電話だけして、来ない人って多いのよ。」
「そうなんですか」
「えぇそうなんですよ。えっと、SかMか、それとも両方できるかで六尺の色を分けてるんだけど…」
「あ、エ、Mです」
「あら、意外。まぁ、そういう方多いんだけどね」
「はぁ」
「会員証作りますので、名前教えて下さる?フルネームでなくてもいいわよ」
「えぇと、Tです」
「はい、Tさんね。会員証はお帰りの際にお渡ししますね。で、締め方はわかるの?」
「はい」

差し出された六尺は赤。着衣のマスターの前で、ちょっと恥ずかしながらも着替えを済ませ、店内を案内してもらう。

n3103 at 11:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「Sの男たち」