2008年03月12日

Wiiウェアの配信日決定とSSR

Engadget Japaneseによると、「Wiiウェア」の配信日が決まったそうです。
3月25日
この「Wiiウェア」、公式でも取って付けた様な情報しか出ていませんでしたが、早い話DLC(ダウンロードコンテンツ)です。
Wiiの発売直後(または発売前)から言われていたSFCレベルの手軽な良作を安価でダウンロードできると言う部分です。
メーカーの人から見れば流通コストが減らせて在庫が発生しないのが利点です。

コンシューマのDLCで有名なのはXBOX360の「アイドルマスター」が挙げられるでしょう。
このゲームはキャラクター水着などの衣装なんかを有償で購入することができます。(なんと、まあ・・・。)
ソフト自体の売上は5万本くらいと言われていますが、なんと1年の合計額が1億円を突破したというニュースがありました。
動機はどうあれ、新しい形として認められつつあるようです。


最初に述べた通り、DLCはデータなので在庫の概念がありません。
これはネットの商売形態を変えつつあります。

例えばリアルに店が存在する書店なら倉庫の他に、陳列棚が必要になります。
これを倉庫だけで解決しようとしたのはAmazonです。
ネットでは陳列棚は存在しない、というか逆に無限に存在します。

しかし当初はネット書店は失敗すると言われました。(『プロジェクト×』に詳しい)
倉庫はどうしても必要になるし、配送(物流)コストがネックになるだろうと見られていたのです。
しかし、実際の書店の売上の多くは人気のある本が占めているのに対し、Amazonはあまり人気のない本が占めていると推測されています。
つまり人気のある本の売上合計よりも、無数の人気のない本の売上合計の方が大きい(と推測されている)のです。
という事でどういう訳かAmazonは大成功を収めています。

更にこれらのネックを解決したのがDLCです。
倉庫も必要なければ、配送コストも必要ありません。
極端な話ハードディスクにデータを入れておけば、「後はご勝手に」なのです。
データだけと手軽なので、ダウンロード数は2003/4〜2006/2の3年足らずで10億ダウンロードを達成。
100万曲を大きく越えるデータの中で一度もダウンロードされていない曲は存在しないそうです。
つまり「人気のデータより人気のないデータの合計の方が大きい」現象がより顕著になっているのです。


話が激しくズレてしまいましたが(このブログではよくあること、配慮してくれないと。
パッケージ化しなくて済むので結構参入メーカが増えるのではと予想しています。
さて肝心の配信内容ですが、

500ポイント
・お気楽ピンポンWii (アークシステムワークス)
・天使のソリティア (Gモード)
800ポイント
・Star Soldier R (ハドソン)
1000ポイント
・ことばのパズル もじぴったんWii (バンダイナムコゲームス)
・サクサク アニマルパニック (コナミデジタルエンタテインメント)
・Dr. Mario & 細菌撲滅 (任天堂)
・みんなのポケモン牧場 (ポケモン)
・LONPOS (元気)
1500ポイント
・小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル (スクウェア・エニックス)

とそうそうたるメンバー&メーカー。

なんと言っても期待作は「Star Soldier R (ハドソン)」でしょう。
レトロゲーム雑誌GAME SIDEの2月号(Vol.10)でも紹介されていましたが、あのシューティングが次世代機で登場です。
ゲームは2分/5分のスコアアタックオンリーです。
スコアアタックに絞った理由について、高橋名人が誌上でコメントしていましたが、
愚かなことに雑誌を紛失・・と思いきや脱ぎ散らかした衣類の下に埋もれていた
本当に愚かだ。

今回はキャラバンモード(スコアアタック)と、連射測定モードしか入れてません。
逆に言うとそれで十分かな、と思ってます。
いわゆる避けゲーではない、撃つシューティングですね。
だから手を抜くとクリアは出来ても全然点数がいかないんで大変ですよ。
商品をデモンストレーションしようとして点数を取りにいったら、敵をすぐ倒しちゃうものだから画面上にキャラがほとんど見えないの(笑)
(後略)
GAME SIDE vol.10

キャラバンという言葉が出てきました。
これは決してホリプロ主催のアイドルのオーディションの事ではなくって、1985〜1997の間毎年開催されたゲーム大会です。
Wi-Fiの国別スコアランキングにも対応するらしいので、日本中、いや世界中でキャラバン旋風が!?
つーか「連射測定モード」なんて入ってるのか。目指せスイカ割り
なおGAME SIDEによるとワイド画面にも対応しているそうですよ。俺狂喜。

避けゲーではなく撃ちゲーとのことで、弾幕だらけでマニアック化し、もはや死に体となったシューティング市場に一石を投じることが出来るのか?
シューティング市場の明日に向かって「撃つべし!撃つべし!撃つべし!
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