A.L.サッチャーさん著『燃え続けた20世紀』シリーズ3巻を再読しています。
第一次世界大戦から第二次世界大戦後までの
世界各国の国の動向と指導者・主要人物を描いた現代史。
日本語版は2000年に出版されているので 世界情勢はさらに変化していますが
色々と考えさせられることが多いです。

スペイン内戦 について皆さんはご存知でしょうか?

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第一次世界大戦後 
地域(経済格差)・宗教・民族 様々な問題を抱えたスペインは
右派勢力である国王派が破れ 左派勢力で作られた共和国に移行しました。

しかし それは波乱を含んだ政治体制であり
僅差で敗れた右派勢力にとっては 非常に厳しい施行は
各地で多くの不満が募りました。
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右派 左派 ともに勢力差が無い状態で
テロ・暗殺が多発し それぞれの不満が募った時
「もはや反乱を起こさない方が、起こす方よりも危険である」と云われる状態に。

https://imgur.com/QLBrIm3

そして
ついに陸軍を中心とした軍部が一斉蜂起。
フランコ将軍による クーデター宣言により スペイン各地で 内戦に突入。
政府軍である人民戦線は
労働者・市民 そして海軍・空軍を中心に反乱軍の制圧を図る。
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そして ソ連からの支援による最新式の戦闘機・戦車など
圧倒的な勢力により 反乱軍を撃破していくが
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悲しむべきは 政府軍は一枚岩ではなかったのです。
同じ政府軍の中でも他党の勢力が負けると喜ぶといったような 烏合の衆。
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内戦は続く。
陸軍を中心とした反乱軍を ファシズム国家ドイツ・イタリアが支援。
特にドイツでは再軍備により刷新された軍隊の実践訓練をする格好の機会に。
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やがて 劣勢に立った政府軍は隣国フランス・イギリスに支援を要請。
反ファシズムの点で意見の一致を見たフランスは要請に応えようとしたが
国民からの支援反対の声 イギリスからの不干渉の意向を受け 
イギリスを中心に 国際会議に手フランスやソ連にもスペイン不干渉を決定する。
しかし ドイツ・イタリアは平然と反乱軍を支援し続け
政府軍はもはや 駆られるだけの存在となった。
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さて スペイン内戦については
およその概略は 分かってもらえたと思います。

ここからが本題で
スペインで独裁体制を整えたフランコ将軍についての評価について。
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第二次世界大戦中は
中立を保つも 当初は親ドイツ。 枢軸国側に様々な援助を行っていました。
ドイツが劣勢になると 連合国側に傾斜。
勝ち馬に乗ろうとする風見鶏的な態度は 
アメリカなど連合国側からは 不信感を募らせられ
スペインは国際連合の国連総会で 国連から排除が決議され 国際社会から孤立する。
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面白いもので
フランコ将軍=ファシスト 独裁者として批判をしていたアメリカなどが
やがて訪れた冷戦 朝鮮戦争をきっかけに
フランコ将軍=ソ連の援助を受けた人民戦線から国を守った英雄として
評価が一変し アメリカとの和解 国連に加盟 国際通貨基金にも加盟することになる。
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人物の評価。
それは その時々で 全く違った解釈を持たされるのです。
その人の成したこと。その事実は変わりませんが
その評価は 見方によって簡単に変わってしまうものなんですね。1

きっと
『コメが無くとも』の評価も いつか。。。