八月は冷たい城 (ミステリーランド)八月は冷たい城 (ミステリーランド)
著者:恩田 陸
講談社(2016-12-20)
販売元:Amazon.co.jp

夏流城での林間学校に初めて参加する光彦。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染の卓也、大柄でおっとりと話す耕介、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数―不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に嫌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き…?彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。

恩田さん直木賞受賞おめでとうございます!!(ここで言うか)
今まで何度かノミネートされ、結果が分かるたびに勝手にイチファンはがっかりしていたのですが、でも「蜜蜂と遠雷」で受賞というのが嬉しいです!去年の私のベスト1ですし^^受賞の声を聴くのが今から楽しみです。
と、直木賞の話はここまでにしてこの作品の感想をば^^;
以前読んだ「七月に流れる花」の姉妹作で2作は連動しています。順番的に七月を読んでから八月だろうなと思って読みましたが正解だったかな。どちらから読んでもいいと思いますが、七月は若干謎を含んで終わっていて八月に何となく真相が分かるみたいな感じなので…。
七月よりもこちらの作品の方が読んでいて怖かったですね。鎌持った人が現れたりみどりおとこが色々登場するのだけどその登場の仕方が怖かったりしましたし。
それでも内容はどちらも一緒で切なくて哀しくて。
蘇芳がこちらでも登場しますがやはり大人びていてそれが少し寂しいですね。
蘇芳が言った言葉が真相なのかなと思ったら怖いけど確かにつじつまが合うのかもと思いました。読んでいないと意味が分からない書き方ですが。2冊のネタバレになっちゃうので^^;
ところで前回も気になっていた蘇芳のこと。光彦と従兄妹のようですが光彦は雪月花黙示録に登場していないですよね「数多い」従兄妹の一人だからかな。
それともその作品とは全然関係ないのか…うぅむ。
まあ、もしかしたらリンクしているかもしれないと考えるだけでちょっと嬉しいです。
・・・ということにしておきます^m^

<講談社 2016.12>H29.1.19読了