2009年11月06日

THIS IS IT を見て 「悲しくてやりきれない」

昨日のナイトショーで 話題の THIS IS IT を見てきた。
2週間限定公開が 人気で さらに2週間延長が発表されたばかり
上映時間の少し早めに着いたが 残ってる席は後2つ
ギリギリで見れました。

特にマイケルファンだったというわけではないが 普通に スリラーとか ビートイットとか聞いてたくらい。
この映画 ダンス関係者の評判がよくって 一応 見とこうかと思って きまぐれに映画館に
映画は 彼の死により実現しなかったコンサートツアーのリハーサル映像をつないで こんなツアーになってたはずと再現したもの。
観客のいないホールでのリハーサル
なのに そこに何万人もの人が見ているかのような渾身のパフォーマンス
ステージに対するこだわり スタッフにかける愛 そして バックダンサー スタッフの熱い思い。

彼の死を悼んで作られた映画ではあるが 彼の死はテーマにしていない。
見終わった後感じたのは センチメンタルな気持ちでなく 現在進行形のマイケルの姿。
まるで 彼のコンサートを見てきたような満足感があった。

ここ数年 マイケルに関して 伝えられる報道は 彼の奇行についてが多かったように思う。
熱心なファンも 多いが マスコミの流れは そっちの方向に流れていたような



そんなことを 考えながら帰宅

見てきた映画の興奮が冷めやらず 帰って ワインを飲みながら 見たのが
先日 なくなった 加藤和彦の追悼番組で 2002年の フォーククルセイダースの再結成ライブ
彼の死のニュースを知った前夜 ちょうど YUMINGのライブコンサート番組で 彼がギターをひいていたのを見ていたので 呆然とした。

ここんとこあまりメジャーな活動がなかった彼だが 私が音楽にめざめたきっかけが フォークル等のフォークソングブームだっただけに 彼の死はショックだった。

その死をきっかけに 彼の作品を見直す動きがあるようだ。

マイケル ジャクソン 加藤和彦

死をもって 再び 注目され再評価される って どうなん?って思ってしまう。

ふと思い出し  愛読している さとなお さんの加藤さんの死の直後のブログ記事を読み返してみた。



2009.10.18

若いときから長く長く創造活動をやっているアーチストたちは、多かれ少なかれ同じ苦しみを感じながら創作活動をやっているのだろうと思う。身勝手に「今度のアルバムつまんねぇ。○○も終わったな」とか言えるのも聴く側の権利ではあるが、長く聴かせてもらっているファンとしてはそういう客観評価とは違う軸で応援していく態度が必要なんだろうな。
家に帰って、ユーミンとか桑田とか達郎とか元春とか、若いときからずっと聴いているアーチストたちのCDジャケットを見ながらそんなことを考えてた。せめて借りずに買わなきゃなぁ(最近の数枚は借りた)。頭の隅でユーミンや桑田が自殺したらどう思うかを想像した。うぅ。心が痛すぎる。もっとちゃんと応援しないと。
そして一回だけ「悲しくてやりきれない」を聴いた。もう一度絶句。





2009.10.20

たぶん、一時期でも時代の先頭を走った人は、自分の中でのハードルがどんどん上がり、下げられなくなってしまうのだろうと思う。
真面目で真摯な人ほど高く高くハードルを上げる。そしてある日ハードルを越えられなくなった自分に気づき、「みんなの期待に応えられない自分」が自分の中でクローズアップされていく…。
いままで素晴らしいものを提供してくれただけで、こんなにもボクらの人生は豊かになっているのに。その素晴らしい価値に気づかないまま、ボクらの声も届かないまま、深く悩み、苦しんでいく。
手軽に、簡単に、いろんな芸術作品やありがたい言葉やオリジナルな情報を享受できるようになった現代。
手に入れやすくなったからこそ、こちらからも手を伸ばして、もっとしっかり感謝や愛情を「伝える」ことをしないといけないのだと思う。彼らには心ない言葉もたくさん届いている。それに負けないくらいたくさん「心ある言葉」を伝えないといけない。ここでも書いたが、意外と本人には伝わってない。誰かがきっと伝えてるよと思っても意外と誰も伝えていない。それどころかとっても孤独な状態にいたりする。それはきっとサイレント・マジョリティがサイレントのままでいるからだ。




パフォーマンスを見て 心動かされた時は
良かったよ
美味しいものを食べた時は
美味しかったよ
目の前にいる生きている作り手に 感謝と愛情をもって フランクにそう伝えていくことが大切なんだと思う。



nabegon at 06:06│Comments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!映画・テレビ・音楽 

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この記事へのコメント

1. Posted by 道@   2009年11月06日 15:11
単なる素人見物人がクリエーターたちに報いられることって、口頭と(このような)公の場で書くこと、なんだろうね。
その意味で(素人の核心をそれた間違い解釈であっても)「素敵だった。ありがとう」って伝えていきたいね、話し言葉と書き言葉で、今後も。



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