肺の機能が低下している人が、治療のため自宅で酸素吸引中、喫煙などで顔や洋服などに引火して死亡する事故が6年間で26件発生していることが15日、厚生労働省の調べで分かった。事故を起こしている人の多くが長年の喫煙習慣がある人といい、厚労省は「たばこの火による事故が後を絶たない。無意識に火を付けてしまう場合もあり、家族も注意してほしい」と呼びかけている。

 厚労省によると、肺などの病気で酸素吸引治療を行っている人は全国で約15万人。約半数が肺の細胞が破壊される慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)という。

 長年の喫煙習慣が原因となっていることも多い病気で、肺気腫や慢性気管支炎などもCOPDの一種。気管支が炎症を起こしたり、たんが詰まりやすくなり、酸素が取り込みにくくなるため、酸素吸入が必要となる。

 酸素ボンベから伸びたチューブを鼻につけて治療を行うが、その際、高濃度の酸素が空気中に漏れ、たばこなどの火が大きくなり、髪の毛や服などに引火する危険性が高いという。また、装置の電源を切り忘れて酸素が室内に充満し、ストーブなどの火に引火した例もあった。

 厚労省によると、調査を始めた15年10月から21年12月までの間、酸素吸入中の火災事故で死亡したのは26件。うち14件が喫煙や寝たばこによるものだった。線香やストーブから引火した例が5件で、7件の原因は不明だった。

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