弁理士 納冨美和のすっぴんブログ

弁理士の納冨美和です。一燈国際特許事務所に勤めながらLECで講師をしています。弁理士試験、弁理士業務、そして目に入れても痛くないほどかわいい愛犬マロンの話etc...についてお話します。

受講生から

口述アドバイス5

5人目、最後になりますが、りすさんです(・∀・)つ
去年、選択科目で不合格となり、今年は必須科目口述からの参戦でした。
去年からこういう方がいらっしゃいますので、彼女にもお願いしました。


1.ゼミや講座を利用したか?その内容、有益だったかどうか等

自主ゼミ(毎週土曜日)
・自称元副リーダーさん、テニヌの王子様と同じゼミでしたので、内容については省略

GSN口述ペースメーカーゼミ(隔週日曜日)
・条文の暗唱テスト
・青本、改正本、審査基準の読み込み(講義形式)
・2月〜9月に、計8回の個別レッスン

最初は自主ゼミに入るつもりでしたが、選択落ち受験生は対象外となり、ガイダンスに参加できませんでした。それで、GSNに申し込みました。GSNに申し込んだ直後、H20年口述ゼミの一部OBのご協力が得られ、選択落ち受験生数名を主とした、上記自主ゼミの分科会のような「条文暗記会」を立ち上げました。

GSNに行ってみて、(1)隔週であること、(2)演習量が少なすぎることに不安を感じました。同じ思いを持った選択落ち受験生は多かったようです。12月下旬に開催された、選択落ち受験生向け自主ゼミガイダンスは盛況で、1月から選択組自主ゼミの開催が決まりました。私は、ちょうどこの直前ぐらいに選択免除が決まり、選択組とペースが合わなくなることが予想されたため、1月から自称元副リーダーさん、テニヌの王子様と同じ土曜自主ゼミに合流させてもらうことになりました。

こういう経緯で、最初は、(1)土曜自主ゼミ、(2)GSN、(3)条文暗記会の3つに属していました。けれど、特許事務所への転職が決まり、平日夜の「条文暗記会」に通う余裕がなくなりました。最終的には、(1)土曜自主ゼミ、(2)GSNの2つに属し、(1)土曜自主ゼミを主軸に勉強を進めました。

GSNに関しては、個別レッスンは、一人の講師に毎回40分かけて全法域を見てもらうことにより、弱点や自分のクセについて、アドバイスをもらえる点が有益でした。また、毎回ゼミの最初に条文の暗唱テストがあり、多くの人は、みんなの前に言えないのが恥ずかしくて、必死で覚えて力がついたと言っていました。でも、私は条文が暗唱できないぐらいで恥ずかしいと思う性格ではなかったため、堂々と「今日は覚えてこなかったので、アドリブでやります」と開き直ることもあり、あまり効果がありませんでした(受講される方は、このようなことがないようにした方がいいと思います)。
青本、改正本、審査基準は、解説付きである程度の深さを持って読み込みをしていくので、いろいろ気付く点はあります。ただ、個人的には、口述受験の段階では、解説講義が必要なほど知識面があやしい人は少ないと思います。むしろ、この段階では、解説講義を受けるより、自分でしっかり考えて理解しながら、「繰り返し」読み込むことが大事だと私は思います。口述では、口で説明することが求められ、口で説明できるようになるためには、しっかり理解していることが前提となるからです。

「自分でしっかり考えて理解しながら、『繰り返し』読み込むこと」、これはまさに土曜自主ゼミでやってきたことでした。受身で講義を聴くのではなく、自分たちで考えて理解していくことにより、知識はしっかり定着して、知らず知らずのうちに口述試験で求められる「口頭での説明力」がついていきます。

演習量ついては、短答・論文でインプットしたら答練でアウトプットするのと同様、口述では「口に出して答えること」がアウトプットにあたります。論文までは、全受験生が一斉に答練を受けることができました。でも、口述でこれをやろうとすると、受験生と同じだけ講師をそろえなくてはならず、現実的に考えて無理があります。現状では、受験生どうしで、問題を出したり、出されたりすることで、演習をしていくのが現実的です。
また、答える側だけでなく、出題する側を経験することにより、どんな答え方がよいかが見えてくる面もあります。ただ、これには注意が必要で、出題する側もされる側も、きちんと勉強していることが前提です。土曜自主ゼミでは、条文、青本などの読み込みをしながらオリジナルレジュメ作成する期間(08年12月〜09年5月末)を経て、オリジナルレジュメをベースとした実戦形式の演習期間(09年6月〜09年9月)に移行しました。これにより、演習メインの時期に入る頃には力もついていて、無理なく無駄なく演習を進められ、とても有益でした。

 

2.いつから開始したか?

