イタリア、フランス、ルーマニア、日本の国際共同研究の成果がUrban Forestry & Urban Greeningに掲載されました!
Manzini, J., Hoshika, Y., Carrari, E., Sicard, P., Watanabe, M., Tanaka R., Badea, O., Nicese, FP. Ferrini, F. and Paoletti, E. (2023) FlorTree: a unifying modelling framework for estimating the species-specific pollution removal by individual trees and shrubs. Urban Forestry & Urban Greening, Vol 85, 127967.
先日のACID RAIN 2020国際会議では筆頭著者のJacopo Manziniさん(イタリアの博士課程の学生)がこの内容について発表されており、それに続いての論文掲載となりました。うちの田中くんも論文のデータ解析に参加しています。
都市樹木による大気汚染(オゾン、NO2、PM10)の改善の視点から樹種選択を行うための単木モデル(FlorTree)の開発に関する論文です。様々な樹種特性を考慮したこのモデルによってフィレンツェ(イタリア)における最適な樹種の選抜を行うと共に、ブカレスト(ルーマニア)と東京という気候や大気汚染状況の異なる年においてもその性能試験を行いました。個人的には東京ではヨーロッパに比べて大気の乾燥に伴う気孔閉鎖(=ガス状大気汚染物質の吸収量低下)が起きにくいというのが興味深い部分でした。この内容に着想を得たイタリアとの国際共同研究プロジェクトも動き出しました。色々と楽しみです!
都市樹木による大気汚染(オゾン、NO2、PM10)の改善の視点から樹種選択を行うための単木モデル(FlorTree)の開発に関する論文です。様々な樹種特性を考慮したこのモデルによってフィレンツェ(イタリア)における最適な樹種の選抜を行うと共に、ブカレスト(ルーマニア)と東京という気候や大気汚染状況の異なる年においてもその性能試験を行いました。個人的には東京ではヨーロッパに比べて大気の乾燥に伴う気孔閉鎖(=ガス状大気汚染物質の吸収量低下)が起きにくいというのが興味深い部分でした。この内容に着想を得たイタリアとの国際共同研究プロジェクトも動き出しました。色々と楽しみです!
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