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<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1438027.html">
<title>ライブドアという会社の話をしよう - Q5. 歴代ライブドア社長の印象は？</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1438027.html</link>
<description>アメブロの話はこれぐらいにして、ライブドア自体の話をしよう。

- Q5. 歴代ライブドア社長の印象は？

当方エンジニアにつき、経営のことや社長の仕事内容ついてはさっぱり分からないんだけど、まあ現場から見た人物像ということだけで書くと…

■堀江社長

実は僕はホリ...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2012-02-10T20:37:55+09:00</dc:date>
<dc:subject>ライブドアという会社の話をしよう</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[アメブロの話はこれぐらいにして、ライブドア自体の話をしよう。<br>
<br>
<i><b>- Q5. 歴代ライブドア社長の印象は？</b></i><br>
<br>
当方エンジニアにつき、経営のことや社長の仕事内容ついてはさっぱり分からないんだけど、まあ現場から見た人物像ということだけで書くと…<br>
<br>
■<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/堀江貴文" target="_blank" title="">堀江社長</a><br>
<br>
実は僕はホリエモン時代は知らないのです。<br>
<br>
論理的な話し方・考え方・行動をする人のようなので、彼の下でなら、他の会社でありがちな「理不尽な仕事だけど上からの命令なので仕方なくやらなきゃいけない」みたいなことが起きないんじゃないかと思い、ぜひ一度一緒に仕事をしてみたかったのだけど、結局その機会はなかった。<br>
<br>
ただ、昔からいる人達からは、<b>社長が替わってようやく既存サービスの改善やバグフィックスに時間が割けるようになった</b> (それまでは次から次へ新しいサービスを投入するのに精一杯だったので) とか、ようやく人間らしい睡眠サイクルに戻れた、という声もよく聞いた。<br>
まあ、当時の会社の勢いから想像するに難くないけど、相当の無茶振りだったんだろうなぁ。<br>
<br>
<br>
■<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/平松庚三" target="_blank" title="">平松社長</a><br>
<br>
ちょいワルおやじって言葉が流行ったのってこの頃だっけ？平松社長もだいぶそれ系だと思う。ハーレーダビットソン乗り回してるあたりとか。<br>
<br>
事件後、毎週のように上から順に人が(捕まって)いなくなり、このままヒラ社員以外全員いなくなるんじゃないかという、<b>魔物に毎晩一人ずつ生け贄をささげて生きながらえている村みたいな状況</b>になっている中で社長を引き継いだのが平松社長だった。こんな報われない敗戦処理みたいな仕事を引き受けてくれる人がよく見つかったもんだなぁ、と当時思った。<br>
<br>
朝トイレなどですれ違うと、「おはよう！」と、一瞬びくっとなるぐらい元気な声をかけられた。<br>
メディアの連日の報道をシャワーのように浴びてずっしり重くなった社内の空気をひっぱり上げるために、無理矢理にでも率先して明るい声を出していかなければ、という決意がその奥にあるのを痛切に感じた。<br>
<br>
また、バレンタインデーにはチョコレートが、節分には豆が、社長の名義で配られたりもした。事件が1月だったからその直後の話だ。お祝いというには微妙な雰囲気だった時期にあえてそういうことをするのには、それなりの狙いがあったのだと思う。<br>
<br>
当時の社内は要するに、<b>強力なボスザルを失ったサル山</b>だった。核を失って右往左往するだけの経験値の乏しい若いサル達をまとめるのに、年を重ねた人の貫禄というか風格がよりどころとしてうまく働いていた気はする。ホリエモンがそこまで考えて後を託したのだとしたら、彼のその感覚もまた鋭いと思う。<br>
<br>
ちなみに状況は全然違うものの、<a href="http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A90889DE1E5E4E0EAEAE3E2E0EAE3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E5E2EAE0E2E3E3E1EBE1E0" target="_blank" title="">グーグルの村上さんの例</a>も、貫祿のついたオヤジにしかこなせないある種の役割(ロール)があるらしい、という点で共通点を感じなくもない。<br>
<br>
■<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/出澤剛" target="_blank" title="">出澤社長</a><br>
<br>
さて、上の方の人達がほとんど捕まるか辞めるかしてスッカラカンになったところを埋めたのは、主にモバイル事業部の人達だった。<br>
<br>
収益エンジンだったファイナンス系の事業が全滅し、後に残ったのは、大きくなってから収益化を考えればいいやと思っていた赤字垂れ流し上等のネットサービス・ネットメディア事業ばかりだった。その中で唯一モバイル事業部だけが安定して黒字をキープしていた (当時から別会社だったデータセンター事業は除く) ため、経営立て直しの柱として彼らが抜擢された、ということだと思う。たぶん。<br>
出澤社長もそのモバイル組だ。<br>
<br>
(ただ、<b>圧倒的な力をもつキャリアとの関係構築がビジネスの要であったり、エロい広告バナーを一般サイトにガンガン表示しても誰も文句を言わず潤っていたりしたガラケー事業</b>と、PC向けのネットメディア事業とでは、全然ビジネスのやり方が違うんじゃないかなぁという疑問がなくはない。)<br>
<br>
出澤社長は和の人だ。<br>
<br>
NHNの支社のある福岡へ役員が出張した際、社員全員に明太子が一箱ずつ配られたことがある。社長がお土産として自腹で全員分購入したらしい。<br>
<br>
あれ、なんか社長が食べ物配る話ばっかりしてない？俺。<br>
<br>
まあ、そういった社員への細かい気配りに関するエピソードは多い。内輪の結束を固める才に長けているのだろうと思う。空気を読む能力、と言い換えてもいいかもしれない。<br>
<br>
ただ、それは indecisive という面の裏返しでもある。社内でもめ事が起きると (僕が起こす方の人です) その場では介入せず、あとで両陣営にそっと「大変だったねー」と声をかけるタイプ。<br>
<br>
社員が代打で書いていることで有名になった<a href="http://blog.idezawa.info/" target="_blank" title="">社長ブログ</a> (合併吸収後は社長じゃないのでキャプテンブログに改名) も、まあそれはそれで面白いからいいんだけど、<b>そもそもなぜこうなったかというと本人がいつまでたっても書く気配がなかったから</b>だ。<br>
<br>
もうすぐ堀江さんがらみの判決が出るからそれが確定してから、とか、もうすぐ株主総会があるのでその後で、とか、なんだかんだ理由をつけて先延ばしにするので、ついにプログラマのスエヒロさん他数名がしびれを切らして強引に始めた、というのが事の顛末だ。<br>
<br>
社内の居心地の良さと会社の勢いというのは、ある程度反比例せざるを得ない面がある。<br>
空気を読むというのは、判断の軸を自分の内ではなく外に置くということも意味する。<br>
技術力が高くても、それをある方向に集中しなければ組織的な力にはならない。<br>
<br>
空気を読まず、先陣を切ってこれは黒、これは白、と明確な方向付けをする指令性のあるリーダーもそろそろ必要なんじゃないかなぁ、と個人的には思う。<br>
<br>
<br>
<br>
(まだ怒られなければ Q6,Q7...と続く)<br>

<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1438027" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1437305.html">
<title>ライブドアという会社の話をしよう - Q4. アメブロのアクセス数水増し騒ぎについてはどう思った？</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1437305.html</link>
<description>アメブロの話が出たので、ついでにこれも書いておこう。

- Q4. アメブロのアクセス数水増し騒ぎについてはどう思った？

2009年頃、アメブロがアクセス数を水増ししているという話題が一部で盛り上がった。まあ要するに検索エンジンやRSSリーダー等のクローラまで勘定に入れ...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2012-02-08T01:31:18+09:00</dc:date>
<dc:subject>ライブドアという会社の話をしよう</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[アメブロの話が出たので、ついでにこれも書いておこう。<br>
<br>
<i><b>- Q4. アメブロのアクセス数水増し騒ぎについてはどう思った？</b></i><br>
<br>
2009年頃、アメブロがアクセス数を水増ししているという話題が一部で盛り上がった。まあ要するに検索エンジンやRSSリーダー等のクローラまで勘定に入れていたため、本来の四倍くらいの値がPVとして計上されていたという話。<a href="http://bloggingfrom.tv/wp/2009/04/29/2046" target="_blank" title="">界王拳</a>という呼び方も生まれた。<br>
<br>
<i>→ <a href="http://blog.futureismild.net/archives/50741090.html" target="_blank" title="">アメブロのアクセス数について</a> (2009年1月)</i><br>
<br>
<i>ちなみにこの時も@tabbata(当時メディア事業部長)は<a href="http://blog.livedoor.jp/tabbata/archives/50681529.html" target="_blank" title="">ブログで絶好調</a>でした。</i><br>
<br>
■<br>
<br>
この話、僕らはもっと前から気づいていた。<br>
<br>
それより一年ほど前に、当時芸能人ブログで最人気だった上地雄輔さんのブログのアクセス数がギネス認定されて話題になったが、その頃から、だいたいどんなことになっているか予想はついていた。<br>
知ってたわー。それ一年前から知ってたわー。<br>
<br>
<i>→<a href="http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22086.html" target="_blank" title="">上地雄輔のブログがギネス世界記録に認定。上地雄輔が喜びを語る</a> (2008年6月)</i><br>
<br>
しかも実は、当時のライブドア最大のブログ (<a href="http://blog.livedoor.jp/dqnplus" target="_blank" title="">痛いニュース</a>) は<b>ユニークユーザ数でこのギネス記録を上回ってもいた</b>のだ。<br>
じゃあなんで対抗してギネス申請しなかったの？という疑問が当然あると思うが、答えはこうだ。<br>
<br>
本当に訪問者数が世界一かどうかなんて、ここではあまり関係なかったのだ。<br>
<br>
<b>これはPVの競争ではなく、パブリシティの競争だった。</b>サイバーエージェントが最初にギネスという話題性に目を付け、記者会見を開いて時のニュースになった時点でもう試合は終了していた。タレントと記者会見なんて、なんと相性の良い取り合わせじゃないか。企画の勝利というしかない。<br>
もういまさら騒いでも後出しジャンケンみたいでかっこ悪いだけだよねぇ、みたいな結論になって、その話はそれきりとなった覚えがある。<br>
<br>
■<br>
<br>
パブリシティ、PR… この言葉の重要性に否が応でも気づかされた出来事はこれ以外にも何度かあった。ライブドアがこれにもう数年早く気づいて組織的に使いこなせるようになっていれば、事件後の色々なことがもっとうまく運んだんじゃないかと今でも思う。<br>
<br>
<i>@tabbata氏も<a href="http://blog.livedoor.jp/tabbata/archives/50659900.html" target="_blank" title="">オススメ</a>！PRの重要性が分かる本<br>
<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88-%E6%88%A6%E4%BA%89%E5%BA%83%E5%91%8A%E4%BB%A3%E7%90%86%E5%BA%97-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%AB%98%E6%9C%A8-%E5%BE%B9/dp/4062750961%3FSubscriptionId%3DAKIAIM37F4M6SCT5W23Q%26tag%3Dlarvahouse-22+%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062750961" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51N2VDMKQ6L._SL75_.jpg" alt="ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)" border="0" hspace="5" class="pict" /></a><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88-%E6%88%A6%E4%BA%89%E5%BA%83%E5%91%8A%E4%BB%A3%E7%90%86%E5%BA%97-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%AB%98%E6%9C%A8-%E5%BE%B9/dp/4062750961%3FSubscriptionId%3DAKIAIM37F4M6SCT5W23Q%26tag%3Dlarvahouse-22+%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062750961" target="_blank">ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)</a></i><br>
<br>
ただ、この後も「アメブロに移ったらアクセス数が増えました！」みたいなキラキラした報告を見かけるたびにモヤモヤした気分を拭いきれずにいたので、「アクセス数」という言葉がいかにいい加減なものなのか広く知れ渡ることになったのは良かったと思っている。<br>
「アクセス数」「PV」といった言葉のいい加減さと、僕の感じていたモヤモヤについては当時<a href="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/848903.html" target="_blank" title="">この記事にまとめた。</a> (長くて読みにくいなこの記事…)<br>
<br>
そもそも最近はアクセス数っていう言葉自体あまり耳にしなくなった気がする。<br>
ツイート数とかlike数とか、<b>第三者が算出する数値が評価として一般的になってきた</b>のであればそれは歓迎すべき傾向だと思う。雑誌や新聞の発行部数みたいなことになっちゃったら救いようがないし。<br>
<br>
■<br>
<br>
さて、<br>
この件は上で述べたように、意図的な「水増し」ではなく、クローラをカウントしちゃってることに気づいたときには手遅れで、その数値に基づいた<b>営業資料も印刷しちゃったし、急に数値が下がったらユーザの問い合わせが殺到して手に負えなくなる</b>ので、後へひくことができなかったパターンだろう。<br>
<br>
この当時は javascript カウンタを使うことでクローラを除外することができたのだが、最近の Google等のクローラは javascript も解釈するようなので、javascript で集計してるからといってアメブロの「水増し」騒ぎを対岸の火事のように思っていた人達も気を抜かない方がいいと思う。気づいたら自分のとこのサービスもクローラの数字をカウントしてた、なんてことになりかねない。営業資料の数字で営業/広告部あたりとモメると確実に面倒くさいぞ。<br>
ライブドアの訪問者数カウンタは javascript に加えてユーザエージェント判定もしているので一応安心なはずだけど、Googleも急に全然違うユーザエージェント名のクローラ投入してきたりするので油断ならない。<br>
<br>
<a href="http://d.hatena.ne.jp/tagomoris/20120123/1327280957" target="_blank" title="">現NHNでバックエンドやってるあの人がUserAgent判定プロジェクト始めた</a>みたいなので、それに超期待したい。<br>
<br>

