珍しく長編になったこのシリーズも、今回で終わりです。

「どれも知ってるし実践してることばっかりだった」という方も

いらっしゃるかもしれません。

それでも、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

これが、少しでも、明日からの勉強法を見直すきっかけとなって

くれれば、幸いです。








受験生にとっては、これからが正念場です。

本当につらく、苦しい季節がやってきます。

最後の数ヶ月間は、おそらくこれまで遭遇したことのない

敵に苦戦することになるでしょう。


その闘いに勝ち抜くためには、先生を、友人を、そして

自分を信じぬくことが不可欠です。



「こんな勉強で本当に合格できるんだろうか?」、「今、

自分が使っている教材でいいのか?他にもっとよい教材が

あるんじゃないか?」、「塾の先生は、このままで大丈夫だ

というけど、本当に大丈夫なんだろうか?」・・・





多くの生徒が、自分の勉強について不安を抱き、悩み、

迷い、自分を信じられなくなります。

模擬試験でちょっと成績が落ちたくらいで、今まで継続してきた

勉強法を変えてしまったり、優秀な生徒の発言に翻弄されて、

使い慣れた参考書から、分厚い参考書に変えてみたり・・・



毎年、受験という道のりの中で、迷子になる生徒を数多く

見かけます。





受験に近道なんてありません。確かに、他に比べるとほんの

少し合格にたどりつきやすい道はあるでしょう。

そして、少しでも合格へたどりつきやすい道を探す

気持ちはわかります。






しかし、どの道を選んだって、大差ありません

どの道を進むのか迷っている時間を考えたら、とりあえず

目の前にある道を歩み始めたほうが、はるかに近道です。





目標から逆算した学習計画を立てたら、あとはそれを

信じて最後まで走り続けなさい。

迷っている時間なんてありません。

先生の言うことを、自分の力を、信じなさい。







合格につながる道は決して

一つじゃない。

自分の選んだ道を、一心不乱に

進みなさい。

大丈夫。ちゃんとその道は

志望校に通じているから。









ではでは。