フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版) (集英社新書ヴィジュアル版)
フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版) (集英社新書ヴィジュアル版)

日本でもゴッホと並ぶ人気を持つ十七世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメール。
その作品は世界中でわずか三十数点である。
その数の少なさ故に、欧米各都市の美術館に散在するフェルメール全作品を訪ねる至福の旅が成立する。
しかもフェルメールは、年齢・性別を超えて広く受け入れられる魅力をたたえながら、一方で贋作騒動、盗難劇、ナチスの略奪の過去など、知的好奇心を強くそそる背景を持つ。
『盗まれたフェルメール』の著者でニューヨーク在住のジャーナリストが、全点踏破の野望を抱いて旅に出る。

「真珠の耳飾りの少女」を観て、すっかりフェルメールの絵のファンになりました。
映画は作品を含め、人間関係も忠実に再現されているのかと思いましたが、「真珠の耳飾りの少女」のモデルって、不明なんですね。
映画のストーリーは研究者にとっては賛否両論だったというのはこの作品を読んで始めて知りました。
でも、フェルメールの作品って、本当に綺麗で引き込まれます。
印象的なのは、ふっくらとした女性の仕草や表情。
そして、多いのが、絵画の左側に窓があり、光が差している作品が多いんですよね。
その光の差し方がとても綺麗で、好きです。
フェルメールの作品が全部で30数点しかないのも知らなかったです。
今東京で7点展示されていますよね。
7点なんて、少ないな…。と思ったのですが、とんでもない事だったんですね。
去年、新国立美術館で展示されていたときも観に行きたかったんだけどな。
流石に東京に行くのは無理でした。長期休みの取れる時期だったら行ったんだけど。
世界中の美術館に行ってみたいと言う夢が一応あるので、生きてるうちに何点かは見れるかな〜。

〈集英社 2006.9〉H20.11.20読了