<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1437305" width="1" height="1" />
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<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1435922.html">
<title>ライブドアという会社の話をしよう - Q3. アメブロの芸能人ブログ戦略をどう思ってた？</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1435922.html</link>
<description>- Q3. アメブロの芸能人ブログ戦略をどう思ってた？

アメブロが芸能人の囲い込みで力をつけ、他社を華麗に抜き去りつつあったのは、ライブドア事件の一年後ぐらい、2006年終盤～2007年頃のことだ。

ちなみにライブドアブログは事件前までは会員数ではダントツの首位で、事...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2012-02-04T19:21:46+09:00</dc:date>
<dc:subject>ライブドアという会社の話をしよう</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<i><b>- Q3. アメブロの芸能人ブログ戦略をどう思ってた？</b></i><br>
<br>
アメブロが芸能人の囲い込みで力をつけ、他社を華麗に抜き去りつつあったのは、ライブドア事件の一年後ぐらい、2006年終盤～2007年頃のことだ。<br>
<br>
ちなみにライブドアブログは事件前までは会員数ではダントツの首位で、事件(2006年1月)後もそれでひどく落ち込む訳ではなかった。ただ、激しく追い上げるFC2とアメブロに対し、ただ現状維持だけを続けていたライブドアブログの状況がこの記事の下の方のグラフから良く分かると思う。<br>
<br>
→<i><a href="http://smartass.blog10.fc2.com/blog-entry-2112.html" target="_blank" title="">有名人・芸能人ブログ人気でアメ－バ躍進</a></i><br>
<br>
この頃、ライブドアブログがアメブロと同じような、芸能人ブログを中心とした集客・マネタイズモデルに進まなかったのには、たぶん二つ理由がある。<br>
<br>
ひとつは、事件の影響でブランド価値が下がってしまっていたこと。<br>
もうひとつは、当時、ブログ事業をマネタイズする手法をまだどこも確立できておらず、<b>PVを集めれば集めるほど赤字になる</b>事業であったこと。そしてまだ事件のショックからも立ち直れていない状態で、いつマネタイズのメドがつくかもわからない投資事業に赤字を突っ込み続けるという決断ができなかったこと。<br>
<br>
■<br>
<br>
アクセスログや検索ログを見た事がある人には、コンテンツのプレゼンスを上げるには芸能人の話題性に乗っかるのが唯一の正解だ，ということは明白だった。<br>
<b>検索キーワードのトレンドに上がるのは、いつだって、TVの情報番組やドラマで出た話題、あるいは芸能人の名前ばかりだ</b> <span style="font-size: xx-small;">(あとエロを除けばね)</span>。そもそもライブドアブログが当時ずっとユーザ数一位を独走していたのだって、ホリエモンの話題性によるところが大きかったわけだし。<br>
<br>
ただ、事件で完全に毀損したライブドアのブランドイメージは芸能人囲い込みには不向きすぎた。<br>
いや、実際は、評価を0から100に上げることよりも、-100を+100にひっくり返す方がずっと楽なのかもしれない。PRの達人の手にかかれば、ひょっとすると、日本津々浦々まで浸透した悪名をまるごとプラスにひっくりかえしてしまうことも可能だったのかもしれない。<br>
事件直後にどんなブランドマネジメントが行われたのか、あるいは行われなかったのか、の詳細についてはよく知らない。ただ結果としては、世間からのバッシングにひたすら防御姿勢で耐えるのが精一杯で、また、ドブ板営業で芸能事務所をつなぎとめるだけの営業リソースもなかった。<br>
<br>
また当時、ブログのマネタイズ方法が全く確立されていなかったことも要因としては大きい。<br>
今では当たり前となったブログ記事下の広告をドリコムがいち早く導入してみたところ、大炎上して無人の荒野と化したのもこの頃だ。<br>
<br>
→<i><a href="http://zapanet.info/blog/item/923" target="_blank" title="">ドリコムブログのゴタゴタと仕様変更で移転する人</a>(2007年2月)</i><br>
<br>
<a href="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1433040.html" target="_blank" title="">前回</a>も書いたように、できるだけ良い条件で身売りできるよう黒字化が経営上の最優先とされる中、「<b>PVを増やしてその後どうすんの？</b>」という空気はなきにしもあらずだった。<br>
<br>
少し後になって、サイバーエージェントの藤田社長が<b>「livedoor Blog は縮小均衡」</b>という発言をしてライブドア社員をイラッとさせたが、このへんのことを表現してたのであればさほど間違いではないだろう。<br>
<br>
→<i><a href="http://japan.cnet.com/interview/20372213/" target="_blank" title="">アメブロが大成功狙える時期にきた--サイバーエージェント藤田社長に聞く</a>(2008年4月)</i><br>
<br>
優秀なディレクター/プロデューサー達は皆、この空前の逆風への対策を練るためにブログの運用どころではなく、あるいはさっさと他の会社へ移ってしまい、「一番の広告塔なんだけど一番の赤字なんだよねぇ」なブログはしばらく長期戦略を欠いたままひたすら現状維持を続けた。<br>
結局、事件から一年ほど後になって<a href="http://blog.livedoor.jp/sasakill/" target="_blank" title="">@sasakill </a>(現NHN Japanの偉い人)が舵を握るまで、ライブドアブログには長期的方針の空白期間があった。どの方向にも有効な一歩を踏み出すことができないままモタモタしているところで、「当たり前の正攻法」をトップダウンで再確認し、中央突破したサイバーエージェントに大きなパイをもっていかれた、というのが妥当なところだろう。<br>
<br>
■<br>
<br>
さて、それはそれとして…<br>
<br>
<br>
先に「芸能人の話題性に乗っかるのが唯一の正解」とは書いたが、それは話題性を得るところまでであって、それをビジネスにかえるのにはまた別の相当な苦労がある。営業力の大きくないライブドアが芸能事務所とまともに渡り合っていくのは大変で、いずれにしても近いうちに破綻しただろうと思う。<br>
<br>
アメブロからの強烈な接待攻勢にも関わらず、ごく最近までライブドアブログに残り続けてくれていたある大御所芸能人がいた。たぶん本人は、ブログのサービス提供者がどこかなんて気にもしてなかっただろう。使い慣れたサービスから移動するほどの理由が特になかっただけだと思う。<br>
<br>
が、実際にライブドアとの接点になるのは芸能人本人ではなく芸能事務所だ。大御所芸能人という強いカードを武器に、アメブロ移転をちらつかせながら、無関係の広告案件を安価でひきうけさせられたりするうち、だんだん「<b>別にそこまでして居てほしいわけでもないしなぁ…</b>」というしらけたムードが現場に漂いはじめていたものだ。(で、実際その後すぐアメブロに引き抜かれていきましたとさ。)<br>
<br>
<br>
芸能関係やそのメイングラウンドである旧来メディアの体質は古く、消費者をバカだと思っているというか、自分たちが時流を作っていると思い込んでいる節があって、それが昨今話題の「ステマ」が横行する一因な気がする。たちの悪い<b>パブ記事</b> <span style="font-size: xx-small;">(最近は「ステマ」という方が分かりやすいようだけど、ちょっと定義があいまいすぎるよね、ステマって...)</span> を芸能人に書かせて力技で消費者を誘導する、などがその典型だ。<br>
<br>
→<i><a href="http://matome.naver.jp/odai/2132607892228897401" target="_blank" title="">有名人のブログを使った商品宣伝の実例｜ステマ バイラルマーケティング</a></i><br>
<br>
パブ記事に関する個人的見解は、在職中に<a href="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1105285.html" target="_blank" title="">この記事の下の方</a>にも書いた。<br>
<br>
最近は、旧来メディアのように<b>作られたアイドル(偶像)ではなく、ツイッターなど生の場でのアドリブがきくとか、面白い記事が書けるとかいった、本当の意味での「タレント(才能)」</b>が生まれつつある。そんななか、「撮影してまーす」「ノーノーフォーメンでむだ毛もばっちり！」「楽屋でみんなと」みたいなタイトルが並ぶ改行の多いブログにいかほどの未来があるのかは正直分かりかねる。<br>
<br>
<br>
…といった諸々のファクターもふまえ、今から2,3年前に、<b>ライブドアブログが目指すべきはセレブリティのマス発信でも一般人のコミュニティ的つながりでもなく、発信力のあるブロガーがブログで飯を食えるようにすることだ</b>、という方針が定められた。今ある<a href="http://blogos.com/" target="_blank" title="">BLOGOS</a>や2chまとめブログの囲い込み、あるいは<a href="http://scholarship.livedoor.com/" target="_blank" title="">ブログ奨学金</a>、<a href="http://blog.livedoor.com/award/top" target="_blank" title="">日本ブログメディア新人賞</a>などの制度はすべてのその方針に沿っている。<br>
またそれによって、<b>ライバル視すべきはアメブロではなくFC2ブログ</b>だということも明確にされた。<br>
<br>
結果、サイバーエージェントは芸能人主体で、ライブドアはGoogleのアドセンス主体で、それぞれ全く異なる道をたどって、いずれも2008～2009年頃ブログ事業のマネタイズに成功する。<br>
<br>
→<i><a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20091029/339663/" target="_blank" title="">想定通りブログで稼げる会社になった /サイバーエージェント代表取締役社長CEO藤田 晋 氏</a>(2009年10月)</i><br>
→<i><a href="http://markezine.jp/article/detail/7151" target="_blank" title="">ライブドア、分社2期目で通期黒字化を達成</a>(2009年4月)</i><br>
<br>
<i>おまけ: うちは黒字化したけどそれにひきかえNTTデータの無惨なことよ！！と刺激的な記事を上げて炎上した@tabbata(当時メディア事業部長)のブログが<a href="http://blog.livedoor.jp/tabbata/archives/50674516.html" target="_blank" title="">こちら</a>になります。</i><br>
<br>
■<br>
<br>
芸能人と違って、彼らブロガーには直接会って意見を聞くことができる。<br>
<br>
例えば<b>ブログごはん</b>というイベントがライブドア主催で不定期で開催されている。これは、ブログのPVに貢献してくれたお礼にブロガーの皆さんにごはんをおごりますよ、という名目で、ブロガー諸氏からサービスに対する意見を聞く場でもあった。<br>
（ちなみにこのネーミングは、「ブログで飯が食える世の中にしたい」という運営側の気持ちにも多少ひっかけてあったと思う。) <br>
<br>
→<i><a href="http://www.kotaro269.com/archives/50806977.html" target="_blank" title="">ライブドア主催の「ブログごはん。」という飲み会に行ってきたよ！</a>(2009年5月)</i><br>
<br>
何百万PVを稼ぐようなブロガーと直接話しながら開発に携わっていくのは楽しい経験だった。<br>
特に<a href="http://labaq.com/" target="_blank" title="">らばQ</a>の中の人と<a href="http://alfalfalfa.com/" target="_blank" title="">アルファルファモザイク</a>の中の人は厳しくて、あの機能はまだかとか、なんでこんな仕様にしたんだとか、毎回さんざん詰められたのは良い思い出です。<br>
<br>

<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1435922" width="1" height="1" />
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1433040.html">
<title>ライブドアという会社の話をしよう - Q2. NHNに買収されたとき、現場としてどんなことを期待した？</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1433040.html</link>
<description>前の記事の続き。
NHN関係でついでにもうひとつ。

