精霊の守り人 (新潮文庫)
精霊の守り人 (新潮文庫)
オススメ!
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。
精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。
建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。
痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。

今更ですが…。読みました。
ファンタジーは世界が分かりにくくて読みにくいという先入観を持っていまして。気にはなっていたのですが、ずっと読んでいませんでした。
図書館に文庫版が入ったので、借りてみました。
ホントに…もったいない。早く読んでいればよかったです。
最初の雰囲気は十二国記シリーズのようでしたが、もちろん全然世界は違いました。
バルサの登場から、皇子を助け、用心棒になるくだり、追手である狩人との闘いに。ラルンガとの死闘。
どの場面も息を呑む緊迫感があり、そして人間味のある、素敵な作品でした。もう大満足です。
バルサもチャグムもタンダもトロガイも狩人たちもそれぞれ個性的で、悪い人はいなくて、惹きこまれます。
やっぱりバルサが素敵です。バルサの辛い過去があるから、人を助けると言う事が自然に出来るのだと思うし、人間関係も深くなれるんだろうな。
これからのシリーズがどういう展開になるのか分からないけど、やっぱりバルサとチャグムとタンダと一緒に旅を続ける事が出来ればいいなぁと思った最後でした。
そして文庫版には解説に恩田さんが!
知らなかったので、得した気分でした。
図書館で借りたけど、シリーズ全部文庫本で買いたいなぁ。買っちゃおうかな。

〈新潮社 2007.4
 偕成社 1996.7〉H21.1.10読了