王子様に乗った白馬

脚本&演出家・中野貴雄がチマチマ更新している駄菓子ブログ

入らずの森

ウルトラマンオーブ第6話「入らずの森」、脚本書きました。

結構、長く書きすぎちゃって、大分オミットしちゃった。
「ハリケーンスラッシュ」が勝ったのは、「今日のラッキーカラーはブルー」だったからです。

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なんか適当に昔のお姫様の名前をつけなければいけなくて、「クシナダだとまんま過ぎるしなあ・・・タマシイがユラユラするから・・・タマユラ?」という事になったのですが、「たまゆら」が「オーブ」を意味することなんて全然知らなかった。偶然なのです、お導きです。

今回のモチーフは江戸時代から続く有名な禁足地「八幡の籔知らず」がモチーフなのですが、本当に「入らずの森」って存在するのね!(石川県・太玉神社)
これも何にも考えずネーミングしたのですが、なんらかの意味を持ってきてしまうという。オーブは割りとこういうことが多いのですよ。
「なんかメガじゃなくてギガじゃなくて、怪獣が強そうに見える接頭語はないか?」
「モガ・・・マガ?」
「マガバッサー・・・いいね!勾玉にも通じるし、禍々しいという意味にもなる」
偶然なのです、お導きです。ありがたいことです。

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夕陽の風来坊

ウルトラマンオーブ第一話「夕陽の風来坊」、いかがでしたか?

夕陽の風来坊


ウルトラシリーズはとても愛されているので、設定や伏線に関して、
「これは、これこれ、こうなんじゃない?」と色々推理して頂けるのですが、
「いや・・・別にそこまで考えてなかった・・・」と思うことでも、
その意見が優れているなら、あっさりと便乗して、
「そうそう!そうなんです!そんな風に周到にシリーズ構成していたのです!」
などと答えたりするのです。
だからオンエアが終わると、異常な熱心さでエゴサーチし、
108年前から考えていたような顔をしています。

あとヒーローの魅力の80%は「どうやってカッコつけてでてくるか?」にあると思う。
あとの20%は「どうやってカッコつけて去っていくか」。

ちなみに「マガバッサー」の古文書表記は「禍翼」です。

そうそう、公式でも話題にされていましたが、ウルトラマンオーブには毎回どこかに「過去のウルトラシリーズのサブタイトルが隠れている」というお遊びをやっています。今回は簡単でしたが、これからドンドン難しくなっていきますよ!



大怪獣モノ

すごーい迫力の長身のお爺さんが向こうから歩いてくるなあと思ってたら、堀田真三さんだったよ!

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「大怪獣モノ」試写。
この映画は老人たちがやたら元気一杯である。
真夏竜のマッドサイエンティスト、堀田真三の重厚だけどところどころボケる政界の大物、みんなバッチリはまって、大いにウケていた。ここまでは狙い通り。
ヒロイン川西美希のキュートさ、赤井沙希の妖艶なんだけど、カワイ気のある悪女っぷり。一種独特の「安さ」がなんだかいい感じにエッチいのである。このエッチさが今の特撮番組にはない。なにより、プロレスラー飯伏幸太がシャワーをあびるシーン、胸とか尻とか必要以上に撮りまくる。

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とにかく全体的に肌色、「肉」って感じなのだ。そのプロレスラーの重いキックが大怪獣モノのぬいぐるみに容赦なく炸裂し、ウレタンがボコッ!ベコッ!とヘコんで、うわあ、大怪獣モノかわいそう!特撮秘宝女史が「こんなの見たことない!」と叫んでいた。

そもそも台本を書いたのは俺なんだけど、150%以上にふくらんでいて、あずかり知らぬ展開になっていくのがスゴイ。僕のせいじゃないですからね。仕上げやカメラワーク、音楽も凄くよかったよ。
主題歌がめっちゃメカゴジラ。あと、ベッド・インのエンドテーマもすごく良かった。ケレンとかギミックはとりあえず置いといて、実に情熱的な歌。ヌルくない。歌謡曲のよさがあふれ出ていた。サントラ盤ほしいなあ・・・

5月のキャットファイト

倖田李梨VSナオ〜ミん

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アメコミ・女ヴィラン本

今週書いてた本が来週出るというスゴさ。(どうもすみません)
アメコミ映画完全ガイド2016

新ヒーロー・ウルトラマンオーブ

解禁になりましたので告知します!

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俺は風来坊!銀河の渡り鳥だ!

新テレビシリーズ
『ウルトラマンオーブ』

2016年7月9日(土)より 毎週土曜日あさ9:00〜9:30
テレビ東京系6局ネット 他にて放送
全25話

主演:石黒英雄
監督:田口清隆・アベ ユーイチ・市野龍一・冨田卓・武居正能
シリーズ構成:中野貴雄(メインだぜ、ハハハ)・小林雄次

新TVシリーズ 『ウルトラマンオーブ』が2016年7月9日(土)よりテレビ東京系にて毎週あさ9時〜放送決定!歴代ウルトラ戦士のパワーをかりて戦う“風来坊”の新ウルトラヒーロー誕生!