 条文暗記会          11月〜(年明け以降不参加)
 GSN口述ペースメーカーゼミ 12月〜
 土曜自主ゼミ          1月〜

 

3.不合格だった年の手ごたえ
4.不合格だった年は、その時は何が原因だと思っていたか?

→ 3,4に替えて、「口述の勉強を通して気付いたこと」を書いてみます

口述試験の勉強では、?知識面、?答え方、の両方をバランスよく強化していくことが必要だと思います。これは、まさに短答と論文と根本的には変わることがない考え方です。以下では、特に「?答え方」について書きます。

■回答は小出しにする
 他の方も書かれていることですが、会話のキャッチボールを意識して、小出しにすることを心がけました。「一つ目は・・・、二つ目は・・・、三つ目は・・・です」と一気に答えて、「ちょっと不正確ですね」ということになると、どこがダメなのかわからなくなります。その結果、「失礼しました。一つ目は・・・、二つ目は・・・、三つ目は・・・です」「うーん、もう少し正確に言ってもらえますか?」の繰り返しになり、持ち時間がどんどん減ってしまいます。それよりは、「一つ目は・・・です」「そうですね。他にありませんか?」「はい、二つ目は・・・です」「ちょっと不正確ですね」「失礼しました。・・・です」の方が、時間も節約でき、パニックにも陥りにくいです。
 また、その質問はイントロであって、「はい/いいえ」で答える程度でよく、その後にメインの他の質問が控えている可能性もあります。「はい、できます」ぐらいで答えられるときは、まずはそれでボールを返して、試験官からの次のボールを待った方がよいと思います。

■数はあえて言わない
 趣旨が3つあるとか、理由が2つあるとか、覚える時は数で覚えていくと思います。でも、口述では、答える時に、「全部で3つあって・・・」と最初に数を宣言することは、あまりお勧めしません。頭の中でカウントしつつ、試験官がOKを出すまで、「一つめは・・・」「二つ目は・・・」と淡々と答えるのが無難です。理由は、緊張のあまり、一つぐらい頭から吹っ飛んでしまう可能性や、二つまとめて回答してしまう可能性があり、そのときに最初に数を宣言してあると、自分自身を追い込むことになるからです。また、試験官も、「さっき、3つって、言ったよね? 3つめは?」と聞きたくなり、沈黙状態を招く可能性があります。そして、用意されている答では、二つ答えればOKということもあり得ます。

■普通の態度でまっすぐ答える
 態度面だけが原因で不合格点がつくことは考えにくいですが、損をすることはあるかもしれません。基本的には、普通にまっすぐに答えれば問題ないはずですが、例えば、
   1.必要以上に不遜で大きな態度
   2.必要以上に自信なさげなオドオドした態度
   3.斜めに構えた態度
 これだと、「なんだ偉そうに」とか「勉強不足で自信ないんだな」とか思われるかもしれません。それによって、試験官のS心を刺激し、必要以上に突っ込まれ、応答がうまくいかなくなる可能性があります。私は、上記だと2に当てはまることがあって、よく注意されました。

 

5.合格した年の手ごたえ(2009年3日目午後)

<総評>自己採点では、特実AかB、意匠BかC、商標B

<特許(テーマ:職務発明)>
 ・概ね良好
 ・時間が余ったので、1回目のチャイムまで雑談をして終了
 ・条文の参照なし

<意匠(テーマ:出願書類)>
 ・6条3項の前半部分をど忘れしてしまい、「判断主体は?」の問いに「需要者です」と誤答してしまいました(詳細は後述)
 ・「登録前の図面の役割」がよくわかりませんでした
 ・最後に、副査から、「6条3項の判断主体とか、図面の役割とか、一部正確ではないところがあるので、勉強しておいてください」と言われ、「あと1年という意味・・・?」と不安になりました
  ・チャイムは1回
 ・条文の参照なし

