王子様に乗った白馬

脚本&演出家・中野貴雄がチマチマ更新している駄菓子ブログ

劇場版ウルトラマンオーブ・絆の力お借りします

台本書きました。

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この映画のガイとジャグラーの会話が面白かった、という人は、ぜひ往年の「渡り鳥」シリーズを一本見て、アキラとジョーの会話を聞いてみてほしい。全編あんな感じだから!

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クッキンぷっちんCM

人生初のCM撮影をしてきたよ〜



くっきんメイキング

サイトもできたよ〜
クッキンぷっちん公式サイト
http://girls.channel.or.jp/cookinputchin/

がしょーん!

happy new year 2017!
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さすらいの太陽

あばよ!クレナイガイ!

ついに最終回を迎えました、「ウルトラマンオーブ」。キャスト&スタッフの皆さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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先日、切通理作さんにインタビューされて、「ウルトラマンオーブ」の対立軸は光と闇でも善と悪でもなく「粋か野暮か」であることを確認した。
「地図にないカフェ」でブラック店長が言う「正義だの悪だの野暮なことは店の外でやってください」というセリフ、あれにウルトラマンオーブという番組の空気感が象徴されていたのではないか。
「粋か野暮か」という評価軸はすごいぞ。登場のしかた、立ち振る舞いから、去り際のカッコよさまで総合で評価されちゃうから、恐ろしいぞ。

粋でいなせなヒーロー野郎、クレナイガイはきっとまたふらっと帰ってくるに違いない。(粋な悪党ジャグラーもね!)



♪さーすらいながら 傷つきながら
明日の太陽を探しているのー
いつ聴いても感動するなあ、ヒロインの走り方ヘンだけど。

この世界の片隅に

■「日本語字幕がついている日本語版」というバージョンで観た。字幕はレイアウトを邪魔して見づらいことこの上なかったが、戦時歌謡や玉音放送は字幕があって助かった。

■「この世界」が素晴らしいのは話を「妖怪」から始めること。妖怪は民主シュギだの近代だのが始まるずっと前からいて、人間を見つめ続けている。童話や神話のイメージを冒頭にもってくるのはハリウッド映画のメソッドっぽい。そして二幕目あたりに主人公ではない誰かが、作品のテーマをさりげなく語ってるんだ。
「浪がうさぎみたいに見える」のは、宮部みゆきの「孤宿の人」ですよね(ちなみに海が荒れる凶兆)、人取り鬼や座敷童の登場の仕方も宮部みゆきっぽいと思った。

■考えてみれば「悲しくてやりきれない」というのはスゴイ歌だ。ほかの歌は「悲しくてやりきれない」というのを言葉にしたくないから、津軽海峡で冬景色を見たり、着てはもらえぬセーターを涙こらえて編んだりしているのに。

■この映画の呉や広島はおっとりしていて、激しい気性の人やムチャクチャな性格の人はあんまり出てこない。そういうのは全部「仁義なき戦い」が引き受けてくれているので、バランスがとれている。
ちなみに僕的感動のツボは、最後の最後に「天井のほうから誰のかわからない白い手(右手)が出てきて、すずさんの頭をなでなでする」ところ。

■原作にあった「すずが夫・周作と娼婦りんとの関係性を見抜く」というのがオミットされてたのは残念だ。「私はいつもボーっとしている」と自称している割には、すずさんが鋭い観察眼と洞察力を持っている描写だからだ。

■「この世界の片隅に」には必死で作った楠公飯(玄米を炒ってふやかした飯)が進駐軍のゴミ入り残飯雑炊のウマサに完敗するシーンがある。でも今なら低カロリーでオーガニックな楠公飯の完全勝利。進駐軍のチョコレートなんて見向きもしないだろう。そういう形で「なんらかの逆襲」は始まっている。

■21世紀の御世になっても「筆入れ」「下駄箱」「歯磨き粉」という言葉は消えない。まだ「この世界の片隅に」の世界と地続きな感じ。(いつまで下駄箱つってんだ)

■「この世界の片隅に」はわかりやすい話だけど「単純な物語」では全然ないのだ。純朴でほのぼのとしたすずさんの頭上に爆弾を落とすアメリカ人も、きっとあのタッチの純朴でほのぼのとした人間なんだからね。

■一見、純朴でほのぼのとしてるように見えるすずさんだけど、ストレスでハゲができたり、意識下で激しい葛藤があり、情念がうずまいているのだ。そういうドロドロしたものは表面には出てないけど、あの日本家屋の座敷の「薄暗さ」「気味悪さ」に象徴されているのだと思う。

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■のんちゃんは放射能クモにかまれてクモ人間になる映画に出たらいいのに。
タイトルは「のんちゃん蜘蛛になる」で。

江戸川乱歩の美女のテーマ

♪みなさんー明智ですー 名前は小五郎ですー
猟奇とロマンに満ちた 犯罪がうずまくー
(ぎゃー!)
みなさんー明智ですー 名前は小五郎ですー
夜は生き物のように 息をひそめ さーさやく 
欲望と愛のはざまに 因縁の糸がからまる
人形の死んだ眼が
今宵もー 冷たいー むくろを映す
みなさんー明智です 犯人ー わかったー
お前だー
(ダダダダダダダダ、ダン!)



