明日の記憶

オススメ!
広告代理店の営業部長である佐伯雅行は50歳のサラリーマン。娘がもうすぐ結婚をする。
最近、私は物忘れがひどくなっていた。
仕事から来るストレスが原因だと思い、病院へ行くと、若年性アルツハイマーという病名を告げられる。

映画化もされた、ベストセラー。
ずっと読みたいと思っていて、ようやく読めました。
感動しました。凄く切ない。
アルツハイマーという病気は知っているし、実際にその病気で苦しんでいる人に出会ったこともある。
やっぱり、恐怖だ。と言っていた。
どう声をかけていいかわからなくって、私は何もいえなかった。
実際に会うことでも恐怖だったけど、やっぱり本で細かく書かれていると、尚更怖さを感じる。
主人公の記憶がだんだん失われていくのを読み進めいくのが怖かった。
日記をつけていて、同じ文章が何度も出てきたり、ひらがなが増えていくのも怖かったし。
それに、病気になったことで、部下がそれを利用して上にのしあがっていったり、信用していたから告知をした人から小金を騙し取られたり。
予想はしていたけど、人の弱みに付け込む人もいるんだよね。それもまた辛かった。
でも、同僚の安藤や生野は良かったなぁ。
信頼できる人もいることが、救いだったんじゃないかなぁと思う。
まあ、佐伯がその人間関係を作り上げていったんだと思うけど。
妻、枝実子とのラストはせつなかった。

〈光文社 2004.10〉H18.7.25読了