- Q2. NHNに買収されたとき、現場としてどんなことを期待した？

最初に親会社の森川社長がオフィスを通りがかったとき、僕は畳ユニットを椅子にしており、「会社がまともな椅子ひとつくれないのでかっとなって自腹で購入し...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2012-01-30T23:46:56+09:00</dc:date>
<dc:subject>ライブドアという会社の話をしよう</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<a href="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1423550.html" target="_blank" title="">前の記事</a>の続き。<br>
NHN関係でついでにもうひとつ。<br>
<br>
<i><b>- Q2. NHNに買収されたとき、現場としてどんなことを期待した？</b></i><br>
<br>
最初に親会社の森川社長がオフィスを通りがかったとき、僕は<a href="http://blog.kushii.net/archives/1219652.html" target="_blank" title="">畳ユニットを椅子にしており</a>、「会社がまともな椅子ひとつくれないのでかっとなって自腹で購入しました」と軽口叩いたら(だいたい事実) 翌月くらいには全社にアーロンチェアが配られたのはすごいと思いました。それは今でも感謝しておりますがほんとうに現場として期待していたのは椅子が新しくなること、ではなくて、えーと…<br>
<br>
<b>成長させるべきエリアへ存分にリソース投入できるようになること</b>、だったな。<br>
<br>
…ASIMOの開発者が<b>「歩くとは前に倒れ続けることだ」</b>と言っていたのをよく思い出す。<br>
体重を後ろ足に預けたまま前の足をそろそろ伸ばす歩き方ではどうやっても速度が上がらない。新サービスへの投資もそれと同じだ。<br>
<br>
同じ一億の利益をあげるのに「毎月1000万ずつ利益をあげていけば一年で一億になります」という発想ではなく、「最初に一億投資して一年後に二億回収しましょう」みたいな発想が必要だと思うんだけど、社内では長らく<b>「コンテンツ単位で毎月の予算を確実に達成する」という局所最大化に終始してしまっていた</b>感がある。<br>
<br>
例えばグループ会社の<a href="http://www.jlisting.jp/" target="_blank" title="">JLISTING</a>は自前のコンテンツマッチ広告を持っている。これを成長させていくつもりなら、ニュースやブログなど、自社サイトの枠を優先的に割り当てて足がかりにしていくべきだと思う。でも、実際にはブログの広告枠はグーグルAFCだ。成長途上の自社商品よりGoogleのアドセンスの方が売り上げが大きく確実である以上、<b>まずはアドセンスでこまめに予算達成する、という日々</b>が続いた。新商品を育てるのは、「まずは既存の売り上げを確保した上で」「余力の範囲で」という感覚が基本にある気がした。<br>
<br>
あるいは例えば<a href="http://tou.ch/" target="_blank" title="">ロケタッチ</a>。今でこそ、このサービスに社運を賭けると宣言し(※)、開発は全社体制になったと聞くけれど、最初のスタートダッシュが必要な時期に割り当てられていた人員はディレクター、デザイナー、プログラマ、マークアップそれぞれ一人ずつ、みたいな最小構成だった。<br>
<br>
<i><span style="font-size: xx-small;">(※) 数年前には nowaという次世代ブログサービスに「社運を賭ける」と宣言しておきながらあっさりと撤退し、何事もなかったかのような顔をしている前例があるので、この会社の「社運を賭ける」は個人的にはあまり信用してない。</span></i><br>
<br>
会社として「余力の範囲で」「コンテンツが自力で出せる利益の範囲で」新サービスを運用していればリスクは当然ないけれど、それではASIMOのような歩幅で前に進むのは無理だ。<br>
<br>
まあこれはある程度仕方ないところもあって、当時の親会社のLDH亡きあと、<b>良い買収先が決まらなければさっさと切り売りされて解体されておしまい</b>というエンディングがかなり現実的だった。だからなんとしても会社の価値を高く見せる必要があり、<b>「単月黒字達成しました」「<a href="http://markezine.jp/article/detail/7151" target="_blank" title="">通期で黒字化しました</a>」という発表をいかに早く出すかが経営上の優先事項</b>だったと思う。<br>
<br>
だけど事件から何年も経過して未だに「いまが正念場」「これを達成すれば」「これが片付けば」が口癖になっているのには危機感を感じていた。これは中小規模の会社が陥りがちな低空飛行の罠だ。これじゃベンチャーは名乗れない。<br>
「その日」が実際に来ることは、たいていの場合、ない。その先延ばしにケリをつける期限が差し迫っている気がしていた。<br>
<br>
<br>

<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1433040" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1423550.html">
<title>ライブドアという会社の話をしよう - Q1. NHNとの統合はうまくいくと思う？</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1423550.html</link>
<description>2011年を最後に古巣のライブドアという会社はNHN Japanに統合されて、書類上は消滅したようだ。
もっとも、もともと半年に一度は組織変更がある会社だったし、中の人的には看板が変わっただけで特に大きな出来事という実感はないのかもしれない。

でも、僕も5年あまりそこに...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2012-01-28T12:57:58+09:00</dc:date>
<dc:subject>ライブドアという会社の話をしよう</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[2011年を最後に古巣のライブドアという会社はNHN Japanに統合されて、書類上は消滅したようだ。<br>
もっとも、もともと半年に一度は組織変更がある会社だったし、中の人的には看板が変わっただけで特に大きな出来事という実感はないのかもしれない。<br>
<br>
でも、僕も5年あまりそこにいたし、Webに関する技術や空気感や、様々なことをそこで学んだ。だから、今でもwebについて自分が語れることはそこに軸をおいたことがらばかりだ。この会社の一番エキサイティングな5年間ではなかったかもしれないけど、その間に僕の立場で見聞きしたことや考えたことを、この機会にまとめておこうと思う。<br>
<br>
<br>
<i><b>- Q1. NHNとの統合はうまくいくと思う？</b></i><br>
<br>
すぐに大きなシナジーの爆発があるかどうかは疑問だ。ただ、今より良い方向には進むんじゃないかな。<br>
<br>
統合される前から<a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/12/news058.html" target="_blank" title="">ライブドアはすでに一年以上、NHN Japan傘下にあった</a>。その間、いくつか共同案件も進んでいたけれど、外から見た「シナジー」っぽいものって、結局、ライブドアのボータルの検索ボックスに powered by NAVERって緑の表示がついたぐらいじゃないだろうか。<br>
<br>
実際に何も進んでいなかったわけではなくて、表に出ないところではそれなりに共同作業は進んでいた。ただ、<b>外からみて明らかに「いっしょにやってます！」というのがアピールできる見せ場は不足していた</b>と思う。<br>
<br>
例えば、せっかく同じグループ会社なんだからってことで、ブログの投稿画面に、<a href="http://naverland.naver.jp/?p=3357" target="_blank" title="">NAVERまとめを投稿する機能</a>をつけるという案件があった。でもそれを言うなら、ライブドアブログにはニコ動の動画だってYoutubeの動画だって投稿できる。この案件だけでは同じグループ会社であるメリットはあまりなく、なんとなくポーズとしてとってつけた案件のような感が否めなかった。で、結局正直なところ、作業の進み方や距離感も、普通の他会社との連携作業とさほど違いは感じられなかった。<br>
<br>
ライブドアがNHNに買収されたときの条件のひとつが「livedoorブランドの運営の独立性」だった。それは買収される側やサービスのユーザからすれば安心材料ではあったのだけど、結果として、二社の間の垣根が「会社と会社」以上に低くなることもなかった。現場の実感としては。<br>
<br>
つまり、慎重さゆえに、<b>会社が買収される前に社員やユーザがもっていた「不安」は解消されたけど、逆に「期待」や「サプライズ」が沸き起こることもあまりなかった</b>。たぶんそういった結果も踏まえて、今回、より踏み込んだ統合に至ったんじゃないかと推測している。だとしたらこれからはもっとダイナミックな動きも期待できるかもしれない。それがここしばらくライブドアには欠けていたと思うし。<br>
<br>
<br>
<b>どれだけコミュニケーションツールが発達しても、デスクを隣同士に並べているかいないかでコミュニケーションの質は大きく変わる。</b>僕も今、チーム本体はシアトルにいてリモートで共同作業する環境になって切に感じるのだけど、些細な事で「あ、あのさ」と声をかけられる距離に相手がいるかどうか、ランチなどで仕事以外のちょっとした雑談が交わせるかどうかはチームの結束に大きく影響を及ぼす。理論上はメールやTV会議ですべて代替可能であるはずだけど、やはり「おなじ空気を吸う」体験には換えられないのだ。<br>
旧ライブドアと旧naverのチームが融合して大きな力を出すとしたら、それは両者のオフィスが完全に統合されたあとではないかと予想している。<br>
 <br>
<br>
(気力がもてば Q2, Q3... を書く)<br>
<br>

<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1423550" width="1" height="1" />
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</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1428393.html">
<title>勉強会とかに出席すべきかどうか迷う。</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1428393.html</link>
<description>社外の勉強会のお知らせを見るたび、面白そう！行きたい！という純粋な気持ちの他に、こういうのに触れ続けていないと時流に取り残されるから出とかないとやばい、という、焦りのような、義務感のような気持ちとが入り交じっているのを感じる。前者はともかく、後者の気持ち...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2012-01-15T15:32:04+09:00</dc:date>
<dc:subject></dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[社外の勉強会のお知らせを見るたび、面白そう！行きたい！という純粋な気持ちの他に、こういうのに触れ続けていないと時流に取り残されるから出とかないとやばい、という、焦りのような、義務感のような気持ちとが入り交じっているのを感じる。前者はともかく、後者の気持ちに鞭打たれるように予定表を埋め続けるのが、最終的に自分のメリットになるのかどうか時々考える。<br>
<br>
勉強会で新しい情報に触れ続けることの、(明らかな)メリット<br>
<ul><li>最新の情報に触れ続けるのは大事。<br>
<li>内容すべてをその場で理解できなくても、「あ、この名前/手法、前に聞いたことある」っていうのの繰り返しは確実に血肉になる。<br>
<li>人のつながりも何かと大事。</ul><br>
デメリット<br>
<ul><li>出席しただけで何か達成した気になる。メモとるだけで分かった気になる。<br>
<li>やらなきゃいけないことリストが増えていく一方、勉強会に出ることで自分の自由な時間は減る。かえって身動きがとれなくなって焦るだけ。<br>
<li>自分が既に熟知しているフィールドや、知ってる人が多いところほど居心地がいい  → 内輪ノリ化 & 新しく得るものがない状態。<br>
<li>懇親会で知らない人に「こんにちは！○○社の○○と申しますが！」とか積極的に話しかけにいくハイなモードに気持ちを切り替えるのがめんどう。</ul><br>
<br>
■<br>
<br>
日本のネット文化が単一文化すぎるのが少し気になる。皆が同じ音楽を聞いて、同じアニメを見て、同じネット炎上事案について語っている。(そういうのが日本だけなのかどうかは分からないが、もともとTVの影響力が強く、全国ネットで国土全体がコンテンツを共有していた特異な文化インフラの歴史と、単一文化性は無関係ではないと思う。話が逸れた。)<br>
<br>
技術についてもそれは例外ではなくて、ある会社があるミドルウェアを導入したという話が出ると、たちまち話題がそれ一色になる。プロダクトに新しい技術を導入して、それが安定するまでにはそれなりの月日が必要だと思うのだけど、数ヶ月のうちに日本のネット企業のほとんどがその技術を導入しているような、いまどきそれ以外のもので動いているアプリケーションは会社の恥部であるかのような気がしてくる。<br>
<br>
巷の話題に乗り遅れないようにプログラムを書き換え書き換えしている間に月日はすぎ、自分がITの時流の波を華麗に乗りこなしているかのような錯覚を覚えるけど、肝心のユーザがそれでどれだけのメリットを受けたのかとは必ずしも相関がない。<br>
<br>
とはいえ、SIerのような閉ざされた世界は論外なので、インプット/アウトプットの場を否定するのではなく、うまい距離の取り方を見つけられるようにしたい。<br>
<br>
■<br>
<br>
作品にしろサービスにしろ、本当に面白いものを作っている人は意外に最新の話題に無頓着だったり、何が流行っているのか全く知らなかったりする。他人の作るペースについていくのに精一杯で息が切れてしまうぐらいなら、自分のペースを作って周囲を巻き込む方に力の配分を切り替えるべきなんだろうな。どちらもできるパワフルな人もいるし、それがベストなんだろうけどね。
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1428393" width="1" height="1" />
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1422396.html">
<title>SNS の次のネットインフラが生まれたとき、みんなは「そういうの、nifty serve とかで昔からあったよ」って言うだろう</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1422396.html</link>
<description>どんなネットインフラが次に流行るか、を考えるときに「面白いURLをどこで拾うか、どこから送られてくるか」を基準の一つにしてみている。それでいうと、5年ぐらい前はソーシャルブックマークが「面白いURL」のソースだったのが、ツイッターやSNSにとってかわり、ここ2～3年...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2012-01-12T13:36:47+09:00</dc:date>
<dc:subject>Webサービス</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[どんなネットインフラが次に流行るか、を考えるときに<b>「面白いURLをどこで拾うか、どこから送られてくるか」</b>を基準の一つにしてみている。それでいうと、5年ぐらい前はソーシャルブックマークが「面白いURL」のソースだったのが、ツイッターやSNSにとってかわり、ここ2～3年は<b>1対1のメッセンジャー/チャット</b>が強くなっている気がする。<br>
<br>
TwitterやSNSに「ネットで拾った変な画像」や「ネタURL」を投下しかけて一瞬考え、やっぱりやめてしまったという経験は多いだろう。繋がっている知り合いには近しい友達から家族や昔の同級生まで様々な人がいて、皆が同じ面白さを共有しているわけではない。どうしても最大公約数的な投稿に終始せざるを得ない。<br>
結果、多くの人は特定の相手と1対1で、あるいは親しい仲間内だけで本当に面白い情報を共有するようになる。<b>笑える画像のURLがメッセで回覧板のようにまわってくる</b>という機会が日に日に増えてきているように感じる。<br>
<br>
またTwitter利用者の多くでは、本人の感覚と実際のインターネットのオープンさとにギャップが生まれてしまってるのではないだろうか。無防備に<b>「この人アホだwww」とか盛り上がってたらそのアホ本人に簡単に検索されて</b>逆に吊るし上げられる事例は枚挙にいとまがない。<br>
<br>
このようなネットのフラットさ、オープンさは普通の人には慣れにくいものなのではないかと思う。<br>
特にTwitterに見られるような「自分のTLで有名人をdisってたら本人からレスが来て大慌て」の図って、要するに、<b>ネットサービスが提供するメタファーが、実世界の距離感とマッチしていない</b>ことが要因なのではないだろうか。<b>自分の部屋でテレビみながら友達とダベッていたと思っていたら、実は自分がTVに映っていた</b>、みたいな。<br>
<br>
■<br>
<br>
たぶん、Twitter や SNS の次に世代のインフラとなる「何か」には、こんな要素が必須なんじゃないかな。<br>
<br>
<ul><li><b>1対1のチャットと、特定のグループ内でのクローズトな会話の、二軸</b><br>
その場に誰がいて、どんな話題で、どんな空気感なのかというのがはっきりしているクローズトな「場」に分かれていること。</li><br>
<li><b>分かりやすいメタファー</b><br>
 どこまで話が伝わるか、といった仕組みが誰にも理解しやすいメタファー(例えば「コミュニティ」とか「部屋」とか) で言いあらわされていること。</li><br>
<li><b>複数のアイデンティティの使い分けと、その分離</b><br>
それらの場ごとに自分のアイデンティティを使い分けられ、自分の所属する複数の場が容易に混ざりあわないこと。また、ひとつの「場」だけから簡単に抜けられること。</li></ul><br>
<br>
会社とか趣味のサークルとか同窓会とか、それぞれ目的の決まった「部屋」が別々にあって、それらが入り交じることはないし、仲良し五人組の秘密基地で有名人の悪口をいいまくったところで本人の耳に入って怒鳴り込まれるような心配はない...そういう<b>「部屋」とか「広場」のような、距離感やオープンさがわかりやすいメタファー</b>がまず必要なのではないか。<br>
<br>
技術的なコミュニティではIRCがよく使われるけど、これは、IRCでは「チャンネル」というメタファーにより、<b>そこには誰がいるのか、どんな話題を扱う場所なのか、がはっきりしていて発言しやすい</b>というのが理由の一つだと思う。<br>
<br>
Google+は「サークル」というメタファーを提案しているけど、これが一般の人にすんなりと受け入れられるものなのかどうかは気にかかるところだ。<br>
<br>
<br>
あと、既存の SNS はだいたい @nabokov7さんのページ (ホーム / タイムライン etc.) みたいな、一人の物理的人格をまとめあげた個人ポータルが軸になっている。<br>
個人のポータルにいけば、そこに昼のnabokov7さんや夜のnabokov7さんや、その他複数の異なる顔が赤裸裸にミックスされて晒しものになっているわけだが、これって、人格を総合的に「タレント」化できる人向けの構造であって、実はあまり万人向きではないんじゃないだろうか。仮面を付け替えるところまで人目にさらす度胸の強い人は少ないはずだ。<br>
それに、個人ポータル同士のつながり (「友達」)  が軸になっていることで、例えば<b>友達の誰か一人とだけ喧嘩した</b>とか、<b>時間が経って交遊関係が変わってきた</b>といった場合に面倒臭さが増すばかりだ。コミュニティベースなら、必要なくなった場所に出かけて行かなければそれで済む。<br>
<br>
(アイデンティティの使い分けについては、<a href="http://wired.jp/2011/10/25/匿名性と実名性：「ネット上の人格」を考える/">クリストファー・プール氏の見解</a>も何かの参考になるだろう。)<br>
<br>
あくまで<b>個人のポータルではなくコミュニティ(グループ / ルーム / チャンネル etc) が軸</b>になり、異なるコミュニティにおける人格は基本、分離されているべきで、その辺で (例え既存の SNS と機能的にかぶるところが多いとしても) 既存の SNS とは全く違った土台の上に再構築される必要があると思う。<br>
<br>
<br>
■<br>
<br>
そう考えていくと、<b>IRCのチャンネルとか、かつての<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/ニフティサーブ" target="_blank" title=""> nifty serve</a> のフォーラム</b>がだいぶ理想に近い気がする。だけど、IRCが今の姿のまま「キャズム越え」するとは思えないし、ニフティサーブに至ってはもう何世代も前の過去の技術だ。（<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%95%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%96#.E3.83.8F.E3.83.B3.E3.83.89.E3.83.AB" target="_blank" title="">フォーラムごとのハンドルの使い分け</a>の制度などは今考えるとよくできていたと思う。）<br>
<br>
ただ、次世代のネットインフラになる「何か」が生まれたとき、そこにはきっと、 IRCのチャンネルや nifty serve のフォーラムを現代風に化粧直しした仕組みが含まれていて、年長者達がここぞとばかりに<b>「あったわー。そういうの昔からIRCとかであったわー」</b>だの、<b>「昔 nifty serve というのがあってだな...」</b>だのと言い出すんじゃないかと思えてならない。<br>
<br>
<br>
■<br>
<br>
<br>
<i>…チャットがより重要になっていくという発想から、skype あたりがなにか大きなイノベーションを起こすんじゃないかと思っていた時期もあるのだけど、あまりそういう気配ないなぁ。<a href="http://jp.techcrunch.com/archives/jp20111227naver-line-10million-downloads/" target="_blank" title="">LINEが大ブレーク中</a>らしいし、チャットが次世代のインフラの核になるというのは決して非現実的な仮説でもないと思うんだけど。<br>
<br>
ちなみにもし本当に次のインフラがチャットの上に再構築されるとすると、ネット上の情報は今のwebとは全く別の場所を、もしかするとHTTPとは違うプロトコルで、流れることになる。「Googleでネットの情報すべてを一発で検索できる」という状況がリセットされて勢力図がいきなり書き替わるとしたら…ちょっとわくわくするね。<br>
</i><br>

