猫撫ディストーションの体験版をプレイしたので感想です。

話題になっているだけあってなかなか興味深いですね。
中途半端に習った量子力学と途中で訳すのをあきらめたヴィトゲンシュタインの知識で
考察もしていこうかなと思います。
ていうか賢い人教えて。
一応分からない単語とか出てきたらググって下さいw

一応あらすじ。
難病だった妹琴子の部屋には入ってはいけない決まりだった。
流星群の夜星が好きな琴子に知らせようと琴子の部屋を開けると
琴子は息を引き取っていた。
3年後の流星群の夜、妹の部屋を尋ねるとそこには元気な琴子の姿が…
さらに父母までもが妹の死がなかったように振る舞い、飼い猫が少女に変貌してしまう。
主人公樹は家族との新たな関係を模索し始める。


というわけで早速考察。
「『見える』のと『観る』のは別」という発言や、重ね合わせや収縮という言葉から
量子力学の観測問題を取り扱っているようですね。
また流星群の夜は
「量子状態間の干渉減衰時間が大きく乱れ、この世界にとっての特異点となっていた」
ということは
デコヒーレンスタイムが長くなって揺らぎが継続されたということなのでしょうか?
うーん、でもそもそも琴子の死は収縮していたような気がするのですが。

でその家族への変化に対して主人公の意志が係わっている模様。
琴子→生存、ギズモ→言葉を話す、
結衣→まとも(w)、父母→冷え切る前の関係に戻って欲しい
でしょうか。
隣の柚だけは変化なしなのですがこれは
何も望まなかったのかそれとも効果の及ぶ範囲外だったのかですが、
なんとなく前者の気がします。

で、世界に起こった矛盾に対して柚が外部から観測することで
家族に対して影響が起こるといったところでしょうか。
だってこのまま平和に暮らしましたとはいきませんよね?
ただ「家族は揺らがない」とあるのですけどね。
でもこうなると思い出すのが不確定性原理ですね。
簡単に言うとあるパラメータが固定されるともう一つが大きく揺らぐというものなのですが
それを考えると何かが大きく変わってしまうのではないでしょうか?
それを主人公の特殊能力で量子ゼノン効果(番犬効果)的なもので止めるとか。

うーん、そろそろ妄想入ってきましたねwww

で気になっているのが結衣が頻繁に口にしていた「こっち」というセリフ。
これが意味するのはまずあっちがあるということ。
もしかしたら現象の数だけ世界があるという理論を採用しているのかも知れません。
(所謂サイコロを振るとその瞬間に6コの平行世界が出来るというやつ)
で私が一番気になっているのが収縮後であるにも係わらず
あっちを認識している、つまりあっちの情報が含まれているということです。
これだけは今のところ腑に落ちていません。

でまあ、謎の鉄塔とか、元シンクロトロン施設の公園とかもでてきてますし。
量子力学ならある程度分かるのですが素粒子までいくと分からないんですよね…
シンクロトロン施設を利用したことはありますが、
SPring-8での光電子分光という結構かけ離れたものでしたし…


哲学的な方でいうと体験版内でも登場したヴィトゲンシュタインですね。
観測されないものは存在していないという考え方を取るのであれば
流星群の夜まで家族がいなかったのも理解できます。
シルエットだけ登場していたのも
「観測できないものは観測できないが、観測できる全ての範囲を観測することで
観測できないものの輪郭は知ることが出来る」
というのにあてはまる気がするのですよね。
あとクオリア関係についても出てきそうな感じがしました。



システム面など
前作りとるらびっつより進化した可変フレーム。
つまりセリフが吹き出しのようにつくというものですね。
前作同様分かり易くていいと思います。

またキャラが近くにいるときはアップになるのですが
近付いたままで3キャラいた場合一人顔が隠れてしまうのですが…
そういう場面では普通に小さくてもいいと思いました。

誤字は一つと優秀。



好きなキャラは琴子。
何を考えているかよく分からないけどすっと意味のある発言をするところがいいですね。


家族は揺らがない
揺らがないADV
猫撫ディストーション
2011年2月25日発売
WHITESOFT『猫撫ディストーション』応援中!
謎は製品版or考察サイトor設定資料集待ちでしょうか。