2008年12月23日

Sの男たち きっかけ−05

9d4971bd.jpg人は見かけに、いや、見かけによる。Aさんは江戸職人顔というのか、和装の似合う雰囲気だ。これに短髪で髭。六尺で縄を捌く姿が、見かけから想像はつけやすかった。Aさんの新しい一面を実際に見ることができて、その相手として今 自分を選んでくれて、素直に嬉しい。

それにしてもだ。こんなにロープワークに長けていることまでは分からなかった。今までに、SMに関してどんな経験をしてきたんだろうか。これから先どんなプレイが待っているんだろうか。そんな思いで、Aさんを見つめてしまう。

――こういうことずっとされたかたんだろ。

何度も頷く。自分の意志では姿勢を変えることができない状態。支配されている感覚。憧れが現実のものとなった。

突き倒されるようにしゃがみこまされ、腰の位置で後ろ手に縛られたまましゃぶらされる。今まで何度も同じことをやっているのに、全てが新鮮だ。時々視界に入る自分を縛っている赤い縄が、興奮を何倍にも増幅させ、いつもより荒々しく咥えこんでいく。

――もっと奥まで咥えろよ

Aさんの手が頭にあてがわれ、そのまま腰に押しつけられた。Aさんのちんぽが僕の喉ちんこにあたる。むせいだ。ウサギ跳びのような不安定な姿勢で手の自由も効かない。Aさんが手を離してくれない限り、僕はそのちんぽを口から抜くことができないのだ。

喉の奥に深く突き刺されたまま、時間が過ぎた。匂いと味が染みつき、太さと熱さが口の中に広がった。

――これ欲しいんだろ。

ベッドへと引きずられ、うつぶせに寝かされた。

手首の縄を解かれたようだ。このまま仰向けになって掘られていると手がしびれるからな。そう言いながら、自由になった両手を首の後ろで再び縛り直す。そして、いきなりの挿入。僕の唾液がついているものの、激痛が走る。恋人同士のような甘いセックスではない、服従させる側とする側のプレイだ。痛い、思わず声を上げてしまう。いつもなら…。しかし、どんどん入ってこようとする。

―――――イタ、イタ、イタイッ。

SMとはこういうものだと自覚した。縛られてしまえば、そのあと何をされても逆らうことはできないのだ。

n3103 at 12:52│Comments(0)TrackBack(0) 「Sの男たち」 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