2013年07月03日

停車場

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記憶に残る初めての東京は、まだ東北新幹線のなかった小学生の頃。上野着の夜行列車でやって来た家族旅行だった。はとバスが出るまでの数時間を、インベーダーゲームを置く駅前の喫茶店で過ごした。あれは今のファーストキッチンの場所だったか。一人で脇の路地に入って行ったら浮浪者に追いかけられたっけ。

修学旅行で新幹線を初めて使う学年にあたった中学生。当時はまだ大宮までの開業だったので、リレー号に乗り換えて上野へ向かった。高校の時は、上野まで伸びた新幹線をやはり初めて使う修学旅行の学年にもなった。

大学の下見と称して、好きだった友人と東京に遊びに来た高3の冬。形ばかりの下見を終え、新幹線までの時間を動物園で過ごした。初めてパンダを見たという彼の嬉しそうな横顔を今でもはっきりと覚えている。二人っきりで過ごしたのはこれが最後。

東京での生活が始まり、“初めて”を経験したのも上野。それから四半世紀。今では生活を送る場に。高層ビル化する構想も一昔前にはあったようだが、以前のまま残ってくれて良かった。

時の流れをじっと見つめる、駅。

n3103 at 10:55│Comments(0)TrackBack(0) 写真 

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