春の卒業式を終え、貴族院の図書館は静けさを取り戻していた。司書を務める教師ソランジュはローゼマインが入学してからの、刺激に満ちた一年間を振り返る。「今年の貴族院は特別な思い出がたくさんあります」本編とは異なる視点で描かれる学園生活。ヴィルフリートやハンネローレ、オルトヴィーンといった一年生の領主候補生たちを中心に、ローゼマインの側近たちや、エーレンフェスト寮の学生、寮監なども登場。貴族院の知られざる毎日が今、鮮やかに蘇る!本編の二年生を目前に控え、思い出噺に花が咲くビブリア・ファンタジー!
<収録短編>★は書き下ろし
★ソランジュ視点 プロローグ
★コルネリウス視点 護衛騎士として、兄として
ローデリヒ視点 貴族院のとある一日
ハンネローレ視点 独り言が起こしたディッター
★ルーフェン視点 素晴らしきディッター
ヴィルフリート視点 優雅でいられない貴族院生活
ハンネローレ視点 間が悪いのです
★ヴィルフリート視点 女のお茶会
★アンゲリカ視点 神殿の護衛騎士
★ユーディット視点 置いてきぼりの護衛騎士
ハルトムート視点 ダンケルフェルガーの女
★ヴィルフリート視点 男の社交
★トラウゴット視点 予想以上にひどい罰
ヴィルフリート視点 叔父上の側近
ハンネローレ視点 エーレンフェストのお茶会
★オルトヴィーン視点 ドレヴァンヒェルの姉弟
ハンネローレ視点 エーレンフェストの本
★ソランジュ視点 閉架書庫と古い日誌

こちらは本好きの下剋上番外編。ローゼマイン視点はなく、周りの人たち目線を書いた物語です。
いやー登場人物増えましたね!
冒頭の登場人物を何度も見返さないともはやわかりません^^;結構前から分かっていなかったですが。
見たらそうだそうだと思い出すんですけどね。
ローゼマインはさっさと座学も実技もクリアして講義は出ないしすぐにエーレンフェストに帰還してしばらく戻ってこないし、その間に何もないわけがないんですよね。あれだけ暴れまわっていたんですから←本人に自覚は全くないと思いますけど。
最初と最後がソランジュ視点というのが良いですね。ソランジュが辛い過去を回想し、そして今シュバルツとヴァイスと共に再び仕事をすることが出来て、とても幸せそうです。
ヴィルフリート視点が多かったですが、不憫だとは思いますがやっぱりどこかしら甘くみているというかおぼっちゃんだなと思わずにはいられないシーンが多かったですねぇ。ローゼマインも危なっかしいですが、ヴィルフリートも別の意味で危なっかしいです。自分の罪の事とかちゃんと分かっているんでしょうか…。トラウゴットよりは分かってると思いますけど…。トラウゴットはもう救いようがないですね。全てにおいて甘っちょろいです。これはもう挽回は無理かなー…。根本的に変わらないと無理ですね。
ハンネローレの間の悪さには読んでいて可笑しくて。可愛らしいんですけどその間の悪さによっていろんな人が巻き込まれていくんですから、ローゼマインと似た雰囲気を醸し出しているような気がします。いいコンビになりそうですけどね。
ハルトムートの突然の展開にはびっくりです。ローゼマイン信者が他領からも生まれるとは!ハルトムートとクラリッサの今後も気になります。
言いたいことはたくさんありますが、これがまだ1年目なんですもんねー。これから一体どんな展開になっていくのか…読めない…読めな過ぎる…。今後の展開も楽しみです。

<TOブックス 2018.11>2020.2.12読了