2014年06月03日

1405台湾−02

「吸(シー)吸吸吸。吸吸吸吸。吸吸吸吸。…好(ハオ)。」

そう言われながら、手渡された吸引器のパイプから煙を吸った。

2、3秒息を止める。

ゆっくりと、細く、長く吐き出す。白い煙がチェックインして間もない僕の部屋の中へと広がっていった。

今までにない味と匂いが、喉から鼻へと突き抜ける。

立ったまま互いにもう一度づつ深く吸って抱き合った。

彼の勤めるマッサージ店で30分ほど前に一発抜いてもらったばかりなのに、僕のチンポはキツくそそり立っている。飲んだばかりのバイアグラのせいではない。目の前の彼とこれから一晩過ごせる、そう思っただけで反応してるのだ。

タオルを巻いているだけの腰に互いに手を回し、身体を揺らし始めた。

体の凄く奥の方から何かが広がり始めようとしている。

背は僕より5センチ以上高く、体は二回りも三回りもでかい。逞しい肩、腕に手を這わせ、もう一方の手で盛り上がった胸をなぞる。今は僕だけのものだ。

再び彼が吸った後のパイプに手を伸ばした。

今度は彼の目を見ながら咥える。

好、吸吸吸吸、吸吸吸吸…と囁くように繰り返す彼の声に合わせ、見つめ合いながら深く吸い、そして吐き出す。

あ、来る。

そんな僕の表情を確認した彼に強く抱き寄せられた。

よし、じゃぁ始めるか。そんな心の中の言葉が伝わってくるこの最初の瞬間が堪らなく好きだ。

22:25  運命共同体、開始。


n3103 at 16:46│Comments(0)TrackBack(0) 「1405の台湾の男」 

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