<商標(テーマ:存続期間の更新)>
 ・言葉の使い方を間違えて、言い直したりした箇所がありましたが、大きな問題はなかったと思います
  ・チャイムは1回
 ・条文の参照なし

全法域を通して、意匠法で一番苦戦しました。決して意地悪なわけではないのですが、質問の仕方が漠然としていたり、答えにくい感じがありました。また、副査は始終ポーカーフェイス気味でした。誤答しても、最初、主査は、何の突っ込みも入れてきませんでしたが、手元のペンの動きが明らかにそれまでと違いました。あと、副査がほんの少し微妙な表情をしました。それで、間違えに気付いて言い直したところ、副査がますます微妙な顔になりました。これ以上、下手なことは言えないと感じたので、「申し訳ありませんが、その点については失念してしまいました」と正直に言ったところ、「じゃあ、この問題は最後にまわしましょう」ということになりました。誤答に気付けなかったらどうなってしまったんだろうと、後からこわくなりました。

 

6.合格してみて、不合格だった年は何が原因かという点について変わったか?

 省略

 

7.有益だと思う書籍、講座等のアドバイス(自由に記載)

■書籍

・条文
  普段勉強する時は四法対照、演習用には四法対照ではないPATECHの普通の条文集を使用

・青本、改正本(平成14年〜20年)

・審査基準
  意匠、商標は通読して理解、特許は必要なところだけ拾い読み
  審査基準の暗記ツールとして、昔購入した納冨先生の裏技意匠「7つのアイテム」の資料を使用

・判例
  最高裁判例を中心に、論文の勉強で使ったものを見直す程度。「判例教室」を使用

・口述要点整理集

※ 他の方が書いているのと、大体同じです。条文、青本、改正本、審査基準を繰り返し勉強しました。


■講座

・吉田ゼミの個別レッスン
  ビデオ撮影をしてくれて、自分が答える様子を客観的に見ることができました。

・春秋会の練習会
  練習会の内容としては、可もなく不可もなくです。出題者ごとに問題を作成しており、調整をしていないのか、明らかに本試の傾向に合ってない出題をされる可能性もあります。それでもなお、お勧めなのは、昼と夜の違いはあるものの、本番会場を見ることができるからです。ホテルの客室という雰囲気は、意外とのまれるので、春秋会で経験しておいてよかったと思いました。

・LEC口述道場(納冨先生)
  口述の頻出テーマ以外のところの知識の確認に役立ちました。また、他の人がどう答えるかを聞くことも勉強になりました。


■その他

・短答・論文対策
  短答、論文免除がアダになることが心配でした。短答の時期には短答の勉強を、論文の時期には論文の勉強を細々とですが、やりました。短答は、もちろん四法だけですが、○×レベルなので、8割切らないぐらいを目安にしていました。論文は、予備校の答練の問題まではやりませんでしたが、平成14年以降の本試験過去問の答案構成だけはやりました。

・条約の手当て
  特許184条の3〜20や、優先権、マドプロのように、条約の知識が多少必要な箇所がいくつかあります。また、青本で、パリ条約やTRIPSがちょっとだけ出てくるところがあります(例:通常実施権の移転、商標法の社会通念上同一の話など)。このあたりを押さえるために、青本の内容がしっかり頭に入った9月の半ばぐらいに、平日の夜を一晩使って、条約の見直しをしました。決めた時間内(4時間ぐらい)で、ざっと押さえることが目的だったので、私は昔から持っていた納冨先生の裏技講座「6時間で条約〜」を二倍速で使いましたが、何でもいいと思います。条約は、全くの放置はまずいですが、あくまでも周辺知識なので、あまり深入りしすぎないこともポイントだと思います。

・余談:試験委員の情報
  これは、情報に惑わされすぎない方がいいと思います。まず、みんなが恐れているような試験委員の顔写真は、Webとかで見ない方がいいです。例えば、意匠の部屋を開けてク●が座っていたとしても、「部屋を変えて下さい」とは言えませんし、現状では有効な対策もない以上、ク●の顔を知っても、いいことがないからです。また、ク●に襲われた=不合格ではなく、逃げ切っている人はいますし、ク●以外の試験官が甘いのかというと、決してそんなこともありません。

