カテゴリ:工事の風景から > (仮称)落雪屋根の家

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木で仕上げるというよりも、木構造がそのまま建物の仕上げとなるので、
建てる途中の雨対策に気をくばります。

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この裏が、天井仕上げ面になる野地板にあたった雨を拭きとります。

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落雪屋根だけに、急こう配です。

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頂部はかなり高くなります。




 

ラーチ1

木造住宅の、床や天井の構造用下地材として使われることが非常に多い、
針葉樹合板。

普段は、隠れてしまう材料ですが、あえて見せるデザインとして使う事を試みてきました。

リビング2
D内観3

本来見せない材料のため、自然の素材そのもので、見た目は意識されて作られていません。
そんな合板の山の中から、見せて使う材料をより分けていきます。
すると、ハッとするような美に出会うこともあり、感動があります。 

あえて自然の木の中から、床柱を選ぶような感覚に近いものを感じます。

最近、木の家は、整った製品としての木材を集めて構成 されることが多いわけで、
そこには、設計者の目で自然の中から材料を選びとる前に、材料市場のなかでの
選別があります。

 大げさかもしれませんが、感動とともに、針葉樹合板のより分けは、
自然のなかから材料を選びとる貴重な要素があるように感じました。

ご協力いただいた、施工者と材木資材会社の担当者の皆様ありがとうございました。

ラーチ選別

 

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