<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1422396" width="1" height="1" />
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1426016.html">
<title>データ紛失/漏洩などの「取り返しのつかない事故」は、しばしばコードたった一行の違いの先にある件</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1426016.html</link>
<description>今日もユーザデータ消失事故の話題を見かけた。定期的にあるね。

ネットサービスに携わっていて一番怖いのが、ユーザのデータに関わる以下の二つのタイプの事故だ。
ユーザから預かったデータを失ってしまう事故
ユーザが非公開にしているデータを公開してしまう事故
逆に言...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2012-01-08T16:25:25+09:00</dc:date>
<dc:subject>Webサービス</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[今日もユーザデータ消失事故の<a href="http://cyborg-ninja.com/ittips/2555" target="_blank" title="">話題</a>を見かけた。定期的にあるね。<br>
<br>
ネットサービスに携わっていて一番怖いのが、ユーザのデータに関わる以下の二つのタイプの事故だ。<br>
<b><ul><li>ユーザから預かったデータを失ってしまう事故<br>
<li>ユーザが非公開にしているデータを公開してしまう事故</ul></b><br>
逆に言えばその他のバグはたいていなんとかなる。動かない機能がリリースされてしまっても、サーバが落ちても、落ち着いてやり直せば取り返しがつかなくなることはない。だけど、上の二つは致命的だ。一度公開されてしまった情報は二度と回収できないし、消えてしまった情報は二度と取り戻せない。<br>
<br>
なんといってもこの手の事故って、<b>事態の深刻さと、コード上での「ちょっとしたケアレスミス」感との乖離がハンパない</b>。<br>
<br>
この種の事故を根元から断つためにどうしたらいいかは常に考えているけど、それでも過去に業務でどちらも経験した。<br>
「そんなの○○しとくのが常識でしょ、馬鹿じゃないの」と人はいう。が、現実はそこまで理想通りには進まないんだよな。<br>
<br>
■<br>
<br>
<b>1. ユーザから預かったデータを失ってしまう事故の、ありがちな一例</b><br>
<br>
例えば、<b>退会したユーザの個人情報を一定期間後に削除するバッチ処理</b>があるとしよう。<br>
<br>
その削除処理は、サービス開始から数年間、なんの事故もなく動作している。そのうち、ほとんどの人がその処理の存在を忘れ、元の開発者も配置換えで現場を離れてしまう。<br>
<br>
ある日、ユーザIDの仕様が突然変わる。IDに使える文字種が変わったとか、あるいは事業買収によるID統合などで、IDに拡張が行われる。例えば、IDデータに新たなフィールド "domain" が追加され、いままで "id" フィールドが唯一のユニークキーだったのが、新旧二つのフィールドをあわせた "domain"+"id" が一つのユニークIDと再定義される。<br>
<br>
ここで、<b>削除バッチの修正が必要なことに誰も気づかない</b>ことで惨事が起きる。削除バッチは新フィールドを考慮せず、別の domain の同 id のユーザのデータを全部削除してしまう。<br>
<br>
<br>
…架空のシナリオだけど、ありがちな話でしょ？<br>
<br>
対策はもちろん色々考えられる。例えば<b>「削除フラグをたてるだけで絶対に消さない」というソリューション</b>がその一つだ。<br>
<br>
だが、これにはいくつかの問題がある。<br>
<br>
まず、個人情報の問題。 <a href="http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1908851.html" target="_blank" title="">個人情報保護法には削除義務自体はないようだ</a>が、「削除」されたデータを未来永劫きちんと管理する義務はある。法律上の縛りはなくてもユーザの信頼を最優先に考える上で、あるいは利用規約上、物理削除が必要な場面は必ずある。<br>
<br>
次に、データ量の問題。ストレージのコスト上昇、パフォーマンスの低下など、アクティブでないデータを大量に保持するのはビッグデータ時代の今日でも決して気軽な選択ではない。<br>
<br>
それに、「削除フラグ」によってもう一つの<b>「公開すべきでない情報を公開してしまう事故」</b>のリスクが生まれる。これではデータ誤削除のリスクを別な事故のリスクにすり替えただけだ。<br>
<br>
結局、テストしましょうね & <b>バックアップとりましょうね</b>というのが最低ラインの常識的な回答になるが、バックアップをとるにしても上記の個人情報の問題とデータ量の問題からは逃れられない。<br>
<br>
特に<b>増築に増築を重ねて大きくなったシステム</b>にあとからバックアップ機構を組み込むのは、スナップショット機能ひとつでも簡単なことではない。<b>スナップショットを取るためにいちいちサービスを一時停止しないといけないとか、何日に一回の割でしか取れないとか、いざ事故が発生してバックアップから戻そうとしたらデータ不整合が起きてにっちもさっちもいかなくなるとか</b>、どれも珍しい話では決してない。<br>
<br>
■<br>
<br>
<b>2. ユーザのプライベートなデータを公開してしまう事故の、ありがちな一例</b><br>
<br>
<b>「削除フラグ」や「非公開フラグ」</b>を設けて、それによって公開/非公開を管理しているシステムにありがちなのがこのタイプの事故だ。<br>
<br>
各種WAF(Web Application Framework) でさくっと作ったサービスではごく一般的な設計だと思うけど、<b>SQLに " and public = 1" みたいな条件節ひとつつけ忘れるだけで非公開データが公開されてしまう仕組みなので、重大な事故との隣り合わせ感が尋常でない</b>。<br>
<br>
予防策として、<b>削除済みデータや非公開データを公開データとは別テーブルにする</b>、というのは比較的安全な設計の一例といえる。<br>
実はこうすることにより、SQLに常に " where public = 1 and deleted = 0" みたいな<b>余計な条件がつかなくなるのでインデックスが有効に利用できる</b>、といった  (特にmysqlでは決定的な!) パフォーマンス上の利点もあったりするのだが、短所もそれなりにある。<br>
<br>
まず第一に、「友達には公開する」といった細かいプライバシー設定をサポートするには、単純に公開テーブルと非公開テーブルに二分する方法では対応できない。<br>
<br>
また、 他人が公開データだけを閲覧する場合と、本人が自分専用の管理画面で非公開データ/公開データを両方混ぜて閲覧する場合で内部の処理が全く異なるので、<b>開発の手間が格段に増える</b>。<br>
<br>
で、どうなるかと言うと、たいてい、コードをきれいにするために抽象化レイヤが作られる。例えば公開テーブルと非公開テーブルの両方からデータを読み出すviewが作られるとか、あるいはラッパークラスが作られて<b>「公開データだけをリストするメソッド list_public_data()」と「公開データ/非公開データを両方リストするメソッド list_all_data()」が出来てインターフェイスが統一される</b>。これによりコードはすっきりして開発のコストやバグは格段に減るが、使うメソッド名を間違えただけで即アウトだ。結局「コードが何文字か違うだけで重大な事故と隣り合わせ」という降り出しにもどってきたわけだ。<br>
<br>
そしてある日、新しい不慣れな開発者がチームに加わり、ちょっとした機能追加の仕事が与えられる。彼は、<b>ほぼ似た機能を既存のコードから見つけ出し、それをコピペして新機能を実装する</b>だろう。そのときに二つのメソッドの違いを彼が理解しておらず、誰もその間違いに気づかなければ、めでたく事故発生となるわけだ。<br>
<br>
■<br>
<br>
安全のための手順を複雑にしすぎると、それ自体がかえってバグの温床になったり、複雑さを回避する運用が生まれて台無しになってしまう、というのはどんな産業でも共通の問題だけど、ウェブのデータ/個人情報をめぐるこの「事態の深刻さと、コード上のちょっとしたケアレスミス感との乖離」はただごとではないように感じる。<br>
<br>
自分がいつ加害者側にまわるか分からないし、究極の対策なんてものはそうそう見つからないのも良く分かってるので、この手の話題には気軽にコメントしづらいね。<br>
<br>
<br>
<br>

<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1426016" width="1" height="1" />
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</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1425611.html">
<title>完成度を100%にする努力をいつまでも続けられるのがアマチュア、80%のものをコンスタントに送り出せるのがプロ</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1425611.html</link>
<description>この絵を見てインスパイアされるところがあったので、「プロ」と「アマチュア」の違いについてかねがね考えていたことを書こうと思う。
 