以上です。


りすさん、本当にありがとうございました

口述からの参戦であっても、短答・論文も受けるくらいの心構えが必要ということを真に理解していた人だと思います
彼女は、夏に実施した「論文本試験解説道場」にも参加されていました。


口述アドバイスはこれで終了します。

まだ詳細は告知されていませんが、LECも口述ゼミを実施します。
LECの口述ゼミの特徴は、

「リレー方式」

複数の講師が、2〜3コマずつリレーで担当します

私も担当させていただく予定でいます

試験委員は選べません

1年間、1人の講師にじっくりとというのも良いかもしれませんが、
いろんなタイプの講師に当たるこの方法も良いと思います

また詳細が決定したら告知させていただきます(。・ω・)ノ゙

口述アドバイス4

4人目はえばんすさんです(・∀・)つ

えばんすさんは、去年の論文本本試験後発表前までの夏ゼミ生なのでゼミ生としてのお付き合いはわずかでしたが、直前答練等を受講していただいていたとことで、今年の最終合格を報告いただきました。その際、今回のこの試みについてお願いしたところ、快く受けて下さいました。


1.今年ゼミや講座を利用したか?その内容、有益だったかどうか等

→有志の口述ゼミに参加しました。

ゼミの内容は、基本的に条文・青本・審査基準を出典とした一問一答のレジュメの作成することと毎週問答を繰り返すことです。

 ゼミは非常に有益でした。口述対策の勉強のみを1年間やるのは、論文対策にはないような精神的なつらさがあります。1週間に1回の同じ目標を持つ仲間との問答は、ペースメーカーになるだけでなく、大きな精神的な支えにもなりました。

 

2.いつから開始したか?
→08年11月から、少しずつ開始しました。

上記ゼミとその予習に加えて、前半6か月で、少しずつ某受験機関の基本レジュメ(論文の勉強で使い慣れたレジュメ)を基本として、このレジュメの記載を全て青本の記載に修正していきました。また、基本レジュメの記載のうち、もともと青本と同じところには、下線を引きました。このような勉強は論文対策でもよくやることですが、とにかく修正を徹底しました。青本ほどではありませんが、審査基準、改正本の内容も盛り込みました。

 そして、後半6か月で、青本、審査基準及び近年の改正本を参照できるように持ち歩いて、レジュメ廻しと条文暗記を繰り返しました。

 

3.不合格だった年の手ごたえ

→試験後会社に行かず、しばらく芝公園のベンチで、東京タワーを仰ぎながらうなだれていました。つまり、合格の手ごたえが無いばかりでなく、不合格の手ごたえがありました。


4.不合格だった年は、その時は何が原因だと思っていたか?
→1)特許法と商標法でC(不合格)が付いたと思います。

46条の2の趣旨の精度が低かった点

特許法は、46条の2について聞かれました。趣旨を聞かれ、「事業計画や技術動向の変更」という言葉が出てきませんでした。これ以外の趣旨の内容(従前から出願の変更はできた、早期登録制度で変更できる期間が短い、安定した権利や長期間の存続期間を希望する場合がある、実用新案制度の活用)については説明したのですが、許してくれませんでした。

趣旨の質問を飛ばしてその他の質問を全部答え、最後に再度趣旨を聞かれましたが、それでも答えられず、不合格の宣告といわれている「意匠法、商標法は頑張ってくださいね。」という言葉を頂戴してしまいました。

私は落ちるまで、「事業計画や技術動向の変更」がキーワードだとは思っていませんでした。キーワードは人により違うことがあります。試験官の先生にもよるのでしょうが、口述試験ではキーワードを勝手に自分で決めつけないで、ワンセンテンスも漏らさず青本の趣旨を正確に言う必要がある場合がある、という点を反省しました。

  マドプロ絡みの想定外の問題に対応できなかった点

  マドプロの特例は条文と青本の理由づけを覚えていれば大丈夫だろうと思っていました。

しかし、マドプロの事例問題が出て、特許で不合格の宣告を受けたこともあり大慌てになりました。

  問題もかなり実務的で、代理人受任届と委任状の違いなどが全く答えられず、また、マドプロの特例の問題→通常の拒絶理由の対応→準用する特許法5条(例外→原則→別の例外)という、短答のようなチェンジアップについていけず、ボロボロでした。

