2009年01月13日

Sの男たち はってん−03

「縛られに来たのに、悪かったかな?」
「いやっ、そんなこと…」

僕は、下手(したて)に出られるのが苦手だ。無条件で、自分が悪いような気がしてしまう。彼の六尺に顔を寄せ、舐めた。悪いことなんてないですよ、そう伝わるように、丁寧に。六尺の下のモノが次第に形を変えるのが分かる。モノが伸びる方向に合わせて舌を這わせる。

六尺を外すと、すでに完全に固くなったチンポは、長く、上反っている。太くはないが、力強く血管が浮き出ていた。体つきとのアンバランス感が卑猥だ。ケツの奥で疼きが走った。

こうして、SMハッテン場での一発目は、ケツ堀ぶらんこでのごく普通のセックスで終わってしまった。

シャワーを浴び、二人が待合室に戻ってもまだお客さんは来ない。彼は、あまり時間がないからお先に、と帰り支度を始めた。もちろん僕は、縛られる気マンマンである。淡泊気味だった今のセックスにもあまり満足していない。今度こそ、Sの人が来るのを期待して、ソファで再び雑誌を読み始めた。

さらに30分ほどたって、次の客がやって来た。ロッカーのあたりで、マスターと会話をしている。着替えを済ませ部屋に入って来た人は、Sだった。顔より先に六尺に目がいってしまう。彼は、僕のすぐ足もとの床に座り、とりあえず雑誌に手を伸ばした。さらに続けて何人かのMが部屋にやって来た。

するとSの人が僕の足に触れながら、行かないか?と声を掛けてきた。行くというのは貸し切りのプレイルームに行くということだろう。あまりタイプの見た目ではなかったが、ベテランぽい雰囲気に惹かれOKする。そもそもこの場で断っていいのかどうかも分かっていない。たっぷりかわいがってやるよ、と耳元でささやかれ、部屋に向かった。

初めて会って5秒でセックスを始めることは、今までにあった。何度も。しかし、見ず知らずの人にいきなり縛られるのは初めてだ。興奮よりも緊張が先行する。

n3103 at 09:13│Comments(0)TrackBack(0) 「Sの男たち」 

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