■

成果物のクオリティだけを軸に「プロ &gt; アマチュア」という簡単な認識をしている人をよく見る気がするけど、その認識は、実は少し...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2012-01-07T11:59:29+09:00</dc:date>
<dc:subject>番組の途中ですがマジレスです</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<a href="http://f.hatena.ne.jp/sotarok/20120105014439" target="_blank" title="">この絵</a>を見てインスパイアされるところがあったので、「プロ」と「アマチュア」の違いについてかねがね考えていたことを書こうと思う。<br>
 <br>
■<br>
<br>
成果物のクオリティだけを軸に<b>「プロ > アマチュア」</b>という簡単な認識をしている人をよく見る気がするけど、その認識は、実は少し違う。出来上がりのクオリティで言えば、アマチュアの方がプロより高いことは往々にしてある。<br>
 <br>
クオリティだけに関して言えば、実は<b>プロを定義付けているのは上限ではなく、下限</b>だ。<b>「最大で120%の出来映えも期待できる」のではなく「絶対に80%以下のものを世に出さない」のがプロ</b>なのだ。<br>
<br>
そして、クオリティ以外にもうひとつ不可欠な軸がある。<br>
コスト (かかった金や時間) の概念だ。<br>
 <br>
僕がプロとアマチュアの違いを述べるとしたら、こうだ。<br>
 <br>
<blockquote><b>自己満足のために、完成度を99%や100%に上げる努力をし続けることが許されるのがアマチュア。<br>
ユーザの満足のために、80%のクオリティのものをコンスタントに、予定通りアウトプットし続けるのがプロ。</b></blockquote> <br>
 <br>
実際に自分が「プロ」に発注をかける立場になれば、このことが嫌というほど分かるだろう。<br>
<br>
連載を依頼するとしたら、十年に一度芥川賞レベルの傑作を書く作家ではなく、出して恥ずかしくないレベルの読み物を毎月きちんと締め切りまでに仕上げ、時にこちらの要望や都合にあわせて字数や内容やスタイルを自在に使い分けられる作家に声をかけるだろう。<br>
あるいは開発を外注するとしたら、バグのない美しいコードを書くけど気が向かなければいつまで経ってもフォームひとつ作ってくれなかったり、最悪いきなり失踪しちゃうようなプログラマじゃなくて、<b>「この内容ならこれだけの費用でこの期日までに出来ます」</b>と見積もりを出し、その通りの仕事をこなすプログラマに依頼するだろう。<br>
<span style="font-size: xx-small;">(念のためだけど、クライアントの要望だからといってウソを書くライターや、仕様書に書いてあるからと言ってユーザをだます仕掛けを実装するプログラマの話をしているのではない。それはプロとして失格だろう。しかし、そういうことはアマチュアだってやらない。そもそも自分の好きなことしかやらないのがアマチュアだしね。だから「金のために魂を売る」というモラルハザードとの戦いはプロならではの試練といえるかもしれない。だけどそれはまた別の次元の話だ。)</span><br>
 <br>
80%の出来か90%の出来かなんて差は正直どうでもいいのだ。でも60%では絶対に困る。そして一番困るのは、いつどんなものが上がってくるのか分からない不安な状態だ。<br>
<br>
■ <br>
<br>
なぜ80%で留めることを良しとするのか？常に最高のアウトプットを追求するのがプロなのではないのか？<br>
<br>
<b>作品の完成度と、それに満足する人の分布</b>はこんな感じになっていると思われる。<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/e/c/eccfd84f.jpg" title="BlogPaint" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/e/c/eccfd84f-s.jpg" width="320" height="217" border="0" alt="BlogPaint" hspace="5" class="pict"  /></a><br>
プロの作者たるあなたの役目は、 利用者の生活にほんのちょっとのスパイスを加えることだ。<b>たいていの人は60%程度の完成度で十分だと感じているし、その程度の興味しか持ってない。</b>80%にもなればほとんどの人は十分満足し、それ以上完成度を上げてもその差に気づく人はまれだろう。<b>ましてや完成度が98%から100%になったことに気づくのはたぶん最後の一人だけ、つまり作者本人だけだ</b>。<br>
それは専門用語で<b>自己満足</b>というのではなかったか？<br>
<br>
オーディエンスのほとんどは、あなたの作品にそこまで注意を払って見て( 聞いて/利用して) いない。精魂込めて書き上げた絵はキャリブレーションの狂ったディスプレイに数秒映し出されてそれっきりだし、渾身の演奏は満員電車の騒音の中、通勤のBGMとして流れておしまいだ。作品の前に正座して全身全霊でメッセージを受け止めろ、と要求する権利は作者にもない。でも彼らは彼らなりに良い作品に触れられたことを喜び、作者に感謝している。そういうものだ。<br>
<br>
 <br>
一方、<b>完成度とコスト(必要な金額や人数や時間)の関係</b>はこんな感じだ。<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/b/e/beaae55c.jpg" title="BlogPaint" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/b/e/beaae55c-s.jpg" width="320" height="217" border="0" alt="BlogPaint" hspace="5" class="pict"  /></a><br>
<b>80%を100%に引き上げるためのコストは、60%を80%にするのとは比べ物にならないくらい大きい</b>ということに注意してほしい。<br>
<br>
個人的には<b>「何もないところから10%まで完成させるのと、完成度を10%から90%まで持っていくのと、90%から100%まで持っていく労力がそれぞれ同じくらい」</b>というのが経験則だ。<br>
<br>
つまり、<b>完成度を最後の10～20%引き上げるために必要な労力と、それによってあらたに満足感を得るユーザの割合が、あまりにも不釣り合いである</b>ということだ。<br>
 <br>
■<br>
<br>
焼き上がった茶碗を一目見るなり「ダメだ！ここに小さな傷がある！こんなものは世に出せん！」と叫んでがっしゃんがっしゃん割って壊してしまうのは、芸術家としてはカッコいいかもしれない。<br>
<br>
だけど、そんなちょっとの傷なんて全然気にしないから○○先生の作った茶碗を買って手元に置きたいという人が山ほどいるのだ。<br>
焼き上がった先からどんどん販売してあげなければ、結局いつまでたっても、欲しいと思っている人達にそれが行き渡らない。それは物作りとしては本末転倒なのではないか？<br>
 <br>
<b>ユーザ満足度の最大化のためには、時に、必要以上のクオリティを追求しない自制心が必要</b>なこともある。<br>
自分のためではなく、ユーザのために、クオリティとコストのバランスを客観的に冷静に判断する能力を持つことが、プロの資格なのだ。<br>
 <br>
なので、ニコ動とかでいう「プロの犯行」とか「才能の無駄遣い」というのはそれほど不思議な現象ではない。そらそうだ。<b>仕事じゃ80%まで作ったら次の仕事に移らないといけない</b>のだ。思うまま、<b>ユーザのためじゃなく自分のために、無限にコストをかけて100%の完成度を目指す</b>なんてことはアマチュアじゃないと出来ない贅沢の極みなのだから。
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1425611" width="1" height="1" />
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1418846.html">
<title>ネットを嘘で埋め尽くせ！</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1418846.html</link>
<description>ネットのデマ被害を受けた芸能人の記事を読んでいて、警察が「あなたがブログを止めれば嫌がらせは止みますよ」「殺されたら捜査してあげるよ」と言ってまともに取り合ってくれない、というくだりにイラっとして、なにをやってるんだ警察は！と怒りかけた。