2)ただ、上記2つのCの原因は、知識の弱さのみならず、自分はたぶん落ちないだろうという甘えがどこかにあったことにあると思います(…今から思うとですが。)。

そういった意識が、詰めの甘さや、想定外の問題が出た時の誘導にうまく乗るための1歩を邪魔することに繋がったのだと思います。

 

5.合格した年の手ごたえ

→特許(仮通常実施権)と商標(商品・役務の定義等)において、できがよいと評価していただきましたので、落ちることはないだろうという手ごたえはありました。

 しかし、それでも反省点は多々あります。特に意匠法において、審査基準の内容を問われ、だいたいあっているレベルのことを言うだけでは許してもらえず、審査基準の文言(動産の要件、美感の定義、美感がないものの具体例等)を正確に答えることが要求されました。

従って、審査基準の定義・趣旨・具体例についても、理解して大まかに言えるようにするだけでなく、暗記したほうがベターだと思います。

 

6.合格してみて、不合格だった年は何が原因かという点について変わったか?

→変わりません。精神的な甘さと暗記の不十分さだったと思います。

 

7.有益だと思う書籍、講座等のアドバイス(自由に記載)

→やはり、有益な書籍は、条文、青本、審査基準及び近年の改正本です。

あくまで参考資料として、基本レジュメ、口述要点整理集及び過去問集を挙げさせていただきます(ちなみに基本レジュメは、一般的な現在の論文試験対策のような大雑把な使用法では殆どメリットはないと思います。一問一答では把握しにくい体系的な知識の整理をしながら、しっかりとインプットすることや、原則と例外をまとめて暗記することに、かなり役に立ちました。)。

 

最後に

繰り返しになりますが、重要条文、並びに青本及び審査基準の定義、理由づけ及び具体例は、できる限り全部暗記した方がベターだと思います(私は全部覚えていったわけではありませんが)。

ただ、全部暗記が無理であれば、「重要条文は暗記する。青本の定義等は少しだけ誘導されれば正確に言える程度に覚える。審査基準の定義等はある程度誘導されれば正確に言える程度に覚える。」というくらいにしなければ、試験官の厳しさ、テーマの難易度、試験官との相性などを考えると不安が残ると思います。

 そして、条文暗記は、はじめのうちは1つ覚えれば2つ忘れんばかりのペースで、殆どの人が全然覚えられないものですが、やればやるほど条文の書き方の独特の癖が体に染みついていき、加速度的に覚えられるようなります。従って、忘却にめげずに集中して繰り返すのが大事だと思います。

 

以上です。


えばんすさん、本当にありがとうございました(*・ω・)ノ
 

口述アドバイス3

続いては、テニヌの王子様です(・∀・)つ

彼は一昨年の入門生でした。いつも前の方に座っていて、他の人の質問も熱心に聴いていた記憶があります。短答・論文を1年で合格されたのはそういった姿勢があったと思います。

 
1.ゼミや講座を利用したか?その内容、有益だったかどうか等

週1回、同じ境遇の人同士で集まり、自主ゼミをやりました。

「口述要点整理集」の各テーマを、各メンバーが分担して、
条文・青本・改正本・審査基準などを参照してゼミの日までに問題を作成する。
それを、ゼミで出題してメンバーに答えさせる演習をやりました。

ゼミは大変有益だったと思います。
ゼミを進めていく中で青本の読み込みを行ないますし、
本を読むだけでは気づかない、口述ならではの難しさを実感できます。


2.いつから開始したか?
12月上旬からです。


3.不合格だった年の手ごたえ
特実B、意匠C、商標C、だと思います。

■特実(特許無効審判)

請求の理由の補正の許可の決定について、
不服を申し立てることができない理由を説明する際に、
「中間処分」というキーワードが出せませんでした。
しかし、それ以外の質問は答えられました。
試験委員の方が安堵の表情を浮かべていたので、
たぶんCは免れたのだろうと思いました。


■意匠(5条、13条の2)

はじめに「5条について訊きます」と聴いて、
「勝った!」と勝利を確信。

ところが、どうしたことか5条1号の再現に手間取る。
これで頭が真っ白になる。
5条のキーワード「公益的な理由により登録を受けられない」を当てることもできず、パニック状態になる。
試験委員から「落ち着いてください」とか言われる始末。

その後、唐突に13条の2のことを訊かれて、さらにパニックになる。
万事休す。Cを確信しました。


■商標(団体商標と地域団体商標の主体的要件)

7条1項の主体的要件の再現に手こずる。
H18法改正の趣旨の説明でもキーワードが出てこず。
7条の2第1項の主体的要件の再現にも手こずる。
意匠と同様、超しどろもどろ。

結局Cでした。


4.不合格だった年は、その時は何が原因だと思っていたか?
 
