僕らのご飯は明日で待ってる僕らのご飯は明日で待ってる
著者:瀬尾まいこ
幻冬舎(2012-04-25)
販売元:Amazon.co.jp
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体育祭の競技“米袋ジャンプ”をきっかけに付き合うことになった葉山と上村。大学に行っても淡々とした関係の二人だが、一つだけ信じられることがあった。それは、互いが互いを必要としていること。でも人生は、いつも思わぬ方向に進んでいき…。読んだあと、必ず笑顔になれる、著者の魅力がぎゅっと詰まった優しい恋の物語。

瀬尾さんの書かれる人はみなさん温かいですね。読んでいて癒されました。
葉山亮太は中学生の時に兄貴を失い、高校3年間はずっと周りが引くくらい暗くなってしまった。そんな葉山に話しかけてくれたのが上村。
上村は何というかサバサバしていて言いたいことははっきり言うし、物事は何でもスパッと決める。それが良いところであり悪いところでもあるんですよね。それは読んでいくとわかりますが。
4章に分かれていて、高校生→大学生前半→大学生後半→社会人と成長していきます。
それぞれ成長があったり葛藤があったり色々あります。
最初は葉山君ですが途中からイエスになります。意味わからないですね^^;
高校生の時は本当に暗かった葉山ですが、本当に大学生以降変わっていきます。本人はそれほど意識していないのかもしれないですが変わっていきます。いい意味で無欲なのが良いのかなぁ。
高校の時には出来なかった友達も大学生になると大学にもバイト先にもできます。またその友人たちが良いキャラで良い奴なんです。人とかかわるのって良いなって思わせてくれます。
兄を失った葉山と両親のいない上村。この2人だからこそ、お互いが必要だったのかなと思います。
上村が2回目の家族を作ることに一生懸命になっていたのに、最後の章は切なかったです。結果どうなったのか、細かく書かれていはいなかったので、まだ望みはあるのだと信じたいです。
私は最近知ったのですが、瀬尾さんは教師を退職されていたんですね…
ちょっと残念ですがこれでたくさん小説が出版されるのかしら!と勝手に喜んでいたりします。

〈幻冬舎 2012.4〉H24.5.24読了