新党旗揚げは肩透かしに終わった。自民党の舛添要一前厚労相(61)が14日、静岡市で行われた同党の牧野たかお参院議員(51)の激励会で講演を行った。前日から会場での重大発言を示唆していたが、新党構想については一切語らず。いつもの党執行部批判と牧野氏への激励を終えると滞在時間わずか21分でとんぼ返りした。一方、舛添氏との連携がささやかれていた橋下徹大阪府知事(40)と東国原英夫宮崎県知事(52)は参院選出馬を否定。人気知事を巻き込もうという舛添構想は、当てが外れた形だ。

 東京から静岡駅前のホテルへ押し寄せた報道陣は約90人。激励会会場にはテレビカメラ15台がずらりと並んだ。だが、約15分間のスピーチでは、党内外を揺るがす言葉は一切でなかった。

 「きのう、どっかが橋下知事と手を握るって勝手に書いたけれど、もう握っている」と、新型インフルエンザ問題で橋下知事と共闘したことでけむに巻くと、大阪府を中国でいえば香港にあたる経済特区にする構想を改めて披露。自民党執行部への失望感と、打倒・民主党政権の必要性は説いたが「新党結成の意思は?」という報道陣の問いかけには、口を閉ざしたまま立ち去った。

 午前中は国会内で「あらゆる可能性は残している」と離党の可能性もちらつかせたが、明言は避けた。親交のある両知事とは新党結成ではなく、政策面で連携する方針を強調した。

 両知事はこの日、参院選出馬には消極的な姿勢を相次いで表明。主催する党内勉強会の主要メンバーである菅義偉元総務相や塩崎恭久元官房長官らと会合した舛添氏は、来週開催のシンポジウムに東国原知事を招待するプランを断念。15日に上京する東国原知事と意見交換するにとどめる予定だ。「皆さんは新党、新党とそっちに話がいっちゃうけど、まず経済活性化が大事。そこから先はご自由にご想像ください」(舛添氏)

 世論調査では「首相にふさわしい政治家」トップにあげられている舛添氏の煮え切らない態度に、党内では「本当の狙いは来年4月予定の東京都知事選への出馬ではないか」(都選出議員)との憶測も飛び交っている。

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