知識の不足
受験機関のレジュメや過去問を使って勉強したが、
青本や改正本、審査基準などはあまり読んでいなかった。
条文の暗記もほとんどできていなかった。

論文試験に合格した気がせず、合格発表まで勉強に手がつきませんでした。
合格発表をみてからは一所懸命に勉強しましたが、
結局、論文試験を受けたときよりも知識が低下した状態で受験してしまいました。
 
あがりました
冷静さを失うと、簡単なことを訊かれても答えられなくなりました。
 
口述試験をなめていた
事務所のボスから「社会人としての常識があれば受かる」と聴いていたので、正直なめていました。

→落第後、事務所のボスからは変態扱いをされました。
抗弁しましたが認めてもらえませんでした…。orz


5.合格した年の手ごたえ

特実BかC、意匠B、商標B、だと思います。

■特実(職務発明)
不毛な押し問答になり、Cかもしれないと思いました。

35条1項の通常実施権が、登録せずとも転得者対抗要件を備える理由を訊かれ、
「法定通常実施権だからです」と答える。

すると「じゃあ、法定通常実施権ならすべて登録はいらないんですか?」と訊かれ、
「はい」と答えるとものすごくイヤな顔をされる。

このあと、押し問答のようになってしまいました。


■意匠(6条。願書の記載)
おおむね良好。

ほとんどの問いには答えられましたが、「登録前における図面の意義」だけ答えられませんでした。
「『意匠登録出願に係る』意匠の範囲を定める」と答えて欲しかったらしいです。


■商標(存続期間の更新、商標権の回復)
おおむね良好。

しかし、21条1項の不責事由の具体例として「重篤」を言い当てることができませんでした。


6.合格してみて、不合格だった年は何が原因かという点について変わったか?

あまり変わりません。やはり、
知識の不足
あがりました
口述試験をなめていた
の三つです。

しかし、さらに分析すると
 
については、ラクして合格しようとしていたように思います。

たとえば、青本は辞書代わりにつかっていた程度で、
一度も通読したことがありませんでした。
暗記をするのが苦手なので、条文の暗記も避けていました。

しかし、これだと永久に受からないと悟りました。

あと、過去問は必要ですが、すくなくとも僕の場合、
過去問と同じ質問はほとんどありませんでした。
誰かから過去問をやっていれば受かると聴きましたが、
それは誤りだと思います。
 

については、あがって自分の力が出せなかったという気持ちもありましたが、それも実力のうちだと思いました。
そう考えた方が、冷静な気持ちで受けられました。
 

については、少なくとも口述試験に関しては、昔の合格者のいうことはあてにならないと思います。

とくに、とてつもなくマニアックなテーマを出題される怖さや、
某ゲージツ家に遭遇する怖さなどは知らないと思います。

こうした状況でも合格しようと思ったら、論文試験よりも数倍は難しい試験だと思います。
 
 
7.有益だと思う書籍、講座等のアドバイス(自由に記載)

月並みですが、青本、改正本、審査基準、条文、要点整理集です。
あまり手を広げすぎない方がいいと思います。

あと、口述練習会は可能な限りいっぱい受けるといいと思います。



テニヌの王子様ありがとうございました(*・ω・)ノ

他の方もそうですが、私の方で修正を入れていません。実名等の本当にマズイこと意外は出来るだけそのまま載せようと思っています。
ブログの所有者としてはいろんな責任は理解していますが、ここは彼らの生の声を伝えることを優先しました。

その中でも今回、
「事務所のボスから「社会人としての常識があれば受かる」と聴いていたので、正直なめていました。
 
→落第後、事務所のボスからは変態扱いをされました。
  抗弁しましたが認めてもらえませんでした…。orz」

というところは悩みました。けれども、私は他にも同じことを耳にしているので、あえて残すことにしました。
本当に怒りを感じています。私から抗議したいくらいです。
今の口述試験は、「社会人としての常識」を問うているわけではないことは明らかです。
11月10日の「時間」で書きましたが、短答・論文と同じ「山」です。