そうなんです!僕が子供の頃のヒーローは、クリント・イーストイッドもモロボシダンも木枯らし紋次郎も、みーんな「流れ者」でした。21世紀のこの世の中に「天下御免の風来坊」放浪のヒーローを復活させようというのですよ。

今年の新作『ウルトラマンオーブ』はこの流れを汲みつつも「もっと上」ではなく「斜め上」に行ってしまえ! と舵を切りまして、<迷ったら遊べ>をスローガンにしました。“いつも通り”よりも“思いついちゃった面白い方”を選択せよ、という宣言です。(田口清隆メイン監督コメント)

もっと上に!もっとナナメ上に!


カタストロフ・ポルノ

怪サロで某・東宝発禁特撮大作の海外DVD。崩れ落ちるビルや燃え上がる家屋(特撮)で、女子供が血だらけでバンバン死んでいくシーンを久しぶりに見る。このタブーなく何でも見せてやる露悪的な描写は、「要するにカタストロフポルノだな」と思った。(温泉なんかにある地獄めぐり人形パノラマのミッド70年代版みたいなものだ)
74年と言えば時あたかもポルノ映画全盛の時代。

あの年は重要な転機の年だったと言えるかも知れない。プログラムピクチャー終了(女番長シリーズ最終作)の時代だし、矢沢永吉全盛、ブルース・リー「燃えよドラゴン」「エマニエル夫人」の日本公開年でもある。神代辰巳の「四畳半襖の裏張り」。スピルバーグは「ジョーズ」を撮影中。



この曲は矢島正明のナレーション「197×年、アメリカルイジアナ州で撮影されたUFOの写真・・・」みたいなTV番組でさんざん使いまわされていた思い出。

大ナメクジやニューギニアの放射能地帯よりずっと怖かったのは、由美かおるの砂漠での意味不明なダンスシーン(「ヘアー」とかからダッサい影響を受けている)。

【欧陽菲菲のモノマネを文字上で】

逃げるあなだを止めで!恋のうぉわりを止めで!
何があなだをがえだ!今はすでないで、アーッ!
他のだれがに!ヨソミしないて!こうぉいはわだせないのよぅおぅ!
急ぐあなだを止めで!つのる思いを止めで!
あだし以外の人に!今はいぎないて、アーッ!

ハッ!

恋のしずくを止めで!濡れだマツゲをふいで!
誰がはなだを変えだ!ひざまつきだいわ!アーッ!
のぞみとおりに!変えでほっしいの!すぅべてあなだのものよぅおぅ!
つれないこどは止めで!すでたふりなら止めで!
にぐめないのよ今は!すがりつきたいの、アーッ!

デッドプール

「デッドプール」試写、最・高・だ・っ・た!マーベル映画でありながらマーベル映画を笑い飛ばす!下品で悪趣味なヒーローを標榜しながら、とてつもなくハイブロウでハイセンスな笑い!

デッドプールというキャラには結構、悲しい過去があるわけなんですが、その回想シーンは絶妙に切り刻まれ、話が湿っぽくなりそうなら「ブッ」と屁をこいてでも、すべてをオチャラケの渦に戻す。この緩急がうまい。まさかとは思いつつも、このテクは下町人情喜劇のテクではありませんか!

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「アメコミヒーローは全身タイツで馬鹿みたいな格好してるのに、なーに深刻ぶってるんだよ」みたいな感じのことを、当のアメコミヒーローから言われる感じでしょうか(たとえ話なのでネタバレではありません)

自分の仕事に例えれば「ウルトラマンでありながらウルトラマンをネタに笑い飛ばす!それなのに立派なウルトラマンの映画になっていて、誰からも怒られない」みたいな感じのことをやっているわけで、そう考えると自分なんかマダマダだなと思うわけですよ。

ものすごい過去を背負ってても、赤いパンティみたいなのかぶれば、メチャクチャ面白いオジサンになれるんだ!デッドプールありがとう!

劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン 公開

「劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン」 絶賛公開中です!
自分の書いた脚本作が全国で公開されるのは実にうれしいことです。
何よりうれしいのは、初めて「怪獣に名前をつける」という栄誉を頂いたこと。(ザイゴーグ!)

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このザイゴーグというヤツ、毒虫と言うか熱帯魚と言うか派手なカラーリングと、豪快な悪者笑いがチャーミングです。怪獣界のジョーカーですね。
緊迫するシーンにあえて「笑わすセリフ」を入れてくスタイルを田口監督に気に入ってもらえたのもうれしい。
MVPはゴーグアントラーとカルロス黒崎。

でも何よりひたむきな怪獣愛と、細々としたディテールをコツコツつみ重ねていく田口監督のねばり勝ち!

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