が、違う違うと...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2011-12-19T15:06:17+09:00</dc:date>
<dc:subject>番組の途中ですがマジレスです</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<a href="http://www.jinken.ne.jp/flat_now/kurashi/2011/11/25/1335.html">ネットのデマ被害を受けた芸能人の記事</a>を読んでいて、警察が<b>「あなたがブログを止めれば嫌がらせは止みますよ」「殺されたら捜査してあげるよ」</b>と言ってまともに取り合ってくれない、というくだりにイラっとして、なにをやってるんだ警察は！と怒りかけた。<br>
<br>
が、違う違うと思い直した。<b>そういうのの取り締まりをおまわりさんにやってもらおうという発想は間違いだ</b>。特に「あなたがブログを止めれば嫌がらせは止みますよ」なんていう程度の認識の人達が本腰で取り締まりに乗り出したりしたら、明後日の方向で余計な事ばかりやらかすに決まってる。<br>
<br>
本質はそこじゃない。何度も言ってるけど、ネットでは<a href="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1275956.html" target="_blank" title="">情報に対する責任は発信する側ではなく受信する側にある</a>、ということを根気よく啓蒙していくしかないのかな。<br>
<br>
<blockquote><i>ぼくが殺人事件とは本当に無関係だと知ると、「ネットに洗脳された」と泣き崩れた男性。<br>
(…中略…)<br>
「こんなに書き込みがあるんだから、この人は絶対悪い人です」と言い張る男性に、刑事さんが「証拠は？」と尋ねると「書き込みが証拠です。事件をネタにしたのを見たという人がこれだけいるんですよ」と自信満々で答えたそうです。</i><br>
<br>
<a href="http://www.jinken.ne.jp/flat_now/kurashi/2011/11/25/1335-2.html" target="_blank" title="">http://www.jinken.ne.jp/flat_now/kurashi/2011/11/25/1335-2.html</a></blockquote><br>
ほらやっぱり。<b>責任をすべて情報の発信者におしつけて、「ネットに書いてあったので」「自分は被害者です」と主張するナイーブな人達</b>が問題の中心にいる。<br>
<br>
<i>なんでこの人達は、ネットに書いてあることが全部事実だと思うんだろう？<br>
<br>
あるいはなぜ、ネットに書いてあることは事実でなければならないんだろう？<br>
<br>
アカウントは全て実名で、写真共有サービスにアップする写真はデフォルト全公開にする裏表のない人生こそが善なんだろうか？<br>
<br>
東で○○のバイト店員が客の悪口を書いたと聞けば押し寄せて袋だたきにし、西に飲酒を告白した高校生がいると聞けばいちいち学校に電凸するのが、公平で犯罪のない世界へ繋がるんだろうか？<br>
<br>
グーグルが情報を整理しすぎて息苦しくなっちゃったという意見も最近は少しずつ耳にする。<br>
<br>
近所のおっさんの下らない陰謀論とか、近所のおばさんの品のない井戸端会議とか、子供同士の150%盛った悪事自慢とか、ずっと昔からあったのに。そういうのはネットではなりたたないんだろうか。<br>
</i><br>
<br>
■<br>
<br>
<b>例えばネットがもっと嘘ばかりで満たされてたらどうだろう</b>。<br>
<br>
同じ芸能人の名前をかたるツイッターのアカウントやアメブロが何十個もあって、出来の悪いニセモノから「あー！それっぽいwww」て笑えるよく出来たニセモノまで色々あるけどだいたい全部ニセモノなのは本人もファンも皆承知してて放置してて、まあちゃんと見ればどれが正真正銘本人のアカウントなのかは分かるんだけど、それでさえ<b>「今日○○って番組に出てることになってますがあれは全部CGです」</b>とかネタなんだか嘘なんだか誰が得する情報なんだかよく分からないことばかり書いてある。<br>
<br>
そうしたらみんなもう少し落ち着くんじゃないだろうか。<br>
<br>
何が「本当」かなんてどうでも良くて、<br>
<br>
そもそも「本当」っていうのはネットの中の世界と外の世界に整合性があることだけど、ネットの中だけを考えれば本当か嘘かの違いはなくただ情報があるだけだし、<br>
<br>
それぞれが自分の好きな情報を選んで受け止めれば良いことだし、<br>
<br>
それに基づいて自分が起こす言動は全部自分の責任で、情報の発信者とはなんの関係もなくて、<br>
<br>
…<br>
<br>
つまり、<b>「ネット上の情報には嘘もある！注意しろ！」っていう、原則「嘘=悪」な考え方</b>じゃなくて、<b>「ネット上の情報なんて嘘でもなんでもいいじゃない？」っていう適度な「悟り」</b>が必要とされているんじゃないだろうか。<br>
<br>
■<br>
<br>
こういう話をするとき、僕の頭の片隅にはいつも<b> Big Fish </b>という映画がある。<br>
<br>
<blockquote><br>
<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5-%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-DVD-%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3/dp/B0001GY9Q4%3FSubscriptionId%3DAKIAIM37F4M6SCT5W23Q%26tag%3Dlarvahouse-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB0001GY9Q4" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51P1PPPZ8NL._SL75_.jpg" alt="ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD]" border="0" hspace="5" class="pict" /></a><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5-%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-DVD-%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3/dp/B0001GY9Q4%3FSubscriptionId%3DAKIAIM37F4M6SCT5W23Q%26tag%3Dlarvahouse-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB0001GY9Q4" target="_blank">ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD]</a><br>
<br>
   <i>死期が迫った父が、改めて息子に語り聞かせる人生の回想。巨人とともに故郷を出て、サーカスで働きながら、あこがれの女性と結ばれる。戦争へ行き、ひとつの町を買い上げる……。何度も聞かされた父の話は、どこまでが本当なのだろうか？</i><br>
</blockquote><br>
<br>
ステキな映画なので見てない人は是非。<br>
中に、「結局本当の話なんて聞いたって大して面白くもなんともないだろ？だったら自分は楽しいバージョンの方がいい」っていうようなやりとりが出てきて、その度にはっとさせられる。そして、ネットの中の情報は、ネットの外の史実・事実に縛られる必要はないんじゃないだろうか、もっと自由に「嘘」で満ちあふれてていいんじゃないだろうか、と思いを巡らさずにいられなくなるのだ。
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1418846" width="1" height="1" />
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1108176.html">
<title>【忘年会シーズン向け】飲み会の幹事は新入りじゃなくてマネージャーの仕事ですよ</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1108176.html</link>
<description>「マネージャー」っていう職種は会社によって定義のブレが大きいようだ。年功序列で給料を上げるための言い訳に利用される側面があったり、きちんとした job description が用意されていないことも珍しくなく、結果なんとなく「古参で偉い人」みたいな雰囲気マネージャーが量...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2011-12-18T13:30:57+09:00</dc:date>
<dc:subject>組織とyou</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[「マネージャー」っていう職種は会社によって定義のブレが大きいようだ。年功序列で給料を上げるための言い訳に利用される側面があったり、きちんとした job description が用意されていないことも珍しくなく、結果なんとなく「古参で偉い人」みたいな雰囲気マネージャーが量産されてる職場も少なくないんじゃないだろうか。<br>
<br>
僕も前職の後半はプログラマとマネージャを兼任してたんだけど (というかマネージャ=リードプログラマ、みたいな位置づけになってたと思う) 「マネージメント」っていう仕事の定義が曖昧でどうしても掴みづらかった。結局<b>「マネージャ = チームの雑用係」</b>と脳内変換することでようやく何をすべきなのかが分かってきた気がする。<br>
<br>
これにはちゃんと根拠があって、ドラッカーも<br>
<blockquote>Central to this philosophy is the view that people are an organization's most valuable resource and that a manager's job is to prepare and free people to perform.<br>
<br>
<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Peter_Drucker" target="_blank" title="">http://en.wikipedia.org/wiki/Peter_Drucker</a></blockquote><b>マネージャの仕事は(会社の最も重要な資産であるところの)人材がのびのびとその能力を発揮できるよう、周囲の環境を整えてあげることだ</b>、と位置づけている。<br>
<br>
<b>オフィスの空調に気を配るとか、最新版のソフトウェアの稟議を出すとか、資料が別部署からまわってこないのを催促しにいくとか</b>、そういった雑務を引き受けて、部下がただひたすら本来の業務(=プログラミング)に集中できるように環境を整えるのがマネージャの仕事なのだ。<br>
<br>
ちょっと前に「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%97%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%81%AE%E5%A5%B3%E5%AD%90%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%80%8E%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%80%8F%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%89-%E5%B2%A9%E5%B4%8E-%E5%A4%8F%E6%B5%B7/dp/4478012032%3FSubscriptionId%3DAKIAIM37F4M6SCT5W23Q%26tag%3Dlarvahouse-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4478012032" target="_blank">もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら</a>」という本がベストセラーになった。どちらかというと「偉い人・上司」というイメージのある会社のマネージャ職と、反対に「脇役・下っ端」な野球部のマネージャとを一緒にしてみたのが意外な視点で面白い！…と感じた人もいるかもしれないが、意外でもなんでもない。この二つのマネージャは元から同じものなのだ。<br>
<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%97%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%81%AE%E5%A5%B3%E5%AD%90%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%80%8E%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%80%8F%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%89-%E5%B2%A9%E5%B4%8E-%E5%A4%8F%E6%B5%B7/dp/4478012032%3FSubscriptionId%3DAKIAIM37F4M6SCT5W23Q%26tag%3Dlarvahouse-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4478012032" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xgGdRt0QL._SL75_.jpg" alt="もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら" border="0" hspace="5" class="pict" /></a><br>
<br>
例えば、前線でプログラミングしつつマネージャもやってね、と言われるのは、つまり「ピッチャーをやりつつ、対外試合の日程組んだり麦茶を用意したりもしてね」と言われるのと同じことだと考えたらいい。<br>
だから、あなたを今日からマネージャに任命します、と伝えたときに「やったー昇進だー！能力が認められた！」と喜ぶ人より、<b>「うわーめんどくせー」という顔をする人の方が、仕事の本質を理解している</b>ので信頼できると思っている。<br>
<br>
■<br>
<br>
そうやってマネージメントが何なのかを手探りでこなしていたときにどうしても気になっていたことがある。<br>
<br>
チームや部署で歓迎会・送別会・忘年会といった準社内的な行事があるときに、その<b>幹事を最も新しく入った人や最も若い人 (※この二つがイコールではないことは常に意識しておきたい) に振ろうとするマネージャがいる</b>のだ。部署や会社によってはそういうのが伝統化していることも珍しくないようだ。<br>
もっと酷いのになるとそういった雑用を新入りの中でも女子だけに振る人もいる。無意識にやっているのだと思うが、無意識だからこそ根が深くてまずい。<br>
<br>
飲み会の幹事を下っ端ではなくマネージャ(あるいは上司)がやるべき理由を以下に挙げておく。<br>
<br>
<b>1. 飲み会は勤務時間外だし、飲み会の幹事は普通、部下の job description の範囲ではない</b><br>
<ul><li>そもそも勤務時間外に行われる飲み会を、業務命令として上司が部下に依頼する、という状況にもっとセンシティブでなければいけない。アルコールが飲めない人を飲み会にカジュアルに引っぱり出すということも、もっと深刻に捉えるべきだ。<a href="http://www.roudousha.net/human/Work3ijime004.html" target="_blank" title="">飲み会の幹事を命ずるだけでパワハラだと訴えられても不思議ではない。</a><br>
<li>お金を集めたり予約をしたりといった仕事は結構時間と集中力を消費する。下手すると半日とか丸一日とかとられる。しかし、そういった業務は開発者としての job description にはないはず。入社時に「あなたにはこういう仕事をやってもらいます」と会社との間で交わした契約外の仕事をさせることにも、もっと慎重になるべき。<br>
<li>一方、上に書いたようにマネージャの job description には「業務がスムーズに進むように環境を整えること」がある。チームのコミュニケーションを円滑に進める上で飲み会開催が有効なのであれば、それをオーガナイズするのはマネージャの仕事だといえる。(勿論、参加を強要したら即パワハラなのでそこは注意。断りやすい雰囲気を作るのもマネージャの能力のうちだ。)<br>
</ul><br>
<br>
<b>2. 社内の雰囲気を把握しているベテランや偉い人の方がなにかとスムーズにいくことが多い</b><br>
<ul><li>会社によっては歓迎会に補助金を出すところもあるが、その申請をしたり領収書をもらったりといった書類ワークは社内の申請フローに慣れたベテランがやった方が効率が良い。<br>
<li><b>「行けたら行きます」「やっぱ今日忙しくていけません」みたいな幹事泣かせのいい加減な人達をうまくまとめて、人数と日程を決め、容赦なくお金を取り立てる</b>というのは、やはり偉い人がやった方が人間関係的にも円滑に進む。<br>
<li>大きめのイベントだと、どうしても段取りが悪いとか店のセレクションがイマイチだったみたいな文句が出る。文句を言う方も軽い気持ちだし、ベテランの幹事なら軽く流せるので大したことはないのだけど、新人だと深刻に受け取ってしまいがち。<br>
<li>例えば会費を人数で割ったら一人頭2850円になりましたといった場合、若い人に集金を任せると遠慮して十円単位まで細かくおつりを用意してかえって面倒くさいことになる。ざっくり切り上げて3000円徴収して「150円x40人で6000円も黒字になった！ラッキー！」と堂々と宣言したり、あるいは2000円だけ徴収して残りは自分が多めに出すことで調整する、といった柔軟な技が繰り出せるのは、やはり社内の雰囲気をよく把握しているベテランに限る。<br>
</ul><br>
<br>
ディレクター職や営業職だと、そういう社内雑用を通して社会経験を積んだり社内の横の人間関係を構築するいいきっかけになるから新人がやるメリットもある、といった意見も出て来そうではある。<br>
ただ少なくともそういった人間関係構築はエンジニアの職域ではないし、人間関係の構築なら一緒に昼飯に行くといった日常生活の範囲でなんとでもできることで、飲み会の幹事が社会人教育として有効であるという議論はやはり必然性に乏しいように思う。<br>
そういう理由をつけたがる人は、結局、面倒な世話仕事を新入りに押し付けるという体育会系文化の呪縛が解けてないだけなんじゃないだろうか。<br>
<br>
年末年始、様々な業務時間外イベントを予定している管理職の方々には、いまいちど振り返って考えてみてほしい。<br>
<br>
<br>
■<br>
<br>
ちなみに現職ではどんな感じかというと、僕自身はもうマネージメントはやってませんが、おかげでほぼ業務のことだけ考えてればいいのでらくちんです。<br>
<ul><li>歓迎会としては、初日にみんなでウェルカムランチに連れて行ってもらいました。<br>
<li>飲み会は、たまーに有志でやることもありますが、やはり勤務時間外は皆それぞれ自分の都合があるし、<b>宗教上の理由でアルコールがだめ、肉がだめ、カフェインがだめ、といった事情の調整が非常に難しい(3～4人に1人はなにかしら食べ物の制約がある)</b>ので、準業務としての飲み会はまず成り立たないと思います。<br>
</ul>
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1108176" width="1" height="1" />
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1404275.html">
<title>mysql の気持ちになって考えよう</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1404275.html</link>
<description>先のエントリで書いた「ソフトウェアの気持ちになって考える」というのを、データベースに応用してみよう。

例えば mysql でマルチカラムインデックスを3つのカラム (A,B,C) に張った場合、
「where A=? and B=? and C &gt; ?」や「where A=? and B = ?」にはそのインデックス...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2011-11-08T00:12:48+09:00</dc:date>
<dc:subject>mysql</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[先のエントリで書いた<a href="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1403207.html" target="_blank">「ソフトウェアの気持ちになって考える」</a>というのを、データベースに応用してみよう。<br>
<br>
例えば mysql でマルチカラムインデックスを3つのカラム <b>(A,B,C)</b> に張った場合、<br>
<i>「where <b>A=?</b> and <b>B=?</b> and <b>C > ?</b>」</i>や<i>「where <b>A=?</b> and <b>B = ?</b>」</i>にはそのインデックスが使われるが <i>「where <b>C=?</b>」</i>や<i>「where <b>B=?</b> and <b>C=?</b>」</i><b>には有効に働かない</b>、という点に注意する必要がある。<br>
<br>
これを、<a href="http://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/en/multiple-column-indexes.html" target="_blank">where句に指定されるカラムは複合インデックスのleft most prefixでなければならない</a>と表現するのだけど、それだけ聞くとなにやら小難しい複雑なルールに見える。なぜそのような制約があるんだろう？<br>
<br>
<br>
<b>mysql の気持ちになって考えてみよう！</b><br>
<br>
<br>
mysql はRDBだ。RDBとは要するに、馬鹿でかい辞書 (=テーブル) を傍らに置いて、その中からユーザの指定する条件にあった項目だけを探し出す検索係だ。<br>
<br>
例として<b>名簿テーブル</b>を考える。<br>
<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/5/2/52bd97af.jpg" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/5/2/52bd97af-s.jpg" width="310" height="210" border="0" alt="BlogPaint" hspace="5" class="pict"  /></a><br>
ユーザの情報 (名前、ユーザID、郵便番号、住所、年齢 etc. ) が1ページつき一人分ずつ載っているとても分厚い名簿だ。<br>
<br>
例えば今<br>
<br>
<i>「select <b>郵便番号</b> from <b>名簿テーブル</b> where <b>名前=あおやま</b>」</i><br>
<br>
というリクエストを受け取ったら、あなたはこの名簿の中から「あおやま」という名前のユーザを全て探し出して、該当ユーザの郵便番号をまとめて回答しなければならない。<br>
<br>
問題は、<b>この名簿のページが特に名前の順で並んでいるわけではない</b>ということだ。ア行だから前の方にあるとは限らないし、あおやまさんが複数登録されている可能性もある。結局あなたは、この名簿を先頭から1ページずつ最後までめくっていって (FULL TABLE SCAN) あおやまさんのページを探してくるしか手がない。<br>
<br>
これではあまりにも効率が悪すぎるので、業務でよく使いそうな索引 (=インデックス) をあらかじめ作っておくことにしよう。検討の結果、ここでは<b>「郵便番号、年齢、名前」の三項目が順に並んだ索引</b>が用意された。これが複合インデックス。<br>
<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/8/9/89fa7e84.jpg" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/8/9/89fa7e84-s.jpg" width="310" height="210" border="0" alt="BlogPaint" hspace="5" class="pict"  /></a><br>
これにより、特定の問い合わせについては業務の効率が格段に改善される。<br>
<br>
例えば、<br>
<br>
<i>「select ユーザID from 名簿テーブル where <b>郵便番号=001-0010</b> and <b>年齢=21</b> and <b>名前がア行で始まる人</b>」</i><br>
<br>
という問い合わせには、索引のこの範囲だけを見れば済む。(RANGE SCAN)<br>
<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/9/9/99a8eac7.jpg" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/9/9/99a8eac7-s.jpg" width="310" height="210" border="0" alt="BlogPaint" hspace="5" class="pict"  /></a><br>
あとは名簿のページ001とページ350をそれぞれ開き、ユーザIDを書き写してくれば作業終了だ。<br>
<br>
<i>「select ユーザID from 名簿テーブル where <b>郵便番号=001-0010</b> and <b>年齢が20歳以上30歳未満の人</b>」</i><br>
<br>
のように郵便番号と年齢だけの指定でも、基本は同じ。<br>
<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/8/3/83b47065.jpg" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/8/3/83b47065-s.jpg" width="310" height="210" border="0" alt="BlogPaint" hspace="5" class="pict"  /></a><br>
この範囲だけを見て、あとはこれらのページからユーザIDを拾ってくるだけ。同様にして<b><i>「郵便番号が001-0010から001-0030までの人全部」</i></b>という指定でもこの索引は役に立つだろう。<br>
<br>
では、<br>
<br>
<i>「select ユーザID from 名簿テーブル where <b>名前が"あ"で始まる人</b>」</i><br>
<br>
という問い合わせの場合はどうだろうか。<br>
<br>
ここで問題が発覚する。この索引は郵便番号、年齢、名前の順に並んでいるのだ。<b>「名前が"あ"で始まる人」はあらゆる郵便番号、あらゆる年齢のところに点在している</b>ので、結局この索引を上から下まで全部なぞって (INDEX SCAN) 調べる必要がある。<br>
<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/7/9/794a0ae0.jpg" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/7/9/794a0ae0-s.jpg" width="310" height="210" border="0" alt="BlogPaint" hspace="5" class="pict"  /></a><br>
ばかでかい名簿本体を1ページ1ページ繰って探すよりはだいぶマシではあるけれど、索引として役に立っているとは言いがたい。この手の問い合わせが多数予想されるのであれば、二度手間ではあるが<b>名前だけが順に並んだ索引を別に用意</b>しておくべきだろう。<br>
<br>
「検索条件の指定は、索引のleft most prefixになっていなければならない」というルールは、つまりこういう意味だったのだ。<br>
<br>
■<br>
<br>
ところで、ここでもう一度最初の問い合わせ<br>
<br>
<i>「select <b>ユーザID</b> from 名簿テーブル where <b>郵便番号=001-0010</b> and <b>年齢=21</b> and <b>名前がア行で始まる人</b>」</i><br>
<br>
について考えてみよう。<br>
<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/9/9/99a8eac7.jpg" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nabokov7/imgs/9/9/99a8eac7-s.jpg" width="310" height="210" border="0" alt="BlogPaint" hspace="5" class="pict"  /></a><br>
これと、<br>
<br>
<i>「select <b>名前</b> from 名簿テーブル where <b>郵便番号=001-0010</b> and <b>年齢=21</b> and <b>名前がア行で始まる人</b>」</i><br>
<br>
という問い合わせとでは何か違いはあるだろうか？<br>
<br>
最初の問い合わせでは、「該当者の<b>ユーザID</b>を教えてね」と言われたので、ページ001とページ350をそれぞれ開いてユーザIDを書き写してくる必要があった。<br>
でも「ユーザIDを」ではなく「<b>名前</b>を教えて」と言われたのなら、<b>わざわざ名簿本体を開くまでもないのでは？索引にもう名前が書いてあるんだからそれで事足るじゃん？</b><br>
<br>
実際そうなのだ。インデックスだけですべて完結する (COVERING INDEX) 問い合わせの場合、mysql はテーブル本体を見に行かなくて済むので処理が格段に早くなる。<br>
<br>
■<br>
<br>
どうだろう。<b>ばかでかい名簿と何種類かの索引だけを手に、リクエストに応じて必死にデータを探す検索係</b>の立場に立って考えることで、mysql が何をしようとしているのか、<b>mysql に楽をさせてあげるにはどんな索引を整えてやればいいのか</b>、イメージしやすくなったんじゃないだろうか？<br>
<br>
<br>
<b>データベースチューニングとは、データベースに対する思いやりの心である！</b><br>
<br>
<br>
はいこれ、壁に貼って毎朝大きな声で唱えましょうね。
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1404275" width="1" height="1" />
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1403207.html">
<title>「ソフトウェアの気持ちになって考える」ということ</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1403207.html</link>
<description>ソフトウェアが自分の思った通りに動かないとき、「そのソフトウェアの立場に立って考えてみる」という思考が原因究明に役立つことがある。