だからこそ、今年涙を呑んだ受験生の方には、1年間一生懸命がんばって来年必ず雪辱を果たして欲しいと願います☆


口述アドバイス2

早速、2人目です

自称元副リーダー(・∀・)つ
(ゼミのときは、自称納冨ゼミ四天王と言ってた記憶があります。
いつの間にか昇格したようです

彼は去年口述不合格となり、今年最終合格を果たした方です

では、早速アドバイスです

1.ゼミや講座を利用したか?その内容、有益だったかどうか等

参加ゼミ :自主ゼミ(土曜日1回、平日1回に参加)
ゼミ内容 :
「口述要点整理集」のテーマ毎に、解答例の精査と不足分の追加によるオリジナルレジュメの作成
(「口述要点整理集」のテーマ外のテーマ(ex:存続期間の延長等)についても作成)
オリジナルレジュメや口述模試の問題をベースに、実戦形式で演習
条文の暗記(口述要点整理集レベル、口述過去問レベル、09年短答・論文出題レベル)

有益度  :
・一年間を計画通りに、無駄なく過ごせたため、非常に有益だった。
・レジュメ作成はチームメンバーでの共同作業なため、一人の負担が軽減。
・一人でやらず、境遇が同じで熱い目標を持った仲間達と切磋琢磨して勉強したことが勝因の一つ。


2.いつから開始したか?

開始時期 :
11月下旬に自主ゼミガイダンス参加後、12月上旬からゼミ開始
流れ   :
08年12月〜09年5月末 オリジナルレジュメ作成、条文の暗記
09年 6月〜09年9月末 オリジナルレジュメをベースに実戦形式で演習、条文の暗記
09年10月〜本番直近   口述模試や過去問をベースに、実戦形式で演習、条文の暗記


3.不合格だった年(2008年2日目午前)の手ごたえ

<総評>特許C、意匠B、商標でCと自己採点。

<特許(テーマ:出願審査請求)>
・出願審査請求の例外(48条の3第2項)について、「条文のどおりお答えください」と言われて動揺。
・184条の17の、第三者の出願審査請求の時期的要件を勘違して回答。助け舟にも乗れず。
・チャイム3回、時間切れで終了。最後の問題までいかず。
・帰り際に、「意匠と商標“は”がんばってください。」と言われ、とどめを刺された。
・条文は計2回参照。

<意匠(テーマ:法上の意匠)>
・審査基準の再現が不正確だったがセーフ。チャイムは2回。
・条文は計1回参照(操作画面(2条2項)の内容を問われたとき))

<商標(テーマ:取消審判)>
・不正使用取消審判の除籍期間(52条)を事例にあてはめて回答することができなかった。
・詐欺の行為の罪(79条)を事例にあてはめて回答することができなかった。
・試験官のトラップ的な誘導(正答なのに、あえて「本当ですか?」と聞かれた)に、まんまと引っかかってしまったと思われる。
・結果、パネル計5枚中、4枚目までしか到達せず、チャイム2回目で終了。
・条文は計3回参照。


4.不合格だった年は、その時は何が原因だと思っていたか?
 <方式面での不合格原因>
 ・口述試験をなめてたから(落ちるはずがないとたかをくくっていた)。
 ・試験官の応対が想像以上に厳しく動揺を隠せず、心証が悪かったから。
 ・自信がなさそうな印象を与えてしまったから(声も小さくなったから)。

 <実体面での不合格原因 ※上記3.を参照>
 ・特許で、条文レベルの要件を正確に回答できなかったから(助け舟にも乗れなかった)。
 ・商標で、事例(題意)を把握することができなかったから(助け舟にも乗れなかった)。


5.合格した年(2009年1日目午後)の手ごたえ

<総評>特許C、意匠と商標でB評価以上と自己採点。

<特許(テーマ:無効審判)>
 ・特許無効審判の被請求人を勘違いして回答。助け船にも乗れず。
 ・チャイム2回、時間切れで終了。最後の問題までいかず。
 ・条文は計1回参照。

<意匠(テーマ:秘密意匠)>
 ・概ね問題無し。
 ・随時、助け舟にも乗れた。
  ・チャイムは計1回。
 ・条文の参照はなし。

<商標(テーマ:防護標章)>
 ・概ね問題無し。
 ・事例問題(防護標章登録の登録可否)で題意把握ミスをしたが、助け舟に乗ってセーフ。
 ・チャイムは計1回
 ・条文の参照はなし。


6.合格してみて、不合格だった年は何が原因かという点について変わったか?