ニセモノのブルース

ウルトラマンオーブ第九話「ニセモノのブルース」、いかがでしたか?

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「○○のブルース」は70年代ドラマにやたらそういうタイトル回があったのですよ、原田芳雄のドラマとかルパン三世とか。「あなたのブルース」とか「恍惚のブルース」とか。

自分、90年代からずっとパロディというかパチモノというか、まさにニセモノばかり作ってきましたからね、正直「本物のウルトラマン」を作るというのに「いいのか俺で?」感があったんですよ、ずっと。だから今回のババルウ星人の心情はよくわかります。というか「自分の書いた話で自分が泣く」というかなり気味悪い人になってました。

入らずの森

ウルトラマンオーブ第6話「入らずの森」、脚本書きました。

結構、長く書きすぎちゃって、大分オミットしちゃった。
「ハリケーンスラッシュ」が勝ったのは、「今日のラッキーカラーはブルー」だったからです。

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なんか適当に昔のお姫様の名前をつけなければいけなくて、「クシナダだとまんま過ぎるしなあ・・・タマシイがユラユラするから・・・タマユラ?」という事になったのですが、「たまゆら」が「オーブ」を意味することなんて全然知らなかった。偶然なのです、お導きです。

今回のモチーフは江戸時代から続く有名な禁足地「八幡の籔知らず」がモチーフなのですが、本当に「入らずの森」って存在するのね!(石川県・太玉神社)
これも何にも考えずネーミングしたのですが、なんらかの意味を持ってきてしまうという。オーブは割りとこういうことが多いのですよ。
「なんかメガじゃなくてギガじゃなくて、怪獣が強そうに見える接頭語はないか?」
「モガ・・・マガ?」
「マガバッサー・・・いいね!勾玉にも通じるし、禍々しいという意味にもなる」
偶然なのです、お導きです。ありがたいことです。

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夕陽の風来坊

ウルトラマンオーブ第一話「夕陽の風来坊」、いかがでしたか?

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ウルトラシリーズはとても愛されているので、設定や伏線に関して、
「これは、これこれ、こうなんじゃない?」と色々推理して頂けるのですが、
「いや・・・別にそこまで考えてなかった・・・」と思うことでも、
その意見が優れているなら、あっさりと便乗して、
「そうそう!そうなんです!そんな風に周到にシリーズ構成していたのです!」
などと答えたりするのです。
だからオンエアが終わると、異常な熱心さでエゴサーチし、
108年前から考えていたような顔をしています。

あとヒーローの魅力の80%は「どうやってカッコつけてでてくるか?」にあると思う。
あとの20%は「どうやってカッコつけて去っていくか」。

ちなみに「マガバッサー」の古文書表記は「禍翼」です。

そうそう、公式でも話題にされていましたが、ウルトラマンオーブには毎回どこかに「過去のウルトラシリーズのサブタイトルが隠れている」というお遊びをやっています。今回は簡単でしたが、これからドンドン難しくなっていきますよ!



大怪獣モノ

すごーい迫力の長身のお爺さんが向こうから歩いてくるなあと思ってたら、堀田真三さんだったよ!

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「大怪獣モノ」試写。
この映画は老人たちがやたら元気一杯である。
真夏竜のマッドサイエンティスト、堀田真三の重厚だけどところどころボケる政界の大物、みんなバッチリはまって、大いにウケていた。ここまでは狙い通り。
ヒロイン川西美希のキュートさ、赤井沙希の妖艶なんだけど、カワイ気のある悪女っぷり。一種独特の「安さ」がなんだかいい感じにエッチいのである。このエッチさが今の特撮番組にはない。なにより、プロレスラー飯伏幸太がシャワーをあびるシーン、胸とか尻とか必要以上に撮りまくる。

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とにかく全体的に肌色、「肉」って感じなのだ。そのプロレスラーの重いキックが大怪獣モノのぬいぐるみに容赦なく炸裂し、ウレタンがボコッ!ベコッ!とヘコんで、うわあ、大怪獣モノかわいそう!特撮秘宝女史が「こんなの見たことない!」と叫んでいた。

そもそも台本を書いたのは俺なんだけど、150%以上にふくらんでいて、あずかり知らぬ展開になっていくのがスゴイ。僕のせいじゃないですからね。仕上げやカメラワーク、音楽も凄くよかったよ。
主題歌がめっちゃメカゴジラ。あと、ベッド・インのエンドテーマもすごく良かった。ケレンとかギミックはとりあえず置いといて、実に情熱的な歌。ヌルくない。歌謡曲のよさがあふれ出ていた。サントラ盤ほしいなあ・・・
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