「なぜあの人はああいう行動をとったのか」という疑問に対して、「その人のバックグラウンドは何か」「その人の立場から状況はどう...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2011-11-06T16:02:55+09:00</dc:date>
<dc:subject>プログラミング</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[ソフトウェアが自分の思った通りに動かないとき、<b>「そのソフトウェアの立場に立って考えてみる」</b>という思考が原因究明に役立つことがある。<br>
<br>
「なぜあの人はああいう行動をとったのか」という疑問に対して、「その人のバックグラウンドは何か」「その人の立場から状況はどう見えるか」という視点からその人がその行動に至った仕組みを理解しようとするのと、基本は同じだ。<br>
<br>
例えば<br>
<br>
<b><i>「サーバの /home/www/foo/ ディレクトリに bar.css っていうファイルを置いた。そしたらブラウザの http://localhost/foo/bar.css で見えるようになるはずなのに、なぜか見えない。どうして？？」</i></b><br>
<br>
という状況だったら、自分がhttpサーバになったつもりで考えなおしてみる。<br>
<br>
<blockquote><i>我が輩はhttpサーバである。今立ち上がったばかりだ。名前はまだない。<br>
<br>
...で？自分は何をすればいいの？教えてくれなきゃ何も分かんないんですけどwww</i></blockquote><br>
起動したばかりのプログラムが知っている情報はとても少ない。あらかじめハードコードされたデフォルト値、デフォルトの設定ファイルの場所、起動時の引数、環境変数… それらの限られた情報からなんとかして自分の置かれた状況と指示を割り出し、仕事をこなそうとする。<br>
<br>
<i>- サーバが受け取るリクエストは「GET /foo/bar.css」みたいな形式になっている。<b>はい、じゃあ自分がそのリクエストを受け取りました。で、次に何をする？なぜ自分はそこでファイル「/home/www/foo/bar.css」を返そうと思うのだろうか？</b><br>
- どこかで自分は<b>「指定されたリソースを /home/www/ ディレクトリを起点に辿って探してね」</b>という指示を受け取っているはずだ。<br>
- その指示を自分はいつどこで受け取ったんだろう？設定ファイル？だとしたら全ての指示はそこに書いてあるはず。自分はそのファイルをちゃんと読んだか？他の指示にはちゃんと従ってるか？<br>
- だとしたらなぜ今回だけ自分は違ったことをしようとしてるのだろう？<br>
- そもそも自分はそのファイルを読み出す権限を持っているか？もしかして設定ファイルの中に「ただしリクエストが  foo で始まるとか拡張子が .css だったら別のことをしてね」っていう指示が混じってたりしないだろうか？</i><br>
<br>
…このようにして、自分をそのソフトウェアの立場に置いて、<b>「自分が知っていることは何か」「何ができるか」を整理していく</b>ことで、ソフトウェアの挙動を理解する。<br>
<br>
サーバなどのミドルウェアにしても、フォトショップなどのアプリケーションにしても、プログラムの挙動に詳しく、うまく手なずけているように見える人はだいたいこういう発想をしているんじゃないかと思うんだけどどうだろう。<br>
<br>
<b>「ちょっとは apache の気持ちになって考えてみろよ！！」</b>とか発言できるようになったら、立派なアドミニストレータと言えるでしょう。<br>
<br>
(もちろん、「そのプログラムの思考」ではなく「そのプログラムを作った人の思考」にまで遡らないといけないこともある。ソフトウェアの脆弱性を突こうとする時などは特に。)<br>
<br>
■<br>
<br>
あと念のために言っておくと、僕は<a href="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/847312.html" target="_blank">「人の立場に立って考える」という考え方には懐疑的</a>です。<br>
<br>
<br>

<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=2796575&name=nabokov7&pid=1403207" width="1" height="1" />
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1398302.html">
<title>ヨーロッパ人、アメリカの企業の有給が二週間しかないと知って驚く。</title>
<link>http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1398302.html</link>
<description>先週あたり、google 社員による google+ dis (と、アマゾンdis) の長い文章がネット全体で話題になってた。全文日本語訳する人も現れたので見た人も多いと思う。

その原文を転載していた hackernews の転載記事のコメント欄で、誰かが「米アマゾンからオファーもらったけど...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2011-10-23T11:35:57+09:00</dc:date>
<dc:subject>組織とyou</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<div class="section">
<p>先週あたり、google 社員による google+ dis (と、アマゾンdis) の長い文章がネット全体で話題になってた。<a href="http://anond.hatelabo.jp/20111018190933">全文日本語訳</a>する人も現れたので見た人も多いと思う。</p>

<p>その原文を転載していた<a href="http://news.ycombinator.com/item?id=3101876"> hackernews の転載記事</a>のコメント欄で、誰かが<b>「米アマゾンからオファーもらったけど、現職で有給四週間なのに二週間しかくれないっていうから断ったわwww」</b>っていうレスを投下したことから話が膨らんで、<b>各国の有給休暇の日数や労働時間の話</b>でもりあがっていた。</p>

<p>興味深かったので、そのスレッドの部分だけ抜粋して紹介。</p>

<p><blockquote></p>
<p><i></p>
<p><ul></p>
<p><li> <b>標準で四週間も有給がついてくるヨーロッパとオーストラリア</b>での経験のおかげで、完全に怠けグセがついちゃった。これより休暇が少ない国にはもう戻れない。</li></p>
<p>  <ul></p>
<p>  <li>ここデンマークでは最低六週間、プラス労働時間は週37時間までだよ。こんなとこでいったいどうやったら何かが完成するのかほんと謎…</li></p>
<p>    <ul><li>自分的法則によると、生産性と労働時間は逆比例する。</li></p>
<p>    <li>最近ヨーロッバの統計をみたんだけど、最大労働時間が週何時間って決まってようと、休暇がどれだけあろうと、その国の休日が何日であろうと、<b>平均労働時間はどこにいってもそんなに変わらない。</b>たぶん、第一世界の国の間ではたいした違いはないんだろうね。<b>韓国を除いては。(あとアメリカもややそうかな)。</b></li></p>
<p>    <li>好奇心から聞くんだけど、スタートアップのカルチャーはそっちにはあるの？だとしたら、起業家(と、最初の従業員達)も同じガイドラインに従ってるもんなの？少なくともアメリカでは企業したりスタートアップで働くってことには長時間労働がつきものだけど。</li></p>
<p>      <ul><li><b>スウェーデンでは休暇は五週間、労働は週40時間が基本</b>。そして Spotify, Skype, Voddler, SoundCloud, Flatterといった結構うまくいってる企業を輩出してる。ただ、これらの企業のファウンダー達が週40時間だけでやっていたかっていうとそれは疑わしいよね。起業家は自分の労働時間は自分で決めるし、普通の従業員でも残業は珍しいことではない。</p>
<p>たぶん企業文化によってだいぶ異なるんだろう。最近スタートアップで働きはじめた友達は、先週毎日11時間働いたって言ったら褒められたらしい。振替休日とかそういう心遣いは全くなし。自分がいる会社(スタートアップではない)だと<b>11時間労働といったら相当な激務を意味するし、もし上司がそれを知ったら、確実に、翌日は休息をとって遅めに出社しろって詰められるだろうな。</b></li></p>
<p>      <li>いや、うちの国は起業家精神を決定的に欠くことで悪名高いんだ。なんとでもいってくれ。でもそれで経済はそこそこ良いし、サクセスストーリーもある。だから働く時間が少ないことにも意義はあるだろう。</li></p>
<p>      <li>古いジョーク：「起業家であるということは、半日しか働かないことも可能だということだ。しかも、どっちの12時間の方か自分で決めることが出来るんだ！」</li></p>
<p>      <li>ここオランダではスタートアップのカルチャーは、SV<span style="font-size: x-small;">(訳注:シリコンバレー?) </span>ほどではないけど、ある。個人的な経験でいうと、そういうガイドラインは厳密に守られてるわけではない。自分の周囲の大学出たての若い人達はみんな週40時間以上働いて休暇は20日程度。もし必要なら週40～60時間くらいは働くかな。</p>
<p>ただ、直接の比較は難しいと思う。働くっていうのはどこまでを含むんだろ？コネを広げるために飲みに行くのも含めるのなら数字はだいぶ高く出るわけだし。</li></p>
<p>      <li>「(国が手厚く面倒を見てくれる)ベビーシッターカルチャー、リスクをとらない傾向、情報を共有したがらない風土が、フィンランドを家族と生活していくのには素晴らしい環境にしているが、それこそがスタートアップハブとしてのフィンランドを殺すことになるだろう」(<a href="http://steveblank.com/2011/10/10/nokia-as-“he-who-must-not-be-named”-and-the-helsinki-spring/">ここからの引用</a> )</li></p>
<p>      </ul></p>
<p>    <li>休暇の法的な最低日数が六週間って本当？ちょうどこの国で職を得たところなんだけど、有給休暇は五週間って言われたよ？</li></p>
<p>      <ul><li>ごめん、確認してみたら<b>五週間</b>だったわ。</li></p>
<p>      </ul></p>
<p>    <li><b>休暇をとる余地があることと、その休暇をちゃんと消化させるカルチャーがあることの両方が、生産性に大きな違いをもたらす</b>と思う。</li></p>
<p>    <li>ここで休暇が何週間って言ってるのは、週7日じゃなくて業務日5日に対しての換算だよね？つまり二週間の有給=10日の有給ってことでおk?</li></p>
<p>      <ul><li>Yes</li></p>
<p>      </ul></p>
<p>    </ul></p>
<p>  <li><b>イギリスでは法律上の最低日数は5.6週<span style="font-size: x-small;">(訳注:28日)</span>で、それでもヨーロッバの中では最も少ない部類</b>。なんでアメリカの最も給与レベルの高い人達が、ヨーロッパの最も低い給与レベルの人達より少ない休暇日数で満足できてるのかさっぱり分からん。</li></p>
<p>    <ul><li>労働市場が休暇を求めてないからでしょ。でも僕らは多く給料をもらってるし、税金も少ない。</li></p>
<p>      <ul><li>収入という点でいうと、大きな幅があるね。(参考: <a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Median_household_income">http://en.wikipedia.org/wiki/Median_household_income</a> )</p>
<p>税金の方でいうと、自分はノルウェー人で、イギリスに住んでて、カリフォルニアに移住を考えてるんだけど、自分の収入レベルではその3つのどこにいたって2-3パーセント程度しか変わりはない。ただ違うのは、イギリスかノルウェーではその同じ税金でずっと多くのサービスを受けることができるってこと。確かにアメリカの一部にはヨーロッパのどこよりもずっと少ない税金で暮らせるところもあるんだろうけど、どこでもって感じじゃない。</li></p>
<p>      </ul></p>
<p>    </ul></p>
<p>  <li><b>英Oracleでは42日</b>もらってた。そのうち10日は翌年に持ち越せる。ただ、定期的にオーバーワークになってその補償が十分なかったりした。(それで辞めた。)　アメリカの同僚はうらやましそうにしてた。</li></p>
<p>  <li>こういうときに、アメリカは第三世界の一員だってことに気づくんだな。それ以外では、フランスで医者にかかって支払いについて訪ねて、変な顔をされた時か。<span style="font-size: x-small;">(訳注:フランスは医療費タダじゃないと思うんだけどどういう意味なんだろ...)</span></li></p>
<p>  <li>そう、<b>フランスの標準は五週間</b>。</li></p>
<p>  </ul></p>
<p><li>ええええ、彼らって<b>年間二週間しか有給ないの？頭おかしくね？</b></li></p>
<p>  <ul><li>最初の年は二週間、二年目からは三週間。それ以外に6日のバーソナル休暇<span style="font-size: x-small;">(訳注:自分や家族の病気とか、役所の手続きとかいった事情があるときに使える有給)</span>がある。ただ自分は、アマゾンではまだ有給とってない。<b>人事からとれって催促のメールが定期的に来てる</b>が。チームやマネージャにもよるけど OOTO(out-of-the-office:休暇)っていうメールを出せばそれでOKっぽい。</li></p>
<p>  <li>アメリカじゃそれが普通だって。</li></p>
<p>    <ul><li>自分の記憶が正しければ、<b>アメリカは先進国の中で唯一、有給休暇日数の最低限度が定められてない国</b>だよ。(国家公務員を除く)。「小さな政府」が好きな人は歓迎するかもだけど。<b>実際の平均休暇日数が最も少ない国の一つ</b>でもある。自由市民達は働くのが好きらしいね。(別の統計では、カナダ人がもっとも平均が低いってのもあった)。</p>
<p><b>不思議なことにこれは、年間の労働時間とは直接相関がない。</b>イタリアはアメリカとほぼ同じ数字だけど休暇は20日が法律で定められてるし、それ以外にカトリックの休日が結構ある。韓国人とギリシャ人はトップに位置してるけど、ギリシャの統計は現状あまり信頼できないね...</li></p>
<p>      <ul><li>イタリアのオフィスアワーは8時～12時と2時～8時みたいな感じ。公式な仕事時間はずっと長いけど、真ん中に素敵な休憩タイムが挟まってる。</li></p>
<p>      </ul></p>
<p>    </ul></p>
<p>  <li>最初は二週間の有給プラス6日のバーソナル休暇、で、一年後には三週間。六年目には四週間になる。そんなには悪くないよ。そんなに良くもないけど。</li></p>
<p>  <li><b>台湾では七日。あとは(旧暦の)新年の一部として一週間もらえるだけ。年間二週間なんて自分の倍も良いじゃないか。</b></li></p>
<p>  </ul></p>
<p></ul></p>
<p></i></p>
<p></blockquote></p>