<方式面での改善点>
・口述試験を最大の難関と思って対策した。
・わからない問題であっても、動揺を見せずに自信を持って回答した(声も大きく)。
・姿勢や視線、挨拶にも気をつけた。
・”応答のキャッチボール”を意識した(回答は小出しに)。

<実体面での改善点>
・条文の文言は正確に再現できた(ex:冒認出願、秘密意匠請求時の差止請求の制限等)。
・趣旨の数やキーワードも正確に暗記して再現できた。


7.有益だと思う書籍、講座等のアドバイス(自由に記載)
書籍 :
条文集、青本、審査基準(特に、意匠と商標)、改正本(平成15年〜20年をチェック)
口述要点整理集、判例教室
講座 :吉田ゼミの直前口述練習でのビデオ撮影によるチェックは、客観的に自分の状況を認識できてよかった。
その他:教材や講座をあまり広げすぎず、同じことを繰り返しことで力がついたと思う。
  

元副リーダーさん、本当にありがとうございました(。・ω・)ノ゙
四天王と称するように、いつもゼミの仲間と一緒に勉強していただけに、この1年は孤独で辛かっただろうと思っていました。
新しい仲間を見つけて、がんばってこられたのですね☆

口述アドバイス1


早速、1人目の元ゼミ生が協力してくれました

皆さんもよくご存知かと思います oTToさんです(・∀・)つ

☆私の方から7つの質問を挙げて答えてもらう形式です。

1.ゼミや講座を利用したか?その内容、有益だったかどうか等
 自主ゼミに参加しました。
・「口述要点整理集」をベースとして、条文、青本、改正本、審査基準等からQ&Aを作成、演習を行いました。
・「口述要点整理集」の各テーマに挙げられている関連条文を暗記しました。

2.いつから開始したか?
 11月中旬から

3.不合格だった年の手ごたえ
特許:再審の請求人、詐害審決を正確に答えられなかった。
「では時間になりましたので終了します」と言われたため、最後まで行かなかったと思った。
意匠:問題なし。
商標:除斥期間の適用がある無効理由を正確に挙げられなかった。特に46条1項3号の再現をしつこく求められるが答えられず終了。商標がダメなら不合格だろうと思った。

4.不合格だった年は、その時は何が原因だと思っていたか?
(1) 当日、風邪で高熱を出していたというのもあるが、以下の2科目にCがついたことが不合格の直接の理由だと思いました。
(2) 特実法で特171条第1項の「当事者又は参加人」、特172条の「審判の請求人及び被請求人が共謀して第三者の権利または利益を害する目的をもって審決をさせたとき」が条文を見ても再現できなかった。
(3) 商標法で商47条の除斥期間の適用がある無効理由を全て挙げられなかったこと、商46条1項3号の「その商標登録がその商標登録出願により生じた権利を承継しない者の商標登録出願に対してされたとき」が条文を見ても再現できなかった。
(4) 他の不合格者の話も聞きましたが、総じて条文の再現ができなくて不合格になった人が多いことがわかりました。

5.合格した年の手ごたえ
 特許は手数料の事例、特許料の返還の青本の記載が答えられずダメだと思いました。
意匠・商標は過去問ベースの問題であったこと、条文の再現ができたことから、大丈夫だと思いました。

6.合格してみて、不合格だった年は何が原因かという点について変わったか?
 いずれの年も、3科目中、2科目は過去問ベースの問題でした。
 なので、過去問は完璧にこなしておけばまず落ちることはないと思いました。
 過去問ベースの問題については、
 不合格だった年は条文の再現ができなかった、
 合格した年は条文の再現ができた、
 ということで、特に変わりません。

7.有益だと思う書籍、講座等のアドバイス(自由に記載)
 口述要点整理集、過去問集、条文集、青本、改正本、審査基準

oTToさん、本当にありがとうございました(。・ω・)ノ゙
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