<p>太字はこっちで勝手につけました。ちなみに各国で定められている最低有給日数は<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_statutory_minimum_employment_leave_by_country">ここで</a>確認できるようです。アメリカには確かに基準がないみたい。日本は初年度10日(つまり二週間)、6年目で20日(つまり四週間)と定められてるようだけど、実際の消化日数や労働時間はどんなもんなんだろう？</p>

<p>...と思ったら<a href="http://journal.mycom.co.jp/news/2008/08/27/051/index.html">三年前の調査結果がここにあった</a>。確かにこれを見ると、制度上はアメリカがダントツでブラック。しかし有休消化率ではそれを超える日本。</p>

<p>あと、日本はその分祝日が多いよねっていわれたこともあるんだけど、<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_holidays_by_country">実はどの国も15日前後</a>でそんなに変わらないようだ。もしかして他で休まないから祝日が目立つだけ...？</p>

<p><b>最後の台湾人のレスだけが唯一普通に見える</b>、という人も多いんじゃないだろうか。</p>

<p>■</p>

<p>さて、ここでヨーロッパ勢から袋だたきにされている「休暇日数の少ないアメリカ企業」の実情はどんな感じかというと、</p>
<p><ul></p>
<p><li><b>与えられた休暇はきっちり使う</b>。しかも一週間ぐらいの単位でまとめてとるのが普通なので「明日いません」よりも<b>「来週いません」</b>の方がよく聞くフレーズ。</li></p>
<p><li>上にも出てくるけど、<b>家族が病気とか免許の更新とかの場合は有給とは別枠で休みがとれる</b>。</li></p>
<p><li>休むときは申請とかの手続きは特になくて、「OOO (out of office)」といったタイトルのメールを投げるだけ。</li></p>
<p><li>基本、定時で帰る。夕方5時頃になるとあっという間に人がいなくなる。会議中でも<b>「そろそろ帰りのバスの時間なので」</b>とか言ってどんどん人が出て行く。金曜はもっと早い。</li></p>
<p></ul></p>
<p>定時に人がいなくなる様子って何かに似てるとおもったけど、たぶんあれだ。<b>学校で、終業のベルがなる頃になるとみんなそわそろわし出して</b>、筆記用具も早々にしまっちゃって、ベルが鳴った途端に先生もほったらかしにして教室を飛び出して行ったでしょ？あの感じがそのまま社会人になっても継続してる感じかもしれない。そう例えると、残業してる人がいかに奇異に映るか分かるだろうか？</p>

<p>そういえばうちのチームのテクニカルマネージャやってる米本社の人が、<b>「ちょっと一ヶ月ほどメッカ巡礼に行ってくるわ」</b>って言って今週から休みになりました。ちょ、急だなおいwww と思ったけど、まあその間の仕事は全部引き継ぎされてるし、みんな「あ、そう」みたいな反応だったので格別驚くような話でもないようだった。</p>

<p><b>こんなんでもヨーロッパ人からは働きすぎってケチョンケチョンに言われる</b>んですよ。<span style="font-size: x-small;">(関係ないけど「ケチョンチケョン」ってなんなのかね…)</span></p>

<p>このスレッドには結局日本への言及が一度もなかったけど、彼らが日本の平均的なサラリーマンの残業時間と有給消化日数を知ったらどんな反応を示すんだろうか。それとももう十分知られていて別格扱いなのか。</p>
<p>あともしかすると、最近は、<b>韓国の台頭におされて「ワーカホリック=日本人」っていうブランド(?)イメージがなくなってきている気配も感じなくはない</b>。働きもののイメージだけなくなって実情は世界一のワーカホリックのまま、じゃ本当になんの得もないよな。</p>
</div>

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<title>「世界で通用するための英語」でありがちな認識違いのはなし</title>
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<description>間違い1 「小学生から英語教育なんて早すぎる。まず国語をきちんと学ぶのが先だろう」バイリンガルじゃない人が陥りがちな錯覚のひとつに「『英語』は『国語』の仲間だ」というのがある。どちらかといえば「英語」は「体育」の仲間だ。文法を操る能力や、音素を聞き分け、あ...</description>
<dc:creator>nabokov7</dc:creator>
<dc:date>2011-08-15T13:22:44+09:00</dc:date>
<dc:subject>国民性の違いを県民性の違いみたいに話したい</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<b><i>間違い1 「小学生から英語教育なんて早すぎる。まず国語をきちんと学ぶのが先だろう」</i></b><br /><br />バイリンガルじゃない人が陥りがちな錯覚のひとつに「『英語』は『国語』の仲間だ」というのがある。<b>どちらかといえば「英語」は「体育」の仲間だ</b>。<br /><br />文法を操る能力や、音素を聞き分け、あるいは発音する能力は、身体能力の範疇にあたる。そう考えれば、なぜ幼少期に他(多)言語に触れることに圧倒的なアドバンテージがあるのか、なぜ学習に「実技」が重要なのか分かると思う。<br /><br />例えば「国語」でも日本語の活用を習いはするけど、別に国語の授業で五段活用を学習してはじめて動詞が活用できるようになるわけではない。あれは、既に自分が無意識に身につけている言葉の仕組みを系統だてて深く知るための学問であって、その言語を話せるようになるための訓練とは全く性質が違う。<br /><br />一方、英語の授業で文法を習うのは、その「幼少期から英語に触れることで無意識に文法を身につける」という贅沢な体験が出来なかった人のためのショートカットだ。可能なら文法など習わずに、体験的に無意識に身につけるのが理想なのだろう。<br /><br /><br /><br /><b><i>間違い2 「国際社会で通用するために奇麗な英語を話せるようになりたい」</i></b><br /><br />まあやっておくに越した事はないけれど、実務で必要な英語能力のランクは実はちょっと違う。<br /><br /><blockquote>1. 英語の文章が読み書きできる<br />　↓<br />2. 標準的な英国人/米国人の英語が聞き取れる<br />　↓<br />3. 英語ネイティブ/非ネイティブの人に一発で聞き取ってもらえる英語が話せる<br />　↓<br /><b>4. 標準的でない(特にインド・中国語訛りの)英語が聞き取れる&nbsp;</b></blockquote><br />という状況が実際には多いと思う。下に行けば行くほど難易度は高く、重要度も高い。<br /><br />英語を「話す」能力としては、3.で必要十分だろう。「ネイティブと間違われるような発音を目指す必要はない、ネイティブの人は多少の訛りや文法間違いは補完して理解してくれる」というのはよく言われていることだし、それで間違いはない。<br /><br />(ただもちろん、標準的な英語の方が伝わりやすいのは確かだし、「あなたは先ほど○○と言ったが、それによると○○という結論になるはずであり、一方私の考えではそこは○○ではないかと思う」という程度の論理は伝えられるようでないと<b>(しかも電話で)</b>仕事にはならないので、情熱さえあればなんとかなるというものでもないことは注意しておきたい。)<br /><br /><br />上で書いたように、発音能力は身体能力の中でも特殊な部類で、幼少期からその言語に触れていないと訛りは簡単にはなくならない。だから米国在住でも出身国訛りのままの人の割合は非常に多いし、あまり恥ずかしいことでもない。映画をみていれば、むしろ適度なロシア訛りやドイツ訛りは独特のセクシーさや説得力と結びつけられることがあることなども分かると思う。<br /><br />インド訛りに至っては、<b>「インド英語を話す人の数はイギリス英語やアメリカ英語の人口よりも多いのだから、インド英語こそが標準の英語なのだ」</b>という主張もあって、そうなるともう、3. の要求レベル以上に「ネイティブな」英語の発音を学ぶのは単なる趣味の領域に入る気もする。<br /><br /><br />そして問題は 4.だ。たぶん、「きれいな英語を話す」ことよりもこちらの方が優先度が高い。<br />これは僕の今の職場に限った話ではないと思うのだけど、<b>ミーティングが強烈なインド訛りや中国語訛りでがんがん進む</b>ことが珍しくない。そう、「きれいな発音じゃないと恥ずかしい」とか言ってる場合ではないのだ。(そしてやはり、やはり中国とインドが圧倒的に多いみたいだ。)<br /><br />ネイティブじゃない人の英語を聞き取るのは、英国/米国ネイティブの人の英語を聞き取るのの数倍難しい。そして、「国際社会で通用する」というのはそのレベルを言うのだ。<br /><br /><br />偉そうなこと言ってるけど僕もときどきおいてけぼりになります。面接の時、何ラウンド目かでものすごく早口のインド訛りの人が出てきて、しかもビデオ会議の音質が悪く (大半が本国との電話かビデオ会議による面接)、微妙にこもってエコーまでかかってたときには、正直もうダメかと思ったよ。。<br /><br />でもそういう状況が日常的にあるんだよなぁ。だから、きれいな英語がどうのこうのという議論を聞くとものすごく違和感を感じる今日この頃です。<br /><br />----<br /><br />ちなみに上記レベル2.までのトレーニングのための良質な英語コンテンツとしては、<a target="_blank" href="http://blog.livedoor.jp/tabbata/archives/50685501.html">@tabbataさんがTEDをおすすめされていました</a>が、他にも以下のようなものがあります。<br /><ul><li>&nbsp;<a target="_blank" href="http://www.apple.com/jp/education/itunes-u/">iTunesU</a>&nbsp;で、大学時代にうやむやなままクリアしてしまった科目を英語で受講しなおす。<a href="http://itunes.apple.com/us/itunes-u/justice-with-michael-sandel/id379064095" target="_blank">有名なサンデル教授の講義</a>なども無料で聞けます。</li><li>&nbsp;TVをつけっばなしにしてついだらだらと見てしまう癖のある人は、せめて地上波を捨てて&nbsp;<a target="_blank" href="http://www.ngcjapan.com/tv/">National Geographic Channel</a>とか <a target="_blank" href="http://japan.discovery.com/index.html">Discovery Channel</a> などをつけっぱなしにする。</li><li>&nbsp;<a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/gp/search/ref=sr_nr_p_n_feature_two_brow_mrr_0?rh=n%3A52033011%2Cp_n_binding_browse-bin%3A87855051%2Cp_n_feature_two_browse-bin%3A2265659051&amp;bbn=52033011&amp;ie=UTF8&amp;qid=1313362066&amp;rnid=2265658051#/ref=sr_st?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;bbn=52033011&amp;qid=1313362069&amp;rh=n%3A52033011%2Cp_n_binding_browse-bin%3A87855051%2Cp_n_feature_two_browse-bin%3A2265659051&amp;sort=reviewrank_authority">オーディオブック</a>を通勤通学中に聞く。</li></ul>いずれも非常に聞き取りやすい、きれいな英語に浸れる方法なのでおすすめ。<br />映画やドラマだと多少ハードルが上がります。例えばいきなりパイレーツオブカリビアンを字幕なしで見るぜ！とか頑張ってしまうと、<a target="_blank" href="http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/1277995.html">海賊の言ってることが何一つ分からない</a>という事態になりがちで要注意ですね。<br /><br /><br /><br />
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